婚活写真・お見合い写真の撮り方|写真は「招待状」
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こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。
先に答えをお伝えしますね。
婚活写真は、「いちばん盛れた一枚」を選ぶと、かえって失敗します。
婚活の写真は、作品ではなく「招待状」です。相手に「この人に会いに行こう」と思ってもらい、会った瞬間に「写真のとおりの人だ」と安心してもらう。この二つを両方かなえる一枚が、いちばん強い写真です。
「スタジオで撮るべき?スマホの自撮りじゃだめ?」
「笑顔がぎこちなくて、どの写真も気に入らない」
「男性は、どんな写真なら申し込みを受けてもらえるの?」
婚活を始めた方から、本当によくいただくご相談です。
のべ3万人以上の男女と向き合ってきて、写真を撮り直しただけでお見合いの数が変わった方を何人も見てきました。
一方で、きれいに撮れすぎた写真のせいで、お見合いの最初の5分を「写真と違う」という小さな戸惑いから始めることになった方も見てきました。写真は、盛るほどいいわけではないんです。
この記事では、スタジオと自撮りの違い、IBJで載せられる写真の枚数と役割、表情と姿勢のコツ、男性・女性それぞれのポイント、サブ写真の選び方、NG例、写真の選び方と撮り直しのタイミングまで、まとめました。服選びそのものは、お見合いの服装の記事で詳しく書いているので、ここでは「写真に写るとき」に絞ってお伝えしますね。
この記事の結論
・婚活写真は、相手を会いたい気持ちにさせ、会ったときに安心させる「招待状」です。盛りすぎた写真は、お見合いの最初の印象を下げてしまいます。
・メイン写真はスタジオでプロに撮ってもらうのがおすすめです。近距離の自撮りは顔がゆがんで写りやすく、写真を自分で選ぶと、他人が選ぶより印象の悪い一枚を選びがちなこともわかっています。
・表情は、目元までゆるんだ自然な笑顔。姿勢は体を少し斜めに、顔はカメラへ。服は写真の中で顔色を明るく見せる色と、今の季節に合うものを。
・IBJでは、メインの婚活写真2枚とサブ写真3枚、計5枚まで載せられます。メインで信頼を、サブで「一緒にいる時間」を伝えるのが基本の組み立てです。
この記事を書いた人:関口美奈子(恋愛心理研究家・作家)
著書『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』。KADOKAWAほかより刊行し、中国・韓国・台湾で翻訳出版。TBS「王様のブランチ」のBOOKランキングにも掲載されました。結婚相談所エースブライダルを主宰し、のべ3万人以上の男女と向き合ってきた経験と心理学から書いています。
婚活写真で、いちばん大事なことは?
いちばん大事なのは、「今のあなたに、会いたくなる写真か」です。
きれいに写っているかより、会ったときの本人と地続きで、しかも「この人と話してみたい」と思わせる表情があるか。ここがいちばん問われます。
写真の力は、想像以上に大きいものです。
同じ人の顔写真を何枚も集めて、見た人の印象を比べた研究では、同じ人でも写真が違うだけで印象が大きく変わり、その差は、別の人どうしを比べたときの差と同じくらい、ときにはそれ以上でした。しかも、その印象の違いは、写真を0.04秒見せただけでも生まれていました(Todorov & Porter, 2014)。
つまり、あなたの印象は顔立ちだけで決まるのではなく、「どの一枚を見せるか」でも大きく変わるということです。
同じ研究では、目的によって「いい写真」の選ばれ方が変わることも示されています。婚活の写真は、仕事の資料用の写真とも、SNSのアイコンとも、求められるものが違うんです。
ただし、印象を良くしすぎると、別の問題が起きます。
オンライン婚活の写真を調べた研究では、本人たちは自分の写真を比較的正確だと思っていたのに、第三者が見ると、およそ3枚に1枚は実物と違うと判断されました。とくに女性の写真では、古い写真や修正された写真、髪型や肌の質感の違いが多く見られました(Hancock & Toma, 2009)。
ですから、目指すのは「別人のように盛れた一枚」ではなく、「今のあなたの、いちばん感じのいい瞬間」です。これが、招待状としての写真です。
お見合い写真は、スタジオと自撮りどちらがいい?
メイン写真は、スタジオでプロに撮ってもらうのがおすすめです。
サブ写真は、友人に撮ってもらった自然な写真で十分です。自撮りは、メインにもサブにもできるだけ使わないほうが安心です。
自撮りが向かない理由
スマホを顔の近くに構える自撮りは、レンズとの距離が近いぶん、顔の中心が大きく写ります。
顔から約30cmの距離で撮った写真は、約1.5mの距離で撮った写真と比べて、鼻の幅が男性で約30%、女性で約29%大きく写ると報告されています(Ward et al., 2018)。
自分で「なんだか顔が大きく見える」と感じるのは、気のせいではないんです。婚活の写真で自撮りだとわかると、相手は「撮ってくれる人がいないのかな」という余計な想像もしてしまいます。
スタジオを選ぶときに確かめたいこと
婚活写真を撮るスタジオはたくさんありますが、選ぶときは次の5つを確かめてみてください。
・婚活写真の撮影に慣れているか:作品撮りではなく、「会いたくなる自然さ」を目指してくれるか。
・ヘアメイクがつくか:女性は特に、プロのヘアメイクで印象が大きく変わります。男性も眉や髪を整えてくれるところがあります。
・撮影中に声をかけてくれるか:会話をしながら撮ってくれるカメラマンだと、表情が自然にほどけます。
・修正(レタッチ)の範囲:肌のトーンを整える程度なのか、顔の形まで変えるのか。お見合いで困らない範囲にとどめてくれるところを選びましょう。
・屋内と屋外、何カット撮れるか:メイン2枚を別の雰囲気で撮れると、組み立てが楽になります。
担当のカウンセラーに、これまで会員さんが利用して評判のよかったスタジオを聞いてみるのも、いちばん手堅い方法です。
IBJの婚活写真は、何枚載せられる?どう組み立てる?
IBJの結婚相談所では、メインの婚活写真2枚と、サブ写真(カジュアル写真)最大3枚の、計5枚まで載せられます(IBJ公式コラムより)。
5枚それぞれに役割を持たせると、写真全体で「あなたという人」が伝わります。
・メイン1枚目:上半身、正面寄りの笑顔
いちばん最初に見られる写真です。顔がはっきりわかり、表情がやわらかい一枚を。信頼の入口になります。
・メイン2枚目:全身、または雰囲気の違う一枚
体型や全体の雰囲気がわかる写真があると、相手は安心します。1枚目がスーツなら、2枚目はジャケットのきれいめカジュアルにするなど、雰囲気を少し変えましょう。
・サブ写真3枚:「一緒にいる時間」が想像できる写真
休日の過ごし方、好きなこと、季節を感じる場面。相手が「この人と過ごしたら、こんな時間になりそう」と思えるものを選びます。サブ写真の選び方は、このあと詳しく書きますね。
IBJの公式コラムでは、今の季節を感じる背景で撮った写真は、最近撮ったものだと伝わり、婚活に前向きに活動していることが伝わりやすい、とも案内されています。
婚活写真の表情は?自然な笑顔のつくり方は?
表情は、目元までゆるんだ、自然な笑顔がいちばんです。
口だけで笑うと、写真ではかえって緊張して見えます。IBJの公式コラムでも、男性は大げさな笑顔ではなく自然でやわらかい微笑み、女性はリラックスした自然な笑顔がすすめられています。
笑顔の力は、研究でも確かめられています。
顔の魅力と表情の関係を調べた実験では、笑顔の強さが魅力の判断に大きく影響し、笑顔が顔立ちの魅力の差を補うことさえありました(Golle et al., 2014)。
「顔に自信がないから」と思っている方ほど、表情に力を注ぐ価値があるということです。
撮影で表情をほどく5つのコツ
①撮影の前に、カメラマンと雑談する:いきなり撮られるより、少し話してからのほうが顔がゆるみます。
②会いたい人を思い浮かべる:大切な友人や家族、好きなものを思い浮かべると、目元が自然にやわらかくなります。
③「い」の口で終わる言葉を小さく言う:「ウイスキー」「ハッピー」など、口角が上がった形でシャッターを切ってもらいます。
④目線は、レンズの少し奥を見るつもりで:レンズそのものをにらむと目が固くなります。
⑤いちばん笑った瞬間より、笑い終わる直前を撮ってもらう:大笑いの写真より、少し落ち着いた瞬間のほうが、会ったときの表情に近くなります。
歯を見せるかどうかは、どちらでも大丈夫です。
メイン2枚のうち1枚は歯を見せない微笑み、もう1枚は少し歯の見える笑顔、というように変えておくと、表情の幅が伝わります。
姿勢やポーズ、写る角度はどうすればいい?
基本は、体を少し斜めに向けて、顔はカメラへです。
体を真正面に向けると、証明写真のように硬く、体も大きく見えます。
・背筋と肩:背筋は伸ばし、肩は一度すくめてから、すとんと落とします。肩に力が入ると首が短く見えます。
・あご:ほんの少し引きます。上げると見下ろしたような印象に、引きすぎると上目づかいになります。
・手:全身写真では、手を体の横に自然に下ろすか、軽く前で重ねる程度に。腕組みは、相手を拒んでいるように見えやすいので避けましょう。
・立ち方:片足に重心をのせ、もう片方の足を少し前に出すと、自然な立ち姿になります。
・座り写真:椅子の前半分に浅く座り、背もたれに寄りかからないと、姿勢がきれいに見えます。
ポーズを決めすぎると、かえって作られた印象になります。
カメラマンに「自然に見えるように声をかけてください」とお願いして、細かな角度はプロに任せるのがいちばんです。
お見合い写真、男性が押さえるポイントは?
男性の写真で相手が見ているのは、顔立ちより「清潔感」と「話しやすそうか」です。
女性は写真から、会ったときに安心できる人かどうかを想像しています。次の6つを押さえるだけで、写真の印象はぐっと変わります。
①服はサイズ感が命。写真ではゆるみが拡大される
写真は、実物よりもシワやたるみが目立ちます。肩が落ちたジャケット、袖の長いシャツは、写真だと一気に「くたびれた印象」になります。今の体に合ったサイズで、アイロンのかかったシャツを。スーツでもジャケットのきれいめカジュアルでも構いませんが、服の選び方そのものは、お見合いの服装と同じ考え方で大丈夫です。
②髪は撮影の数日前に整える
カットした当日は、切り口が不自然に見えることがあります。数日前に整えておくと、なじんだ自然な髪型で写れます。寝ぐせやはねた毛は、写真では驚くほど目立ちます。
③眉とひげ、顔まわりの手入れ
写真は顔を大きく写すので、眉やひげの手入れの差がはっきり出ます。ひげは撮影当日の朝に丁寧に剃り、眉は形を整えておくと、目元の印象が明るくなります。眉を自分で整えるのが不安な方は、撮影の数日前に、私が運営しているメンズ眉毛サロンWinsome(新宿・吉祥寺・高円寺)のような専門のお店を使うのもひとつの方法です。
④表情は「口角と目元」を少しだけ
男性は、大きく笑うのが照れくさいという方が多いです。無理に笑わなくていいので、口角を少しだけ上げ、目元をゆるめる。それだけで「話しかけやすそうな人」に変わります。真顔の写真は、本人が思う以上に怖く見えるものです。
⑤サブ写真に「人との時間」を1枚入れる
男性のサブ写真が風景や車、料理だけになっていることはよくあります。女性が知りたいのは、あなたがどんな顔で人と過ごすかです。友人と出かけた先で撮ってもらった自然な1枚があると、印象がやわらかくなります(ほかの人の顔は写さないか、ぼかしてもらいましょう)。
⑥持ち物の自慢は入れない
高級車や時計、ブランド品が主役の写真は、あなたの魅力より持ち物の値段が先に伝わります。趣味が車なら、車と一緒に、楽しそうなあなたの表情が主役になる写真を選んでください。
お見合い写真、女性が押さえるポイントは?
女性の写真で大事なのは、「会ったときの自分」との差を小さくすることです。
先ほどの研究では、女性の写真のほうが男性より実物と違うと判断されやすく、古い写真や修正された写真、プロが撮った写真が多いことも特徴として挙がっていました(Hancock & Toma, 2009)。プロに撮ってもらうのが悪いのではなく、「撮ったあとの差」に気をつけたい、ということです。
・ヘアメイクは、お見合いの日に再現できる範囲で
プロのヘアメイクをお願いするときは、「ふだんの延長で、少しだけ華やかに」と伝えましょう。お見合いの日に自分でできない髪型やメイクだと、会ったときの差が生まれます。
・服の色は、顔まわりを明るく見せるものを
写真では、顔の近くにある色が肌の見え方を左右します。IBJの公式コラムでも、パステルカラーや淡いトーンの服で顔まわりを明るく見せることがすすめられています。黒やくすんだ色は、写真では顔色まで暗く見えがちです。
・修正は「肌のトーンを整える程度」まで
IBJの公式コラムでも、肌のトーンを自然に整える程度の加工は構わないけれど、顔の形や目の大きさを変えるような加工は避けるよう案内されています。
・アクセサリーは小さく、光るのはひとつ
大ぶりのアクセサリーは、写真では顔より目立ってしまいます。
・全身写真で、ふだんの雰囲気を伝える
男性も女性の全身の雰囲気を知りたいと思っています。立ち姿の写真が1枚あると、会ったときの「思っていたのと違う」を防げます。
サブ写真には、何を載せればいい?
サブ写真には、「あなたと一緒にいる時間」が想像できる場面を選びます。
メイン写真が「どんな人か」を伝えるなら、サブ写真は「どんな時間を過ごす人か」を伝える場所です。
・趣味をしている場面:山登りの途中、料理をしているところ、楽器を弾いているところ。
・季節を感じる場面:桜や紅葉の下、夏の海辺。最近撮った写真だと伝わります。
・人と過ごしている場面:友人との食事や旅行先で、あなたが楽しそうに笑っている写真。
・日常の一コマ:カフェで本を読んでいる、公園を散歩している。気取らない雰囲気が伝わります。
・ペットや好きなもの:ペットと一緒の写真は、やさしい表情が出やすい一枚です。ただし、あなた自身も写っていることが条件です。
3枚のうち、少なくとも2枚にはあなたの顔がわかる形で写っていると安心です。
風景や料理だけの写真は、あなたのことが伝わらないので、使うとしても1枚までに。写真に添える一言の書き方は、自己PRの記事で例文つきで紹介しています。
婚活写真のNG例は?
NGになりやすいのは、「会ったときの印象とずれる写真」と「相手に余計な想像をさせる写真」です。
よく見かける例を挙げますね。
・何年も前の写真
髪型や体型が変わっていると、お見合いの最初の数分が「写真と違う」から始まってしまいます。
・別人のような加工や修正
目を大きくする、輪郭を細くするなどの加工は、会った瞬間に信頼を下げます。
・近距離の自撮り
顔がゆがんで写るうえ、撮ってくれる人がいないのかな、という想像をさせてしまいます。
・集合写真の切り抜き
画質が荒く、肩に他人の手が写り込んでいることもあります。
・サングラス、深くかぶった帽子、マスク
目元が見えない写真は、表情が伝わりません。
・異性と写っている写真
友人でも、相手は関係を想像してしまいます。
・お酒の席で赤い顔をしている写真
楽しそうでも、婚活の写真としてはお酒の印象が先に立ちます。
・暗い部屋、逆光、ピンボケ
表情が見えない写真は、それだけで選ばれにくくなります。
・無表情の証明写真
きちんとしていても、話しやすさが伝わりません。
写真と実物が違うと、お見合いで何が起きる?
写真と実物の差が大きいと、お見合いの最初の数分を、相手が「違和感の修正」に使ってしまいます。
がっかりした、というほどではなくても、「あれ、写真と少し違うな」という小さな戸惑いは、会話のはじまりをぎこちなくします。
反対に、写真どおりの人が来ると、相手は安心して、話すことに集中できます。
写真は、会う前には「会いたい」を生み、会った後には「やっぱりこの人だ」を生むもの。この両方を満たすのが招待状としての写真で、どちらかが欠けると、写真はあなたの足を引っ張る側に回ります。
ですから、写真を撮り直してきれいに写ったときほど、「この写真の自分で、お見合いの日に会いに行けるか」を確かめてください。
写真のために髪型やメイクを変えたなら、お見合いの日も同じように整えて出かける。それだけで、写真はあなたの味方であり続けます。
婚活写真は、どう選べばいい?
写真は、自分ひとりで選ばず、人に選んでもらうのがおすすめです。
自分では「この写真が好き」と思っても、他人から見ると別の一枚のほうが感じよく見えることがよくあるからです。
これも研究で確かめられています。
2つの大規模なオンライン調査(合わせて610人)で、自分の顔写真の中からプロフィール写真を選んでもらった場合と、知らない人の写真の中から選んでもらった場合を比べたところ、他人が選んだ写真のほうが、本人が選んだ写真より、見た人に良い印象を与えていました(White et al., 2017)。
自分の顔は見慣れているぶん、自分では「いつもの自分らしさ」や細かな欠点に目がいき、初めて見る人の目線で選ぶのが難しいのかもしれません。
写真の選び方の手順
①スタジオで撮ったデータから、まず自分で「これは嫌だ」というものだけを外す。
②残った候補を、担当カウンセラーと、異性の友人を含む2〜3人に見てもらう。
③「この人に会ってみたいと思うのはどれ?」と聞いて、票が集まった写真をメインにする。
「きれいに写っているのはどれ?」ではなく、「会ってみたいのはどれ?」と聞くのがポイントです。
質問を変えるだけで、選ばれる写真が変わりますよ。
婚活写真は、いつ撮り直せばいい?
撮り直しのサインは、「今のあなたと写真がずれてきたとき」と「申し込みの反応が落ちてきたとき」です。
次のどれかに当てはまったら、撮り直しを考えてみてください。
・髪型や髪の色、体型が変わった
・メガネをかける、かけないが変わった
・写真の季節と今の季節が、大きくずれている
・申し込みの数や、お見合いが成立する数が減ってきた
・お見合いで「写真と雰囲気が違いますね」と言われた
私が現場で見てきた目安では、活動が長くなったら半年から1年に一度、見直す方が多いです。
サブ写真だけを季節に合わせて入れ替えるのも、手軽で効果のある方法です。
写真で選ばれる人は、何が違う?
写真で選ばれる人は、写真を「自分を見せるもの」ではなく、「相手を迎えるもの」として撮っている人です。
ここには、テクニックの差ではなく器の差が出ます。
婚活写真を撮るとき、人はどうしても「どう見られるか」で頭がいっぱいになります。
もっと細く、もっと若く、もっと立派に。でもそうやって撮った写真には、不思議と緊張した顔が写ります。
持てる人は、カメラの向こうに、これから出会う相手を思い浮かべています。
「はじめまして。お会いできたらうれしいです」と、まだ見ぬ相手を迎えるつもりでレンズを見る。すると、表情は自然にやわらかくなります。
その写真を見た相手は、写っている人の顔立ちより先に、「この人は、私に会うのを楽しみにしてくれそう」という温度を受け取るんです。
そして、会ったときに写真どおりの笑顔で迎えられる人は、写真の約束を守った人として、最初の1時間を信頼から始められます。
招待状を出した人が、玄関で同じ笑顔で待っている。婚活写真の完成は、撮影の日ではなく、お見合いの日なんです。
「自分ではどの写真がいいのか、もうわからない」という方は、一度プロの目を借りてみてください。
エースブライダルの無料相談では、今お使いの写真やプロフィールの見せ方についても、率直にお話ししています。
婚活写真の撮影前チェックリスト
□ メイン2枚、サブ3枚の役割を決めた
□ スタジオの修正の範囲を確認した(顔の形は変えない)
□ 髪は撮影の数日前に整えた
□ 眉・ひげ・爪など、顔まわりと手元を整えた
□ 服は今の体に合うサイズで、シワがない
□ 顔まわりを明るく見せる色を1着用意した
□ 大きなロゴや柄、大ぶりのアクセサリーを避けた
□ 撮影前にカメラマンと少し話す時間をとる
□ 自撮りや集合写真の切り抜きを使わない
□ 写真の候補を、自分以外の2〜3人に見てもらう
□ お見合いの日に、写真と同じ雰囲気で行ける
□ サブ写真の2枚以上に、自分の顔が写っている
まとめ:婚活写真は、盛るより「招待状」
婚活写真は、いちばん盛れた一枚ではなく、相手を会いたい気持ちにさせ、会ったときに安心させる「招待状」です。
メインはスタジオで、自然な笑顔と少し斜めの姿勢で。服はサイズ感と顔色を明るく見せる色を。修正は肌のトーンまでにとどめ、選ぶときは自分ひとりではなく人の目を借りる。
IBJでは、メイン2枚とサブ3枚、計5枚まで載せられます。
メインで信頼を、サブで「一緒に過ごす時間」を伝えて、お見合いの日には写真と同じ笑顔で会いに行く。そうすれば、写真はずっとあなたの味方でいてくれます。
よくある質問
Q.婚活写真は、スタジオで撮らないとだめですか?
A.メイン写真はスタジオでの撮影をおすすめします。光や角度、表情の引き出し方で、同じ人でも印象が大きく変わるからです。サブ写真は、友人に撮ってもらった自然な写真で十分です。近距離の自撮りは顔がゆがんで写りやすいので、できるだけ避けましょう。
Q.お見合い写真、男性はスーツとジャケパンどちらがいいですか?
A.どちらでも構いません。メイン2枚のうち1枚をスーツ、もう1枚をジャケットのきれいめカジュアルにすると、誠実さと親しみやすさの両方が伝わります。どちらの場合も、今の体に合ったサイズと、アイロンのかかったシャツが前提です。
Q.写真の加工は、どこまでしていいですか?
A.肌のトーンを自然に整える程度までにしましょう。IBJの公式コラムでも、顔の形や目の大きさを変えるような、顔の印象を大きく変える加工は避けるよう案内されています。お見合いの日に「写真と違う」と思われない範囲が目安です。
Q.笑顔が苦手で、どうしても硬くなってしまいます。
A.撮影の前にカメラマンと雑談する、大切な人を思い浮かべる、口角が上がる言葉を小さく言う、の3つを試してみてください。大きく笑う必要はなく、目元がゆるんでいれば十分です。会話をしながら撮ってくれるスタジオを選ぶのも効果的です。
Q.メガネはかけたまま撮ってもいいですか?
A.ふだんメガネをかけているなら、かけたままの写真を少なくとも1枚は入れておくのがおすすめです。お見合いの日もメガネで行くなら、そのほうが相手は安心します。レンズの反射が気になるときは、撮影時にカメラマンに相談してください。
Q.婚活写真は、どれくらいの頻度で撮り直せばいいですか?
A.髪型や体型が変わったとき、申し込みの反応が落ちてきたときが撮り直しのサインです。私が現場で見てきた目安では、活動が長くなったら半年から1年に一度見直す方が多いです。サブ写真を季節に合わせて入れ替えるだけでも、最近撮った写真だと伝わります。
Q.写真はどうやって選べばいいですか?
A.自分ひとりで選ばず、担当カウンセラーや異性の友人など2〜3人に「会ってみたいと思うのはどれ?」と聞いて選ぶのがおすすめです。研究でも、本人が選んだ写真より、他人が選んだ写真のほうが良い印象を与えたと報告されています。
参考にした研究・資料
・Todorov, A., & Porter, J. M. (2014). Misleading first impressions: Different for different facial images of the same person. Psychological Science, 25(7), 1404-1417.
・Hancock, J. T., & Toma, C. L. (2009). Putting your best face forward: The accuracy of online dating photographs. Journal of Communication, 59(2), 367-386.
・Ward, B., Ward, M., Fried, O., & Paskhover, B. (2018). Nasal distortion in short-distance photographs: The selfie effect. JAMA Facial Plastic Surgery, 20(4), 333-335.
・Golle, J., Mast, F. W., & Lobmaier, J. S. (2014). Something to smile about: The interrelationship between attractiveness and emotional expression. Cognition and Emotion, 28(2), 298-310.
・White, D., Sutherland, C. A. M., & Burton, A. L. (2017). Choosing face: The curse of self in profile image selection. Cognitive Research: Principles and Implications, 2, 23.
・IBJ「結婚相談所で婚活写真が重要な理由とスタジオ撮影がおすすめな理由」https://www.ibjapan.com/marriage/p_5834/
この記事を書いた人
関口美奈子(せきぐち みなこ)
恋愛心理研究家・作家。結婚相談所エースブライダルとメンズ眉毛サロンWinsome(新宿・吉祥寺・高円寺)を運営。のべ3万人以上の男女と向き合ってきた現場経験と心理学をもとに恋愛・結婚・人間関係・コミュニケーションを執筆し、自治体や企業、官公庁でも講演。著書はKADOKAWAほかより刊行、中国韓国台湾で翻訳出版。
公式サイト https://sekiguchiminako.com/
著書:『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』
「この写真で、本当に会いたいと思ってもらえるのかな」とひとりで迷っているなら、一度プロと一緒に見直してみませんか。
エースブライダルでは、恋愛経験ゼロから入会した方のうち98%が交際に進んでいます(※結婚相談所エースブライダルの実績。集計期間2025年1月〜2026年9月26日、仮交際を含む)。
無理な勧誘はしませんので、気軽にお話しにいらしてくださいね。