「母娘関係」からの罪悪感のない解放を手に入れる
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「一人暮らしを始めたとき、すごく楽になったんです」
40歳のある女性は、30代半ばまで実家で暮らしていました。
家族仲が悪かったわけではありません。
むしろ母親とはよく話し、父親とも大きな衝突はない。
「恵まれた家庭だったと思います」と本人も言います。
それでも、一人暮らしを始めたとき、不思議なほど解放されたそうです。
何時に帰ってもいいですし、休日に昼まで寝ていてもいい。
夕食を食べなくても、どこへ行くのか説明しなくてもいい。
ところが、その解放感には少しだけ罪悪感が混じっていました。
「母からLINEが来ると、ちゃんと返さなきゃと思うんです。別に強制されているわけじゃないんですけど」
誰にも縛られていないのに、どこかでまだ「いい娘」を続けている。
婚活でも、その感覚は意外なところに現われます。
結婚相手を選ぶとき、親の顔が浮かぶ
彼女は男性と会うと、自分がどう感じるかと同時に、別のことも考えていました。
「この仕事だったら両親も安心する」
「この人なら母も気に入りそう」
「こういう家庭の人だと説明しやすい」
親から条件を指定されているわけではありません。
だから本人も、それを「親の期待」とは感じていませんでした。
けれど、自分が選ぶはずの結婚に、いつも見えない誰かがいる。
母親と仲がいい人ほど、この影響には気づきにくいことがあります。
反対されていないからこそ、どこまでが自分の希望で、どこからが「親を安心させたい自分」なのか、境目が見えにくいのです。
「親が喜ぶ人」より、「自分が選びたい人」
親離れというと、実家を出ることや、経済的に自立することを思い浮かべます。
でも婚活では、もう一つの自立が必要になります。
自分の人生の選択について、親を安心させる責任から少し降りることです。
ときには、親なら選ばないかもしれない男性に惹かれることもあるでしょう。条件では説明しにくいけれど、この人といる自分が好きだと感じることもあります。
そんな「少し泥臭い選択」を、自分に許せるでしょうか。
親を嫌いになる必要はありません。
ただ、「お母さんならどう思うだろう」と考える前に、「私はどうしたい?」と一度、自分へ問いを戻してみる。
そこから、本当の意味で人生のハンドルが自分に戻ってきます。
新しい家族をつくるには、少し外へ出る必要がある
結婚すると、親子の関係がなくなるわけではありません。
けれど、新しい家族をつくるということは、これまでの家族の価値観から少し外へ出ることでもあります。
・休日をどう過ごすか。
・どこに住むか。
・子供を持つのか。
・親とどのくらいの頻度で会うのか。
親にとっての正解と、自分たち二人にとっての正解が違う場面も出てきます。
そのとき必要なのは、親を説得する力より、「親が少し残念そうでも、私はこれを選ぶ」と引き受ける力なのかもしれません。
ワーク:
お見合いや仮交際で相手を判断するとき、こんな問いを一つ加えてみてください。
「もし親に一切説明しなくていいとしたら、私はこの人をどう感じるだろう?」
親の意見を無視する必要はありません。
ただ、一度だけ親の視線を外して、自分の気持ちだけで相手を見てみる。
親と仲がいいままでも、親とは違う人生を選べます。
罪悪感のない解放とは、親を遠ざけることではなく、自分の選択を親の安心と交換しなくてもよくなることなのです。
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「親とは仲がいいのに、婚活になるとなぜか息苦しい」「自分で選んでいるつもりなのに、親がどう思うか気になってしまう」。そんな感覚があるなら、相手選びだけでは見えてこないものがあるかもしれません。
私たちは親を悪者にするのではなく、あなた自身がどんな結婚を選びたいのかを一緒に整理します。まずは、結婚を考えたときに浮かんでくる家族のことから聞かせてください。