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価値観の違い・ケンカの仲直り|婚活は「着地」で決まる

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エースブライダル「価値観の違い・ケンカの仲直り|婚活は「着地」で決まる」-1

こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。

価値観がぴったり合うふたりが、結婚してうまくいく、、、とは限りません。

結婚生活を長く見ていくと、うまくいくふたりは「違いがない」ふたりではなく、違いでぶつかったあとに、ちゃんと同じ場所へ降りてこられるふたりです。

この記事では、その降り方を「着地」と表して、婚活の真剣交際から成婚前にかけて起きやすいケンカと価値観の違いを、悪化させる話し方、乗り越える手順、仲直りの例文、この人でいいのか迷ったときの判断軸まで、順番に整理しました。

真剣交際に入って、はじめて意見がぶつかった。

住む場所のこと、お金のこと、休日の過ごし方のこと。

「こんなに考え方が違うなら、結婚は無理なのかな」

そう感じて、カウンセラーに連絡してくる方は本当に多いんです。

でも、のべ3万人以上の男女と向き合ってきた私の実感は、少し違います。

成婚前に一度もぶつからなかったふたりより、一度ぶつかって、ちゃんと着地できたふたりのほうが、結婚後に強い。

ケンカは、相性の不合格通知ではありません。これから何十年も続く話し合いの、最初の練習試合です。

この記事の結論

・価値観の違いがあること自体は、結婚できない理由になりません。心理学の研究でも、カップルの対立の多くは完全には解決しない種類のものだとされています。

・大事なのは、ケンカの勝ち負けではなく「着地」できるかどうか。責める切り出し、人格への批判、言い訳の応酬、黙って閉じることが続くと、着地できなくなります。

・乗り越える手順は「その場で決着しない→やわらかく切り出す→違いの背景を聞く→第三者の目で見直す→小さなルールで試す」です。

・ケンカのあと迷ったら、「修理の申し出に応じてくれるか」「同じケンカから学んでいるか」「譲れない違いか」の3つで判断し、ひとりで抱えずカウンセラーに相談しましょう。

この記事を書いた人:関口美奈子(恋愛心理研究家・作家)

著書『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』。KADOKAWAほかより刊行し、中国・韓国・台湾で翻訳出版。TBS「王様のブランチ」のBOOKランキングにも掲載されました。結婚相談所エースブライダルを主宰し、のべ3万人以上の男女と向き合ってきた経験と心理学から書いています。

価値観の違いがあっても、結婚はうまくいく?

うまくいきます。価値観の違いがあることより、違いをどう扱うかのほうが、結婚後の関係を大きく左右します。

夫婦関係の研究で知られる心理学者ゴットマン博士は、カップルの対立の多くは、性格や生き方の違いから生まれる「永続的な問題」であり、完全に解決するものではないと述べています(Gottman & Silver, 1999)。

うまくいっている夫婦も、同じテーマで何年も意見が違ったまま暮らしているんです。違うのは、そのテーマを話すときに、相手を責めずに、ときには笑いながら話せるかどうかでした。

婚活では、価値観の違いを3つに分けて考えると整理しやすくなります。

・譲れる違い:休日の過ごし方、食の好み、連絡の頻度など。どちらかが合わせても、心がすり減らないもの。

・話し合える違い:お金の使い方、家事の分担、実家との距離感など。お互いに少しずつ動けば、中間点が見つかるもの。

・譲れない違い:住む地域や仕事の続け方など、どちらかの人生の土台に関わり、動くと自分でなくなってしまうもの。

ケンカの多くは、1つ目と2つ目で起きています。

本当に結婚をあきらめる理由になるのは3つ目だけで、それも、早めに話せば「どちらも譲れない」とわかる前に工夫の余地が見つかることがあります。

成婚前に確かめておきたい話題そのものについては別の記事にまとめているので、ここでは「ぶつかったあと、どう扱うか」に絞ってお話ししますね。

婚活の交際で、ケンカが起きやすいのはいつ?

いちばん起きやすいのは、真剣交際に入ってから成婚前までの時期です。

仮交際のうちは、お互いに気をつかっていて、ぶつかるほど深い話をしないからです。

IBJの婚活では、お見合いの日から3か月ほどを目安にプロポーズを考えていきます。真剣交際は1か月半から2か月ほどが目安とされ、その間に住まい、働き方、家事の協力、将来の家族のことなど、暮らしに直結する話をまとめて確かめます。

つまり、普通の恋愛なら何年かかけて少しずつ出てくる違いが、数週間のうちに一気に出てくるわけです。ぶつかって当然の設計なんです。

現場で見ていると、ケンカになりやすい場面はだいたい決まっています。

・住む場所や、どちらの職場に寄せるかの話

・お金の使い方、貯金の考え方、デート代の負担

・連絡の頻度や、会う回数の感覚の違い

・親や実家との距離感、挨拶の段取り

・結婚式をするかどうか、どのくらいの規模でするか

・約束の時間や、予定の決め方のルーズさ

どれも「どちらが正しい」がない話です。だからこそ、話し方ひとつで、ただの相談がケンカに変わってしまいます。

ケンカを悪化させてしまう話し方は?

悪化させる話し方は、「責める切り出し」「人格への批判」「言い訳の応酬」「黙って閉じる」の4つです。

ゴットマン博士は、夫婦の会話を長期にわたって観察し、こうしたパターンがくり返される夫婦ほど、のちに関係が壊れやすいことを示しました(Gottman & Levenson, 1992)。新婚夫婦を追った研究でも、話し合いの始め方がきついことが、その後の結婚の行方と結びついていました(Gottman et al., 1998)。

①責める言葉から切り出す

「なんでいつも連絡くれないの?」「どうして勝手に決めるの?」

話し合いの最初の一言が責める言葉だと、相手は内容を聞く前に身構えます。最初の3分の空気が、その後の話し合い全体の空気になりやすいんです。

②行動ではなく、人格を批判する

「時間にルーズだよね」「お金にだらしない人なんだね」

「この前の待ち合わせに遅れた」という行動の話が、「あなたはそういう人」という人格の話にすり替わると、相手は自分そのものを否定されたと感じます。そこから先は、話し合いではなく自己防衛になってしまいます。

③言い訳と反論をくり返す

「だって、あのときは仕事が」「そっちだって前に」

責められたと感じると、人は自分を守るために言い訳を始めます。すると相手はさらに強く言い、言い訳がまた増える。気づけば、最初に何の話をしていたのか、ふたりとも覚えていません。

④黙りこむ、話し合いから逃げる

返事をしない、既読のまま放置する、「もういいよ」で話を切る。

黙る側は「これ以上ひどいことを言わないように」と思っていることが多いのですが、相手からは「話す価値もないと思われた」と受け取られてしまいます。

そしてもうひとつ、ゴットマン博士がとくに危険だとしているのが、相手を見下す態度です。ため息、鼻で笑う、あきれた顔。言葉よりも態度のほうが、相手の心に深く残ります。

ここで知っておいてほしいのは、この4つは「性格の悪い人」がするものではないということです。

不安なとき、疲れているとき、大事な話だからこそ、誰でもやってしまいます。自分がやってしまったと気づけたら、それだけでもう半分は着地に近づいています。

価値観の違いを乗り越える話し合いの手順は?

乗り越える手順は、「その場で決着しない→やわらかく切り出す→違いの背景を聞く→第三者の目で見直す→小さなルールで試す」の5ステップです。

順番に見ていきましょう。

ステップ1:その場で決着しない。戻ってくる時間を決めて離れる

感情が高ぶっているときは、どんなに言葉を選んでも伝わりません。

ただし、黙って離れるのは④の「逃げる」になってしまいます。離れるときは、戻ってくる時間を約束してください。

「ごめん、今ちゃんと話せる気がしないから、少し頭を冷やさせて。夜の9時にもう一度電話してもいい?」

「離れる」と「逃げる」の違いは、戻る時間があるかどうかだけです。戻る時間さえあれば、相手は置いていかれたと感じずにすみます。

ステップ2:「私は」で、やわらかく切り出す

話し合いの最初の一言は、相手の行動ではなく自分の気持ちから始めます。

ゴットマン博士の研究で、切り出し方が話し合いの行方を左右していたことを思い出してください。

・「なんで連絡くれないの?」→「連絡がないと、何かあったのかなって心配になっちゃうんだ」

・「勝手に決めないで」→「私も一緒に選びたかったから、少しさびしかった」

・「お金使いすぎだよ」→「結婚したら貯金のことをどう考えてるか、一回ちゃんと聞いてみたいな」

「私は」から始めると、相手は責められたと感じにくくなり、話の中身に耳を傾けやすくなります。

ステップ3:違いの「背景」を聞く

価値観の違いには、たいてい理由があります。育った家庭、過去の経験、仕事の環境。

「なぜそう考えるのか」を聞くと、相手の主張が「わがまま」から「その人の歴史」に見え方が変わります。

「〇〇さんが貯金を大事にするのって、何かきっかけがあったの?」

「実家の近くに住みたいのは、どんな気持ちからなのか聞いてもいい?」

たとえば、貯金に厳しい人の背景に「家計が苦しかった時期の記憶」があるとわかれば、それは節約の押しつけではなく、安心したいという願いだと見えてきます。

背景がわかると、「どちらが正しいか」の話が、「どうすればふたりとも安心できるか」の話に変わります。

ステップ4:第三者の目で、ケンカを見直してみる

ケンカのあと、ふたりのやり取りを「ふたりの幸せを願っている中立的な第三者なら、どう見るだろう」と考えてみてください。

これは、実際に研究で効果が確かめられている方法です。心理学者のフィンケルらは、120組の夫婦を2年間追跡し、半分の夫婦に、ケンカを第三者の視点から見直す短い書き出しのワークをしてもらいました。何もしなかった夫婦は結婚の質が下がり続けたのに対し、ワークをした夫婦では、その低下が見られなくなったのです(Finkel et al., 2013)。かかった時間は、1年間の合計で21分でした。

婚活なら、その第三者の役を担当カウンセラーが担えます。

ケンカのあとにカウンセラーに話すと、「それは相手を責めているのではなく、不安だったんですね」と、自分でも気づかなかった見方が返ってくることがあります。第三者の目は、ふたりのどちらの味方でもなく、ふたりの関係の味方です。

ステップ5:正解を決めずに、小さなルールで試す

話し合える違いは、一度で結論を出そうとしなくて大丈夫です。

「とりあえず、こうしてみよう」という小さなルールを決めて、試してみます。

・連絡の頻度が合わない→「平日は夜に一言だけ。忙しい日はスタンプでもOK」を2週間試す

・デート代の考え方が違う→「食事は交互に出す、カフェはその場で割る」を次の3回で試す

・実家との距離感が違う→「年末年始とお盆は、それぞれの実家に顔を出す」をまず1年の目安にする

試してみて、合わなければまた話し合えばいい。ルールは、ふたりで何度でも書き直せる下書きです。

ちなみに、相手に変わってほしいことを直接はっきり伝えるのは、その場では気まずくなりやすいものの、1年後の変化にはつながりやすいという研究もあります(Overall et al., 2009)。遠回しにほのめかすより、やわらかく、でもはっきり伝えるほうが、長い目で見るとふたりのためになります。

ケンカのあと、どうやって仲直りすればいい?

仲直りは、「気持ちへの謝罪→具体的な行動→これからの一言」の順で伝えるとうまくいきます。

どちらが悪かったかを決めるより先に、相手の気持ちを傷つけたことに謝るのがコツです。

心理学者のマカローらの研究では、謝罪を受けた人は、謝った相手の気持ちに共感しやすくなり、その共感を通して許しが生まれていました(McCullough et al., 1997)。謝罪は、負けを認める宣言ではありません。相手が許しやすくなるための、橋をかける行為です。

そのまま使える仲直りの例文

自分が言いすぎたとき:

「昨日は、きつい言い方をしてごめんね。〇〇さんのことを責めたかったわけじゃなくて、不安だったんだと思う。もう一回、落ち着いて話を聞かせてほしいな」

どちらが悪いかはっきりしないとき:

「昨日のこと、ずっと考えてた。どっちが正しいかより、〇〇さんを嫌な気持ちにさせたのがいやだった。ごめんね。今度会ったとき、もう少しゆっくり話そう」

相手から謝ってくれたとき:

「言ってくれてありがとう。私も言い方がよくなかった。こうやって話せてうれしいです」

気まずいまま次のデートの日が近いとき:

「土曜日、予定どおり会えたらうれしいです。会ったら最初に、この前のことちゃんと話させてね」

LINEで仲直りするときの注意

謝る一言や、会う約束はLINEでも大丈夫です。

ただ、意見の違いそのものの話し合いは、できれば会うか電話でしてください。交際中の若い男女を調べた研究では、女性の側が意見の違いや謝罪をメッセージで済ませることが、関係の質の低さと結びついていました(Schade et al., 2013)。

文字は表情も声のやわらかさも運んでくれません。LINEは「話し合いの予約」に使い、話し合いは声で。これが、こじらせないためのいちばん簡単なルールです。

ケンカのあと「この人でいいのかな」と迷ったら?

迷ったら、次の3つを見てください。3つともそろっていれば、その違いはふたりで乗り越えられる違いです。

①修理の申し出に、応じてくれるか

あなたが「さっきはごめん」「一回落ち着こう」と歩み寄ったとき、相手が受け取ってくれるか。どれだけ大きなケンカでも、修理を受け取れるふたりは着地できます。

②同じケンカから、何かを学んでいるか

同じテーマでぶつかるのは自然なことです。見てほしいのは、2回目、3回目のケンカが、1回目より少しでも短く、やわらかくなっているかどうか。学習しているふたりは、結婚後もちゃんと着地の仕方が上手になっていきます。

③それは、譲れない違いか

住む地域、仕事の続け方など、人生の土台に関わる違いで、どちらも一歩も動けないとわかったなら、それは相性の問題です。ふたりのどちらかが悪いわけではありません。

反対に、気をつけてほしいサインもあります。

ケンカのたびに人格を否定される、あなたの家族や友人を悪く言う、大きな声やものに当たる態度で黙らせようとする。こうしたことが続くなら、それは価値観の違いではなく、関係の安全の問題です。すぐに担当カウンセラーに相談してください。

IBJの婚活では、真剣交際中でも、担当カウンセラーを通して交際を見直すことができます。お断りもカウンセラーを通して伝えるのがルールなので、直接相手に切り出す必要はありません。迷っていることをそのまま話すだけで、続けるか、区切るかを一緒に整理できます。

ケンカのとき、やってはいけないことは?

いちばん避けたいのは、ケンカに勝とうとして、ふたりの関係そのものを人質にすることです。

具体的には、次のような行動です。

・「じゃあもう終わりにしよう」と、別れや交際終了を脅しの道具にする

・過去のケンカや、関係のない失敗を蒸し返す

・相手の親や家族、友人を悪く言う

・ケンカの内容をSNSに書いたり、共通の知人に言いふらしたりする

・わざと連絡を絶って、相手がどう出るか試す

・自分の本音を言わずに「わかった、それでいい」とだけ言って、あとで爆発する

とくに最後のひとつは、やさしい人ほどやってしまいます。

本当は納得していないのに、ケンカを早く終わらせたくて合わせる。すると、その違いは解決されないまま、結婚後に大きくなって戻ってきます。

我慢は着地ではありません。着地とは、ふたりが「これならやっていける」と思える場所に、一緒に降りることです。

ちなみに、IBJでは交際の状況をSNSなどに書き込むこと自体がルールで禁止されています。ケンカの愚痴を書きたくなったら、それはカウンセラーに話す合図だと思ってください。

ふたりきりで話すと、どうしても感情がぶつかりやすいものです。

エースブライダルでは、真剣交際中のすれ違いや、価値観の違いの整理も、カウンセラーが間に入ってお手伝いしています。「このまま進んでいいのかな」と迷っているなら、まずは無料相談で、今の状況を聞かせてくださいね。

ケンカが上手なふたりは、何が違う?

ケンカが上手なふたりは、ケンカに勝つことではなく、関係を守ることを目的にしています。

持てる人のケンカには、3つの特徴があります。

①勝たずに、着地させる

言い負かしても、相手の心は動きません。

持てる人は、論理で勝てそうなときほど、一歩引いて「あなたはどう感じた?」と聞きます。勝ち負けを手放したとき、話し合いはやっと「ふたりの問題」になります。

②違いを、面白がる

「え、目玉焼きにソースなんだ」

違いを「間違い」ではなく「発見」として受け取れる人は、同じテーマで何度ぶつかっても、どこかに笑いを残せます。ゴットマン博士が見たうまくいく夫婦も、違いを抱えたまま、それを話すときにユーモアを失わない夫婦でした。

③先に、修理の手を差し出す

どちらが悪いかがはっきりしなくても、先に「さっきはごめんね」と言える。

先に謝れるのは、弱いからではなく、自分の価値が一度のケンカで揺らがないと知っている人だからです。相手の可能性を信じて先に手を差し出せる人と一緒なら、どんな違いも、ふたりで扱える大きさになっていきます。

チェックリスト:ふたりのケンカは「着地」できている?

最近のケンカや意見の違いを思い出して、当てはまるものを数えてみてください。

5つ以上なら、ふたりはもう着地の型を持ち始めています。3つ以下なら、ステップ1と2から試してみましょう。

□ ケンカのあと、どちらかが24時間以内に歩み寄っている

□ 「私は」で気持ちを伝えられることが多い

□ 相手の意見の背景を、一度は聞いたことがある

□ 感情的になったとき、戻る時間を決めて離れられる

□ 同じテーマのケンカが、前より短くなっている

□ 大事な話し合いは、LINEではなく会うか電話でしている

□ 決めきれないことを「とりあえずのルール」で試したことがある

□ ケンカのあと、相手のいいところを思い出せる

まとめ:価値観の違いは、ぶつかり方より「着地」で決まる

価値観の違いは、結婚できない理由ではありません。カップルの対立の多くは完全には解決しないもので、うまくいくふたりは、違いを抱えたまま着地する方法を持っています。

責める切り出し、人格への批判、言い訳の応酬、黙って閉じる。この4つに気づいたら、戻る時間を決めて離れ、「私は」でやわらかく切り出し、背景を聞き、第三者の目で見直し、小さなルールで試してみてください。

成婚前のケンカは、結婚生活の予行演習です。

一度ぶつかって、ちゃんと着地できたなら、それはふたりにとって大きな自信になります。

違いを怖がらずに、一緒に降りる場所を探せる人は、きっと、長く幸せでいられる人です。

よくある質問

Q.真剣交際中にケンカするのは、よくないことですか?

A.よくないことではありません。真剣交際は暮らしに関わる話をまとめて確かめる時期なので、意見がぶつかるのは自然なことです。むしろ、一度ぶつかって話し合えたかどうかは、結婚後の関係を考えるうえで大事な手がかりになります。

Q.価値観の違いで別れるべきか、どう判断すればいいですか?

A.その違いが「譲れる違い」「話し合える違い」「譲れない違い」のどれかを考えてみてください。住む地域や仕事の続け方など人生の土台に関わり、どちらも動けない違いなら、相性の問題かもしれません。ひとりで結論を出さず、担当カウンセラーと一緒に整理するのがおすすめです。

Q.ケンカのあと、どちらから謝るべきですか?

A.どちらからでもかまいません。ただ、先に謝れる人のほうが、関係を早く着地させられます。「どちらが悪いか」ではなく「嫌な気持ちにさせたこと」に謝れば、負けを認めることにはなりません。

Q.ケンカのあと連絡が来ません。どうすればいいですか?

A.まずは短い一言で、話し合いの予約をしてみてください。「この前のこと、会ったときにちゃんと話したいです」くらいで十分です。それでも返事がない場合は、何度も送らずに担当カウンセラーに相談しましょう。カウンセラー経由でお相手の気持ちを確かめることができます。

Q.ケンカをLINEでしてしまいます。どうすれば止められますか?

A.LINEは「話し合いの予約」だけに使うと決めておくのがおすすめです。意見の違いそのものは、文字だとどうしても冷たく伝わります。「この話は電話でしたいな。今夜話せる?」と送るだけで、こじれ方がずいぶん変わります。

Q.ケンカにならないように、ずっと我慢しています。それでいいですか?

A.我慢で保たれている平和は、結婚後に大きな違いとして戻ってきやすいものです。「私は」で始める伝え方なら、ケンカにせずに本音を伝えられます。成婚前に一度も本音を言えていないと感じるなら、カウンセラーと一緒に伝え方を考えてみてください。

Q.ケンカのたびに怒鳴られたり、人格を否定されたりします。

A.それは価値観の違いではなく、関係の安全の問題です。ひとりで抱えずに、すぐ担当カウンセラーに相談してください。IBJの婚活では、交際の見直しやお断りもカウンセラーを通して行えるので、直接相手と向き合わなくても大丈夫です。

参考にした研究・資料

・Gottman, J. M., & Silver, N. (1999). The Seven Principles for Making Marriage Work. Crown Publishers.

・Gottman, J. M., & Levenson, R. W. (1992). Marital processes predictive of later dissolution: Behavior, physiology, and health. Journal of Personality and Social Psychology, 63(2), 221-233.

・Gottman, J. M., Coan, J., Carrere, S., & Swanson, C. (1998). Predicting marital happiness and stability from newlywed interactions. Journal of Marriage and the Family, 60(1), 5-22.

・Finkel, E. J., Slotter, E. B., Luchies, L. B., Walton, G. M., & Gross, J. J. (2013). A brief intervention to promote conflict reappraisal preserves marital quality over time. Psychological Science, 24(8), 1595-1601.

・Overall, N. C., Fletcher, G. J. O., Simpson, J. A., & Sibley, C. G. (2009). Regulating partners in intimate relationships: The costs and benefits of different communication strategies. Journal of Personality and Social Psychology, 96(3), 620-639.

・McCullough, M. E., Worthington, E. L., Jr., & Rachal, K. C. (1997). Interpersonal forgiving in close relationships. Journal of Personality and Social Psychology, 73(2), 321-336.

・Schade, L. C., Sandberg, J., Bean, R., Busby, D., & Coyne, S. (2013). Using technology to connect in romantic relationships: Effects on attachment, relationship satisfaction, and stability in emerging adults. Journal of Couple & Relationship Therapy, 12(4), 314-338.

・IBJ「結婚相談所の真剣交際とは?」https://www.ibjapan.com/marriage/p_7720/

・IBJ「結婚相談所でのプロポーズに最適なタイミング」https://www.ibjapan.com/marriage/p_3928/

・IBJ「お見合いと交際のルール&マナー」https://www.ibjapan.com/success/manners/

この記事を書いた人

関口美奈子(せきぐち みなこ)

恋愛心理研究家・作家。結婚相談所エースブライダルとメンズ眉毛サロンWinsome(新宿・吉祥寺・高円寺)を運営。のべ3万人以上の男女と向き合ってきた現場経験と心理学をもとに恋愛・結婚・人間関係・コミュニケーションを執筆し、自治体や企業、官公庁でも講演。著書はKADOKAWAほかより刊行、中国韓国台湾で翻訳出版。

公式サイト https://sekiguchiminako.com/

著書:『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』

価値観の違いは、ふたりだけで抱えると重くなりがちです。第三者が間に入るだけで、同じ違いが話し合える大きさに変わることがあります。

エースブライダルでは、恋愛経験ゼロから入会した方のうち98%が交際に進んでいます(※結婚相談所エースブライダルの実績。集計期間2025年1月〜2026年9月26日、仮交際を含む)。

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