国際結婚で後悔しないために知るべき現実
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国際結婚で後悔しないために知るべき現実
結婚相談所にも、外国籍の会員さんはちらほらいらっしゃいます。
婚活をしていると、外国籍の方のプロフィールを見たり、実際に出会ったりする機会もあるかもしれません。
「外国の方との結婚って、実際どうなんだろう?」
「言葉や文化が違っても、うまくやっていけるのかな?」
「結婚した後の手続きや生活はどうなるんだろう?」
そんな疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
好きになった相手が、たまたま外国籍だった。
育った国も、話す言葉も違うけれど、一緒にいると楽しい。結婚して、これからの人生を一緒に歩んでいきたい。
そんな気持ちは、国際結婚でも日本人同士の結婚でも変わりません。
ただ、結婚生活が始まると、恋愛中には気づかなかった違いに直面することがあります。
住む国、仕事、言葉、家族との付き合い、お金の使い方。そして、在留資格などの行政手続き。
大切なのは、国際結婚だから難しいと決めつけることではありません。
相手を好きな気持ちと同じくらい、現実的なことも二人で話し合えるかどうかです。
今回は、国際結婚を考えている方に、結婚前に知っておきたいポイントをお伝えします。
◆国際結婚では結婚の手続きと日本で暮らす手続きを分けて考えることが大切です
国際結婚を考えたとき、まず知っておきたいのが、婚姻の手続きと在留資格の手続きは別のものだということです。
日本で婚姻届を提出する場合も、相手の国籍や状況によって必要書類や手続きが異なります。相手の国の法律に基づく手続きが必要になる場合もあります。
さらに、外国籍の配偶者が日本で暮らす場合には、在留資格についても確認しなければなりません。
例えば、「日本人の配偶者等」という在留資格の申請では、婚姻関係に関する書類のほか、夫婦間の交流を確認できる写真やSNS・通話記録などが求められる場合があります。
ただし、年齢差がある、交際期間が短いといった事情だけで、一律に許可・不許可が決まるわけではありません。
大切なのは、二人の状況に応じて必要な手続きを確認し、事実に沿った書類を準備することです。
「結婚すれば日本で一緒に暮らせる」と思い込まず、婚姻の手続きと在留資格の手続きを分けて考えておきましょう。
◆帰化と永住許可は違う制度なので結婚前から正しく理解しましょう
国際結婚では、将来の生活を考えるうえで「帰化」や「永住許可」という言葉を耳にすることがあります。
この二つは、同じものではありません。
帰化は、外国籍の方が日本国籍を取得するための制度です。一方、永住許可は、外国籍のまま日本に永住できる在留資格を得るための制度です。
帰化すれば日本国籍を持つことになりますが、永住許可を得ても国籍が日本に変わるわけではありません。
また、日本人と結婚したからといって、自動的に帰化や永住が認められるわけでもありません。それぞれに法律上の要件や審査があります。
結婚後も日本で暮らすのか、将来的に海外へ移住する可能性があるのか。
こうした将来設計によって、確認すべき制度や手続きも変わってきます。
国籍や在留資格については、インターネット上の情報だけで判断せず、最新の公的情報を確認することが大切です。
◆家族への仕送りや親の介護について結婚前に話し合っていますか
国際結婚に限らず、結婚生活ではお金の問題が大きなすれ違いにつながることがあります。
特に、国境を越えて家族とつながっている場合には、結婚後の家計について具体的に話し合っておきたいところです。
例えば、相手が母国で暮らす親やきょうだいを経済的に支えている場合。
毎月の仕送りを続けるのか。金額はどれくらいなのか。親が病気になったときは、どこまで支援するのか。
本人にとっては自然な家族への責任でも、もう一方にとっては想定していなかった支出かもしれません。
ここで大切なのは、仕送りをすること自体が問題なのではないということです。
結婚後の生活費、貯蓄、住宅費、子どもの教育費などを考えたうえで、二人が納得できる範囲を決めておくことです。
また、外国に住む親族を税法上の扶養親族として申告する場合には、親族関係や送金などを証明する書類が必要になることがあります。海外に家族がいるからといって、必ず扶養控除を受けられるわけではありません。
お金の話は、好きな気持ちに水を差すように感じるかもしれません。
でも、結婚後に初めて知って困るより、結婚前に話し合っておくほうが、お互いを大切にすることにつながります。
◆文化や習慣の違いよりも話し合えないことが問題になります
国際結婚では、文化や生活習慣の違いが注目されがちです。
食事の習慣、宗教に関する考え方、休日の過ごし方、親戚との付き合い方など、育った環境によって違いがあるのは自然なことです。
ただし、同じ国で育った人同士でも、家族観や結婚観が一致するとは限りません。
例えば、親との同居をどう考えるか。
親戚が長期間自宅に滞在することをどう感じるか。
親が高齢になったとき、誰がどのように支えるのか。
こうした問題は、国籍だけで答えが決まるものではありません。
だからこそ、相手の国の文化を知るだけでなく、目の前の相手が何を大切にしているのかを聞くことが重要です。
「あなたの国では普通なの?」と一般化するのではなく、「あなた自身はどう考えているの?」と尋ねてみる。
そして、自分の考えも伝える。
意見が違ったときに、どちらか一方が我慢するのではなく、二人にとって納得できる方法を探せるかどうか。
それは、国際結婚に限らず、結婚生活を続けていくうえで大切なことです。
◆子どもの国籍や教育についても将来を見据えて考えましょう
将来、子どもを持ちたいと考えている場合には、国籍や教育についても話し合っておきたいところです。
子どもが取得できる国籍は、両親の国籍や出生地、それぞれの国の法律などによって異なります。
日本と外国の両方の国籍を持つことになった場合には、日本の国籍法上、国籍を選択する必要が生じることがあります。重国籍となった時期によって、選択の期限も異なります。
また、国籍だけでなく、どの国で子育てをするのか、どの言語を家庭で使うのか、どのような教育を受けさせたいのかも大切なテーマです。
子どもに複数の言語や文化に触れる機会を持ってほしいと考える人もいれば、まずは家庭で使う言語をしっかり身につけてほしいと考える人もいるでしょう。
どちらが正しいという話ではありません。
大切なのは、子どもが生まれてから慌てて考えるのではなく、結婚前からお互いの希望を少しずつ共有しておくことです。
◆国際結婚で大切なのは違いをなくすことより一緒に向き合うことです
国際結婚には、行政手続きや言葉の問題、家族との関係、お金の管理など、日本人同士の結婚とは異なる確認事項が生じることがあります。
だからといって、国際結婚が必ず難しいわけでも、日本人同士の結婚なら問題が起きないわけでもありません。
結婚生活では、どんな二人にも想定外の出来事が起こります。
そのときに、相手のせいにするだけでなく、どうすれば二人で解決できるのかを考えられるか。
自分の希望を伝えながら、相手の考えにも耳を傾けられるか。
そして、愛情だけでは解決できない問題についても、必要な情報を調べ、専門家の力を借りながら進められるか。
そうした姿勢が、結婚生活の土台になります。
婚活中は、相手の人柄や一緒にいるときの楽しさに目が向きやすいものです。
もちろん、それは大切なことです。
でも、結婚相手を考えるときには、楽しい時間だけでなく、生活や将来についても話し合える相手かどうかを見てほしいと思います。
国際結婚だからこそ、確認しておきたいことがある。
そのことを知ったうえで、二人で一つずつ話し合っていけばいいのです。
Bell Door結婚では、条件だけで相手を選ぶのではなく、結婚後の生活も見据えながら、お相手との関係を一緒に考えていくことを大切にしています。
大切なのは、違いがない相手を探すことではなく、違いがあったときにも向き合える相手を見つけること。
それは、国籍に関係なく、幸せな結婚を考えるうえで大切な視点だと思います。
出典
出入国在留管理庁「在留資格『日本人の配偶者等』」
https://www.moj.go.jp/isa/applications/status/spouseorchildofjapanese01.html
法務省「国際結婚、海外での出生等に関する戸籍Q&A」
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji15.html
法務省「国籍選択の届出」
https://www.moj.go.jp/ONLINE/NATIONALITY/6-4.html
国税庁「国外居住親族に係る扶養控除等の適用について」
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/kokugai/index.htm
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