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婚活カウンセリングのリアルラブ
あなたの婚活、疲れていませんか??
ここまで自分について考えてきた人ほど、婚活で動けなくなることがあります。なぜ距離が近づくと逃げたくなるのか。親との関係が、自分の結婚観にどう影響しているのか。AIに聴き、ネットで調べ、カウンセリングも受けて、自分なりの答えはかなり見えてきた。それなのに、自分からは申し込めない。仮交際の相手にも、もう一歩踏み込めない。「もう少し自分の気持ちが整理できたら」そう考えているうちに、半年、一年と時間が過ぎていきます。でも、もしかすると足りないのは、もう「理解」ではないのかもしれません。自分を理解することは大切です。ただ、自己分析には一つだけ限界があります。頭の中には、自分しかいないことです。実際の人間関係では、こちらが勇気を出して何かを言えば、相手から予想外の言葉が返ってきます。嫌われると思っていたのに受け止めてもらえることもあれば、分かってくれると思っていた人と噛み合わないこともあるでしょう。その経験だけは、どれほど考えても先取りできません。だから、あるところまで来たら必要なのは「正しい答え」ではなく、生身の人間を一人、自分の人生に入れてみることなのです。唐突ですが、村上春樹の小説『夏帆』で、夏帆は最後に母親と向き合おうとします。そこで大切なのは、母親との問題がすべて解決したことではありません。それまで自分の内側で考えていたことを、現実の関係へ戻そうとしたことです。婚活もよく似ています。この人でいいのか分からない。自分が結婚したいのかも、まだ百パーセントは分からない。それでも、もう一度会ってみる。聞きたかったことを聞いてみる。「私はこう思う」と伝えてみる。膝を交えて話すとは、きれいな結論を出すことではありません。分からないままでも、相手との間に自分を置いてみることです。婚活では、気持ちが決まったから真剣に向き合えるとは限りません。むしろ、真剣に向き合ったから、自分の気持ちが分かることがあります。会ってみたら、思ったより楽しかった。本音を言ったら、相手の反応にほっとした。逆に、きちんと話したことで「この人ではない」と納得できることもあるでしょう。それでいいのです。動くことは、正解の相手を選ぶためだけにあるのではありません。動いた自分にしか見えない次の景色があります。婚活の出口は、頭の中で見つけてから歩き出すものではなく、歩きながら少しずつ見えてくるものなのです。もし今、交際中の相手について考え続けているなら、一つだけ自分に聞いてみてください。「これは、まだ考えることで答えが出る問題だろうか?」答えが出ないなら、次は考える代わりに何か一つ動かしてみる。準備が整ってからでなくても構いません。まず会って、膝を交えて、話してみる。そうしないことには何も始まらない。そしておそらく、そこで初めて始まるのは「二人の関係」だけではありません。誰かと関わりながら、自分の人生を自分で動かしていくという、あなた自身の新しい経験なのだと思います。夫婦カウンセラーが、あなたのお話を丁寧にお伺いします。「自分の課題は分かっている。でも、なぜか動けない」「考えれば考えるほど、何が正解なのか分からなくなる」。そんなところで立ち止まっているなら、もう一人で答えを探し続けなくてもいいのかもしれません。私たちは正解を教えるのではなく、あなたが次に何を確かめ、どんな一歩なら踏み出せるのかを一緒に考えます。婚活は、理解した自分を完成させてから始めるものではありません。誰かと向き合うところから、まだ知らなかった自分に出会っていくものでもあるのです。
38歳のある女性は、真剣交際を考えられる男性と出会っていました。穏やかで仕事も安定している。金銭感覚にも大きな違いはなく、彼女が不安を話せばきちんと聞いてくれます。それでも、交際が進むほど迷いが増えていきました。「今は優しいけれど、結婚したら変わるかもしれない」「転職したらどうなるんだろう」「子供ができて意見が合わなかったら?」何か問題が起きたわけではありません。むしろ順調だからこそ、「見落としている危険があるのでは」と考えてしまうのです。結婚は人生の大きな選択ですから、慎重になるのは当然です。問題は、考えることそのものではありません。「十分に考えれば、いつか不安がなくなる」と期待してしまうことです。年収、健康、家族関係、仕事、性格、子供、お金。気になることを一つ確認すると、また別の心配が出てくる。なぜなら、彼女が探しているのは情報ではなく、「この結婚なら失敗しない」という保証だからです。けれど未来について、その保証を出せる人はいません。婚活で確証を集め続けるほど決められなくなるのは、ここに理由があります。では、何を見ればいいのでしょう。一つのヒントは、「この人なら問題が起きないか」ではなく、「問題が起きたとき、この人とどうなりそうか」を見ることです。意見が食い違ったとき、こちらの話を聞ける人なのか。自分が間違えたとき、謝れる人なのか。二人で落としどころを探せる人なのか。実は、こうしたことは交際中にも少しずつ確かめられます。デートの予定が合わなかったとか、こちらが希望を伝えたのに、ちょっとした誤解が起きたとか。そんな小さな場面のほうが、プロフィールを何度読み返すより、結婚生活について教えてくれることがあります。「安心できる人と結婚したい」と考えることは間違っていません。ただ、安心を相手が持っている性質のように考えると、婚活は難しくなります。どれほど誠実な人でも、未来まで保証することはできないからです。結婚生活の安心は、むしろ二人の間で少しずつ作られていきます。困ったときに話せた。喧嘩しても戻れた。予定外のことが起きても、一緒に考えられた。そうした経験が積み重なって、「何も起きないから大丈夫」ではなく、「何か起きても、この人となら大丈夫かもしれない」に変わっていくのです。「この人で本当に大丈夫?」という不安が出てきたら、問いを少し変えてみてください。「私は、何が起きないことを保証してほしいのだろう?」そしてもう一つ。「もしそれが起きたら、この人と話し合えそうだろうか?」リスクをゼロにできる相手を探し続けるより、二人で問題を扱える相手なのかを見る。結婚を決める勇気とは、不安がなくなることではありません。不確かな未来に対しても、「二人でやっていけるかもしれない」と思える経験を、交際の中で増やしていくことなのです。夫婦カウンセラーが、あなたのお話を丁寧にお伺いします。「いい人なのに決めきれない」「考えれば考えるほど不安が増える」。そんな状態が続いているなら、さらに条件を確認するだけでは答えが出ないかもしれません。私たちは、あなたの不安を無理に消すのではなく、何を確かめれば次へ進めるのかを一緒に整理します。まずは、「この人で大丈夫?」と立ち止まっている理由から聞かせてください。
40歳のある女性は、30代半ばまで実家で暮らしていました。家族仲が悪かったわけではありません。むしろ母親とはよく話し、父親とも大きな衝突はない。「恵まれた家庭だったと思います」と本人も言います。それでも、一人暮らしを始めたとき、不思議なほど解放されたそうです。何時に帰ってもいいですし、休日に昼まで寝ていてもいい。夕食を食べなくても、どこへ行くのか説明しなくてもいい。ところが、その解放感には少しだけ罪悪感が混じっていました。「母からLINEが来ると、ちゃんと返さなきゃと思うんです。別に強制されているわけじゃないんですけど」誰にも縛られていないのに、どこかでまだ「いい娘」を続けている。婚活でも、その感覚は意外なところに現われます。彼女は男性と会うと、自分がどう感じるかと同時に、別のことも考えていました。「この仕事だったら両親も安心する」「この人なら母も気に入りそう」「こういう家庭の人だと説明しやすい」親から条件を指定されているわけではありません。だから本人も、それを「親の期待」とは感じていませんでした。けれど、自分が選ぶはずの結婚に、いつも見えない誰かがいる。母親と仲がいい人ほど、この影響には気づきにくいことがあります。反対されていないからこそ、どこまでが自分の希望で、どこからが「親を安心させたい自分」なのか、境目が見えにくいのです。親離れというと、実家を出ることや、経済的に自立することを思い浮かべます。でも婚活では、もう一つの自立が必要になります。自分の人生の選択について、親を安心させる責任から少し降りることです。ときには、親なら選ばないかもしれない男性に惹かれることもあるでしょう。条件では説明しにくいけれど、この人といる自分が好きだと感じることもあります。そんな「少し泥臭い選択」を、自分に許せるでしょうか。親を嫌いになる必要はありません。ただ、「お母さんならどう思うだろう」と考える前に、「私はどうしたい?」と一度、自分へ問いを戻してみる。そこから、本当の意味で人生のハンドルが自分に戻ってきます。結婚すると、親子の関係がなくなるわけではありません。けれど、新しい家族をつくるということは、これまでの家族の価値観から少し外へ出ることでもあります。・休日をどう過ごすか。・どこに住むか。・子供を持つのか。・親とどのくらいの頻度で会うのか。親にとっての正解と、自分たち二人にとっての正解が違う場面も出てきます。そのとき必要なのは、親を説得する力より、「親が少し残念そうでも、私はこれを選ぶ」と引き受ける力なのかもしれません。お見合いや仮交際で相手を判断するとき、こんな問いを一つ加えてみてください。「もし親に一切説明しなくていいとしたら、私はこの人をどう感じるだろう?」親の意見を無視する必要はありません。ただ、一度だけ親の視線を外して、自分の気持ちだけで相手を見てみる。親と仲がいいままでも、親とは違う人生を選べます。罪悪感のない解放とは、親を遠ざけることではなく、自分の選択を親の安心と交換しなくてもよくなることなのです。夫婦カウンセラーが、あなたのお話を丁寧にお伺いします。「親とは仲がいいのに、婚活になるとなぜか息苦しい」「自分で選んでいるつもりなのに、親がどう思うか気になってしまう」。そんな感覚があるなら、相手選びだけでは見えてこないものがあるかもしれません。私たちは親を悪者にするのではなく、あなた自身がどんな結婚を選びたいのかを一緒に整理します。まずは、結婚を考えたときに浮かんでくる家族のことから聞かせてください。
39歳のある女性は、仕事も生活も安定していました。一人暮らしは快適で、休日には好きな店へ行き、年に何度か旅行もする。友人が結婚したり、SNSで家族写真を載せたりしていても、特に羨ましいとは思いません。「だから婚活も、絶対に結婚したいという感じではないんです。いい人がいれば、くらいで」焦っていないのは悪いことではありません。ただ、お見合い相手について聞いても、彼女の感想はいつも淡々としていました。すごく会いたい人もいなければ、失いたくない人もいない。婚活がうまくいかないというより、誰も彼女の心の深いところまで入ってこないのです。彼女は精神的に自立した女性でした。人に依存することを好まず、寂しいから誰かと付き合うこともありません。相手から連絡が遅くても気にしないし、交際終了になっても引きずらない。それは一つの強さです。けれど、少し気になることもあります。誰も羨ましくない。誰にも嫉妬しないし、誰かを失ってもそれほど傷つかない。もしそれがあまりに徹底しているなら、「自立している」だけではなく、自分が何かを強く欲しがるところまで行かないようにしてきた可能性もあるからです。欲しなければ、奪われません。深く求めなければ、失ったときにも傷つかずに済みます。ところが、誰かを本当に好きになると、このスマートさは少し崩れます。LINEが来ないと気になる。ほかの女性とも会っていると知れば落ち着かない。「もっと会いたい」と思うのに、相手は同じ温度ではないかもしれない。あまり格好のいい自分ではありません。だからこそ、そんな自分になるくらいなら、少し手前で相手への気持ちを冷ましてしまう人がいます。婚活で必要なのは、依存的になることではありません。むしろ、「この人を失ったら少し寂しい」と思えるところまで、誰かを大切にしてみることです。私たちは、ときどき「執着しない人」を成熟した人だと思います。もちろん、相手を束縛したり、自分の人生を丸ごと預けたりする必要はありません。ただ、人と深くつながれば、多少は心を乱されます。自分の思い通りにならない相手を好きになり、それでも関わろうとすれば、嫉妬や寂しさ、期待も出てくるでしょう。それをすべて未熟さとして処理してしまうと、親密さまで一緒に遠ざけてしまいます。結婚とは、完成した二人がスマートに並んで暮らすことではありません。お互いの少し面倒で、洗練されていない部分まで持ち寄りながら、二人の関係をつくっていくことでもあります。仮交際中の相手について、「別にこの人じゃなくても」と思ったら、一度だけ反対側から考えてみてください。「もし明日、この人から交際終了が来たら、私は本当に何も感じないだろうか」・少し残念。・もう一度会いたかった。・ほかの女性に決めてほしくない。・いないと意外と寂しいかも。そんな感情が出てきたら、すぐに格好よく片づけなくても大丈夫です。「誰も必要としない自分」でいられることだけが自立ではありません。誰かを必要としてしまったときにも、自分を失わずにいられること。婚活では、そんなもう一つの自立を育てていくこともできます。夫婦カウンセラーが、あなたのお話を丁寧にお伺いします。「一人でも十分幸せ」「誰と会っても、そこまで好きになれない」。そんな自分に結婚が必要なのか、分からなくなることもあるでしょう。私たちは結婚を勧めることからではなく、あなたが誰かを求めるとき、どんな気持ちになるのかを一緒に見ていきます。まずは、少しだけ気になっているお相手の話から聞かせてください。
婚活をしていると、ときどき「それ、ちょっと失礼では?」と思うことを言われます。仕事を軽く扱われたり、趣味や推し活について余計なことを言われたとか、「普通はこうでしょう」と決めつけられたとか。その場では笑って受け流したのに、帰りの電車でじわじわ腹が立ち、家に着く頃には「あの人はないな」と交際終了を決めている。もちろん、本当に失礼な人なら離れて正解です。ただ、このパターンが何度も続くなら、少しだけ考えてみてください。あなたは相手を見切ったのではなく、「嫌だった」と相手に見せる前に、関係から降りているのかもしれません。腹が立っているのに、「そういう考え方もありますよね」と大人の対応をしてしまう。空気を悪くしたくないし、感情的な人とも思われたくない。それなら、あとで交際終了にすればいい。婚活では、この「スマートな撤退」が簡単にできます。けれど、相手はあなたを傷つけたことすら知りません。謝ることも、言い直すこともできないまま、あなたの中だけで判決が出てしまいます。二人の間では何も起きていないのに、関係だけが終わるのです。これはかなりもったいないです。人は、ときどき間違ったことを言います。だからすべて許しましょう、という話ではありません。むしろ見てほしいのは、その後です。「その言い方は、少しショックでした」そう伝えたとき、「ごめんなさい」と考え直せる人なのか。それとも「冗談なのに」「気にしすぎ」と、あなたの感情まで否定する人なのか。失言そのものより、その後の態度に人間性が出ることがあります。これは結婚相手を見極めるうえで、かなり大切な情報です。周囲との関係を壊さないように生きてきた人ほど、「我慢する」か「去る」かの二択になりがちです。けれど結婚では、どれほど相性のいい二人でも、ときには腹が立ちます。そこで必要になるのは、一度も対立しないことではありません。怒りには、相手を攻撃するだけではなく、「私はそれを嫌だと感じる」と自分の輪郭を知らせる働きがあります。それを伝えて初めて、二人で関係を調整できるようになります。婚活では「引っかかることを言われた=相性が悪い」と判断しがちです。でも結婚相手を見るなら、もう一歩先まで見てもいいでしょう。対立しない人ではなく、対立したあとに話せる人なのか。もちろん、暴言や人格否定を我慢する必要はありません。けれど、「もう少しこの人を知りたい」と思えるなら、シャッターを下ろす前に一度だけ、自分の気持ちを相手の前に置いてみる。そこで初めて見える相手もいます。次のデートで無神経な一言に引っかかったら、笑って流す前に、自分の気持ちを確かめてみてください。そして、もう少し知りたい相手なら、「その言い方は、少しショックでした」と伝えてみる。相手の反応を見てから、続けるか離れるかを決めても遅くありません。結婚生活で大切なのは、一度も傷つけ合わないことではなく、傷つけたあとに二人で何ができるか、なのです。夫婦カウンセラーが、あなたのお話を丁寧にお伺いします。「嫌なことを言われても、その場では言えない」「一度引っかかると、急に相手をシャットアウトしてしまう」。そんなことが続いているなら、相性だけでなく、対立との向き合い方にヒントがあるかもしれません。私たちは我慢を勧めるのではなく、何を伝え、どこで離れるのかを一緒に整理します。まずは、今も引っかかっている相手の一言から聞かせてください。
38歳のある女性は、都内のメーカーで経理の仕事をしています。仕事は安定していて、一人暮らしも長い。結婚はしたいと思っています。ところが、お見合いや仮交際で子供の話になると、急に答えに詰まります。「嫌いじゃないんです。友達の子供も可愛いと思います。でも、自分が母親になりたいかと聞かれると……わからないんです」年齢を考えれば、のんびりしていられないことも分かっています。だからこそ焦ります。「こんな状態で婚活していていいんでしょうか」彼女を苦しめていたのは、「子供が欲しいか」以上に、今すぐ答えを出せない自分への不安でした。彼女の母親は、いわゆる毒親ではありません。教育熱心で、娘のことをいつも気にかけてくれる人でした。「母には感謝しています。ちゃんと育ててもらったと思います」ただ、話を聞いていくと、彼女は子供の頃から母親を困らせないようにしてきました。進学でも就職でも、「これなら母も安心するだろう」という選択が自然に混じっていたそうです。そこで私は聞きました。「母親になると考えたとき、どんな姿を想像します?」彼女はしばらく黙ってから、「母みたいに、ちゃんとしなきゃいけない感じがします」と答えました。子供が欲しくない、と決めていたわけではありません。「母親になる」という言葉の中に、自分の母親しか入っていなかったのです。婚活では、プロフィール以上に子供について確認することは大切です。特に30代後半なら、曖昧なまま相手の時間を使うことにも慎重でありたいところです。ただ、「欲しい」「欲しくない」の二択を無理に選ぶことと、誠実であることは同じではありません。そこで彼女には、交際中の男性に今の気持ちをそのまま話してみることを勧めました。「私は結婚したいと思っています。でも、子供については、まだ自分でも気持ちがはっきりしていません」決まっていないことを、決まっているふりをしない。それも立派な意思表示です。彼女がその話をすると、男性は少し考えてから答えたそうです。「僕はできれば欲しいと思っているけど、結婚したら必ず子供、とは考えてないです。ゆっくり二人で話していけばいいんじゃない?」彼女は、その言葉が意外だったと言いました。それまで彼女の頭の中では、結婚して子供を持つとは、「自分が母親になる」という大きな決断でした。けれど彼と話して初めて、もう一つの見方が生まれます。「私が母になる」だけではなく、「この人と家庭をつくる」ことでもある。その二つは、似ているようで少し違います。自分の母親と大きな問題がなかった人ほど、母から受け取ったものを疑わないことがあります。どんな母親であるべきか。どんな家庭をつくり、子供のために何をするべきか。知らないうちに、その「当たり前」を自分の未来にも置いている。すると、母親になりたいかと聞かれても、心が動かないことがあります。それは子供を望んでいないからとは限りません。まだ、自分がつくりたい家庭を想像したことがないだけかもしれないのです。結婚は、親から渡された家庭の続きを演じることではありません。目の前の人と話しながら、二人に合う暮らし方を一からつくっていくこともできます。「子供が欲しいかわからない」と悩んだら、いったん答えを出すことから離れて、こう考えてみてください。私は、誰と、どんな家庭ならつくってみたいだろう。子供がいるかどうかだけではなく、働き方、家事、休日、一人の時間、お互いの親との距離まで想像してみる。そして交際相手には、今の自分が「わからない」ことも含めて話してみてください。人生のハンドルを自分で握るとは、すべてを一人で決めることではありません。まだ決められない自分の気持ちも持ったまま、誰となら一緒に考えていけるのかを見ることも、婚活なのです。夫婦カウンセラーが、あなたのお話を丁寧にお伺いします。「結婚はしたい。でも子供が欲しいのかわからない」「年齢を考えると、早く答えを出さなければと焦ってしまう」。そんな迷いを一人で無理に結論へ持っていく必要はありません。私たちは、正解を押しつけるのではなく、あなた自身がどんな家庭や人生を望んでいるのかを一緒に整理します。まずは、まだ答えの出ていない気持ちから聞かせてください。
41歳のある女性は、大手企業で営業企画の仕事をしています。仕事柄、人と話すことには慣れていました。初対面でも相手の緊張をほぐせますし、話題が途切れれば自然に次の質問を出せます。お見合いの交際希望率も高めでした。ところが、仮交際が続きません。「お見合い中は普通に楽しいんです。でも家に帰ると、もう一度会いたいと思えなくて」休日にお見合いが二件続いた日は、帰宅すると何もしたくなくなるほど疲れるそうです。彼女自身も不思議でした。相手が嫌だったわけではない。会話だって弾んでいる。なのに、会えば会うほど婚活が嫌になっていくのです。ある日の面談で、お見合いの様子を詳しく聞いてみました。男性の話が止まったら?「私から質問します」相手が緊張していたら?「話しやすそうな話題に変えます」男性があまり質問してくれなかったら?「自分から話しますね。気まずくなるのが嫌なので」私は聞きました。「それ、仕事のときと何が違います?」彼女は笑ったあと、少し黙りました。「……確かに、ほとんど同じですね」彼女は、お見合いが上手すぎたのです。彼女の気遣いは長所です。ただ、その能力をフルに使えば、お見合いの一時間を誰とでもそれなりに楽しく過ごせてしまいます。すると困ったことが起きます。男性が会話をリードしているのか、彼女がリードしているのか分からなくなるのです。そこで次のお見合いでは、会話が途切れても、すぐに助けないようお願いしました。質問を一つ減らす。沈黙ができても数秒待つ。少しだけ「不親切な自分」を許してみるのです。次のお見合いでは、彼女はいつものように会話を回しませんでした。すると当然、少し沈黙ができました。居心地が悪くなり、何度も話題を出したくなったそうです。ところが待っていると、男性のほうから質問が出てきました。しかも彼は、彼女が前に話したことを覚えていて、その続きを聞いてくれたのです。面談で彼女は言いました。「私が頑張らなくても、ちゃんと話そうとしてくれる人だったんですね」それまで彼女は、相手にそれをさせる前に、自分で全部やってしまっていました。空気が読めるし、相手に気を遣える。一人で場を整えられる。どれも社会では立派な能力です。ただ婚活では、そのスマートさが相手と交差しないためのガードになることがあります。自分が先回りしてしまえば、相手に困らされることもありません。その代わり、相手が自分のために何をしてくれる人なのかも分からなくなります。彼女が疲れていた理由も、そこにありました。男性と一緒に時間を過ごしているつもりで、実際には毎回、一人でお見合いを成立させていたのです。婚活では、いつも感じよく振る舞う必要はありません。疲れていれば少し口数が減ってもいいし、沈黙を男性に任せてもいい。それで気まずい時間になるなら、それも大切な情報です。反対に、あなたが頑張るのをやめたとき、初めて動き始める男性もいます。結婚生活では、毎日あなたが場の空気を作れるわけではありません。だからこそ婚活中に見てほしいのです。私が何もしない時間に、この人は何をしてくれるのだろう。そこに、お見合い上手なあなたが今まで見落としてきた男性の姿が現れることがあります。次のお見合いでは、一つだけ「いつもの気遣い」をやめてみてください。沈黙を埋めないで、質問を一つ減らす。相手が困っていても、すぐには助けない。少し居心地が悪いかもしれません。でも、その余白がなければ相手は入ってこられません。婚活で必要なのは、完璧なおもてなしではなく、二人でその場をつくれる相手かどうかを知ることなのです。夫婦カウンセラーが、あなたのお話を丁寧にお伺いします。「お見合いでは好かれるのに、自分はいつも疲れてしまう」「交際希望をもらっても、なぜか次に会いたくならない」。そんなことが続いているなら、あなたが頑張りすぎている可能性があります。私たちは、もっと上手に婚活する方法だけでなく、あなたが相手の前でどんな役割を引き受けているのかも一緒に整理します。まずは、最近のお見合いで「疲れた」と感じた場面から聞かせてください。
36歳のある女性は、お見合い相手に大きな不満があるわけではありませんでした。仕事は安定していて、話し方も穏やか。こちらへの気遣いもあります。それでもデートから帰ると、いつも同じ感想になります。「いい人だとは思うんです。でも、何も感じないんですよね」嫌いではない。でも、会いたいとも思わない。何人と会っても同じことが続き、彼女は「私、人を好きになれなくなったのかもしれません」と話すようになりました。ある日の面談で、私は婚活とは関係のないことを聞いてみました。「最近、何かすごく食べたいものってあります?」彼女は考え込んでしまいました。「何でしょう……。だいたい何でも大丈夫です」では、休日は何をしたいですか。「特にないですね。誘われたら行く感じです」逆に、最近「これは嫌だった」と腹が立ったことは?これにも、なかなか答えが出てきません。そこで気になったのは、彼女がお見合い相手にだけ感情が動かないわけではないことでした。自分が何を欲しいのか、何が嫌なのかを感じること自体が、いつの間にか小さくなっていたのです。彼女は、ずっと周囲に合わせるのが上手な人でした。食事ならみんなが行きたい店でいい。仕事では多少納得できなくても、その場が回るほうを選ぶ。そうやって生きていると、大きな衝突は減ります。ただ、「欲しい」も「嫌だ」も使わなければ、感情の振れ幅まで少しずつ小さくなることがあります。そこで私は、男性を好きになろうとする前に、日常で自分の感情を拾ってみることを勧めました。今日、本当は何が食べたいのか。どちらの服を着たいのか。誰といると楽で、何をされると少し嫌なのか。正しい答えを探さず、自分の中に起きた小さな反応を無視しない練習です。しばらくして、彼女が笑いながら言いました。「やってみたら、私、意外と好き嫌いがありました」休日に本当は行きたくなかった予定を断ってみたら、ほっとした。評判のいい店でも、自分は好きではないと気づいた。反対に、たまたま入った喫茶店が妙に気に入り、また行きたいと思ったそうです。どれも小さなことです。でも、自分の「好き」と「嫌い」が戻ってくるにつれて、お見合いの感想にも変化が出てきました。「この人の話し方、私はけっこう好きかもしれません」以前なら「条件は悪くない」で終わっていたところに、彼女自身の感情が入り始めたのです。婚活をしていると、「好きになれる人を探さなければ」と考えます。けれど、感情は条件を揃えれば自動的に動くものではありません。普段から自分の「欲しい」や「嫌だ」を抑えているのに、お見合いの一時間だけ胸をときめかせようとしても、なかなか難しいでしょう。感情がないのではなく、感情を使わずに生きることに慣れているだけかもしれません。彼女も、「この男性を好きになれるか」と自分を監視するのをやめてから、むしろ相手への反応が分かるようになっていきました。次のお見合いまでに、一日一回だけ自分に聞いてみてください。「私は今、何がしたい?」食べたいものでも、帰りたい時間でも構いません。そしてもう一つ、「これはちょっと嫌だ」と感じたときも、なかったことにしないでください。婚活相手への感情だけを動かそうとする必要はありません。日常の小さな喜怒哀楽を取り戻していくと、その延長線上で、「この人とはもう少し話したい」「この人のここが好き」という気持ちも見つけやすくなります。恋愛感情だけが、あなたの感情から独立しているわけではないのです。夫婦カウンセラーが、あなたのお話を丁寧にお伺いします。「条件のいい人と会っても気持ちが動かない」「誰と会っても好きになれない」。そんな状態が続いているなら、相手選びだけを見直しても答えが出ないことがあります。私たちは、誰を選ぶべきかだけではなく、あなた自身の「好き」「嫌い」「こうしたい」が今どこにあるのかも一緒に整理します。まずは、「なぜか何も感じなかった」最近のお見合いの話から聞かせてください。
38歳のある女性は、お見合いでは比較的よく交際希望をもらう方でした。彼女自身も、最初は楽しく会えます。ところが2回、3回とデートを重ね、男性からの好意がはっきりしてくる頃になると、なぜか気持ちが重くなってきます。LINEが届いても、すぐに返したくない。次のデートの日程を聞かれると、急に予定を入れたくなる。「嫌なことをされたわけじゃないんです。むしろ優しい人なんですけど……」そして最後には、「私って、結婚に向いてないんでしょうか」と落ち込んでしまいます。ある男性との交際でも、3回目のデートを前に同じことが起きました。男性は彼女に好意的で、「次はここへ行きませんか」と積極的に誘ってくれます。彼女は、それが少ししんどいと言いました。私は聞いてみました。「彼から誘われるのが嫌なんですか。それとも、自分のペースで進められなくなる感じが嫌ですか?」彼女はしばらく考えていました。「後者かもしれません。向こうがどんどん近づいてくると、応えなきゃいけない気がするんです」ここは大きな違いです。彼女が遠ざけたかったのは、必ずしもその男性ではありませんでした。相手の好意によって、自分のペースが乱されていく感覚から逃げたかったのです。距離が近くなると苦しくなる人は、相手に合わせるか、相手から離れるかの二択になりやすいものです。けれど、その間にはもう一つあります。自分で距離を調整することです。そこで次のデートでは、あえて短い時間で会ってもらいました。「今週は少し疲れているので、今日は1時間くらいでもいいですか?」そう伝えてみる。相手の誘いを拒絶するのではなく、自分が心地よくいられる境界線を、自分の言葉でつくってみる練習です。男性は、「もちろんです。無理しないでください」と答えてくれました。実際に会ってみると、彼女はいつもより楽だったそうです。面談では、こんなことを言いました。「私、距離を取りたいと思ったら、交際をやめるしかないと思っていたのかもしれません」これは大切な発見でした。人との距離は、「近づく」か「離れる」かだけではありません。疲れている日は短く会う。LINEをすぐ返せないなら、自分のペースを伝える。まだ気持ちが追いつかないなら、少しゆっくり進みたいと話してみる。そうやって、自分で距離を調整することもできるのです。相手から好かれれば、誰でもうれしいとは限りません。好意を向けられるほど、「期待に応えなければ」「もっと近づかなくては」と感じ、息苦しくなる人もいます。すると、その苦しさを「この人を好きではないからだ」と解釈してしまう。でも本当は、相手そのものより、相手の引力に自分を持っていかれることが怖いのかもしれません。彼女も、自分で距離を調整できると分かってから、交際中の息苦しさが少しずつ減っていきました。結婚すれば、誰かが自分の生活に入ってきます。だからといって、自分の時間やペースをすべて明け渡す必要はありません。むしろ長く一緒にいるためには、「今日は一人でいたい」「これは苦手」「今はここまで」と言えることのほうが大切です。距離が縮まると逃げたくなる自分を見て、「私は結婚に向いていない」と決めないでください。あなたに必要なのは、もっと相手を好きになる努力ではなく、近づかれても自分を失わない方法を覚えることなのかもしれません。LINEを返したくない、次のデートを決めたくないと思ったら、交際終了を決める前に一度だけ考えてみてください。私はこの人から離れたいのか。それとも、少しだけ自分のペースを取り戻したいのか。後者なら、フェードアウトする前に小さな境界線を一本引いてみましょう。自分の領域を守りながら誰かとつながれると分かったとき、親密になることの意味も少し変わってきます。夫婦カウンセラーが、あなたのお話を丁寧にお伺いします。「最初はいいのに、交際が深まると逃げたくなる」「相手から好かれるほど気持ちが冷めてしまう」。そんなことが続いているなら、単純に相性だけの問題ではないかもしれません。私たちは、交際を無理に続けさせるのではなく、相手が近づいてきたとき、あなたの中で何が起きているのかを一緒に整理します。まずは、最近フェードアウトしたくなった交際の話から聞かせてください。
39歳のある女性は、子どもの頃から「手のかからない子」だったそうです。親の期待を裏切るようなことはせず、学校でも職場でも人間関係は良好。母親とは今でも仲がよく、大きな反抗期もありませんでした。ところが婚活では、お見合いから仮交際へ進むと長く続きません。「いい人なんですけど、なんか違うんですよね」食事の好み、休日の過ごし方、ちょっとした言葉遣い。小さな違いが見つかると、急に気持ちがしぼんでしまうのです。ある男性との仮交際で、彼女は「いつも彼が選ぶお店が少し苦手なんです」と話しました。私は尋ねました。「それ、彼には伝えました?」「いえ。せっかく予約してくれたので」では、次は静かな店がいいと伝えてみては?すると彼女は少し考えて、「そこまでして会いたい相手なのかな、と思っちゃいます」と答えました。私は、この言葉が気になりました。彼女の中では、違いが見つかったあとに二人で調整する、という選択肢が抜けていたからです。彼女は自己主張のできない女性ではありません。むしろ、人とぶつからずに生きるのが上手でした。合わせられるところは合わせ、それでも合わなければ距離を取る。そのやり方で、これまで大きな問題なく生きてこられたのです。けれど結婚では、育った家庭も生活習慣も違う二人が近づいていきます。違いが出ないほうが不自然でしょう。そこで次のデートでは、一つだけ自分の好みを伝えてもらいました。「私はあなたとは少し違う」を、二人の間に置いて自己主張してみる練習です。彼女は男性に、「今度はもう少し静かなお店に行きたいです」と伝えました。男性はあっさり、「そうだったんですね。次は探してみます」と答えました。次のデートでは、本当に静かな店を予約してくれたそうです。面談で彼女は言いました。「言っても、大丈夫なんですね」彼女が驚いたのは、希望が通ったことではありません。自分と相手が違っていても、関係が壊れなかったことでした。婚活では、「なんか違う」という感覚を無視する必要はありません。ただ、その違和感をすべて「相性が悪い」に変換してしまうと、誰とも深い関係をつくれなくなることがあります。親密になるほど、違いは見えてくるからです。大切なのは、違いのない相手を探すことではなく、違いが出たあと、その人と話し合えるかどうか。彼女も少しずつ、「この人は違う」と判断する前に、「私はこう思う」を出せるようになりました。すると不思議なことに、相手のことも以前よりよく見えるようになったのです。親に反抗しなかったことが、悪かったわけではありません。ただ、「嫌だ」と言わずに済む生き方が上手だった人ほど、違いを抱えたまま誰かと一緒にいる経験が少ないことがあります。婚活で初めて、その練習が始まる人もいるのです。もしかすると、「この人を好きになれない」のではなく、まだその人の前で、自分を十分に出していないのかもしれません。次のデートで「なんか違う」と感じたら、一度だけ自分に聞いてみてください。この違和感を、私は相手に伝えただろうか。交際終了を決める前に、小さな本音を一つだけ出してみる。そして、そのとき相手がどう応じるのかを見てください。壊れない関係とは、何もぶつからない関係ではありません。小さくぶつかっても、仲直りできる関係です。夫婦カウンセラーが、あなたのお話を丁寧にお伺いします。「いい人なのに好きになれない」「少し違うと感じると気持ちが冷めてしまう」。そんなことが続いているなら、相性だけが原因ではないかもしれません。私たちは、お相手を選ぶことだけでなく、あなたが誰かと近づくときに何が起きているのかを一緒に整理します。まずは、今感じている違和感から聞かせてください。
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