交際が深まると「フェードアウト」したくなる心理
- 婚活のお悩み
- 女性向け
- 男性向け
「3回目くらいから、LINEが面倒になるんです」
38歳のある女性は、お見合いでは比較的よく交際希望をもらう方でした。
彼女自身も、最初は楽しく会えます。
ところが2回、3回とデートを重ね、男性からの好意がはっきりしてくる頃になると、なぜか気持ちが重くなってきます。
LINEが届いても、すぐに返したくない。
次のデートの日程を聞かれると、急に予定を入れたくなる。
「嫌なことをされたわけじゃないんです。むしろ優しい人なんですけど……」
そして最後には、
「私って、結婚に向いてないんでしょうか」
と落ち込んでしまいます。
本当に「彼が嫌になった」のでしょうか
ある男性との交際でも、3回目のデートを前に同じことが起きました。
男性は彼女に好意的で、「次はここへ行きませんか」と積極的に誘ってくれます。
彼女は、それが少ししんどいと言いました。
私は聞いてみました。
「彼から誘われるのが嫌なんですか。それとも、自分のペースで進められなくなる感じが嫌ですか?」
彼女はしばらく考えていました。
「後者かもしれません。向こうがどんどん近づいてくると、応えなきゃいけない気がするんです」
ここは大きな違いです。
彼女が遠ざけたかったのは、必ずしもその男性ではありませんでした。
相手の好意によって、自分のペースが乱されていく感覚から逃げたかったのです。
仲人が勧めたのは、「離れる」前に境界線を引くこと
距離が近くなると苦しくなる人は、相手に合わせるか、相手から離れるかの二択になりやすいものです。
けれど、その間にはもう一つあります。
自分で距離を調整することです。
そこで次のデートでは、あえて短い時間で会ってもらいました。
「今週は少し疲れているので、今日は1時間くらいでもいいですか?」
そう伝えてみる。
相手の誘いを拒絶するのではなく、自分が心地よくいられる境界線を、自分の言葉でつくってみる練習です。
「断らなくても、距離って取れるんですね」
男性は、「もちろんです。無理しないでください」と答えてくれました。
実際に会ってみると、彼女はいつもより楽だったそうです。
面談では、こんなことを言いました。
「私、距離を取りたいと思ったら、交際をやめるしかないと思っていたのかもしれません」
これは大切な発見でした。
人との距離は、「近づく」か「離れる」かだけではありません。
疲れている日は短く会う。LINEをすぐ返せないなら、自分のペースを伝える。
まだ気持ちが追いつかないなら、少しゆっくり進みたいと話してみる。
そうやって、自分で距離を調整することもできるのです。
好意が「引力」になる人がいる
相手から好かれれば、誰でもうれしいとは限りません。
好意を向けられるほど、「期待に応えなければ」「もっと近づかなくては」と感じ、息苦しくなる人もいます。
すると、その苦しさを「この人を好きではないからだ」と解釈してしまう。
でも本当は、相手そのものより、相手の引力に自分を持っていかれることが怖いのかもしれません。
彼女も、自分で距離を調整できると分かってから、交際中の息苦しさが少しずつ減っていきました。
フェードアウトする前に
結婚すれば、誰かが自分の生活に入ってきます。
だからといって、自分の時間やペースをすべて明け渡す必要はありません。
むしろ長く一緒にいるためには、「今日は一人でいたい」「これは苦手」「今はここまで」と言えることのほうが大切です。
距離が縮まると逃げたくなる自分を見て、「私は結婚に向いていない」と決めないでください。
あなたに必要なのは、もっと相手を好きになる努力ではなく、近づかれても自分を失わない方法を覚えることなのかもしれません。
ワーク:
LINEを返したくない、次のデートを決めたくないと思ったら、交際終了を決める前に一度だけ考えてみてください。
私はこの人から離れたいのか。それとも、少しだけ自分のペースを取り戻したいのか。
後者なら、フェードアウトする前に小さな境界線を一本引いてみましょう。
自分の領域を守りながら誰かとつながれると分かったとき、親密になることの意味も少し変わってきます。
リアルラブの無料体験カウンセリングへのお誘い
夫婦カウンセラーが、あなたのお話を丁寧にお伺いします。
「最初はいいのに、交際が深まると逃げたくなる」「相手から好かれるほど気持ちが冷めてしまう」。そんなことが続いているなら、単純に相性だけの問題ではないかもしれません。
私たちは、交際を無理に続けさせるのではなく、相手が近づいてきたとき、あなたの中で何が起きているのかを一緒に整理します。まずは、最近フェードアウトしたくなった交際の話から聞かせてください。