婚活LINEの話題30選|続く人は「取っ手」をつける
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こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。
仮交際が始まって、LINEを交換した。
最初の数日は順調だったのに、だんだん送ることがなくなってきた。
「おはようございます」「お疲れさまです」のあいさつだけが続いて、会話がしぼんでいく。
婚活のLINEで、いちばん多いお悩みのひとつです。
最初に、少し意外なことをお伝えします。
LINEが続かない原因は、話題の少なさではありません。
送った話題に、相手がつかまって返せる「取っ手」がついていないことです。
同じ話題でも、取っ手がついていれば会話は続き、ついていなければ、どんなに面白い話でもそこで止まります。
のべ3万人以上の男女と向き合ってきた中で、LINEが自然と続く方は、話題の引き出しが多い人というより、この取っ手のつけ方が上手な人でした。
この記事では、婚活LINEで使える話題を30個、仮交際の段階別に紹介します。
それぞれに、なぜその話題が効くのか、どんな場面で使うのか、そのまま使える例文をつけました。
この記事の結論
・婚活LINEの話題は、相手が答えを持っている話(好きなこと・得意なこと・前に話したこと)から選ぶと続きやすくなります。
・どの話題も、最後に答えやすい質問か、反応しやすい具体をひとつ添える「取っ手」をつけるのがコツです。
・話題は段階に合わせて少しずつ深くします。初めは好きなものや食べ物、デート後は感想と次の約束、中盤は失敗談やうれしかったこと、真剣交際が見えてきたら暮らしや価値観の話へ。
・自分の話ばかり、元恋人の話、返事を待たない連投、駆け引きでわざと遅らせる返信は、話題がよくても逆効果です。
この記事を書いた人:関口美奈子(恋愛心理研究家・作家)
著書『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』。KADOKAWAほかより刊行し、中国・韓国・台湾で翻訳出版。TBS「王様のブランチ」のBOOKランキングにも掲載されました。結婚相談所エースブライダルを主宰し、のべ3万人以上の男女と向き合ってきた経験と心理学から書いています。
婚活LINEで話題に困るのは、なぜ?
話題に困るのは、「何を話すか」を自分の側だけで探しているからです。
話題は、あなたの手元ではなく、相手の中にあります。
会話の研究では、質問、とくに相手の答えを受けてさらに尋ねる「続きの質問」が多い人ほど、相手から好かれることが示されています(Huang et al., 2017)。
質問をされた側は、「ちゃんと聞いてもらえている」「わかってもらえている」と感じるからです。
つまり、LINEで送るべきなのは「面白い話」ではなく、相手が話したくなる入口です。
相手の好きなこと、得意なこと、前に話してくれたこと。そこに小さな質問を添えるだけで、話題は相手の中からいくらでも出てきます。
LINEが続く人がつけている「取っ手」とは?
取っ手とは、相手が返信するときにつかまれる、答えやすい質問や反応しやすい具体のことです。
同じ内容でも、取っ手があるかないかで、返しやすさはまったく変わります。
取っ手なし:「今日は雨でしたね。私は家でゆっくりしていました」
取っ手あり:「今日は雨でしたね。家で紅茶をいれて、ゆっくりしていました。〇〇さんは、雨の日の過ごし方って決まっていますか?」
取っ手をつけるときのポイントは3つです。
・質問は1通にひとつ。いくつも並べると面接のようになります。
・「はい・いいえ」で終わらない聞き方にする。「〇〇好きですか?」より「〇〇のどんなところが好きですか?」。
・気持ちをひと言添える。日々のやり取りを記録した研究では、事実や情報より、気持ちを打ち明けることのほうが親しさを強く感じさせていました(Laurenceau et al., 1998)。「楽しかったです」「ほっとしました」のひと言が、取っ手をつかみやすくします。
このあと紹介する30の話題も、すべてこの取っ手つきの例文にしています。
仮交際の初め、初デート前に送りやすい話題は?
初デート前は、相手が気軽に答えられる「好きなもの」と「食べ物」の話題がいちばん送りやすいです。
まだお互いを知らない時期なので、深い話より、答えるのが楽しい話を選びましょう。
①相手が打ち込んでいる趣味や好きなこと
なぜ効く:好きなことを話すのは、それだけで楽しい体験です。答える側の気持ちが上がるので、会話も弾みます。
こんな場面で:プロフィールやお見合いで聞いた趣味を、最初のLINEで広げるとき。
例文:「プロフィールで、キャンプがお好きと書かれていましたね。いちばん思い出に残っている場所はどこですか?」
②最近見ているドラマや映画、配信の作品
なぜ効く:同じものを見ている、好きだとわかると、「似ている」と感じて親しみが増します。実際の共通点より「似ていると感じること」が好意につながりやすいという分析もあります(Montoya et al., 2008)。
こんな場面で:平日の夜、気軽な話題がほしいとき。
例文:「最近、夜に少しずつドラマを見るのが楽しみなんです。〇〇さんは、最近見て面白かった作品ありますか?」
③好きな食べ物と、行ってみたいお店
なぜ効く:食べ物の話は誰でも答えやすく、そのまま初デートのお店選びにつながります。
こんな場面で:初デートの日程が決まり、お店を探しているとき。
例文:「和食と洋食だと、どちらの気分のことが多いですか?苦手なものがあれば教えてくださいね」
④お見合いで出た話の続き
なぜ効く:前に話したことを覚えているのは、「あなたの話をちゃんと聞いていました」という何よりの証拠です。
こんな場面で:ファーストコールのあと、最初の数日のLINE。
例文:「お見合いのときに話していた、週末のパン屋さんめぐり、この前はどこに行かれたんですか?」
⑤仕事の中身より「楽しい瞬間」の話
なぜ効く:仕事の内容を細かく聞くと面接のようになりますが、「どんなときにうれしいか」なら、その人らしさが出ます。
こんな場面で:平日のやり取りで、お互いの毎日を知りたいとき。
例文:「お仕事お疲れさまです。〇〇さんがお仕事で『やってよかった』と思うのは、どんなときですか?」
⑥休日の過ごし方と、理想の休日
なぜ効く:休日の過ごし方には、その人の暮らしのリズムが出ます。理想の休日を聞くと、話が前向きに広がります。
こんな場面で:週末の前、金曜日の夜など。
例文:「明日はお休みですか?もし丸1日なにをしてもいい日があったら、〇〇さんは何をしたいですか?」
⑦よく行く街のおすすめ
なぜ効く:自分の街を紹介するのは、ちょっと誇らしくて楽しいものです。デートの場所選びのヒントにもなります。
こんな場面で:住まいや職場の話が出たあと。
例文:「〇〇駅のあたりはあまり行ったことがなくて。地元の方だけが知っているような、おすすめの場所ってありますか?」
⑧季節の小さな発見に、質問をひとつ
なぜ効く:天気や季節の話は、それだけだと返しにくい話題の代表です。でも、あなたの小さな発見と質問を添えると、相手の季節の楽しみ方が聞けます。
こんな場面で:話題が思いつかない日。
例文:「帰り道、お店の前に新米入荷の張り紙が出ていて、もうそんな季節かと思いました。〇〇さんは、この時期になると食べたくなるものってありますか?」
デートのあとに送りやすい話題は?
デートのあとは、「具体的な感想」と「次につながる話」がいちばん効きます。
会ったばかりの記憶が新しいうちに、楽しかった場面をふたりで思い出すと、会っていない時間にも関係が温まります。
⑨いちばん楽しかった場面へのお礼
なぜ効く:「楽しかったです」だけより、場面をひとつ挙げると、本当に楽しんでくれたことが伝わります。
こんな場面で:デートの日の夜、帰宅してから。
例文:「今日はありがとうございました。〇〇さんがおすすめしてくれたケーキ、本当においしかったです。いつもあんなふうにお店を見つけるんですか?」
⑩相手が言ったひと言への感想
なぜ効く:相手の言葉を覚えていて、それに気持ちを返すと、「わかってもらえた」という感覚が生まれます。
こんな場面で:デートの翌日など、少し時間をおいて。
例文:「昨日の『休みの日は予定を詰めない』というお話、すごく素敵だなと思いました。どうしてそう決めたんですか?」
⑪デートで出た「今度」の下調べ
なぜ効く:「今度行きたいですね」を具体的にすると、次の約束が自然に決まります。
こんな場面で:デートで行きたい場所の話が出たあと。
例文:「この前話していた美術館、調べたら来月から新しい展示が始まるみたいです。〇〇さんは、絵と写真ならどちらが好きですか?」
⑫その日に撮った写真や、食べたもの
なぜ効く:写真は言葉より早く、楽しかった時間を思い出させてくれます。
こんな場面で:一緒に撮った景色や料理の写真があるとき。
例文:「今日の夕焼けの写真、きれいに撮れていたので送りますね。〇〇さんは、あの場所に行ったことありました?」
⑬帰り道への気づかい、プラス次のひと言
なぜ効く:気づかいだけだと「はい、ありがとうございます」で終わります。ひと言添えると、会話が続きます。
こんな場面で:夜のデートのあと、解散してすぐ。
例文:「無事に帰れましたか?今日はたくさん歩きましたね。明日は足が筋肉痛になっていないか心配です(笑)」
⑭デートで気づいた、相手のいいところ
なぜ効く:具体的にほめられると、人は「この人は自分をちゃんと見てくれている」と感じます。外見より行動をほめるのがコツです。
こんな場面で:2回目、3回目のデートのあと。
例文:「今日、お店の方にもていねいにお礼を言っていて、素敵だなと思いました。昔からそういうところ、意識しているんですか?」
仮交際の中盤、距離を縮める話題は?
仮交際の中盤は、少しだけ自分のことを打ち明ける話題が、距離を縮めてくれます。
初対面どうしがお互いに少しずつ深い話を打ち明けていく実験では、雑談だけの場合より、親しさを強く感じるようになりました(Aron et al., 1997)。
いきなり深い話をするのではなく、「少しずつ」がポイントです。
⑮相手の得意分野への、小さな相談
なぜ効く:頼られるのは、うれしいものです。得意なことを聞かれると、相手は気持ちよく答えられます。
こんな場面で:相手の得意なことがわかってきた頃。
例文:「パソコンにお詳しいと言っていましたよね。家で使うノートパソコンを買い替えたいのですが、選ぶときにいちばん見たほうがいいところってどこですか?」
⑯うれしかった出来事の報告と、相手のうれしい話への全力の反応
なぜ効く:うれしい出来事を誰かに話すと、喜びが大きくなります。そして、相手が熱心に反応してくれる関係ほど、親密さや満足度が高いことがわかっています(Gable et al., 2004)。
こんな場面で:仕事で褒められた、ずっと欲しかったものが手に入った、といった日。
例文(相手がうれしい話をしてくれたとき):「え、すごいです!ずっと準備していたプロジェクトですよね。いちばんうれしかったのは、どの瞬間でした?」
⑰昔好きだったことや、地元の話
なぜ効く:昔の話には、その人の原点が出ます。話すほうも懐かしくて楽しい話題です。
こんな場面で:週末の夜など、少しゆっくりやり取りできるとき。
例文:「〇〇さんの地元って、どんなところですか?帰省したら必ず行く場所ってあります?」
⑱最近はまっているもの、おすすめの交換
なぜ効く:おすすめを交換すると、会っていない時間にも相手を思い出すきっかけが増えます。
こんな場面で:音楽や本、お菓子などの話が出たとき。
例文:「最近、コンビニの新しいプリンにはまっています。〇〇さんの最近のお気に入りも教えてください。今度試してみます」
⑲ちょっとした失敗談
なぜ効く:少し格好悪い話を打ち明けると、相手も肩の力を抜いて話しやすくなります。笑える程度の軽さがちょうどいいです。
こんな場面で:やり取りがかしこまりすぎていると感じたとき。
例文:「今朝、急いでいて左右違う靴下で出かけてしまいました(笑)。〇〇さんは、朝の失敗ってありますか?」
⑳「もしも」の質問
なぜ効く:想像の話は正解がないので、気楽に答えられます。それでいて、答えに価値観がにじみます。
こんな場面で:夜、少し遊び心のある話をしたいとき。
例文:「もし1週間お休みがとれたら、〇〇さんはどこに行きたいですか?私は温泉でひたすらのんびりしたいです」
㉑家族や友人との、軽いエピソード
なぜ効く:身近な人との関わり方には、その人の人柄が出ます。重い話ではなく、ほほえましいエピソードから。
こんな場面で:週末に家族や友人と過ごした話が出たとき。
例文:「週末は友人と久しぶりに会って、昔の話で盛り上がりました。〇〇さんは、長く付き合っている友だちっていますか?」
㉒旅の思い出と、行ってみたい場所
なぜ効く:旅の話は楽しい記憶とつながっていて、自然と前向きな会話になります。行きたい場所の話は、ふたりの未来の話の入口にもなります。
こんな場面で:連休の前後や、旅行の話題が出たとき。
例文:「今まで行った中で、もう一度行きたい場所ってどこですか?私は冬の北海道がずっと忘れられません」
真剣交際を意識し始めたら、どんな話題を送ればいい?
真剣交際が見えてきたら、暮らしや価値観につながる話題を、少しずつLINEにも入れていきましょう。
深い話は気まずくなりそう、と思うかもしれません。でも、初対面の人どうしの会話を調べた研究では、人は深い話をしたときの気まずさを実際より大きく予想していて、実際には深い話のほうがつながりを感じられることが示されています(Kardas et al., 2022)。
大切な話は会って話すのが基本ですが、LINEで「入口」を作っておくと、会ったときに話しやすくなります。
㉓大切にしている言葉や考え方
なぜ効く:価値観は条件より、その人らしさを表します。言葉を入口にすると、重くならずに聞けます。
こんな場面で:仮交際の後半、信頼関係ができてきた頃。
例文:「〇〇さんが大事にしている言葉とか、よく思い出すひと言ってありますか?私は祖母の『ご機嫌は自分でとる』です」
㉔理想の平日の過ごし方
なぜ効く:結婚生活は、休日より平日のほうがずっと長いものです。平日のリズムが合うかは、暮らしやすさに直結します。
こんな場面で:一緒に暮らすイメージを少しずつ持ちたいとき。
例文:「〇〇さんは朝型ですか?夜型ですか?私は朝にコーヒーを飲む時間がないと1日が始まらないタイプです」
㉕住んでみたい街や、暮らしたい環境
なぜ効く:住む場所の話は、将来をふたりで想像するきっかけになります。「どこに住む?」ではなく「どんな環境が好き?」から入ると軽くなります。
こんな場面で:街歩きのデートのあとなど。
例文:「今日歩いた街、公園が近くていいなと思いました。〇〇さんは、にぎやかな街と静かな街、どちらが落ち着きますか?」
㉖仕事のこれから
なぜ効く:これからの働き方は、結婚後の暮らしに大きく関わります。応援の気持ちを添えて聞くと、話しやすくなります。
こんな場面で:相手が仕事の話をしてくれたとき。
例文:「お仕事の話、聞いていて面白かったです。〇〇さんは、これから挑戦してみたいことってありますか?」
㉗自分へのごほうびの使い方
なぜ効く:お金の話はいきなり聞くと重くなりますが、ごほうびの話なら楽しく、お金や時間の使い方の感覚が見えてきます。
こんな場面で:ボーナスの時期や、頑張ったことがあったとき。
例文:「仕事がひと段落したら、〇〇さんは自分にどんなごほうびをあげますか?私はちょっといいお寿司です」
㉘季節の行事の過ごし方
なぜ効く:年末年始や誕生日の過ごし方には、家族との距離感や大切にしているものが出ます。
こんな場面で:行事の少し前の時期。
例文:「もうすぐ年末ですね。〇〇さんは、お正月は毎年どう過ごしていますか?」
㉙体調管理や、元気を保つ習慣
なぜ効く:健康の習慣は、生活のリズムや自分を大切にする姿勢につながっています。相手を気づかう気持ちも伝わります。
こんな場面で:季節の変わり目や、相手が忙しそうなとき。
例文:「急に寒くなりましたね。〇〇さんは、疲れたときに元気を取り戻す方法ってありますか?」
㉚ふたりで「一緒にやりたいこと」
なぜ効く:一緒にやりたいことを出し合うと、ふたりの未来が具体的な楽しみとして見えてきます。
こんな場面で:真剣交際の話が出る少し前から。
例文:「〇〇さんと行きたい場所、少しずつメモしているんです。〇〇さんも、一緒にやってみたいことがあったら教えてください」
婚活LINEで避けたい話題と送り方は?
避けたいのは、相手が返しにくくなる話題と、相手のペースを無視した送り方です。
話題がよくても、これをしてしまうと会話は止まります。書き換え例と一緒に紹介しますね。
・自分のことばかり報告する
自分の話をするのは、脳にとってそれだけで心地よいことがわかっています(Tamir & Mitchell, 2012)。だからこそ、気づかないうちに報告だけのLINEになりがちです。
書き換え例:「今日は会議が3本あって、夜は同僚とラーメンを食べて帰りました」→「今日は会議続きで、帰りに食べたラーメンに救われました。〇〇さんは、疲れた日に食べたくなるものってありますか?」
・元恋人や過去の恋愛の話
比べられている気がして、相手は返事に困ります。聞かれた場合も、LINEで詳しく話すのは避け、会ったときに短く伝えましょう。
・返事が来ないうちに、続けて何通も送る
相手には「早く返さなきゃ」という負担になります。返事が来るまでは、次の一通を待ちましょう。
・駆け引きのつもりで、わざと返信を遅らせる
婚活では、相手も複数の方とやり取りをしています。気を引くつもりの遅い返信は、「関心がない」と受け取られやすいです。
・年収や家族構成など、条件の確認ばかりする
面接のようになり、相手は疲れてしまいます。条件は担当カウンセラーを通して確認できることも多いので、LINEでは人柄を知る話題を中心に。
・ほかのお相手の存在をにおわせる
仮交際で並行しているのはお互いさまです。わざわざ伝えても、信頼が削れるだけです。
・深夜に長文の本音を送る
夜のテンションで書いた長い文章は、朝の相手には重く届きます。大事な話は会って伝えましょう。
婚活LINEを長く続けるコツは?
長く続けるコツは、話題の量より「返しやすさ」と「相手とのそろい方」を大切にすることです。
・毎回、取っ手をひとつだけつける
質問を並べるより、ひとつに絞ったほうが答えやすくなります。
・相手の答えから、次の質問を生む
「そうなんですね」で終わらせず、相手の答えの中の言葉をひとつ拾って聞き返しましょう。これが、好かれる人の「続きの質問」です。
・長さと間隔を、相手にそろえる
相手が短文なら短めに、1日1往復なら同じくらいに。相手のペースに合わせると、どちらも無理なく続けられます。
・LINEで話し切らない
話が盛り上がったら「その続き、今度会ったときに聞かせてください」と、次のデートに持ち越すのもおすすめです。LINEの目的は、会う約束につなげることです。
「送るたびに、これで合っているのか不安になる」というときは、担当カウンセラーに文面を見てもらうのもひとつの方法です。
LINEの話題が続かないのは、脈なし?誤読しやすいケースは?
話題が続かないだけで、脈なしとは限りません。
次のようなケースは、脈なしと読み違えやすいので気をつけてください。
・もともと文字のやり取りが苦手な人
LINEは短くても、会えば楽しそうで、日程も相手から出てくる。そういう人は、文字より会って話すことで気持ちを伝えるタイプです。
・取っ手のない話題を送っていた
相手が返せなかったのは、関心がないからではなく、返しようがなかったのかもしれません。一度、質問つきの話題で送り直してみてください。
・仕事が忙しい時期
返事が短くなっても、「今週はバタバタしていて」とひと言あるなら、気持ちは離れていません。
反対に、質問を送っても毎回ひと言で終わる、相手からの質問が一度もない、日程の話になると止まる、といったことが続くなら、気持ちの温度を担当カウンセラーに確かめてもらうのが安心です。
LINEで好かれる人は、何が違う?
LINEで好かれる人は、自分がどう見られるかより、相手が返しやすいかを考えています。
気の利いた話題を探すことに一生懸命になると、LINEは「自分の見せ方」になります。
一方で、相手の好きなことを覚えていて、うれしい話には一緒に喜び、答えやすい取っ手をそっと添えられる人のLINEは、受け取った人にとって「居心地のいい場所」になります。
話題は、相手の中にあります。
それを引き出すための取っ手を先に差し出せる人は、LINEだけでなく、結婚してからの毎日の会話でも、きっと相手を楽にしてあげられる人です。
婚活LINEの話題チェックリスト
送る前に、次の項目を確認してみてください。
□ 相手が答えを持っている話題になっている
□ 最後に、答えやすい質問か反応しやすい具体が1つだけある
□ 「はい・いいえ」で終わらない聞き方になっている
□ 気持ちのひと言(楽しかった、うれしかった)が入っている
□ 前に相手が話したことを覚えて使っている
□ 自分の報告だけで終わっていない
□ 相手の文の長さや間隔と、だいたいそろっている
□ 元恋人、ほかのお相手、条件の確認が入っていない
□ 前の返事が来てから送っている
□ 次に会う約束につながる余白がある
よくある質問
Q.婚活LINEは、毎日送ったほうがいいですか?
A.毎日かどうかより、相手のペースにそろえることが大切です。相手が1日1往復なら同じくらいに、数日に1回ならそれに合わせましょう。無理に毎日送るより、取っ手のある1通のほうが会話は続きます。
Q.話題がなくなったら、何を送ればいいですか?
A.前に相手が話してくれたことの続きを聞くのがいちばん確実です。「この前話していた〇〇、その後どうなりました?」は、どの段階でも使えます。季節の小さな発見に質問を添えるのもおすすめです。
Q.質問ばかりになってしまいます。大丈夫でしょうか?
A.質問が多いこと自体は悪くありません。ただ、質問だけが続くと面接のようになるので、自分の話や気持ちをひと言添えてから、質問をひとつにしてみてください。相手の答えから次の質問を生むと、自然な会話になります。
Q.相手の返信が短くて、話題が広がりません。
A.もともと文字のやり取りが苦手な方も多いです。会ったときに楽しそうか、日程を相手から出してくれるかを見てください。LINEで広げようとしすぎず、「今度会ったときに聞かせてください」と会う約束につなげるのも方法です。
Q.LINEで恋愛経験や過去の恋人の話を聞かれたら?
A.LINEで詳しく書くのは避け、「会ったときに少しお話ししますね」と返すのがおすすめです。会ったときも、相手を責めたり比べたりしない形で、短く伝えれば十分です。
Q.真剣交際前に、LINEで将来の話をしてもいいですか?
A.住みたい環境や理想の平日の過ごし方など、軽い入口ならLINEでも大丈夫です。結婚の条件や大切な決めごとは、会って話すのが基本です。LINEで入口を作っておくと、会ったときに話しやすくなります。
Q.LINEの内容を担当カウンセラーに相談してもいいですか?
A.もちろん大丈夫です。送る前の文面を見てもらったり、相手の返信の温度感を一緒に読んでもらったりできます。ひとりで悩むより、ずっと早く前に進めます。
まとめ:LINEの話題は相手の中にある。続く人は「取っ手」を添える
婚活LINEが続かないのは、話題が少ないからではありません。
相手がつかまって返せる取っ手が、ついていないからです。
相手の好きなこと、前に話してくれたこと、うれしかった出来事。
話題は、相手の中にいくらでもあります。
そこに答えやすい質問をひとつ、気持ちのひと言をひとつ添えるだけで、LINEは報告から会話に変わります。
そして、LINEの本当のゴールは、次に会う約束です。
画面の中で話し切らずに、「続きは今度会ったときに」。その余白が、ふたりの距離を縮めていきます。
参考にした研究・資料
・Huang, K., Yeomans, M., Brooks, A. W., Minson, J., & Gino, F. (2017). It doesn't hurt to ask: Question-asking increases liking. Journal of Personality and Social Psychology, 113(3), 430-452.
・Laurenceau, J.-P., Barrett, L. F., & Pietromonaco, P. R. (1998). Intimacy as an interpersonal process: The importance of self-disclosure, partner disclosure, and perceived partner responsiveness in interpersonal exchanges. Journal of Personality and Social Psychology, 74(5), 1238-1251.
・Montoya, R. M., Horton, R. S., & Kirchner, J. (2008). Is actual similarity necessary for attraction? A meta-analysis of actual and perceived similarity. Journal of Social and Personal Relationships, 25(6), 889-922.
・Aron, A., Melinat, E., Aron, E. N., Vallone, R. D., & Bator, R. J. (1997). The experimental generation of interpersonal closeness: A procedure and some preliminary findings. Personality and Social Psychology Bulletin, 23(4), 363-377.
・Gable, S. L., Reis, H. T., Impett, E. A., & Asher, E. R. (2004). What do you do when things go right? The intrapersonal and interpersonal benefits of sharing positive events. Journal of Personality and Social Psychology, 87(2), 228-245.
・Kardas, M., Kumar, A., & Epley, N. (2022). Overly shallow?: Miscalibrated expectations create a barrier to deeper conversation. Journal of Personality and Social Psychology, 122(3), 367-398.
・Tamir, D. I., & Mitchell, J. P. (2012). Disclosing information about the self is intrinsically rewarding. Proceedings of the National Academy of Sciences, 109(21), 8038-8043.
・IBJ「お見合いと交際のルール&マナー」https://www.ibjapan.com/success/manners/
この記事を書いた人
関口美奈子(せきぐち みなこ)
恋愛心理研究家・作家。結婚相談所エースブライダルとメンズ眉毛サロンWinsome(新宿・吉祥寺・高円寺)を運営。のべ3万人以上の男女と向き合ってきた現場経験と心理学をもとに恋愛・結婚・人間関係・コミュニケーションを執筆し、自治体や企業、官公庁でも講演。著書はKADOKAWAほかより刊行、中国韓国台湾で翻訳出版。
公式サイト https://sekiguchiminako.com/
著書:『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』
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