「もっといい人がいるはず」から抜け出せないあなたへ。
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交際は続く。でも、決められない
30代後半のある女性は、一流大学を卒業し、大手企業で管理職として活躍していました。
婚活も順調です。
お見合いは成立し、仮交際にも進みます。
「誠実な方でした。」
「一緒にいて楽しかったです。」
面談では、そんな言葉が並びます。
ところが最後は、決まって同じ結論でした。
「でも、何かが違う気がするんです。」
理由を尋ねると、服装の好みだったり、話し方の癖だったり、本当に小さなことでした。
一つ気になるところを見つけると、「もっと私に合う人がいるのではないか」と考え始め、交際を終えてしまうのです。
その繰り返しで、婚活は二年を超えていました。
彼女が探していたのは、「正解」でした
ある日の面談で、私はこんな質問をしました。
「もし今より少しだけ条件のいい方がお見合いに現れたら、その方と交際したいと思いますか。」
彼女は少し黙ってから、苦笑いを浮かべました。
「……たぶん、そうすると思います。」
さらに尋ねました。
「その人より、もう少し条件のいい方が現れたらどうでしょう。」
彼女は笑いながら、こう答えました。
「たぶん、また迷います。」
その瞬間、彼女自身も気づいたのです。
探していたのは運命の相手ではなく、「これが絶対に正しい」と言い切れる答えだったことに。
仲人が伝えた、一つの現実
私は彼女に、こんな話をしました。
「仕事では、正解を選ぶ力があなたを成功へ導いてきたのでしょう。でも結婚だけは、少し違います。」
結婚は、正しい人を選んだら完成するものではありません。
選んだあとに、一緒に育てていくものです。
どんなに条件のいい相手でも、一緒に暮らせば必ず気になるところは見えてきます。
だから婚活で本当に問われるのは、「もっといい人がいるか」ではありません。
「私は、この人と関係を育てると決められるだろうか。」
その一点なのです。
百点の相手はいませんでした
数か月後、彼女は真剣交際へ進みました。
もちろん、迷いはあったそうです。
以前なら交際終了にしていたような出来事も、何度かありました。
それでも今度は、「減点して選び直す」のではなく、「このことを相手に話してみよう」と考えました。
その積み重ねの中で、少しずつ安心感が育っていきます。
成婚後の面談で、彼女は笑ってこう話してくれました。
「百点の人はいませんでした。でも、この人となら百点に近づいていける気がしたんです。」
私は、その言葉がとても印象に残っています。
婚活は、最後は「決断力」の問題になります
婚活では、相手を見る目も大切です。
でも最後に人生を動かすのは、見る目ではありません。
「この人と歩んでみよう」と決める力です。
その覚悟が決まったとき、不思議なくらい相手の欠点は欠点ではなくなります。
欠点が消えるのではありません。
「二人で向き合えること」に変わるのです。
ワーク:
今、交際中のお相手に気になるところがあるなら、一つだけ書き出してみてください。
そして、その横にこう書き添えてみましょう。
「これは、結婚生活を壊す問題だろうか。それとも、二人で話し合える問題だろうか。」
その問いが、「もっといい人探し」を終わらせるきっかけになるかもしれません。
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まずは、今のあなたの状況やお気持ちをお聞かせいただければと思います。