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恋愛心理研究家が伴走する、選ばれる人になる婚活

女性が結婚を決めた決め手12選|鍵は未来の試運転

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エースブライダル「女性が結婚を決めた決め手12選|鍵は未来の試運転」-1

こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。

女性が結婚を決める決め手は、年収でも、ときめきの強さでもありません。

決め手になるのは、デートの楽しさより、「この人と暮らす未来を、少しだけ先に試してみた」ときの手ごたえです。予定が崩れた日、意見が分かれた日、疲れている日。そんな小さな場面で彼女が見ているのは、恋人のあなたではなく、夫になったあなたの予告です。

この記事では、国の調査と心理学の研究、そして結婚相談所の現場から、女性が結婚を決めた決め手12選と、男性がその決め手を自然に見せるための具体的な行動、言葉の例文までまとめました。

「デートはいつも楽しそうなのに、真剣交際の返事がもらえない」

「条件は悪くないはずなのに、最後の最後で選ばれない」

「女性が何で決めているのか、正直よくわからない」

男性会員さんから、本当によくいただくご相談です。

のべ3万人以上の男女と向き合ってきて、成婚した女性に「決め手は何でしたか」と聞くと、返ってくる答えは驚くほど具体的です。

「電車が止まったとき、全然イライラしなかったんです」

「私の仕事の話を、次のデートでも覚えていてくれて」

「お金の話をしたら、ちゃんと数字で答えてくれた」

女性は大きなイベントより、こうした小さな場面の積み重ねで、ひそかに「未来の試運転」をしているのです。

この記事の結論

・女性の結婚の決め手でいちばん大きいのは「人柄」です。国の調査でも、結婚相手の条件として「人柄」を重視する女性は88.2%で、最も多い項目でした。

・経済力は、多くの女性が「考慮」はしますが、「重視する」と答えた女性は36.3%にとどまります。年収そのものより、お金との向き合い方の安定が見られています。

・女性は、予定が崩れたとき、意見が違ったとき、いいことがあったときの彼の反応から「一緒に暮らす未来」を試運転し、その手ごたえで決めます。

・男性にできるのは、完璧を演じることではなく、「落ち着き」「聞く力」「一緒に考える姿勢」を、交際の小さな場面で繰り返し見せることです。

この記事を書いた人:関口美奈子(恋愛心理研究家・作家)

著書『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』。KADOKAWAほかより刊行し、中国・韓国・台湾で翻訳出版。TBS「王様のブランチ」のBOOKランキングにも掲載されました。結婚相談所エースブライダルを主宰し、のべ3万人以上の男女と向き合ってきた経験と心理学から書いています。

女性の結婚の決め手で、いちばん多いのは?

いちばん多いのは「人柄」です。

国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査(2021年)では、いずれ結婚するつもりの18〜34歳の未婚女性のうち、結婚相手の条件として「人柄」を「重視する」と答えた人は88.2%で、すべての項目の中で最多でした。

同じ調査で、女性が相手の「経済力」を「重視する」と答えた割合は36.3%です。「考慮する」まで含めると91.6%にのぼりますから、まったく気にしていないわけではありません。

ただ、「経済力を最優先で決める」女性は、男性が思っているよりずっと少ないのです。

また、「自分の仕事への理解と協力」を重視する女性は55.9%で、1997年調査の46.5%から増えています。

ここで大事なのは、「人柄」という言葉の中身です。

人柄は、プロフィールに書ける情報ではありません。女性はそれを、会って、話して、いくつもの場面を一緒に過ごす中で確かめていきます。

だから婚活での決め手は、お見合いの日ではなく、仮交際から真剣交際にかけての小さな場面の積み重ねで決まっていくのです。

女性が口にする条件と、本当の決め手は同じ?

同じではありません。女性が最初に口にする条件は「入口の基準」で、最後の決め手は「一緒に暮らせる手ごたえ」です。

アメリカの心理学者リーらは、参加者に限られた予算で理想の結婚相手を「買い物」してもらう実験を行いました。その結果、予算が少ないときに女性がまず確保したのは相手の地位や経済的な安定で、男女ともにやさしさと知性は欠かせない「必需品」として選ばれていました。そして、必需品が一定の水準を満たすと、ほかの特徴に予算を回していったのです(Li et al., 2002)。

つまり女性にとって経済的な安定は、「たくさんあるほどいい」ものではなく、「足りているかを確認するもの」に近いということです。

婚活の現場でも、同じことが起きています。プロフィールの年収で申し込みを決めた女性も、交際が始まると、年収の話はほとんどしなくなります。代わりに話題にするのは、「話しやすいか」「気をつかわなくていいか」「困ったときにどうするか」です。

もう一つ、スピードデーティングの研究では、事前に語った理想の条件は、実際に会った相手への関心をほとんど予測しませんでした(Eastwick & Finkel, 2008)。

条件は入口を決めますが、出口を決めるのは、会ってからのふたりのやりとりです。

だから男性にとっての勝負どころは、条件表ではなく、交際中の一つひとつの場面にあります。

女性が結婚を決めた決め手12選

ここからは、成婚した女性たちの言葉と心理学の研究をもとに、女性が結婚を決めた決め手を12個お伝えします。

それぞれ、「女性の心の中で何が起きているか」「婚活の場面での見え方」「男性ができること」の順にまとめました。

①一緒にいて、気をつかわなくていい

女性の心の中:結婚は、特別な日より、何でもない日の連続です。女性は「この人といると、自分が無理をしていない」と感じたとき、長い毎日を想像できます。

婚活の場面:沈黙があっても気まずくない。疲れている日に「今日は早めに解散しましょうか」と言っても、嫌な顔をされない。

男性ができること:デートを盛り上げようと頑張りすぎないこと。彼女が疲れていそうなら、「今日は短めにして、また来週ゆっくり会いましょう」と先に言えると、それだけで安心が伝わります。

②話を覚えていて、次に聞き返してくれる

女性の心の中:人は、自分の話にきちんと応えてくれる人を好きになります。初対面どうしのやりとりを調べた実験でも、会話が増えるほど好意が高まり、その理由の一つが「相手が自分の話に応えてくれている感覚」でした(Reis et al., 2011)。

婚活の場面:前回話した「来週プレゼンがあって」を、次のデートで「そういえば、プレゼンどうでした?」と聞いてくれる。

男性ができること:デートのあと、彼女が話したことを3つだけスマホにメモしておく。次に会ったとき一つ聞き返すだけで、「ちゃんと見てくれている人」になれます。

③いいことがあった日に、一緒に喜んでくれる

女性の心の中:うれしい出来事を話したとき、相手がどう反応するかは、関係の満足度と深く関わっています。心理学者のゲーブルらは、相手が積極的に、前向きに喜んでくれるカップルほど、親密さや関係の満足度が高いことを示しました(Gable et al., 2004)。

婚活の場面:「資格試験に受かったんです」と話したとき、「すごい!どれくらい勉強したんですか?」と身を乗り出してくれる。反対に、「へえ、よかったですね」でスマホに目を戻す男性は、ここで点を落とします。

男性ができること:彼女のいい報告には、「おめでとう」+「質問をひとつ」で返す。LINEなら「おめでとうございます! 一番大変だったのはどこでした?」。喜びを広げてくれる人と、女性は一緒に暮らしたいと思います。

④予定が崩れても、落ち着いている

女性の心の中:女性は、トラブルの日の彼に、夫になった彼を見ています。

婚活の場面:予約したお店が満席だった、電車が遅れた、雨が降ってきた。そんなとき「じゃあ、こっちにしましょうか」と笑って切り替えられる。

男性ができること:完璧なデートプランより、崩れたときの「代わりの一手」を用意しておくこと。そして、店員さんや駅員さんに当たらないこと。女性は、あなたの感情の扱い方を、そこでしっかり見ています。

⑤連絡と約束が安定している

女性の心の中:「この人は、言ったことをやる人だ」。この信頼が積み重なると、女性は将来の約束も信じられるようになります。

婚活の場面:次のデートの日程をいつも自分から出してくれる。「夜に連絡します」と言ったら、本当に夜に連絡が来る。

男性ができること:LINEの回数を増やす必要はありません。大事なのは波がないこと。忙しい週は「今週はバタバタなので、土曜に電話させてください」と、空白に期限をつけて伝えましょう。

⑥意見を聞いて、考えを変えられる

女性の心の中:夫婦研究で知られるゴットマンらは、新婚夫婦を追跡した研究で、夫が妻の意見を受け入れ、影響を受けることを拒まない夫婦ほど、結婚が安定していることを示しました(Gottman et al., 1998)。女性は、自分の意見が届く相手かどうかを敏感に確かめています。

婚活の場面:お店選びや住むエリアの話で、「たしかに、そっちのほうがいいかもしれませんね」と言える。

男性ができること:意見が違ったときは、すぐに結論を出さず「〇〇さんはどうしてそう思うんですか?」と理由を聞く。自分の考えを曲げる必要はありませんが、「聞いたうえで考え直せる人」だと伝わることが決め手になります。

⑦お金の話を、ごまかさない

女性の心の中:先ほどの調査で見たとおり、女性の多くは経済力を「考慮」します。でも見ているのは金額の大きさより、お金についての見通しと誠実さです。

婚活の場面:真剣交際で、貯金や使い方の考えを聞かれたとき、「まあ、なんとかなりますよ」ではなく、「毎月これくらい貯めていて、こういう使い方をしたいと思っています」と具体的に話してくれる。

男性ができること:完璧な数字をそろえる必要はありません。わからないことは「調べて、次に話しますね」と言えれば十分です。お金の話を避けない姿勢そのものが、安心の材料になります。

⑧彼女の仕事と生き方を、応援してくれる

女性の心の中:出生動向基本調査でも、相手に「自分の仕事への理解と協力」を重視する女性は増えています。結婚しても自分の人生を大切にできるか。それは女性にとって大きな問いです。

婚活の場面:彼女の仕事の話を、興味を持って聞く。「結婚したら仕事はどうするんですか」ではなく、「これから、どんな仕事をしていきたいですか」と聞ける。

男性ができること:彼女の仕事の忙しい時期を覚えておき、「月末は忙しいって言ってましたよね。落ち着いたら、おいしいもの食べに行きましょう」と声をかける。応援は、大きな言葉より、覚えていることで伝わります。

⑨家のことを「手伝う」ではなく「一緒にやる」と考えている

女性の心の中:同じ調査で、相手の家事などの能力や姿勢を重視する女性は70.2%にのぼり、1997年の43.6%から大きく増えています。女性は、暮らしを一緒に回せる相手かどうかを、交際中から想像しています。

婚活の場面:「料理はしますか?」と聞かれて、「得意じゃないけど、覚えたいです」と答えられる。「手伝いますよ」より「一緒にやりましょう」という言葉が出てくる。

男性ができること:今できることを正直に話し、できないことは「覚えたい」と言うこと。一人暮らしで何をしているか、休日の家事の話を自然にできると、暮らしの試運転が一気に進みます。

⑩周りの人への態度が、やさしい

女性の心の中:自分にやさしいのは、交際中なら当たり前。女性が本当に見ているのは、自分以外の人への態度です。そこに、何年か後に自分に向けられる態度が映っていると感じるからです。

婚活の場面:店員さんに「ありがとうございます」と言う。タクシーの運転手さんに丁寧。混んだ電車で人に道をゆずる。

男性ができること:意識して演じる必要はありません。ただ、疲れているときほど出やすいので、デートの日は早めに寝て、余裕を持って家を出ましょう。

⑪彼女の家族や友人を、大切に扱ってくれる

女性の心の中:結婚は、ふたりだけでなく、お互いの大切な人たちとの関係も始まることです。女性は、自分の大切な人たちの話を、彼がどう聞くかを見ています。

婚活の場面:彼女が家族や友人の話をしたとき、名前や関係を覚えていて、「妹さん、引っ越しは終わりました?」と聞ける。

男性ができること:彼女の家族の話を、批判や評価をせずに聞くこと。真剣交際でご両親の話が出たら、「いつかご挨拶させてください」とひとこと添えるだけで、女性の中の未来は具体的になります。

⑫将来の話を、具体的に一緒に考えられる

女性の心の中:気持ちがあっても、将来の話がぼんやりしたままだと、女性は決めきれません。「この人となら、どう暮らすのか」が見えたとき、試運転は完了します。

婚活の場面:住む場所、働き方、休日の過ごし方、お互いの親との距離。真剣交際に入ってから、こうした話を「どうしたいですか」「僕はこう思っています」と具体的に話し合える。

男性ができること:「結婚したら全部合わせますよ」は、やさしさのつもりでも逆効果です。女性は、合わせてくれる人より、一緒に考えてくれる人を選びます。まず自分の考えを伝え、そのうえで彼女の考えを聞きましょう。

女性が「この人と結婚したい」と思う瞬間は?

女性が結婚したいと思うのは、特別な日の演出より、何でもない場面で「この人となら大丈夫」と感じた瞬間です。

成婚した女性たちから聞いた瞬間を、場面ごとに挙げてみます。

・トラブルのとき:「道に迷ったとき、彼が笑いながら『冒険ですね』と言ってくれた」

・体調が悪いとき:「風邪で約束をキャンセルしたら、責めずに『ゆっくり休んで』とだけ来た」

・弱さを見せたとき:「仕事で落ち込んだ話をしたら、アドバイスより先に『大変でしたね』と言ってくれた」

・意見が違ったとき:「住む場所の話で意見が分かれたけれど、ちゃんと話し合えた」

・うれしいとき:「私の小さな報告に、自分のことのように喜んでくれた」

どれも、お金も特別な準備もいりません。

共通しているのは、彼女の感情が揺れたときに、彼が落ち着いて、彼女の側に立っていたことです。

婚活では、女性の決め手はいつ固まる?

女性の決め手は、仮交際で「この人を知りたい」に変わり、真剣交際で「この人と暮らせる」に固まっていきます。

IBJのルールでは、お見合い後の交際期間はお見合いの日から3か月です。

その中で、仮交際は1か月〜1か月半、真剣交際は1か月半〜2か月が目安とされています。

IBJが2025年の成婚者を分析した成婚白書では、成婚までの交際期間は約4か月でした。

女性の気持ちの動き方を、ざっくり段階に分けるとこうなります。

仮交際の前半:「嫌じゃないか」「話しやすいか」を確かめる時期。①②の決め手が効きます。

仮交際の後半:「この人をもっと知りたいか」を確かめる時期。③④⑤のような、いろいろな場面での反応が見られています。

真剣交際:「この人と暮らせるか」を確かめる時期。⑥〜⑫のような、お金や仕事、家のこと、家族、将来の話が決め手になります。

男性がよくつまずくのは、仮交際で楽しいデートを重ねたのに、真剣交際に入ってから将来の話を避けてしまうケースです。

女性にとって真剣交際は、ロマンチックな時間であると同時に、暮らしの試運転の本番です。ここで話が進まないと、女性は決め手を見つけられないまま、交際期間の終わりを迎えてしまいます。

女性の決め手を遠ざけてしまう、男性の行動は?

いちばん避けたいのは、「いいところを見せよう」と頑張りすぎて、ふだんの自分を隠してしまうことです。

女性が見たいのは、完璧な彼ではなく、一緒に暮らす彼です。次のような行動は、試運転をかえって難しくします。

・毎回、完璧なデートプランを組んで、崩れると不機嫌になる

・「僕は何でもいいですよ」と、自分の意見を言わない

・彼女の悩みに、すぐ答えやアドバイスを返す

・お金や将来の話になると、冗談ではぐらかす

・年収や肩書きで安心させようとする

・彼女の家族や友人、元の職場の話を評価する、批判する

・真剣交際に入ってから、連絡やデートの頻度が落ちる

とくに多いのは、最後のひとつです。

真剣交際に進んだことで安心して、連絡がゆるむ男性は少なくありません。でも女性にとっては、そこからが本番です。交際の初めと同じ熱量を、結婚が決まるまで保ってください。

「決め手がない」と言われたら、脈なし?

脈なしとは限りません。女性の「決め手がない」は、多くの場合「嫌なところはないけれど、暮らしの試運転がまだ足りない」という意味です。

担当カウンセラーを通して「もう少し考えたい」「決め手に欠ける」と返事が来たとき、慌てて気持ちを伝え直したり、プレゼントで押したりするのは逆効果です。

代わりに、まだ見せていない場面を足してみてください。

・向かい合うカフェから、半日デートや、一緒に何かを選ぶデートへ

・将来の話を、「どうしたいですか」と具体的な質問で一つだけ

・彼女の話を覚えていて、次のデートで聞き返す

一方で、何回会っても同じ返事が続くなら、あなたのほうから期限を決めてかまいません。

IBJでは交際期間に期限があり、お断りも担当カウンセラーを通して伝えます。自分ひとりで待ち続けず、カウンセラーと相談しながら進めましょう。

「真剣交際まで進むのに、最後に選ばれない」。

そんなときは、あなたの魅力が足りないのではなく、見せる場面の順番が合っていないだけのことがよくあります。

エースブライダルでは、デートの組み立て方や、真剣交際での話し合いの進め方まで、カウンセラーが一緒に考えています。まずは無料相談で、今の婚活の状況をお話しくださいね。

女性の決め手に近づいているか、確かめるチェックリストは?

次の10項目のうち、7つ以上当てはまれば、試運転はうまく進んでいます。

当てはまらない項目は、次のデートで一つずつ足していきましょう。

□ 次のデートの日程を、いつも自分から出している

□ 彼女が前に話したことを、次のデートで聞き返したことがある

□ 彼女のいい報告に、質問を添えて喜んだことがある

□ 予定が崩れたとき、笑って切り替えられた

□ 意見が分かれたとき、理由を聞いてから話し合えた

□ 店員さんや周りの人に、自然にお礼を言っている

□ お金や貯金の考え方を、具体的に話したことがある

□ 彼女の仕事の話を、応援する言葉で聞いている

□ 家のことを「一緒にやる」前提で話している

□ 住む場所や働き方の話を、自分の考えも言いながら相談できた

女性に「この人」と選ばれる男性は、何が違う?

選ばれる男性は、自分をよく見せることより、彼女が安心して未来を想像できる場所をつくることに力を使っています。

持てる男性は、次の3つを自然にしています。

①先に、安心を差し出す

「今日は疲れてない?」「無理しないでくださいね」。

彼女が何か言う前に、先に安心を差し出せる男性の前では、女性は自然体でいられます。自然体でいられる相手こそ、女性が一緒に暮らしたいと思う相手です。

②自分の機嫌を、自分で整える

予定が崩れても、仕事で疲れていても、彼女に八つ当たりをしない。

自分の機嫌に責任を持てる男性は、それだけで「この人となら大丈夫」という大きな安心を与えます。落ち着きは、どんな高価なプレゼントよりも伝わる誠実さです。

③彼女の可能性を信じて、応援する

彼女の仕事や夢、挑戦したいことを、「いいですね、応援します」と信じて背中を押す。

女性は、自分を小さくしなくていい相手と結婚したいと思っています。彼女の可能性を信じられる男性は、彼女の人生の味方として選ばれます。

まとめ:女性は「未来の試運転」で結婚を決める

女性の結婚の決め手でいちばん大きいのは「人柄」です。

そして女性はその人柄を、予定が崩れたとき、意見が違ったとき、いいことがあったとき、お金や将来の話をしたときの彼の反応から、少しずつ確かめています。

年収や肩書きは入口の条件にはなっても、最後の決め手にはなりにくいもの。

最後に選ばれるのは、一緒に暮らす未来を、彼女が安心して試運転できた男性です。

完璧である必要はありません。

落ち着いて、覚えていて、一緒に考える。その繰り返しが、きっと彼女の「この人に決めた」につながりますよ。

よくある質問

Q.女性の結婚の決め手で、いちばん多いのは何ですか?

A.国立社会保障・人口問題研究所の調査では、女性が結婚相手の条件として最も重視しているのは「人柄」で、88.2%が「重視する」と答えています。婚活の現場でも、一緒にいて気をつかわなくていい、話を聞いてくれる、落ち着いている、といった人柄に関わる点が決め手として多く挙がります。

Q.年収が低いと、結婚相手に選ばれにくいですか?

A.年収は申し込みの段階では見られますが、交際が始まってからの決め手になることは多くありません。調査でも、経済力を「重視する」女性は36.3%です。金額より、お金の使い方や将来の見通しを具体的に話せるかどうかが見られています。

Q.女性が結婚を決めるのは、交際してどのくらいのころですか?

A.結婚相談所では、お見合いの日から3か月が交際期間のルールで、真剣交際に入ってから決め手が固まることが多いです。IBJの成婚白書では、成婚までの交際期間は約4か月でした。真剣交際で、お金や住む場所、働き方の話を具体的にできるかが分かれ目になります。

Q.「決め手に欠ける」と言われました。どうすればいいですか?

A.嫌なところはないけれど、一緒に暮らすイメージがまだ持てていない、という意味のことが多いです。向かい合うデートから、半日デートや一緒に何かを選ぶデートに変えたり、将来の話を一つ具体的にしたりして、まだ見せていない場面を足してみてください。

Q.女性は、プロポーズの演出で結婚を決めるのですか?

A.プロポーズは、決め手というより答え合わせに近いものです。女性の多くは、プロポーズの前に、交際中の小さな場面で気持ちを固めています。演出に力を入れるより、それまでの交際で安心と信頼を積み重ねることのほうが大切です。

Q.女性に「この人と結婚したい」と思ってもらうには、何から始めればいいですか?

A.まずは、彼女が話したことを覚えて、次のデートで聞き返すことから始めてみてください。そして、予定が崩れたときに落ち着いて切り替えること。どちらも今日からできて、女性が結婚相手を見きわめるときに強く効く行動です。

参考にした研究・資料

・国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)結果の概要」(2021年調査)https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/JNFS16gaiyo.pdf

・Li, N. P., Bailey, J. M., Kenrick, D. T., & Linsenmeier, J. A. W. (2002). The necessities and luxuries of mate preferences: Testing the tradeoffs. Journal of Personality and Social Psychology, 82(6), 947-955.

・Eastwick, P. W., & Finkel, E. J. (2008). Sex differences in mate preferences revisited: Do people know what they initially desire in a romantic partner? Journal of Personality and Social Psychology, 94(2), 245-264.

・Reis, H. T., Maniaci, M. R., Caprariello, P. A., Eastwick, P. W., & Finkel, E. J. (2011). Familiarity does indeed promote attraction in live interaction. Journal of Personality and Social Psychology, 101(3), 557-570.

・Gable, S. L., Reis, H. T., Impett, E. A., & Asher, E. R. (2004). What do you do when things go right? The intrapersonal and interpersonal benefits of sharing positive events. Journal of Personality and Social Psychology, 87(2), 228-245.

・Gottman, J. M., Coan, J., Carrere, S., & Swanson, C. (1998). Predicting marital happiness and stability from newlywed interactions. Journal of Marriage and the Family, 60(1), 5-22.

・IBJ「お見合いと交際のルール&マナー」https://www.ibjapan.com/success/manners/

・IBJ「結婚相談所の真剣交際とは?」https://www.ibjapan.com/marriage/p_7720/

・IBJ「2025年 IBJ 成婚白書」https://www.ibjapan.jp/information/2026/04/%EF%BC%91-10.html

この記事を書いた人

関口美奈子(せきぐち みなこ)

恋愛心理研究家・作家。結婚相談所エースブライダルとメンズ眉毛サロンWinsome(新宿・吉祥寺・高円寺)を運営。のべ3万人以上の男女と向き合ってきた現場経験と心理学をもとに恋愛・結婚・人間関係・コミュニケーションを執筆し、自治体や企業、官公庁でも講演。著書はKADOKAWAほかより刊行、中国韓国台湾で翻訳出版。

公式サイト https://sekiguchiminako.com/

著書:『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』

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