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恋愛心理研究家が伴走する、選ばれる人になる婚活

婚活疲れた・やめたい時の抜け方|正体は査定疲れ

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エースブライダル「婚活疲れた・やめたい時の抜け方|正体は査定疲れ」-1

こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。

婚活疲れは、がんばりが足りない人には起きません。

一人ひとりをまじめに見ようとする人ほど、会うたびに相手を値踏みし、自分も値踏みされる「査定疲れ」で、心の燃料が先に尽きていきます。

そして抜け方のコツは、ただ休むことではなく、戻る日を先に決めてから休むことです。

この記事では、疲れのタイプの見分け方、休むか続けるかの判断、IBJの婚活での休み方と再開の組み立て方を、カウンセラーへの伝え方の例文つきで整理しました。

お見合いの前の日、スマホで相手のプロフィールを見返しながら「また一から自己紹介か」とため息が出る。

お断りの連絡が来ると、仕事の手まで止まってしまう。

週末はずっと婚活の予定で埋まっているのに、何かが前に進んでいる感じがしない。

「もうやめたい」と思ってしまう自分を責めていませんか。

その気持ち、本当によくわかります。

のべ3万人以上の男女と向き合ってきた中で、婚活疲れを一度も感じずに結婚まで進んだ方は、ほとんどいませんでした。

疲れは、あなたが弱い証拠ではなく、真剣に向き合ってきた証拠です。

だからこそ、根性で乗り切るのではなく、疲れの正体を知って、上手に抜けていきましょう。

この記事の結論

・婚活疲れの正体は、人に会う疲れより「選ぶ・選ばれる」を繰り返す判断の疲れ、つまり査定疲れです。

・まず自分の疲れが「選びすぎ」「断られ」「断り」「並行」「比較」「空回り」「生活圧迫」のどれかを見分けると、打つ手が変わります。

・休むときは、期間と戻り方を先に決める「帰り道のある休み」にします。休会の条件や期間は相談所ごとに決まっているので、担当カウンセラーに確認しましょう。

・再開は「お見合い1件から」と小さく始め、「〇〇が起きたら△△する」という自分ルールを先に作っておくと、同じ疲れに戻りにくくなります。

この記事を書いた人:関口美奈子(恋愛心理研究家・作家)

著書『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』。KADOKAWAほかより刊行し、中国・韓国・台湾で翻訳出版。TBS「王様のブランチ」のBOOKランキングにも掲載されました。結婚相談所エースブライダルを主宰し、のべ3万人以上の男女と向き合ってきた経験と心理学から書いています。

婚活疲れの正体は?なぜまじめな人ほど疲れるの?

婚活疲れの正体は、体の疲れよりも、「この人でいいのか」「自分は選ばれるのか」を短い間に何十回も判断し続ける、心の査定疲れです。

仕事や友人関係では、相手を「合格か不合格か」で見続けることはあまりありませんよね。

ところが婚活では、プロフィールを見るたび、お見合いをするたび、デートのたびに、小さな合否を出し続けます。

しかも同じ目は自分にも向けられている。

これが週に何度も続けば、どんなに元気な人でも心が乾いていくのは自然なことです。

オランダの研究者プロンクとデニッセンは、オンラインで次々に異性のプロフィールを見る実験を行い、見ていくうちに参加者がだんだん相手を断りやすくなることを示しました(Pronk & Denissen, 2020)。

候補を見続けるほど、写真への満足感や「うまくいきそう」という感覚が下がり、心が「断るモード」に入っていくのです。

研究チームはこれを「拒絶のマインドセット」と表現しています。

もうひとつ、断られる側の疲れもあります。

心理学者リアリーらは、自尊心は「自分は人から受け入れられているか」を測るメーターのように働き、自分のせいで仲間から外されたと感じると、自己評価が下がることを実験で確かめました(Leary et al., 1995)。

お見合いの不成立や交際終了の連絡は、たとえ理由が相性でも、このメーターを小さく揺らします。

それが積み重なると、「私には価値がないのかも」という重たい気分になっていきます。

つまり婚活疲れは、あなたの根気の問題ではなく、判断と評価が集中しすぎる活動の仕組みから来ています。

仕組みから来る疲れなら、仕組みを変えれば軽くできます。

ここから先は、その変え方の話です。

あなたの婚活疲れはどのタイプ?

婚活疲れは、ほとんどの場合、次の7つのどれか、または2〜3個の組み合わせです。

タイプによって効く対策が違うので、「どれがいちばん近いか」を探しながら読んでみてください。

①選びすぎ疲れ:検索と申込みで一日が終わる

何が起きているか:先ほどの「拒絶のマインドセット」の状態です。候補を見続けるほど目が厳しくなり、誰を見ても決め手に欠けるように感じてしまいます。

婚活の場面での見え方:寝る前に検索画面を開き、気づけば1時間。申込みをするかどうか迷って保存だけが増えていく。お見合いが決まっても、始まる前から「たぶん違う」と感じている。

見分け方と処方:検索をしたあと、少し気分が沈んでいるならこのタイプです。検索は週に2回、時間を決めて行うだけで、判断の回数がぐっと減ります。申込みは「迷ったら出す」を合言葉にして、見極めはお見合いの席に任せてしまいましょう。

②断られ疲れ:お断りの連絡が怖くなる

何が起きているか:自尊心のメーターが、お断りのたびに下がっている状態です。相手はあなたのほんの一部しか見ていないのに、全部を否定されたように感じてしまいます。

婚活の場面での見え方:お見合いの結果連絡が来る時間になると胸がざわつく。仮交際の終了を知らされた日は、何も手につかない。次のお見合いの前から「どうせまた」と身構える。

見分け方と処方:お断りの連絡のあと、相手のことより自分の欠点ばかり考えているならこのタイプです。IBJでは、お断りは担当カウンセラーを通して伝えるルールになっていて、理由が本人に細かく届くことは多くありません。理由がわからない「お断り」を、自分の欠点の証拠にしない。これを自分との約束にしてください。気になるなら、担当カウンセラーにお相手側の様子を聞いてもらうほうが、ずっと正確です。

③断り疲れ:いい人に「ごめんなさい」を言うのがつらい

何が起きているか:見落とされやすいのが、断る側の疲れです。やさしい人ほど、相手をがっかりさせる罪悪感を毎回まともに受け止めてしまいます。

婚活の場面での見え方:「悪い人じゃないし」と、気持ちが動かない交際をずるずる続けてしまう。お断りを出すまでの数日間、ずっと気が重い。

見分け方と処方:交際を続ける理由が「断るのが申し訳ないから」になっていたら、このタイプです。お断りは、相手の時間を返してあげる行為でもあります。担当カウンセラーには、こんなふうに伝えれば十分です。

「〇〇さんはとても誠実な方でしたが、結婚相手として気持ちが進みませんでした。感謝をお伝えしたうえで、お断りをお願いできますか」

④並行疲れ:日程調整とLINEで頭がいっぱい

何が起きているか:仮交際は複数の方と並行できる期間です。それ自体は婚活を前に進める仕組みですが、人数が自分の容量を超えると、会うことより「管理すること」に心が使われていきます。

婚活の場面での見え方:誰に何を話したか混ざってくる。LINEの返信が義務のように感じる。週末の予定がすべて婚活で、自分のための時間がない。

見分け方と処方:デートそのものより、その前後の連絡や調整に疲れているなら、このタイプです。並行する人数は、多ければいいわけではありません。「この人のことを考える時間を、ちゃんと取れる人数」まで絞るほうが、結果として真剣交際に進みやすいと現場では感じています。

⑤比較疲れ:人の結婚報告がしんどい

何が起きているか:婚活中は、周りの結婚や交際の話が自分の「遅れ」を測る物差しに見えてしまいます。自分のペースではなく、人のペースで走っている状態です。

婚活の場面での見え方:SNSで友人の入籍報告を見た日に、焦って申込みを増やす。同じ時期に入会した人が成婚したと聞いて、自分だけ取り残された気がする。

見分け方と処方:焦りが強い日ほど申込みが増えるなら、このタイプです。結婚の報告を見た日は、婚活の判断をしない日と決めておきましょう。比べる相手は、他人ではなく「3か月前の自分」です。

⑥空回り疲れ:がんばっているのに同じところで止まる

何が起きているか:努力の量ではなく、努力の向きが合っていないときに起きる疲れです。同じやり方を繰り返しているので、同じ場所で止まり、それが「報われない」という感覚になります。

婚活の場面での見え方:お見合いは組めるのに、仮交際に進まない。仮交際には進むのに、2〜3回目で終わる。いつも同じ段階で止まっている。

見分け方と処方:止まる段階が毎回同じなら、このタイプです。これは疲れというより、やり方を一か所だけ変える合図です。止まる段階がお見合いなら会話と表情、仮交際ならデートの組み立て、真剣交際前なら将来の話の進め方。担当カウンセラーと、止まる場所だけに絞って振り返ると、打ち手はだいたい1つか2つに絞れます。

⑦生活圧迫疲れ:仕事もお金も休日も足りない

何が起きているか:婚活が生活を圧迫している状態です。気持ちの問題ではなく、時間とお金と体力の配分の問題なので、ここは素直に予定を減らしていいところです。

婚活の場面での見え方:繁忙期なのに毎週お見合いを入れている。デート代や移動が思った以上にかさんでいる。平日の夜まで連絡の返信に追われている。

見分け方と処方:「婚活のせいで仕事や生活が回らない」と感じるなら、このタイプです。お見合いは週末の午前だけ、平日の連絡は夜〇時までのように、枠を先に決めてから予定を入れていきましょう。

休むべき?続けるべき?どう見分ければいい?

見分けの基準は、「婚活の予定を思い浮かべたとき、少しでも楽しみな部分が残っているかどうか」です。

楽しみが少しでも残っているなら、休むより減らすで十分なことが多いです。

楽しみがまったく浮かばず、義務感しかないなら、一度休むほうが、結果的に早く前に進めます。

そして、休んでも回復しない、同じ段階で何度も止まるなら、やり方を変えるときです。

・減らすで足りるサイン:お見合いそのものは嫌ではない/疲れているのは予定の多さ/好きになれそうな人がいる

・休んだほうがいいサイン:プロフィールを開くのがつらい/誰と会っても最初から「違う」と感じる/休日に婚活のことを考えると胸が重くなる

・やり方を変えるサイン:いつも同じ段階で止まる/同じ理由でお断りが続く/休んだあとも同じ疲れ方をする

なお、眠れない、食べられない、何をしても気分が晴れない状態が続くときは、婚活の問題として一人で抱えず、専門の相談窓口や医療機関に相談してください。

厚生労働省の「まもろうよ こころ」に、電話やSNSで相談できる窓口がまとめられています。

婚活疲れのときの上手な休み方は?

上手な休み方は、期間と戻り方を先に決めてから休む「帰り道のある休み」です。

何も決めずに休むと、戻るきっかけが見つからないまま時間だけが過ぎ、「もう今さら」という気持ちが育ってしまいます。

反対に、戻る日が決まっている休みは、罪悪感なく思いきり休めます。

休み方は、次の5つの順番で組み立ててみてください。

①休む期間を、先に決める

現場で見てきた目安では、軽い疲れなら2週間、心から婚活を忘れたいなら1か月ほど休むと、多くの方の表情が戻ってきます。

統計ではありませんが、長すぎる休みは戻る腰を重くするので、まずは短めに決めて、必要なら延ばすくらいがちょうどいいと思います。

カレンダーには、休みの最終日に「再開の相談」とだけ書いておきましょう。

②IBJの婚活なら、休会できるかを担当カウンセラーに確認する

休会の制度があるか、何か月まで休めるか、休会中の月会費やプロフィールの扱いがどうなるかは、所属している相談所ごとに決まっています。

交際中の方がいる場合やお見合いの予定が入っている場合の扱いも含めて、まず担当カウンセラーに確認してください。

伝え方は、こんな一言で大丈夫です。

「最近、お見合いの前に気持ちが重くなってしまって、少し疲れが出ています。〇月〇日まで活動を休むか、ペースを落とすことはできますか。再開のときに一度、振り返りの時間もいただけるとうれしいです」

理由を細かく説明したり、謝ったりする必要はありません。

休みたいと言える会員さんのほうが、カウンセラーとしても状態がわかりやすく、再開のお手伝いがしやすいものです。

③交際中のお相手がいるなら、「休む」より「ペースを落とす」

仮交際中のお相手がいる場合は、完全に止めるより、その方とのやり取りだけは続けて、新しいお見合いを止めるという形が現実的です。

IBJでは交際期間はお見合いの日から3か月が目安なので、止めている間も交際の時計は進んでいます。

気持ちが向かない交際なら、休む前にカウンセラーを通して区切りをつけておくと、休みの間に気がかりが残りません。

④休みの間は、婚活から心を切り離す日をつくる

仕事の疲れの回復を研究したゾンネンタークとフリッツは、休みの時間の回復に役立つ体験として、「仕事から心理的に離れること」「リラックス」「新しいことへの挑戦」「自分で時間の使い方を決めること」の4つを挙げました(Sonnentag & Fritz, 2007)。

これは婚活の休みにもそのまま使えます。

・心理的に離れる:婚活アプリやシステムの通知を切り、プロフィールを見返さない

・リラックス:予定のない午前中、湯船、散歩など、何も判断しない時間をつくる

・新しいことへの挑戦:料理教室、ジム、読みたかった本など、婚活と関係ない小さな「できた」を増やす

・自分で決める:休日の予定を、誰の都合でもなく自分の気分で決める

とくに3つ目が効きます。

婚活で「選ばれるかどうか」ばかりを気にしていると、自分の力で何かを動かす感覚が薄れていきます。

婚活の外で小さな手応えを取り戻すと、再開したときの表情が変わってきます。

⑤振り返りは、休みの後半にする

休み始めてすぐに「何がいけなかったんだろう」と考え始めると、反省ではなく自分責めになりがちです。

振り返りは、気持ちが落ち着いてきた休みの後半に、次の3つの問いだけで十分です。

・この数か月で、いちばん楽しかった出会いはどれだった?

・いちばん疲れたのは、どの場面だった?

・次は、何をやめて、何を残したい?

楽しかった出会いから振り返ると、自分が本当に心地よく過ごせる相手の輪郭が見えてきます。

ここが、次の条件の見直しの材料になります。

婚活の再開は、どう組み立てればいい?

再開は「元のペースに戻す」のではなく、「疲れないペースから始めて、少しずつ戻す」のがいちばんうまくいきます。

休み明けに気合いを入れて申込みを一気に出すと、同じ疲れに1〜2週間で戻ってしまう方が少なくありません。

再開は、次の4つを意識して組み立ててみてください。

①最初の1週間は、お見合い1件だけ

再開の最初の週は、申込みもお見合いも最小限にします。

目的は成果ではなく、「会うのって、案外悪くないな」という感覚を思い出すことです。

お見合いの目標も「相手の好きなものを1つ知って帰る」くらいで十分です。

②「〇〇が起きたら△△する」自分ルールを先に作る

心理学者ゴルヴィツァーは、「この状況になったら、こうする」とあらかじめ決めておく計画が、目標を行動に移す助けになることを示しました(Gollwitzer, 1999)。

婚活の疲れやすい場面にも、先にルールを置いておきましょう。

・お断りの連絡が来たら、その日はもう検索画面を開かない

・申込みは、金曜の夜に30分だけで出す

・友人の結婚報告を見た日は、婚活の判断をしない

・デートのあとは、LINEを送ったらその日は婚活のことを考えない

・2週間続けて気が重かったら、担当カウンセラーに「少し疲れています」と伝える

ルールがあると、その場で迷わずに済みます。

迷う回数が減るぶん、査定疲れの燃料が残ります。

③条件は「減らす」より「入れ替える」

「条件を下げましょう」と言われると、自分の価値まで下げられたような気がしてしまいますよね。

おすすめは、休みの間の振り返りで見えた「一緒にいて楽だった人の特徴」を条件に足し、そのぶん、実はこだわっていなかった条件を外すことです。

たとえば、女性なら「年収」や「身長」の線を少しゆるめて「店員さんへの接し方がやさしい」を足す。

男性なら「年齢」の幅を少し広げて「話を最後まで聞いてくれる」を足す。

下げるのではなく、自分にとって本当に大事なものへ入れ替える作業です。

④再開の前に、担当カウンセラーと15分の作戦会議をする

休み明けは、どうしても一人で抱え込みがちです。

担当カウンセラーと、「どのタイプの疲れだったか」「何を減らすか」「最初の1か月の目標」だけを確認しておくと、再開の足取りがずっと軽くなります。

「休みの間に、〇〇な方と一緒にいると楽だと気づきました。申込みの条件を少し見直したいので、一緒に見ていただけますか」

こう伝えられる状態なら、もう婚活疲れは抜けかけています。

疲れているときほど、「自分の何がいけないのか」を一人で考え込んでしまいます。

でも、疲れの多くは、あなたの努力不足ではなく、活動の組み立て方から来ています。

エースブライダルでは、ペースの落とし方や休み明けの再開の仕方も、カウンセラーが一緒に組み立てています。婚活を始めるか迷っている方も、別の場所で疲れてしまった方も、まずは無料相談で、今の状況をそのまま聞かせてくださいね。

「婚活をやめたい」と思ったら、本当にやめるべき?

やめるかどうかの判断は、疲れているときではなく、休んで元気が戻ってからするのがおすすめです。

疲れているときの「やめたい」は、「結婚したくない」ではなく「この疲れから離れたい」という意味であることがほとんどです。

休んで疲れが抜けたあと、それでも「今は結婚より大事にしたいことがある」と思えるなら、それは立派な選択です。

婚活は、人生の中の一つの手段であって、あなたの価値を決める場所ではありません。

休んだあとに考えたい問いは、次の2つです。

・疲れが抜けた今、誰かと暮らす毎日を想像すると、少しでも楽しみな気持ちがある?

・やめたい理由は「結婚そのもの」?それとも「今のやり方」?

楽しみな気持ちが少しでもあり、嫌なのが「今のやり方」なら、やめるのではなく、やり方を変える時期です。

自分で相手を探すことに疲れたなら、紹介を中心にする。

一人で判断することに疲れたなら、第三者と一緒に判断する。

やり方を変えるだけで、同じ人が驚くほど楽に進むことがあります。

婚活疲れと勘違いしやすいケースは?

「疲れた」と感じていても、実は別の理由で気持ちが止まっていることがあります。

ここを取り違えると、休んでも楽にならないので、よくある3つを挙げておきますね。

本当は、気になっている人がいる

ほかのお見合いが億劫なのは、疲れではなく、一人の方に気持ちが向き始めているからかもしれません。

この場合に必要なのは休みではなく、その方との関係を一歩進める相談です。

真剣交際を前にした、決める前の揺れ

結婚が現実味を帯びてくると、「本当にこの人でいいのかな」と急に重く感じることがあります。

これは婚活疲れではなく、大きな決断の前に多くの人が通る揺れです。

勢いで止まる前に、担当カウンセラーに不安の中身を話してみてください。

ただ予定が詰まりすぎている

婚活そのものは嫌ではなく、仕事の繁忙期と重なっているだけ、ということもよくあります。

この場合は、休会までしなくても、お見合いの数を一時的に減らすだけで十分に回復します。

婚活疲れのときに、やってはいけないことは?

いちばん避けたいのは、疲れを「もっとがんばる」で上書きしてしまうことです。

疲れているときほど、焦って次のような行動に出やすくなります。

・焦りから申込み数を一気に増やす

・お断りが続いた日に、夜遅くまでプロフィールを見続ける

・何も決めずに休み、そのまま連絡を絶ってしまう

・疲れた顔のまま、無理にお見合いを入れる

・「私が悪いんだ」「どうせ俺なんて」と原因を自分の性格に探し続ける

・周りの結婚報告を見た勢いで、条件を大きく変える

とくに、疲れた状態でのお見合いは、相手にも伝わります。

無理に笑顔を作るより、1回見送って、元気なあなたで会うほうが、相手にとってもあなたにとっても誠実です。

婚活疲れを抜けた人は、なぜ次の出会いでうまくいくの?

婚活疲れを抜けた人は、相手を「査定する人」から、目の前の時間を「味わう人」に変わっているからです。

心理学者のネフは、失敗や苦しさの中にいる自分に、厳しく裁くのではなく思いやりを向ける姿勢を「セルフ・コンパッション」として整理しました。

その柱は、自分にやさしくすること、つらさは自分だけではないと知ること、つらい気持ちに飲み込まれず、そのまま眺めることの3つです(Neff, 2003)。

疲れを認めて休める人は、この姿勢を自然と身につけていきます。

そして、自分にやさしくできる人は、相手にもやさしくなれます。

持てる人は、婚活の場で次の3つをしています。

①先に、相手を楽しませる側に回る

査定疲れの中にいると、お見合いは「見極めの場」になります。

余裕を取り戻した人は、「この1時間、相手に楽しく過ごしてもらおう」と考えます。

不思議なもので、相手を楽しませようとする人のほうが、結果として選ばれていきます。

②合否ではなく、発見を持ち帰る

「この人は違った」で終わらせず、「こういう話をしている自分は楽しい」「こういう人といると落ち着く」と、自分についての発見を1つ持ち帰る。

そうすると、たとえご縁がなくても、1回のお見合いが無駄になりません。

③自分のペースを、自分で決める

人の結婚報告にも、カウンセラーの提案にも、振り回されすぎない。

話を聞いたうえで、最後は「私は今、これくらいのペースで進みたい」と自分で決める。

自分の歩幅を知っている人は、隣を歩く人の歩幅にも気づけます。結婚生活に必要なのは、まさにその力です。

婚活疲れのセルフチェックリストは?

次の10個のうち、ここ2週間で当てはまるものを数えてみてください。

3つ以下なら「減らす」、4〜6つなら「短く休む」、7つ以上なら「しっかり休んでから、やり方を見直す」がひとつの目安です。これは診断ではなく、ペースを決めるための現場の目安です。

□ お見合いやデートの前日に、気が重くなる

□ プロフィールを見ても、最初から「違う」と感じる

□ 検索や申込みをしたあと、気分が沈む

□ お断りの連絡が来ると、しばらく何も手につかない

□ 気持ちが向かない交際を、断れずに続けている

□ 誰に何を話したか、混ざることがある

□ 人の結婚報告を見ると、焦って申込みを増やしてしまう

□ いつも同じ段階で止まっている

□ 婚活のせいで、仕事や生活が回らないと感じる

□ 休日に、自分のためだけの時間がない

まとめ:婚活疲れは、戻る日を決めてから休む

婚活疲れの正体は、選ぶ・選ばれるを繰り返す査定疲れです。

だから、根性で乗り切るより、判断の回数を減らし、疲れのタイプに合わせて打つ手を変えるほうが、ずっと早く楽になれます。

休むときは、期間と戻り方を先に決める帰り道のある休みを。

休会の条件は、所属している相談所で確認を。

再開は、お見合い1件と、「〇〇が起きたら△△する」の自分ルールから。

疲れを知って休める人は、きっと、相手の疲れにも気づける人です。その力は、結婚してからいちばん役に立ちます。

よくある質問

Q.婚活疲れは、どれくらい休めば回復しますか?

A.人によって違いますが、現場で見てきた目安では、軽い疲れなら2週間、しっかり休みたいなら1か月ほどで表情が戻る方が多いです。長く休みすぎると戻りにくくなるので、まず短めに決めて、必要なら延ばすのがおすすめです。休みの最終日には、再開の相談の予定を入れておきましょう。

Q.結婚相談所は休会できますか?

A.休会の制度があるか、期間や月会費の扱いがどうなるかは、所属している相談所ごとに決まっています。交際中の方やお見合いの予定がある場合の扱いも含めて、担当カウンセラーに確認してください。制度がない場合でも、お見合いの数を減らすなど、ペースを落とす相談はできます。

Q.仮交際中に疲れてしまいました。どうすればいいですか?

A.新しいお見合いを止めて、今の交際だけに絞るのが現実的です。IBJの交際期間はお見合いの日から3か月が目安なので、気持ちが向かない交際は、カウンセラーを通して区切りをつけておくと休みやすくなります。お断りは相手の時間を返してあげることでもあるので、罪悪感を抱えすぎなくて大丈夫です。

Q.お断りが続いて自信がなくなりました。

A.お断りの理由は、多くの場合、相性やタイミング、相手側の事情です。IBJではお断りはカウンセラーを通して伝えられるので、理由が本人に詳しく届くことはあまりありません。理由のわからないお断りを自分の欠点の証拠にせず、気になるときは担当カウンセラーにお相手側の様子を確認してもらいましょう。

Q.男性でも婚活疲れはありますか?

A.あります。男性は、申込みや日程調整、デートの組み立てなど、自分から動く場面が多いぶん、判断の疲れがたまりやすい傾向があります。弱音を吐きにくいと感じる方も多いですが、担当カウンセラーに「少し疲れています」と伝えるだけで、ペースの相談はできます。

Q.婚活をやめたいと思うのは、結婚に向いていないからですか?

A.そうとは限りません。疲れているときの「やめたい」は、「結婚したくない」より「今のやり方から離れたい」という意味であることがほとんどです。判断は休んで元気が戻ってからにして、嫌なのが結婚そのものか、今のやり方かを分けて考えてみてください。

Q.休んでいる間、焦ってしまいます。

A.焦りが出るのは、それだけ真剣な証拠です。ただ、休む期間と再開の日を先に決めておけば、休みは後退ではなく準備の時間になります。婚活と関係のない小さな挑戦で「できた」を増やしておくと、再開したときの表情が変わり、それが出会いの質に返ってきます。

参考にした研究・資料

・Pronk, T. M., & Denissen, J. J. A. (2020). A rejection mind-set: Choice overload in online dating. Social Psychological and Personality Science, 11(3), 388-396.

・Leary, M. R., Tambor, E. S., Terdal, S. K., & Downs, D. L. (1995). Self-esteem as an interpersonal monitor: The sociometer hypothesis. Journal of Personality and Social Psychology, 68(3), 518-530.

・Sonnentag, S., & Fritz, C. (2007). The Recovery Experience Questionnaire: Development and validation of a measure for assessing recuperation and unwinding from work. Journal of Occupational Health Psychology, 12(3), 204-221.

・Gollwitzer, P. M. (1999). Implementation intentions: Strong effects of simple plans. American Psychologist, 54(7), 493-503.

・Neff, K. D. (2003). Self-compassion: An alternative conceptualization of a healthy attitude toward oneself. Self and Identity, 2(2), 85-101.

・IBJ「お見合いと交際のルール&マナー」https://www.ibjapan.com/success/manners/

・厚生労働省「まもろうよ こころ」https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/

この記事を書いた人

関口美奈子(せきぐち みなこ)

恋愛心理研究家・作家。結婚相談所エースブライダルとメンズ眉毛サロンWinsome(新宿・吉祥寺・高円寺)を運営。のべ3万人以上の男女と向き合ってきた現場経験と心理学をもとに恋愛・結婚・人間関係・コミュニケーションを執筆し、自治体や企業、官公庁でも講演。著書はKADOKAWAほかより刊行、中国韓国台湾で翻訳出版。

公式サイト https://sekiguchiminako.com/

著書:『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』

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