初代バチェロレッテ・福田萌子さんの性格分析。【その2】

福田萌子とは「何者なのか？」／「愛の正体が知りたい」

きのうの続きです。
きょうはさらに深いレベルで、福田萌子さんの内面に迫ってみたいと思います。
きのうは、福田萌子さんはタイプ３ではと推理しました。
愛称は「達成する人」、古くは「動機付ける人」と呼ばれていたことも。
その根拠と推理はこちら。
https://www.ibjapan.com/area/tokyo/73022/blog/43085/

彼女が何者なのかを語る場面がありました。
（アフターファイナルローズにて）

ある男性から、結婚の決め手を聴かれて、
「私もそれが知りたくて、バチェロレッテに参加した。愛の正体が知りたかった。」
「これが私の決断で、私は誰かを納得させるために、自分の人生の決断をしていません。自分の納得のいく決断を下しています。」
「これは私の物語であり、私の旅です。誰がなんと言おうと、私の決断に迷いはない。」

福田萌子さんはタイプ3「達成する人」では？と推理。

タイプ3とはどんな性格なのか。
もう一度おさらいしますね。
外向型・自己主張型で、思考は合理型。
合理的な整合性を優先し、合理的な解決を求め、感情的な解決を嫌います。
効率重視の性格なので。

タイプ3の特徴は、並外れた適応力なのですが、周囲からの反応（フィードバック）に合わせることで、アイデンティティを確立し、他者と関わります。
生まれながらのマーケッターであり、所属する文化の中で、最も好ましく思わせるスキルを発達させ、自己イメージを強く主張します。
「私の達成したものを見て。私を見て。私の価値を認めて」
往々にして自己の身体をメディア（広告媒体）として使い、人を惹きつけ、魅せつけます。

タイプ3が自己主張型だという意味は、あからさまな攻撃性を意味しません（他の二つ、タイプ7と8のように）。
「アフターファイナルローズ」での質問はすべて、彼女には挑戦と受け取られたのですね。
自分の目標を追求することと、他者との競争と、環境と闘うことにおいて、タイプ3は攻撃性を発揮します。

男たちを魅惑し、タイプ3＝動機付ける人の真価を発揮。

原点は、幼児期の母親との関係性にありました。
多くのタイプ3が母親をミラーリングし、母親からどう思われているかで自分の価値を値踏みします。
自尊心が高く、人から注目され、賞賛を得るのが当然だと思うように育ちます。

『バチェロレッテ』を視た方は、あなたの目には福田萌子さんがどう映ったでしょうか？
あの容姿と、意志の強さから溢れ出す圧倒的な存在感。
多くの男性が最初から対等さを失っているように視えたのは私だけでしょうか。
しかも、この旅では彼女の競合相手がいませんから、その分、思いっきりパフォーマンスを発揮できたように思えます。

タイプ3は虚栄心に捉われるので、そこが露わになるとアンチが増えるわけですが、協調的で、男性陣のひとりひとりと真摯（しんし）に関わり、真正さを発揮して、お相手の長所を引き出し、励ましていましたよね。
「You are special !」（最後のふたりに残った杉田陽平さんに贈った言葉）
終盤では、フラれても感動から涙する男性が何人かいました。

弱点は「親密さへの恐れ」と、ガラスの顎＝ハート。

タイプ3は、実際に感じている自分自身と、周囲に見せている自分とのギャップに気づいています。
「竹の子の皮を剥（む）いても剥いても、芯にはたどり着けない空っぽの存在。あれと似た恐怖がある」
あるタイプ3の会員が語ってくれたことがありました。
自分がどれだけ孤独で、空虚で、価値のない存在と感じているか。
中身がないと感じている自分を、誰かに気付かれることを恐れるのです。
上部の自分が見透かされ、人から拒絶されることを極端に恐れます。
誰だって、拒絶されるリスクは冒したくないのです。
そして通常のタイプ3が最も恐れるのは、親密感を持続するスキルが自分には欠けていると感じていること。
一瞬の愛には跳び込めたとしても、愛し続ける自信がない。

そのことの恐れと秘密は、自分自身のハートと充分にはつながっていないという観念から来ています。
自分の弱さを見せたり、自分が「相手から必要とするものがある」というリスクに耐えられない。
タイプ3が多くを達成したがるのは、欠けた自尊心の追求だったのです（補償行為）。
子供時代の母娘関係で、多くを達成することで得られた喜びの代償は、自分の本当の感情やニーズは後回しにし、重要ではないと学んだこと。
このことの痛みは他のタイプが想像するよりも、大きいのです。

福田萌子さんのパフォーマンスに、特にお相手への質問タイムに、まるで就職の面接官のように感じた瞬間がありました。
偽りの謙虚さや、親身で優しい態度の見掛け上の同意、その逆の傲慢さを垣間見る瞬間がありました。
若さゆえですけれどね。
タイプ3のハートは実は繊細で、一度躓（つまず）くと、立ち直るのが大変だったりします。
ボクシングで顎が鍛えようがない例えにならって、ガラスの顎ならぬハートという研究者も。

（つづきは次回）#326

「初代バチェロレッテ・福田萌子さんの性格分析【その１】」
https://www.ibjapan.com/area/tokyo/73022/blog/43085/

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