仮交際の断り方と終了理由|残酷なのは延命デート
- 婚活のコツ
- 婚活のお悩み
- 恋愛の法則
こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。
先に答えをお伝えしますね。
仮交際でいちばん相手を傷つけるのは、断ることではありません。断れないまま会い続けることです。
気持ちが決まったら、担当カウンセラーにひと言伝えるだけで大丈夫です。相手に直接伝える必要はなく、むしろIBJのルールでは直接伝えないことになっています。理由は、相手を採点する言葉ではなく「ふたりの向かう方向が違った」という形で届ければ十分です。
「悪い人じゃないのに、断るのが申し訳ない」
「1回しか会っていないのに終わらせるのは失礼?」
「理由を聞かれたら、なんて言えばいいんだろう」
仮交際中の方から、本当によくいただくご相談です。
断るのがつらいのは、あなたが優しい人だからです。
でも、その優しさのまま「もう1回だけ会ってみよう」を繰り返すと、気持ちの入っていないデートが続いていきます。現場で見てきた中で、いちばん後味が悪くなるのは、この「延命デート」のあとのお断りでした。相手は期待を育てた分だけ、深く落ち込むことになるからです。
この記事では、IBJの公式ルールにそった終わらせ方、伝えるタイミング、よくある終了理由と「続けて確かめる価値があるか」の見分け方、カウンセラーへの伝え方の例文、やってはいけない断り方、そして断られた側の立て直し方まで、まとめてお伝えします。
この記事の結論
・仮交際の終了は、担当カウンセラーを通して伝えます。相手に直接「NO」を伝えることや、終了後に連絡をとることはIBJのルールで避けることになっています。
・伝えるのは、気持ちが決まったらなるべく早く。ただし、正当な理由なく一度も会わずに交際を中止するのはルール違反です。
・カウンセラーには本音をそのまま話し、相手に届ける言葉は「否定」ではなく「方向の違い」に翻訳してもらいます。
・断られた側は、お断りを「自分の点数」ではなく「組み合わせの結果」として受け取ると、次のお見合いに早く戻れます。
この記事を書いた人:関口美奈子(恋愛心理研究家・作家)
著書『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』。KADOKAWAほかより刊行し、中国・韓国・台湾で翻訳出版。TBS「王様のブランチ」のBOOKランキングにも掲載されました。結婚相談所エースブライダルを主宰し、のべ3万人以上の男女と向き合ってきた経験と心理学から書いています。
仮交際を終わらせるとき、相手に直接伝えるべき?
いいえ、相手に直接伝える必要はありません。担当カウンセラーに連絡すれば、相手側のカウンセラーを通じて伝わります。
IBJの公式ページでも、交際を終える場合の返事は担当の婚活カウンセラーを通じて行い、お相手に直接「NO」の意向を示すことは避けるように案内されています。
「最後にお礼のLINEくらいは自分で送りたい」という方もいます。その気持ちはとても素敵です。
ただ、IBJでは交際が終わったお相手に直接連絡をとることは厳禁とされ、連絡先は速やかに削除するよう求められています。お礼の気持ちは、カウンセラーに「感謝していたとお伝えください」と託せば、ちゃんと届きます。
仮交際を終わらせる4つの手順
①担当カウンセラーに「交際を終了したい」と連絡する
理由は、わかる範囲で正直に。うまく言葉にできなくても大丈夫です。
②カウンセラー同士で終了が伝わるのを待つ
伝わるまでに、少し時間がかかることがあります。その間に相手からLINEが来たら、既読のままにせず、カウンセラーに「連絡が来ています」と相談してください。
③終了が伝わったら、連絡先を削除する
IBJのルールどおり、LINEや電話番号は速やかに削除します。
④SNSや友人に、相手のことを書かない
IBJでは、交際状況やお相手の印象をSNSやブログなど、不特定多数が見る場所に書き込むことも厳禁です。
仮交際を終了するのは、いつがいい?
気持ちが決まったら、なるべく早く伝えるのがいちばんの思いやりです。
ただし、IBJでは正当な理由なく一度も会わないまま交際を中止することはルール違反とされています。仮交際が成立したら、少なくとも一度は会ってから判断しましょう。
「1回会っただけで断るのは失礼では?」と心配される方も多いのですが、失礼ではありません。
1回目のデートで「やっぱり違う」とはっきりわかったなら、そこで伝えるほうが相手の時間を守れます。お見合いの1時間と、デートの数時間は、見えるものがまったく違うからです。
気をつけたいのは、次のデートの約束が入っているときです。
前日の夜や当日の朝に終了が伝わると、相手はすでに予定を空け、お店を予約しているかもしれません。気持ちが決まった時点でカウンセラーに連絡し、「次のお約束は〇日です」と日付も一緒に伝えてください。
IBJの交際期間は、お見合い日から3か月が原則です。IBJの案内でも、仮交際は1か月から1か月半ほどで次の段階を考える目安とされています。
しかもIBJの成婚白書では、交際が120日を過ぎたあたりから、成婚に進む勢いが落ちていく傾向が報告されています。迷いを抱えたまま過ごす1か月は、あなたにとっても相手にとっても、小さくない時間なんです。
なぜ、断れずに会い続けてしまうの?
相手を傷つけたくない気持ちが、自分で思っているより、ずっと強く働くからです。
「合わない人ならすぐ断れる」と思っていても、実際に目の前にその人がいると、人は断れなくなります。
独身の男女を対象にした実験では、見た目が好みでない相手や、条件が合わない相手からのデートの誘いに対して、「仮の話」として聞かれたときより、「本当の話」だと信じたときのほうが、断る人がはっきり少なくなりました。その理由の一部は、相手の気持ちを傷つけたくないという思いを、仮の場面では低く見積もっていたことだと説明されています(Joel et al., 2014)。
つまり、断れないのはあなたの決断力が弱いからではなく、人としての自然な反応です。
ただ、その反応に任せたまま延命デートを重ねると、相手は「会ってくれている」という事実から、期待を育ててしまいます。
断るのは冷たいことではありません。相手の次の出会いへの時間を、早めにお返しすることです。
仮交際の終了理由で多いものは?
多いのは、会話の温度、連絡のテンポ、結婚観のずれ、そして「異性として意識できない」の4つです。
ここでは、私が現場でよく聞いてきた理由を8つに分けて、それぞれ「もう一度確かめる価値があるか」の見分け方と一緒にまとめました。終わらせるか迷っている方は、自分の理由がどれに近いかを見てみてください。
①会話が盛り上がらない
何が起きているか:緊張している間は、お互いに当たりさわりのない話しかできません。好意は、質問とその答えの続きを重ねる中で育つので、最初の1〜2回で温度が低いのは珍しくありません。
婚活の場面:仮交際の1回目、お見合いと同じ質問を繰り返してしまい、会話が面接のようになるケースです。
見分け方:あなたの話に「それってどういうこと?」と、答えの続きを聞いてくれたかどうか。聞いてくれる相手なら、もう一度会う価値があります。質問が一度も返ってこないなら、終わらせてよい理由です。
②連絡のテンポが合わない
何が起きているか:LINEの頻度や長さは、好意の量より生活のリズムで決まることが多いものです。
婚活の場面:こちらは毎日やり取りしたいのに、相手は2日に1回。こうしたずれは、我慢するほど小さな不満がたまっていきます。
見分け方:「平日は夜に返すことが多いです」など、ひと言で合わせられるずれか。日程の話まで止まるなら、テンポではなく気持ちの問題かもしれません。
③結婚の時期や住む場所の考えが違う
何が起きているか:「1年以内に結婚したい」と「2〜3年かけて考えたい」、「地元に帰りたい」と「今の街を離れたくない」。これは好き嫌いではなく、人生の設計図の違いです。
婚活の場面:仮交際の2〜3回目、少し踏み込んだ話をしたときに見えてきます。
見分け方:どちらかが歩み寄れる違いか、どちらも譲れない違いか。譲れない違いなら、早めに終わらせることがお互いのためです。
④働き方やお金の考え方が合わない
何が起きているか:共働きか、家計をどう管理するか。結婚後の生活に直結するので、違和感を持ったまま進むと、真剣交際で行き詰まりやすいところです。
婚活の場面:「結婚したら仕事は辞めてほしい」「家計は全部相手に任せたい」など、さらっと出た言葉に引っかかるケースです。
見分け方:一度、あなたの考えを伝えてみて、相手が話し合える人かどうか。すぐに否定されるなら、それが答えです。
⑤気遣いが一方通行
何が起きているか:お店選び、日程調整、会話のリード。どちらか一方だけが動く関係は、最初は楽でも、少しずつ「大切にされていない」感覚に変わります。
婚活の場面:毎回あなたが候補日を出し、お礼のLINEもあなたから。相手からは「了解です」だけ、という形です。
見分け方:一度、あなたから動くのを控えてみる。相手が自分から動き始めるなら、慣れていないだけかもしれません。
⑥異性として意識できない
何が起きているか:「いい人なのに、手をつなぐ想像ができない」。これは相手の欠点ではなく、ふたりの組み合わせの問題です。
婚活の場面:会話は楽しく、条件も合っている。でも、会う前の日に気持ちが上がらない、というケースです。
見分け方:3回会っても変わらないなら、無理に続けないほうが誠実です。反対に「嫌ではない、ただドキドキしない」だけなら、もう少しだけ様子を見る価値はあります。婚活では、安心から始まる好意もあるからです。
⑦ほかの方と真剣交際に進みたい
何が起きているか:仮交際は複数の方と並行できますが、真剣交際はひとりに絞ります。ひとりを選ぶことは、ほかの方の仮交際をすべて終わらせることでもあります。
婚活の場面:もっとも「申し訳ない」と感じやすい理由ですが、ルールどおりの自然な流れです。
見分け方:ここは迷う必要はありません。真剣交際が決まったら、ほかの方の終了もカウンセラーにまとめて伝えましょう。
⑧決め手がない
何が起きているか:嫌なところはない。でも、この人でいいのかわからない。条件で相手を見ていると、どの人も「悪くない」で止まってしまいます。
婚活の場面:仮交際が4回、5回と続くのに、気持ちが動かないまま期限が近づくケースです。
見分け方:次の章の「3つの問い」で確かめてみてください。決め手がないのは、相手ではなく、あなたの確かめ方が止まっているサインのこともあります。
終わらせるか迷ったら、どう判断すればいい?
迷ったときは、条件ではなく「会う前の自分の気持ち」を見るのがいちばん確実です。
次の3つの問いに、できるだけ正直に答えてみてください。
問い1:次のデートの前日、楽しみですか?それとも「行かなきゃ」ですか?
「行かなきゃ」が続いているなら、それはもう延命デートに入りかけています。
問い2:相手のいいところを、具体的に3つ言えますか?
「優しい」「真面目」だけでなく、「店員さんへの言葉づかいがていねい」のように場面つきで言えるかどうか。言えるなら、まだ確かめる価値があります。
問い3:この人がほかの人と真剣交際に進んだら、惜しいと思いますか?
少しでも「惜しい」と感じるなら、終わらせる前に、もう一度だけテーマを決めて会ってみましょう。「結婚後の暮らし方を話してみる」「いつもと違う場所に行く」など、確かめることをひとつ決めて会うと、迷いが晴れやすくなります。
3つとも答えが出ないときは、ひとりで決めなくて大丈夫です。担当カウンセラーは、相手側のカウンセラーからの情報も含めて、状況を一緒に整理してくれます。
お断りの前に確かめるチェックリストは?
終了を伝える前に、次の7つを確かめておくと、あとで後悔しにくくなります。
□ 仮交際成立後、少なくとも一度は会った
□ 終わらせたい理由を、自分の言葉で一文にできる
□ その理由は、話し合いで変わる種類のものではない
□ 次のデートの約束がある場合、その日付をカウンセラーに伝える準備ができている
□ 相手に直接LINEで伝えるつもりはない
□ 終了が伝わったあと、連絡先を削除する
□ 相手に感謝していることを、カウンセラーに託す言葉がある
カウンセラーには、終了理由をどう伝える?
カウンセラーには本音をそのまま伝え、相手に届ける言葉はカウンセラーと一緒に選べば大丈夫です。
本音を隠して「なんとなく」とだけ伝えると、カウンセラーはあなたに合う次のお相手を探しにくくなります。一方で、本音をそのまま相手に届ける必要はありません。
ここで大事になるのが、「お断りの翻訳」です。
あなたの本音を、相手を否定する言葉ではなく、相手が次に進むための言葉に置きかえる。これが、終わり方にも人柄が出るところです。
カウンセラーへの連絡の例文
価値観が合わなかったとき:
「〇〇さんとの交際を終了させてください。お話ししていて、結婚後に住みたい場所の考えが大きく違うと感じました。とても誠実な方で、デートも楽しかったので、感謝していたとお伝えいただけますか」
異性として意識できなかったとき:
「〇〇さんとの交際を終了したいです。人としてとても素敵な方なのですが、3回お会いしても、結婚相手として気持ちが動きませんでした。私の側の問題なので、相手の方に非はないとお伝えいただけると助かります」
ほかの方と真剣交際に進むとき:
「別の方と真剣交際に進むことになったので、〇〇さんとの交際を終了させてください。お店を選んでくださったり、ていねいに接していただいたことに感謝しています」
自分でも理由がうまく言えないとき:
「〇〇さんとの交際を終了したいと考えています。理由をうまく言葉にできないので、一度お話を聞いていただけますか」
この一文で十分です。話しているうちに、理由はたいてい見えてきます。
本音を「届く言葉」に翻訳する例
・本音「話がつまらなかった」
→ 届ける言葉「会話のテンポが、少し合わないように感じました」
・本音「見た目がタイプではなかった」
→ 届ける言葉「結婚相手として気持ちを重ねていくイメージが持てませんでした」
・本音「気遣いが足りない」
→ 届ける言葉「お互いに大切にしたいことの形が、少し違うように感じました」
・本音「年収や仕事が不安」
→ 届ける言葉「結婚後の生活の考え方に、違いがあると感じました」
ここで嘘をつく必要はありません。
「仕事が忙しくなった」などの作った理由は、あなたが婚活を続けていることが相手に見えたとき、かえって相手を傷つけます。本音の方向は変えずに、角をとる。それが翻訳です。
仮交際の断り方で、やってはいけないことは?
いちばん避けたいのは、何も言わずに連絡を減らしていく「フェードアウト」です。
関係の終わらせ方を調べた古典的な研究では、終わらせ方は大きく、距離を取って自然に離れていくやり方、相手から言い出すように仕向けるやり方、前向きな言葉で伝えるやり方、はっきり向き合うやり方に分かれました(Baxter, 1982)。婚活でいちばん相手を迷わせるのは、最初の「距離を取る」だけで終わらせるやり方です。
・返信を遅らせて、気づいてもらうのを待つ
相手は「忙しいのかな」と待ち続け、ほかのお見合いを控えてしまうこともあります。
・LINEで直接「もう会えません」と送る
丁寧な文面でも、IBJのルールでは直接の意思表示は避けることになっています。
・断るつもりなのに、次のデートの約束をする
その場を丸く収めたい気持ちはわかりますが、延命デートのいちばんの入口です。
・相手の欠点を並べた理由を伝える
「服装が」「話し方が」と並べても、相手は受け取りようがありません。
・作った理由でごまかす
先ほどお伝えしたとおり、あとで事実と食い違うと、相手はもう一度傷つきます。
・交際のことをSNSに書く
匿名でも、IBJのルールで厳禁です。
真剣交際に入ってから終わらせるときは?
真剣交際でも、終わらせるときは必ず相談所を通します。IBJの案内でも、真剣交際の終了はふたりで話し合うのではなく、相談所を通すように書かれています。
ただ、仮交際と違うのは、ふたりがすでにひとりに絞っていることです。
相手はほかの方との交際も、お見合いの申し込みも止めています。だからこそ、違和感を持った段階で早めにカウンセラーに相談してください。
真剣交際で出てくる違和感の多くは、住む場所、働き方、お金、家族との関係など、話し合いで調整できるものです。
「終わらせるか、続けるか」の二択にする前に、「話し合えば変わるか」を一度確かめる。それでも変わらないとわかったなら、終わらせることは失敗ではなく、正しい判断です。
断られた側は、どう立て直せばいい?
お断りは、あなたの点数ではなく、ふたりの組み合わせの結果として受け取ってください。
これは慰めではなく、研究でも示されていることです。
スピードデーティングの研究では、100項目以上の性格や好みのデータを使っても、「この人が、特定の相手を好きになるかどうか」は、会う前にはほとんど予測できませんでした(Joel et al., 2017)。好かれやすさの一部は予測できても、ふたりの相性そのものは、会ってみないとわからないということです。
お断りは、あなたの価値の判定ではありません。その組み合わせでは違った、というだけの情報です。
立て直しの4ステップ
①まず、落ち込む時間をとっていい
「気にしない」と無理に切りかえなくて大丈夫です。1日か2日、ちゃんと残念がってください。
②自分に向ける言葉をやさしくする
離婚を経験している大人を調べた研究では、別れについて話すときに自分へのやさしさ(セルフ・コンパッション)が見られた人ほど、その後の日常に別れの記憶が入り込みにくく、その差は9か月後まで続いていました(Sbarra et al., 2012)。結婚の終わりの研究ですが、「こんな私だから」と責めるより、「よくがんばった」と言えるほうが回復は早い、という点は婚活にもそのまま当てはまります。
③理由はカウンセラーに聞き、相手には聞かない
IBJでは、交際が終わった相手に直接連絡することは厳禁です。理由を知りたいときは、担当カウンセラーに「先方から何か伺っていますか」と聞いてみてください。届いた言葉は翻訳されていることが多いので、カウンセラーと一緒に「変えられること」と「組み合わせの問題」に分けて受け取りましょう。
④次のお見合いを、1週間以内に入れる
立ち止まる時間が長いほど、ひとつのお断りが大きく見えてきます。IBJの成婚白書では、成婚した人のお見合い回数は約11回。1回のお断りは、その途中のひとつにすぎません。
断られることが続くときの見直しポイント
同じ段階で何度も終わるときは、組み合わせではなく、進め方に共通点があるかもしれません。
・1回目のデート後に多い:会話が質問の繰り返しになっていないか
・2〜3回目に多い:次の日程を相手任せにしていないか
・真剣交際の直前に多い:結婚後の話を避けていないか
ここはひとりで答えを出すより、デートの様子を知っているカウンセラーと振り返るほうが、ずっと早く見つかります。
断り上手な人は、何が違う?
断り上手な人は、相手の時間を、自分の時間と同じ重さで扱える人です。
ここに出るのは、言葉の上手さではなく器の差です。
断れない人は、目の前の相手をがっかりさせたくない、という気持ちが強い人です。それ自体はとても優しい気持ちです。
でも持てる人は、もう一歩先を見ています。今日がっかりさせないことより、この人が次の出会いに早く進めることのほうが、ずっと大きな優しさだと知っているんです。
そして持てる人は、断られる側に回ったときも、相手を責めません。
「合わない人に、早く教えてもらえた」と受け取って、次の出会いに向かう。終わり方がきれいな人ほど、次のご縁でも信頼されます。お断りも、婚活という場所での人柄の一部なんです。
「この気持ちで断っていいのかな」「断られた理由が受け止めきれない」。そんなときこそ、第三者と一緒に整理すると気持ちが軽くなります。
エースブライダルでは、交際の終わらせ方や、お断りのあとの立て直しも、カウンセラーが一緒に考えています。まずは無料相談で、今の状況をお話ししてみてくださいね。
まとめ:お断りは、相手の時間をお返しすること
仮交際の終わらせ方は、担当カウンセラーにひと言伝えるだけです。
相手に直接伝えず、終了後は連絡先を削除する。伝えるのは、一度は会ったうえで、気持ちが決まったらなるべく早く。
迷ったら、条件ではなく「会う前の自分の気持ち」を見る。
理由はカウンセラーに本音で話し、相手に届ける言葉は「方向の違い」に翻訳する。
断られたときは、自分の点数ではなく組み合わせの結果として受け取り、次のお見合いに戻る。
延命デートをやめることは、あなたと相手、両方の次のご縁を守ることです。
よくある質問
Q.仮交際を1回目のデートで断るのは失礼ですか?
A.失礼ではありません。はっきり違うとわかったなら、早く伝えるほうが相手の時間を守れます。ただしIBJでは、正当な理由なく一度も会わずに交際を中止するのはルール違反なので、少なくとも一度は会ってから判断しましょう。
Q.最後にお礼のLINEを自分で送ってもいいですか?
A.送らないでください。IBJでは、お相手に直接「NO」の意向を示すことは避け、交際終了後に直接連絡をとることも厳禁とされています。感謝の気持ちは、担当カウンセラーに託せば相手側に届けてもらえます。
Q.終了の理由は、正直に伝えたほうがいいですか?
A.カウンセラーには正直に伝えてください。次のお相手選びに生きるからです。相手に届ける言葉は、カウンセラーと相談しながら「否定」ではなく「方向の違い」の形に整えてもらえば大丈夫です。
Q.終了が伝わるまでに相手からLINEが来たら、どうすればいいですか?
A.自分で断りの返事はせず、担当カウンセラーに「連絡が来ています」と相談してください。カウンセラー同士の連絡が済めば、相手にも終了が伝わります。
Q.仮交際を何人まで並行していいですか?終わらせないといけませんか?
A.仮交際は複数の方と並行できます。ただ、真剣交際に進むときはひとりに絞るので、ほかの方との仮交際はすべて終了します。並行している人数が多すぎて一人ひとりと向き合えないと感じたら、それも終わらせどきのサインです。
Q.断られた理由を、相手に直接聞いてもいいですか?
A.直接は聞かないでください。IBJのルールで、交際が終わった相手への直接連絡は厳禁です。理由を知りたいときは担当カウンセラーに聞き、届いた言葉を一緒に振り返るのがおすすめです。
Q.お断りが続いて、自信がなくなりました。
A.お断りは、あなたの価値ではなく組み合わせの結果です。そのうえで、同じ段階で終わることが続くなら、進め方に共通点があるかもしれません。デートの様子を知っているカウンセラーと一緒に振り返ると、変えられるところが見えてきます。
参考にした研究・資料
・Joel, S., Teper, R., & MacDonald, G. (2014). People overestimate their willingness to reject potential romantic partners by overlooking their concern for other people. Psychological Science, 25(12), 2233-2240.
・Joel, S., Eastwick, P. W., & Finkel, E. J. (2017). Is romantic desire predictable? Machine learning applied to initial romantic attraction. Psychological Science, 28(10), 1478-1489.
・Sbarra, D. A., Smith, H. L., & Mehl, M. R. (2012). When leaving your ex, love yourself: Observational ratings of self-compassion predict the course of emotional recovery following marital separation. Psychological Science, 23(3), 261-269.
・Baxter, L. A. (1982). Strategies for ending relationships: Two studies. Western Journal of Speech Communication, 46(3), 223-241.
・IBJ「お見合い・交際のマナー」https://www.ibjapan.com/success/manners/
・IBJ「結婚相談所の真剣交際とは?」https://www.ibjapan.com/marriage/p_7720/
・IBJ「結婚相談所の結婚までの期間と早く成婚するポイント」https://www.ibjapan.com/marriage/p_3737/
・IBJ「2025年 IBJ 成婚白書」https://www.ibjapan.jp/information/2026/04/%EF%BC%91-10.html
・IBJ 婚活未来ラボ「データが示す『決断のタイムリミット』」https://www.ibjapan.jp/mirai-lab/seikon-hakusho/511/
この記事を書いた人
関口美奈子(せきぐち みなこ)
恋愛心理研究家・作家。結婚相談所エースブライダルとメンズ眉毛サロンWinsome(新宿・吉祥寺・高円寺)を運営。のべ3万人以上の男女と向き合ってきた現場経験と心理学をもとに恋愛・結婚・人間関係・コミュニケーションを執筆し、自治体や企業、官公庁でも講演。著書はKADOKAWAほかより刊行、中国韓国台湾で翻訳出版。
公式サイト https://sekiguchiminako.com/
著書:『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』
「断るのも、断られるのも、もう疲れてしまった」と感じているなら、一度プロと一緒に進め方を見直してみませんか。
エースブライダルでは、恋愛経験ゼロから入会した方のうち98%が交際に進んでいます(※結婚相談所エースブライダルの実績。集計期間2025年1月〜2026年9月26日、仮交際を含む)。
無理な勧誘はしませんので、気軽にお話しにいらしてくださいね。