あなたが彼の「特別な人」になるには？　#172

「気になってること」を話してみることにチャレンジ！

こんにちは。
東京・恵比寿の「婚活カウンセリングのリアルラブ」カウンセラーひろです。
きょうの「婚活一日一善」をお送りします。


トモミさん（30代後半）の成婚事例を
紹介しています。

婚約者を病気で喪った
過去をおもちの方です。
婚活を始めてみたものの
なかなか進展しませんでした。

２、３回会ったあたりで、
嫌になっては自分からやめる。
そのパターンを繰り返していました。

こんなことがありました。
4つ歳下男性との交際で、
向こうは気に入ってくれてるのがわかります。
頻繁に会えるよう誘ってきます。

トモミさんも、一緒にいてすごく楽チンだと
すこしづつ気に入りはじめてました。
彼はおっとり大らかな性格で、
あまえん坊みたいで、
自分に母親を求めている？
しだいに疑いも出てきて。

ですが、トモミさんも、
すこしくらいなら、
男性から甘えられるのが
嫌いではなかったのです。

当たりは柔らかなのですが、
如才ないというか、
彼には、大胆なところもあって。

実はトモミさん、
そのひとつ前の交際相手から、
カラオケボックスで
キスを迫られたことがありました。
自分も酔っていて、スキがあったと反省。

こんどの相手にも、
おなじようなセクシャリティの
匂いを感じてしまい。
一緒に歩いていて、
急にベタベタ寄ってくる
感じが気になっていました。

自分のことをばかりしゃべるのも
気にいらなかったので、
思っていることを、
躊躇（ちゅうちょ）なく
話してみることにチャレンジしてみたのです。

そのあとのことは、
「彼の課題」と割り切って、
思い切って伝えてみました。

決定的な嫌なことは、
まだ起きてはいないので、
予防処置みたいなものですが、
女性が自己都合を伝えるのは
大事なことです。

いままでが勇気がなかったので、
チャレンジでした。

「不快な思いをさせていたのですね。
気づいていませんでした。
いままでの交際で、
なぜ女性たちが去って行くのか
やっとわかりました。」

彼からは、感謝のメールがきて、
別れのことばが添えてありました。
大きな自信につながった体験でした。
トモミさんにとっても。

「ほしいものは自分から与える」パートナーシップの鉄則。

次の彼は、6歳上の方。
しゃべりやすくて優しい人柄に惹かれ、
話がはずんだようです。
気さくで、ていねいで、好みのタイプでした。

3回デートした辺りで、
またまた迷いがやってきて。
このまま進むのか？やめるのか？
「絶対この人！」な気もちはまだないと。

結婚相手に、
なにを求めてるのかを聴いてみました。
「自然に気が合ってる感じがほしい」
といいます。

その下には、
「過去にはあったが、いまはない。」
そんな感情が隠れていました。
元カレとの共依存の影が
拭（ぬぐ）えていなかったのです。

そもそも対等な関係だったのか、
検証が必要です。
「守ろうとして、守れなかった。
健康のこと、ごめんね。（涙）」

「おなじくらい心が喜べる人でないと。」
そこに執着しているかぎり、
つぎはやってこないのは明白でした。

その体験を、新しい相手で創り出せば良いと、
提案しました。
チャンスは意外に早くやってきました。

日帰りで遠出のデートをする機会があり、
その夜、お酒を飲んで、
リラックスできたからでしょうか。
それぞれが恋バナの打ち明け話をする
流れになったといいます。

トモミさんからは、
婚約者のエピソードのことは
早い段階で、伝えていましたので。

彼が、携帯の中の元カノと写っている写真を
見せてくれました。
「大切な想い出なんです。」

ふだんは、
さりげなく人に気を遣える彼が、
出来心で、ポロっと口をすべらせ、
未練タラタラなのが
バレてしまったようなんです。

トモミさんには、その夜、
心の余裕があり、
すこしからかってやる気になりました。

「結婚してからも、
その写真を持ち出すの？」
「嫌だから聴いてるのですね？」と彼。

「つぎの幸せは手に入らない、
と思った方がいいかもしれませんよ。（笑）」
とトモミさん。

慌てた彼は、平謝りで、
二度と比較したりしないと、
誓ってくれました。
そこからふたりの距離は一気に縮まって。

「もっと分かりあいたい」という
ニーズ（必要）があなたにあったとしたら、
あなたの方から与える必要があります。

パートナーシップの鉄則なんです。
ほしいものは自分から与える。

スイッチが入ったふたりは、
プロポーズを経て、あっという間に
成婚してゆきました。

わたしからトモミさんに与えた
アドバイスはただひとつ。
「過去の想い出にしがみついているかぎり、幸せはやってきませんよ。
彼も同じだとしたら、あなたがそれを手放してあげる。」

彼にとって、トモミさんが「特別な人」に
なった瞬間でした。
結果、彼女は自分が変われて、
幸せも手に入れたのです。

（つづきは次回）


トモミさんシリーズ：
#168「たいていの男性を、結婚相手として見ることができない」
https://www.ibjapan.com/area/tokyo/73022/blog/33428/
#169「元カレという亡霊にしがみついている…」
https://www.ibjapan.com/area/tokyo/73022/blog/33492/
#170「自分には何かが欠けている」という思いこみ」
https://www.ibjapan.com/area/tokyo/73022/blog/33498/
#171「記憶の中のお父さんが結婚のブレーキに。」
https://www.ibjapan.com/area/tokyo/73022/blog/33499/

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