「この人でいいのかな」が消えないとき
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はじめまして。東京・南青山で結婚相談所まりなびを営んでいる、竹内亮仁です。交際が進んでいるのに「この人でいいのかな」が消えない、というご相談をよくいただきます。この問いは、考えても答えが出ません。なぜ出ないのかと、かわりに何を見ればいいかをお伝えします。。
■「いいのかな」は、答えの出ない形をしている
まず、この問いの形を見てください。
「この人でいいのかな」は、丸かバツかを聞いています。良い人ではある。でも決め手がない。良いところを数えると悪いところも浮かんでくる。これを何周かして、疲れる。
答えが出ないのは、あなたが優柔不断だからではありません。丸バツで聞くと、どちらの材料も同じだけ出てくるからです。天秤に同じ重さのものを載せ続けているようなものです。
だから、まず問いを変えます。
■「迷っている」こと自体が、材料になっている
もうひとつ。迷っているときの気持ちを、よく見てみてください。
たいてい「このまま進んで大丈夫だろうか」という不安の側から考えています。避けたいほうから考えているんです。
「約束したから断りにくい」「会えば変わるかもしれない」「良いところもあるし」。この3つが出てきたら、丸バツで考えているサインです。ここからは答えが出ません。
かわりに聞くのはこちらです。「どうなりたいか」。来年の今ごろ、どんな時間を過ごしていたいか。その景色の中に、この人がいるかどうか。避けたいほうではなく、進みたいほうから見る。これだけで、決まる方が多いです。
■よくある止まり方は、この3つです
面談でこの話になると、出てくる言葉はだいたい決まっています。
以前、交際を続けるかどうかで止まってしまった方がいました。理由を挙げてもらうと、こうでした。「約束したから、いまさら断りにくい」「もう一度会えば、変わるかもしれない」「悪いところがあるわけじゃないし」。
3つとも、相手の話をしていません。全部、断ることへの申し訳なさの話です。ここからは進む答えが出ません。
そこで、聞き方を変えました。「断りたいか」ではなく「この先、どんな時間を過ごしていたいか」。答えが出るまで少し時間はかかりましたが、出てきたときには、もう決まっていました。
そのあと本人が言っていたのは、「決められた」ではなく「自分で選べた」でした。ここが違うと、あとに引きずりません。
■決めた方たちは、何を見ていたか
実際に結婚された方が「この人と結婚する」と思った瞬間を挙げます。派手な決め手は、ほとんど出てきません。
ある方は、初回のお見合いで「距離感がすごく合う、心地よい距離感」と感じ、1回目で「結婚するならこの人かも」と思ったそうです。別の方は、デートの計画を立てるときに「何をしたら楽しいか、何をして過ごしたいかを一緒に考えて、意見を出し合いながら決められた」ことを挙げていました。「この人となら、それぞれの意見を尊重し合いながら生きていけるかもしれない」と。
もう一人は「ネガティブな話でもポジティブに返してくれるので、安心して、家族以上に何でも話をしている自分に気づいたとき」と話していました。(※ご本人の快諾をいただき、個人が特定されない形で掲載しています)
3人とも、相手の条件を採点した結果ではありません。一緒にいるときの自分がどうだったかを見ています。
■「じわじわ」で正解です
もうひとつ、安心してほしいことがあります。「この瞬間!」がなかった、という方は多いです。ある方は「明確な瞬間ではなく、毎週デートするたびにじわじわと思いが高まっていきました」と書いていました。
最初は「恋愛感情は生まれないかも」と思っていた、という方もいます。何度か会ううちに「落ち着くし、しっくりくる」に変わっていった。雷が落ちなかったから違う、ではありません。じわじわ決まっていくほうが、むしろ多い。1回で決めようとするから、決まらないだけのこともあります。
2005年にこの仕事を始めたとき、実際に幸せな結婚をされた男女50人にお話を聞きました。「ビビッときた」と答えた方は、少数派でした。逆のケースもあります。こちらが迷っているうちに、相手のほうが決めきれずに終わったという方がいました。落ち込まれていましたが、これは自分に何かが足りなかったという話ではありません。相手が腹をくくれなかった、というだけのことです。
そのとき残ったのは、失敗ではなく材料でした。次の方を、違う角度から見られるようになっていました。
(※個人が特定されない形に、時期や場面を変えて紹介しています)
■条件は、あとから自分で分かってきます
ここで、条件の話にも触れておきます。ある方は、こう書いていました。「以前は『年収〇〇円以上、職業は〇〇』と思っていましたが、活動している中で、私が本当に求めているものはそこではないと気づくことができました」。結果として、本当に求めていた方と出会えたと。
これは条件を下げた話ではありません。自分に合う条件が、動くうちに自分で分かってきたという話です。だから、はじめから条件をいじる必要はないと思っています。実際に会った相手のほうが、人に言われるより早くて正確です。
まりなびの成婚率は71%(創業以来の累計。成婚者数 ÷ 会員数)、平均 11ヶ月でプロポーズ。交際が始まったあとに時間をかけて、進み具合に合わせて一歩先を一緒に考えているからだと思っています。
■迷いは、消さなくていい
最後に、ひとつだけ考えてみてください。
「この人といるとき、自分のことが好きでいられますか」
相手を採点する問いではありません。自分がどうなっているかを見る問いです。ここに答えが出る方は、もう決まっていることが多いです。
迷いが完全に消えてから決めた方は、実はあまりいません。「この人といる自分が好きだ」のほうが先に来て、迷いはそのあとで小さくなっていきます。順番はそちらです。
まず自分で確かめたい方は、小冊子から。1年で結婚した女性たちに共通していたことをまとめました。条件を下げた人ではなく、順番を変えた人たちの話です。無料で読めます。
いま迷っていることを言葉にして整理したくなったら、無料相談(60分・Zoom か 青山サロン)で。入会を決める場ではなく、あなたの婚活の順番を組み立てる時間です。