未婚率上昇でもお見合い過去最多|本気の人の行き先
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※この記事は、2026年9月29日に総務省が公表した令和7年国勢調査の結果と、2026年9月17日・10月1日にIBJが発表した数字をもとに書いています。数字はすべて記事末尾の資料から書き写しています。
こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。
結婚しない人が増えた国で、結婚に本気の人は減っていません。
むしろ、静かに増えています。
電撃婚のニュースが続く一方で、9月29日には国勢調査の新しい結果が公表されました。
15歳以上で未婚の人の割合は、男性36.3%、女性26.4%。5年前より、男女ともに上がっています。
「やっぱり結婚しない時代なんだ」と感じたニュースだったかもしれません。
ところが同じ9月、結婚相談所のネットワークIBJでは、月間のお見合い成立数が過去最多の105,386件を記録したと発表されました。
10月1日に公表された9月の数字でも、お見合い件数は100,803件で、前年同月より11.7%増えています。
未婚は増えている。なのに、お見合いも増えている。
一見矛盾しているこの2つの数字は、婚活をしている方にとって、実はとても心強い知らせです。
今日は、この2つの数字をどう読めばいいのか、そして婚活中のあなたがこの数字をどう行動に変えればいいのかを、お申し込みやLINEの例文つきでお伝えします。
この記事の結論
・2025年の国勢調査で、15歳以上で未婚の人の割合は男性36.3%、女性26.4%でした。2020年と比べて、男性は1.7ポイント、女性は1.5ポイント上がっています。
・一方でIBJでは、月間お見合い成立数が過去最多の105,386件となり、2026年7月から9月の3か月のお見合い件数は初めて30万件を超えました。
・結婚しない人が増えたことと、結婚したい人が動いていることは、同時に起きています。未婚の人が増えた社会では、結婚に本気の人が一つの場所に集まり、出会いの密度が上がっていく。この「本気の濃縮」が、いま結婚相談所の中で起きていることです。
・だから婚活中の方がすべきことは、未婚の数字に焦ることではなく、本気の人が集まる場所で、お申し込みの数と返事の速さを少しだけ上げることです。
この記事を書いた人:関口美奈子(恋愛心理研究家・作家)
著書『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』。KADOKAWAほかより刊行し、中国・韓国・台湾で翻訳出版。TBS「王様のブランチ」のBOOKランキングにも掲載されました。結婚相談所エースブライダルを主宰し、のべ3万人以上の男女と向き合ってきた経験と心理学から書いています。
未婚の割合は本当に上がったの?国勢調査の数字の読み方
はい、上がっています。2025年10月1日時点で、15歳以上の男性のうち未婚の人は36.3%、女性は26.4%で、どちらも2020年より高くなりました。
総務省が2026年9月29日に公表した「令和7年国勢調査 人口等基本集計 結果の概要」では、15歳以上の人を、未婚・有配偶・死別・離別に分けて数えています。
ここでいう「未婚」は、まだ一度も結婚したことのない人のことです。離婚した人や、配偶者と死別した人は含まれていません。
数字を並べると、次のとおりです。
① 男性:未婚は1923万2千人で、15歳以上の男性の36.3%。2020年の34.6%から1.7ポイント上昇
② 女性:未婚は1496万2千人で、15歳以上の女性の26.4%。2020年の24.9%から1.5ポイント上昇
③ 男女あわせると、15歳以上の31.2%が未婚。2020年の29.6%から1.6ポイント上昇
同じ資料では、年齢ごとの数字も公表されています。
未婚の人の割合は、男性では25〜29歳で77.1%、30〜34歳で53.8%、35〜39歳で41.7%。女性では25〜29歳で68.9%、30〜34歳で41.9%、35〜39歳で29.7%でした。
また、結婚している人の割合が未婚の人の割合を上回るのは、男性は35〜39歳以上、女性は30〜34歳以上の年齢層からとされています。
ここで一つ、大切なことをお伝えさせてください。
年齢ごとの数字は、社会全体の傾向を示すものです。あなたが何歳から婚活を始めればいいか、何歳までに決めなければいけないかを教えてくれる数字ではありません。
相談所の現場では、どの年齢で始めた方にも、それぞれのご縁の形があります。数字は事実として知っておき、自分を急かす材料にはしないでくださいね。
もう一つ、同じ国勢調査では、一人で暮らす「単独世帯」が2368万9千世帯となり、一般世帯の41.4%を占めたことも発表されています。
2020年の38.0%から上がり、いまや4割を超えました。
一人で暮らす人も、結婚していない人も、珍しい存在ではなくなっています。
この数字を「結婚したい人が減った証拠」と読むのは早計です。
国勢調査がわかるのは、いま結婚しているかどうかという状態であって、結婚したいかどうかという気持ちではないからです。
お見合いが過去最多って本当?IBJの数字の読み方
本当です。IBJは2026年9月17日、月間お見合い成立数が過去最多の105,386件を記録したと発表しました。
IBJは、全国の結婚相談所が加盟するネットワークです。エースブライダルもその一つで、会員の方は全国の加盟相談所の会員さんとお見合いができます。
そのIBJが公表している数字を整理すると、こうなります。
① 月間お見合い成立数:過去最多の105,386件(2026年9月17日発表)
② 2026年9月のお見合い件数:100,803件。前年同月の90,220件から11.7%増
③ 2026年7月から9月の3か月のお見合い件数:初めて30万件を超え、前年の同じ期間より13.0%増
④ 2026年9月の成婚組数:1,863組。前年同月の1,792組から4.0%増
⑤ 2026年9月のIBJ登録会員数:111,160名。前年同月の102,302名から8.7%増
私が注目しているのは、②と⑤の関係です。
会員数の伸びは8.7%。それに対して、お見合い件数の伸びは11.7%。
会員が増えた分以上に、お見合いが増えているんです。
つまり、ただ人が集まっているだけではありません。
集まった人たちが、実際に会っている。
一人ひとりの動きが活発になっている、と読むことができます。
そしてIBJは10月1日の発表の中で、お見合い件数を成婚組数の「先行指標」と位置づけています。
お見合いが増えることは、その先の成婚が増えていく入り口でもある、という見方です。
未婚が増えたのに、なぜ相談所でお見合いが増えるの?
結婚しない人が増えるほど、結婚に本気の人は「本気の人がいる場所」を選ぶようになるからです。
IBJ自身は9月17日の発表で、背景として会員基盤の拡大を挙げています。
登録会員数が2026年7月に11万名を突破し、会員数の増加にともなってネットワーク内での婚活が活発になったこと。
そして、真剣に結婚を望む方々が、効率的かつ安全な出会いを求めて結婚相談所を利用するケースが増えていること。
これがIBJの説明です。
この説明を、のべ3万人以上の男女と向き合ってきた現場の感覚から言い直すと、次の3つになります。
① 「結婚するのが当たり前」でなくなると、本気の人ほど目的のはっきりした場所に移る
周りの多くが結婚していた時代は、職場や友人の紹介、なんとなくの流れでも出会いが生まれていました。
でも、未婚の人が珍しくなくなった今は、自然な流れを待っていても、結婚に向かう出会いはなかなか生まれません。
相手が結婚を考えているかどうかを、毎回探りながら進むのは疲れますよね。
だから結婚に本気の人ほど、全員が結婚を目的にしている場所を選ぶようになります。
② 本気の人が集まると、出会いの密度が上がる
社会全体で見れば、未婚の人の割合は上がっています。
けれど、結婚相談所の中にいるのは、独身であることを証明する書類を出し、結婚を目的に活動している人だけです。
社会では未婚が広がり、相談所の中では本気が濃くなっていく。
未婚が増えた国で、本気の人だけが静かに集まっている。この本気の濃縮こそ、お見合い過去最多という数字の正体だと私は考えています。
③ 安全に、早く会えることが選ばれている
相談所でのお見合いは、プロフィールを確認したうえでお申し込みをし、お互いが受けてから日程を決めて会う仕組みです。
交際を進めるのも終えるのも、カウンセラーを通して行います。
IBJの説明にある「効率的かつ安全な出会い」とは、この仕組みのことです。
忙しい人ほど、気持ちのない相手とのやりとりに時間を使わずにすむ場所を選んでいる、ということでしょう。
この数字を婚活でどう使えばいい?5つの動き方
お見合いが活発な今は、待つより動いた人から順番にご縁がつながる時期です。
具体的には、次の5つを意識してみてください。
① お申し込みの数を、いつもより少しだけ増やす
なぜ効くか:
お見合いが増えているということは、お相手の側も、たくさんのお申し込みの中から選んでいるということです。
条件をぴったり満たす人だけに絞ると、お見合いの数そのものが増えていきません。
どう動くか:
「絶対に譲れない条件」を3つまでに決めて、それ以外は少しだけ幅を広げてみてください。
写真やプロフィールで迷った方に、まず1回会ってみる。
本気の人が集まっている場所では、1回のお見合いの価値が上がっています。
② お申し込みを受けたら、返事を早くする
なぜ効くか:
お相手は、あなた以外の方ともお見合いの予定を組んでいることが少なくありません。
返事が遅れるほど、お相手の予定は別の方で埋まっていきます。
どう動くか:
お申し込みが届いたら、できれば当日か翌日には受けるかどうかを決めましょう。
迷うときは、カウンセラーに「この方の、ここが気になっています」と一言相談するだけで、決めるスピードが上がります。
カウンセラーへの相談の例文:
「〇〇さんからお申し込みをいただきました。お写真の印象はとてもいいのですが、休日の過ごし方が私と違いそうで迷っています。お会いしてみる価値はありそうでしょうか」
③ お見合いでは、「結婚後の暮らし」の話を1つだけ入れる
なぜ効くか:
本気の人が集まる場所では、お相手も「この人と暮らすとどうなるか」を想像しながら話しています。
趣味や仕事の話だけで終わると、印象は良くても、暮らしのイメージが残りません。
どう動くか:
重たい条件の確認ではなく、休日や食事のような身近な話題で、暮らしの景色を一つだけ共有してみてください。
お見合いでの例文:
「休みの日は、家でゆっくりするのと出かけるのと、どちらが多いですか。私は朝は家でコーヒーを飲んで、午後から出かけることが多いんです」
④ 仮交際が始まったら、次の日程を先に出す
なぜ効くか:
お見合いが活発な時期は、仮交際中のお相手も、ほかの方と並行して会っています。
「また今度」で間があくと、そのあいだに気持ちが別の方へ向いてしまうことがあります。
どう動くか:
デートの最後か、その日のうちのLINEで、次の候補日を2つ出しましょう。
日付が入っているだけで、あなたの本気はきちんと伝わります。
LINEの例文:
「今日はありがとうございました。〇〇の話、とても楽しかったです。もしよければ次は、再来週の土曜か日曜はいかがでしょうか。前に話していたお店、行ってみたいです」
⑤ 気持ちが決まったら、カウンセラーに先に伝える
なぜ効くか:
相談所では、交際を進めたい気持ちや迷いをカウンセラーに伝えると、お相手側のカウンセラーとも連携しながら進められます。
一人で抱えて様子を見ているあいだに、ご縁の温度が下がってしまうのはもったいないことです。
カウンセラーへの例文:
「〇〇さんとは3回お会いして、真剣交際に進みたい気持ちが固まってきました。お相手のお気持ちはどうか、確認していただけますか」
動き方がわかっていても、お申し込みの幅をどこまで広げるか、どの方に返事をするかは、一人だと迷ってしまいますよね。
エースブライダルでは、今の気持ちや譲れない条件を伺いながら、あなたに合った動き方を一緒に考えています。
まずは無料相談で、今の状況をそのまま聞かせてください。
この数字で誤読しやすいポイントは?
いちばん多い誤読は、「未婚が増えた=結婚できない時代になった」と読んで、自分を急かしてしまうことです。
ほかにも、次の4つは気をつけて読んでほしいポイントです。
① 未婚の割合が上がった=結婚したい人が減った、ではない
国勢調査がわかるのは、結婚しているかどうかという状態です。
結婚したいかどうかという気持ちまでは、この数字からは読み取れません。
② 「未婚率が過去最高」とは、この資料には書かれていない
今回の結果の概要に書かれているのは、2020年と比べて上がったということです。
「過去最高」という言い方は、この資料では確認できません。数字は、資料に書かれている範囲で正確に受け取りましょう。
③ お見合いが増えた=相談所に新しい人が殺到している、ではない
2026年9月の新規入会者数は6,146名で、前年同月より6.3%減っています。
IBJは、資本業務提携先からの入会者数が約600名減ったことを理由に挙げ、それ以外の加盟相談所での入会は堅調だと説明しています。
つまり、お見合いの増加は人が押し寄せた結果というより、すでに活動している人たちの動きが活発になった結果として読むほうが自然です。
騒がしく増えたのではなく、静かに濃くなった。これが私の読み方です。
④ お見合いが増えた分、そのまま成婚が増える、ではない
2026年9月のお見合い件数は前年同月より11.7%増えましたが、成婚組数は4.0%増でした。
お見合いは入り口であって、ゴールではありません。
お見合いの機会が増えた今こそ、仮交際から真剣交際へ、どう関係を育てるかで結果が分かれます。
本気の人が集まる場所で、選ばれる人の器とは?
本気の人が集まる場所で最後に選ばれるのは、数字に焦らず、目の前の一人を丁寧に扱える人です。
出会いの数が増えると、人はつい「もっといい人がいるかもしれない」と、次のお見合いばかりに目が向きます。
お見合いの数は増えても、比べる癖がついてしまうと、目の前の人と関係を育てる力が弱くなっていきます。
現場で成婚していく方を見ていると、共通しているのは、選択肢が多いときほど返事が誠実なことです。
お受けするなら早く、お断りするなら丁寧に。
会っているあいだは、その人のことだけを見る。
本気の人に囲まれた場所では、その誠実さがいちばんよく伝わります。
未婚の数字を見て不安になる人と、同じ数字を見て「だから本気の人は集まっている」と読める人。
同じ数字でも、受け取り方で動き方が変わります。
社会の流れに振り回されず、自分のご縁を自分の手で育てていける人。
それが、選ばれる側にも、選ぶ側にもなれる持てる人の器だと私は思います。
よくある質問
Q.2025年の国勢調査で、未婚の人の割合はどれくらい?
A.15歳以上で未婚の人の割合は、男性36.3%、女性26.4%でした。2020年と比べて、男性は1.7ポイント、女性は1.5ポイント上がっています。総務省が2026年9月29日に公表した「令和7年国勢調査 人口等基本集計 結果の概要」に掲載されています。
Q.未婚率は過去最高になったの?
A.今回の結果の概要には、2020年より上がったことは書かれていますが、「過去最高」という表現はありません。この記事では、資料に合わせて「上昇した」とお伝えしています。
Q.IBJのお見合いは、どれくらい増えているの?
A.IBJは2026年9月17日に、月間お見合い成立数が過去最多の105,386件になったと発表しました。2026年9月のお見合い件数は100,803件で前年同月比11.7%増、7月から9月の3か月では初めて30万件を超えています。
Q.未婚の人が増えているなら、婚活は急がなくても大丈夫?
A.焦る必要はありませんが、待つだけでは出会いは増えません。お見合いが活発な今は、お申し込みや返事を早くした人から順にご縁がつながりやすい時期です。焦らず、でも止まらずに動くことをおすすめします。
Q.お見合いが増えると、競争が激しくなって不利にならない?
A.お見合いが増えているのは、あなたに会う可能性のある人も動いているということです。会員数の伸びより、お見合い件数の伸びのほうが大きいことからも、出会いの機会そのものが広がっていると読めます。大切なのは比べ合うことではなく、返事の速さと誠実さです。
Q.結婚相談所は、恋愛経験が少なくても大丈夫?
A.大丈夫です。相談所では、お申し込みから交際の進め方まで、カウンセラーと相談しながら進められます。エースブライダルでは、恋愛経験ゼロから入会した方のうち98%が交際に進んでいます(※結婚相談所エースブライダルの実績。集計期間2025年1月〜2026年9月26日、仮交際を含む)。
参考にした資料
・総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計 結果の概要」(2026年9月29日公表)https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2025/kekka/pdf/outline_01.pdf
・株式会社IBJ「株式会社IBJ(結婚相談所事業)2026年9月KPIについて」(2026年10月1日)https://fs2.magicalir.net/tdnet/2026/6071/20261001544389.pdf
・株式会社IBJ プレスリリース「月間お見合い成立数が過去最多の10.5万件を突破」(2026年9月17日)https://mainichikirei.jp/prtimes/article/20260917prt00m100000126a.html
未婚の人が増えたというニュースは、あなたの婚活が難しくなったという知らせではありません。
結婚に本気の人が、目的のはっきりした場所に集まり始めているという知らせです。
その場所で、あなたらしく動いてみませんか。
恋愛経験ゼロから入会した方のうち98%が交際に進んでいます(※結婚相談所エースブライダルの実績。集計期間2025年1月〜2026年9月26日、仮交際を含む)。
この記事を書いた人
関口美奈子(せきぐち みなこ)
恋愛心理研究家・作家。結婚相談所エースブライダルとメンズ眉毛サロンWinsome(新宿・吉祥寺・高円寺)を運営。のべ3万人以上の男女と向き合ってきた現場経験と心理学をもとに恋愛・結婚・人間関係・コミュニケーションを執筆し、自治体や企業、官公庁でも講演。著書はKADOKAWAほかより刊行、中国韓国台湾で翻訳出版。
公式サイト https://sekiguchiminako.com/
著書:『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』