結婚前に整えたい「フィジカルの心の準備」
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好きなのに、近づかれると苦しくなる
「話していると楽しいんです。でも、隣に座られると急に苦しくなります」
30代後半のある女性は、交際が深まりそうになるたび、身体が固まってしまいました。
映画館では隣の席が気になり、人混みで手を差し出されると、肩に力が入る。
相手を嫌いなわけではないのに、その瞬間だけ「離れたい」という気持ちが強くなるのです。
そして毎回、「身体が拒否するなら、この人ではないのかもしれない」と考え、交際を終わらせていました。
頭では結婚したい。
それなのに、身体だけが先へ進んでくれませんでした。
「生理的に無理」と決める前に
人には、それぞれ心地よく感じられる距離があります。
その内側へ誰かが急に入ってくると、相手に悪意がなくても、身体が警戒することがあります。
呼吸が浅くなったり、筋肉が強張ったり、早く離れたくなったりするのです。
これは、わがままでも愛情不足でもありません。
ただ、緊張した瞬間に「生理的に無理」と決めてしまうと、身体が慣れていく時間まで失われます。
彼女に必要だったのは、我慢して触れ合うことではなく、「この人の近くにいても大丈夫」と身体が覚えるための、小さな練習でした。
まずは、座る位置から変えてみる
私は彼女に、「次のデートで手をつながなくていいですよ」と伝えました。
その代わり、カフェの座り方を少しずつ変えてみることにしたのです。
最初は、テーブルを挟んだ対面席。慣れてきたら、正面から少しずれたL字型の席を選びます。それでも落ち着いて話せるようになってから、カウンターやベンチの横並びへ進みました。
横並びで緊張が強くなった日は、また対面へ戻っても構いません。
大切なのは、計画どおりに距離を縮めることではなく、「今日はここまでなら平気だった」と身体に覚えてもらうことです。
「触られた」感じが薄れていった
横並びの席に慣れた頃、彼女は相手の腕が少し触れても、以前のように反射的に身を引かなくなっていました。
ある日の帰り道、二人は短い時間だけ手をつないでみました。
最初は緊張したそうです。それでも、男性が強く握らず、彼女の歩く速さに合わせてくれたことで、少しずつ肩の力が抜けていきました。
後日の面談で、彼女はこう話しました。
「手をつながれたというより、一緒に歩いていた感じでした」
この違いは、とても大きなものでした。
親密さは、勇気を出して一気に乗り越えるものではありません。相手が急がず、こちらの反応を尊重してくれるうちに、身体の感じ方も変わっていくのです。
結婚前に必要なのは、我慢ではありません
彼女はその男性と交際を続け、やがて成婚しました。
身体的な抵抗が、すべて消えたわけではありません。それでも、苦しくなったときには伝えられ、彼も立ち止まってくれる。それが分かったことで、結婚を選べるようになりました。
結婚生活では、同じ部屋で過ごし、日々の中で身体の距離を共有します。
だから成婚前に確認したいのは、「触れられても我慢できるか」ではありません。
自分がどこで緊張するのかを知り、そのことを相手に話せるか。そして、相手がその境界線を大切にしてくれるかです。
ワーク:
次のデートでは、手をつなぐことを目標にせず、どの座り方なら落ち着いて話せるかを確かめてみてください。
対面なら平気なのか、L字型になると少し緊張するのか、横並びでも会話を楽しめるのか。
身体の反応を、すぐに相性の答えにしなくて大丈夫です。
一人では整理しにくいときは、カウンセラーと一緒に、「次はどこまで試してみるか」を考えていきましょう。
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婚活の悩みを整理したい方も、結婚相談所選びで迷われている方も、どうぞ安心してご相談ください。
まずは、今のあなたの状況やお気持ちをお聞かせいただければと思います。