【50代を拒絶】「10歳上は無理」と感じるアラフォーの罠
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【アラフィフ拒絶】「10歳上は無理」と感じるアラフォーの罠
「また50代の男性から申し込みが来た……」
婚活をしているアラフォー女性から、そんな相談を受けることがあります。
「できれば同年代がいい」
「10歳以上年上は、どうしても恋愛対象として見られない」
「お父さんくらいの年齢の人とは結婚できない」
そう感じること自体は、決しておかしなことではありません。
結婚相手を選ぶ以上、年齢も大切な条件の一つです。
ただ、ここで一度考えてみてほしいことがあります。
「50代は無理」と思うことと、「自分が希望する年代の男性と、どう出会っていくか」は別の話です。
今回は、アラフォー女性が感じやすい「年上男性への違和感」と、その先にある婚活の現実について、一緒に考えてみます。
◆「50代男性からの申し込みは無理」と感じること自体は悪いことではありません
まず、ここははっきりさせておきたいと思います。
「10歳以上年上の男性は恋愛対象にならない」
そう感じるなら、無理に会う必要はありません。
結婚は条件だけで決めるものではなく、実際に一緒に生活する相手を選ぶものだからです。
年齢差が大きいことで、
会話の感覚が合わない
生活スタイルが違いそう
将来の健康や介護が気になる
子どもについての考え方が合わない
など、さまざまな不安を感じる人もいるでしょう。
一方で、10歳以上年上でも気にならない女性もいます。
大切なのは、「どちらが正しいか」ではありません。
自分にとって何が譲れない条件なのかを、自分で理解しておくことです。
ただし、問題になるのは「50代だから無理」と、相手の人柄を見る前にすべてを年齢だけで判断してしまうこと。
ここからは、少し視点を変えてみましょう。
◆データで見ると「大きな年齢差の結婚」は実際には少数派です
「私だけが年上男性を嫌がっているのかな?」
そんなふうに思う必要もありません。
IBJが2025年の成婚カップル9,394組を分析したデータでは、男性が1~2歳年上のカップルが22.9%、3~4歳年上が21.4%。
同年齢11.1%を合わせると、同年代に近い年齢差の成婚が多いことが分かります。
一方、男性が10歳以上年上の成婚は4.6%でした。
つまり、大きな年齢差の結婚も実際にありますが、成婚全体から見ると少数派です。
さらに、成婚カップル全体の平均年齢差は、2017年の4.23歳から2025年には2.77歳へ縮まっています。
以前と比べても、年齢の近い男女が結婚する傾向が強くなっていることが分かります。
だから、「同年代に近い人と結婚したい」という希望そのものは、決して珍しいものではありません。
◆なぜ50代男性からアラフォー女性へ申し込みが届くのかを一度考えてみましょう
ここは、女性からすると「なぜ?」と思うところですよね。
ただ、申し込みが来たからといって、
「この男性は、私を若い女性と同じように見ている」
と決めつける必要はありません。
男性側にも、
「年齢が近い女性と家庭を築きたい」
「40代女性なら生活感や結婚観が合いそう」
「子どもについて同じ考えを持てる人と出会いたい」
「プロフィールを見て話してみたいと思った」
など、さまざまな理由があります。
そして、結婚相談所での申し込みは、あくまで「会ってみたい」という意思表示です。
申し込みをしたことと、実際に成婚することは別です。
だからこそ、届いた申し込みだけを見て、
「この人、私を何だと思ってるの?」
と受け取るより、
「この人は私のプロフィールのどこを見て申し込んだんだろう?」
と考えてみるのも一つです。
もちろん、それでも会いたくなければお断りして構いません。
ただ、申し込みそのものを「自分の価値を低く見られた証拠」と受け取る必要はありません。
◆「年上男性は嫌」と思うほど自分が求める相手との距離も考えてみましょう
ここからが、今回いちばん伝えたいところです。
例えば、
「同年代の男性がいい」
「できれば38~43歳くらい」
「清潔感があって、優しくて、安定した仕事をしていて、会話も楽しい人がいい」
そんな希望があるとします。
これは決して無理な希望ではありません。
ただし、条件を増やしていくほど、対象となる人数は少なくなります。
年齢が近い。
見た目も好み。
年収も希望以上。
住んでいる場所も近い。
会話も楽しい。
結婚への温度感も高い。
こうした条件をすべて満たす人を探しているなら、
「50代男性から申し込みが来る」
ことより、
「自分が希望する相手との接点をどう増やすか」
のほうが重要になってきます。
婚活では、「誰が申し込んできたか」だけを見るのではなく、「自分はどんな人に、どれくらい申し込んでいるか」も見てほしいのです。
◆「年齢で見られるのは嫌」なのに自分も年齢だけで見ていないでしょうか
50代男性から、
「もう40代ですよね」
「子どもを考えるなら年齢的に……」
などと言われたら、嫌な気持ちになる女性もいるでしょう。
自分の人生を、年齢という数字だけで判断されたように感じるからです。
だからこそ、一度だけ自分にも問いかけてみてほしい。
「私も相手を年齢だけで判断していないかな?」
もちろん、
「50代は対象外」
という条件を持つこと自体は問題ありません。
でも、
「50代だから即アウト」
「40代後半だからおじさん」
と、年齢だけで人柄まで決めつけてしまうと、自分に合う人との出会いまで逃してしまう可能性があります。
年齢を条件にすることと、年齢だけで人を判断することは違います。
そして、これは男性側にも同じことが言えます。
自分の年齢は棚に上げて女性の年齢だけを細かく見る。
女性の見た目を厳しく評価する。
「40代だから子どもは難しいよね」などと、相手に直接伝える。
こうした姿勢では、年齢以前に「この人とは対等な関係をつくれなさそう」と感じられてしまうことがあります。
◆アラフォー女性が同年代婚を目指すなら「待つ婚活」から少し変えてみましょう
「私は同年代がいい」
それなら、同年代の男性から申し込みが来るのを待つだけではなく、自分から探しに行くことも大切です。
気になる男性がいたら申し込む。
プロフィールだけで完璧に判断せず、条件が許容範囲なら会ってみる。
お見合いでは、減点ポイントを探すだけではなく「この人と一緒にいたらどう感じるだろう」と考えてみる。
そして、申し込み条件が狭くなっているなら、仲人と一緒に見直してみる。
2024年のIBJ成婚白書では、40~44歳の成婚女性の成婚相手の年齢中央値は40歳。
45歳以上の成婚女性では、成婚相手の年齢中央値は47歳でした。
つまり、40代女性の成婚相手が「かなり年上の男性に偏っている」というデータではありません。
だからこそ、「年上男性から申し込みが来る」という事実だけに振り回される必要はありません。
同年代の相手を希望するなら、同年代の相手に自分から会いに行く。
自分の希望に合う活動へ、きちんと時間を使うことが大切です。
◆もしアラフィフ男性を見るなら「年齢」以外の部分も一度だけ確認してみましょう
ここは「50代男性とも積極的に会いましょう」という話ではありません。
対象外なら、対象外でいい。
ただ、
「50代=無理」
と決める前に、
「この人なら会ってみてもいいかも」
と思えるポイントがあるかを見る方法もあります。
例えば、
清潔感がある。
プロフィールの文章が丁寧。
女性を対等に扱う姿勢がある。
子どもについての考え方が自分と合っている。
仕事や生活が安定している。
会話を一方的に進めず、こちらの話も聞いてくれそう。
年齢差について変に上から目線ではない。
こうした部分です。
逆に、年齢に関係なく、
「女性は40歳を過ぎたら厳しいよね」
「子どもを産める年齢じゃないと」
など、相手の年齢を一方的に評価する人なら、断っていいと思います。
大切なのは「50代だから会う」「50代だから会わない」ではなく、
「この人となら対等な関係をつくれそうか」
を見ることです。
◆「年上は嫌」も「若い女性がいい」も、どちらも一度立ち止まって考えてみましょう
実は、この問題は女性だけの話ではありません。
男性側にも、
「自分よりかなり若い女性がいい」
という希望があります。
一方で、成婚カップル全体を見ると、年齢の近い夫婦が増えていることがIBJのデータから分かります。
2017年には成婚カップルの平均年齢差が4.23歳でしたが、2025年には2.77歳。
「男性だから若い女性と結婚できる」
「女性だから同年代の男性から必ず選ばれる」
どちらも単純な話ではありません。
婚活では、男女どちらも「自分の希望」と「相手から見た自分」の両方を見る必要があります。
◆婚活で大切なのは「誰を拒否するか」より「誰と幸せになりたいか」です
「50代男性から申し込みが来て嫌だった」
その気持ちは、無理に変える必要はありません。
でも、その出来事にずっと腹を立てていると、本来考えるべきことから離れてしまいます。
私は、婚活で大切なのは、
「この人は嫌」
を増やすことではなく、
「私は、どんな人となら穏やかに暮らせるんだろう」
を明確にしていくことだと思っています。
年齢差は、そのための一つの条件です。
絶対に譲れないなら、譲らなくていい。
でも、年齢だけでは分からない魅力まで最初から切り捨ててしまう必要もありません。
そして、同年代の素敵な男性と出会いたいなら、「そういう人が現れるのを待つ」だけではなく、自分から会いに行くことも大切です。
婚活は、誰かに選ばれるのを待つだけの活動ではありません。
自分も相手を選びながら、
「この人となら一緒にやっていけそう」
と思える人を探していく活動です。
50代からの申し込みにモヤモヤしたときこそ、
「私は本当は、どんな結婚がしたいんだろう?」
と一度立ち止まってみてください。
そこが見えてくると、「アラフィフが来る」という不満から、「私はこの人に会ってみたい」という婚活に変わっていきます。
出典
IBJ結婚みらい研究所「『お金があれば若い子と結婚できる』は本当か?データが突きつける年の差婚の現実と必要な経済力」
https://www.ibjapan.jp/mirai-lab/seikon-hakusho/610/
IBJ「2024年成婚白書」
https://www.ibjapan.jp/information/wp-content/uploads/2025/04/2024IBJseikon_hakusyo.pdf
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