奥手な彼が心を開いた瞬間、「普通の人」が急に愛おしくなる
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お見合いでは、魅力がほとんど分かりませんでした
37歳のある女性が、IBJで同年代の男性とお見合いをしました。
大手メーカー勤務で生活も堅実。ただ、会ってみるとひどく緊張していて、質問には答えるものの話が広がりません。目を合わせるのも苦手そうでした。
アプリで会ってきた男性たちと比べれば、第一印象では明らかに見劣りします。
「悪い方ではないんです。でも、これを恋愛にできるのかなって。」
婚活だからといって、誠実なら誰でも好きになれるわけではありません。女性だって、一人の男性として惹かれたいのです。
奥手な男性には、初対面では測れない魅力があります
私は、もう一度だけ会ってみることを勧めました。
彼女の「物足りない」が、本当に相性の問題なのか、それとも彼の魅力がまだ彼女に向かって開いていないだけなのか、判断するには少し早いと思ったからです。
女性慣れした男性は、初対面から魅力を出せます。
奥手な男性はむしろ、好意を持った相手ほど緊張してしまうことがある。
だから仲人は、お見合いの一時間だけで「魅力がない」と結論を出さず、二人の間で何が変わっていくかを見ます。
三回目のデートで、小さな袋を渡されました
二回目も、劇的には盛り上がりませんでした。
変化が起きたのは三回目。
待ち合わせ場所で、彼が小さな袋を差し出しました。前回、彼女が何気なく「好き」と話していたお菓子です。
「この前、好きだと言っていたので。」
それだけでした。
高価なものでも、洒落たサプライズでもありません。
それなのに彼女は、
「急に、この人がすごく可愛く見えたんです。」
と話しました。
彼女が受け取ったのはお菓子ではなく、「私が話したことが、この人は覚えてくれていた」という実感だったのでしょう。
「誰にでも優しい」と「私だから優しい」は違います
彼女はアプリで、もっとスマートな男性にも会ってきました。
素敵なお店へ連れて行ってもらったこともあります。
けれど、その優しさが自分だけに向けられたものなのか、いつものデートの作法なのかは分かりません。
今回の彼には、女性を喜ばせる豊富なレパートリーなどありませんでした。
だからこそ、自分の言葉を覚え、慣れないなりに考えてくれたことが嬉しかった。
この人の中に、自分との関係によって新しい行動が生まれている。
そこに彼女は、これまでとは違う親密さを感じたのです。
「魅力的な男性」と「私を愛してくれる男性」
婚活では、この二つを混同しないことが大切です。
女性慣れしていて、最初から心を動かしてくれる男性には分かりやすい魅力があります。それを否定する必要はありません。
ただ、長い結婚生活で本当に欲しくなるのは、「女性一般について詳しい男性」より、あなたについて詳しくなっていく男性ではないでしょうか。
あなたが何を喜び、どんなとき疲れ、どう接してほしいのかを、暮らしながら覚えていく。
その能力は、お見合いの一時間ではなかなか見えません。
彼は最後まで、女性慣れしませんでした
二人はその後、真剣交際へ進み、成婚しました。
彼が急にモテる男性へ変身したわけではありません。相変わらず少し口下手です。
ただ、彼女に対してだけは、どんどん詳しくなっていきました。
成婚後、彼女が笑いながら話してくれました。
「最初は、もっと女性を楽しませてくれる人がいいと思っていました。でも今は、私の扱いだけ上手なら十分です。」
これは、婚活におけるかなり大きな発見です。
百人の女性から魅力的だと思われる必要はありません。
あなたという一人の女性を、年月とともに上手に愛せる男性ならいい。
奥手な男性の魅力は、出会った瞬間ではなく、関係の中から現れてくることがあります。
ワーク:
奥手なお相手を「物足りない」と感じたら、デートが盛り上がったかどうかだけで判断せず、前回から何が変わったかを見てみましょう。
話したことを覚えていた、以前より自然に話せた、あなたの好みに合わせようとしていた。
見るべきなのは、完成度ではありません。
その人の好意が、会うたびに「あなた専用」になっているか。
そこに、第一印象だけでは測れない結婚相手としての魅力が現れます。
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