なぜ優秀な仲人は、「一度、婚活を休みましょう」と言うのか
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頑張るほど、うまくいかなくなる時期があります
婚活では、「諦めなかった人が成婚する」と言われることがあります。
もちろん、それは一つの真実です。
けれど、現場で多くの方を見ていると、もう一つの真実にも出会います。
頑張り続けた人ほど、ある日突然、自分が何を目指していたのか分からなくなることがあるのです。
「もう誰でもいいです。」
そんな言葉が面談で出てきたら、私たちは活動量を増やそうとはしません。
むしろ、その方の心が限界に近づいているサインではないかと考えます。
「誰でもいい」は、本心ではありませんでした
40代手前の男性会員が、疲れ切った表情で面談に来られたことがありました。
何人と会っても決められない。
お断りされても落ち込み、お断りすることにも疲れてしまう。
プロフィールを見ることさえ億劫になり、「正直、もう誰でもいいです」と笑って話されたのです。
でも、その笑顔には力がありませんでした。
私は、その言葉を本音だとは思えませんでした。
本当に誰でもよくなったのではなく、「もう考える力が残っていない」のだと感じたのです。
仲人は、ときに「休む勇気」を提案します
そこで私は、少し意外なことをお伝えしました。
「一か月だけ、婚活を休みませんか。」
「アプリも見ないでください。プロフィールも開かなくて大丈夫です。」
「その代わり、好きだったことだけをしてください。」
会員さんは驚いた表情をされました。
「休んでいる間に、結婚がどうでもよくなりませんか。」
その不安は、とても自然なものです。
それでも私は、「今の状態で活動を続けるほうが、もっと遠回りになるかもしれません」とお話ししました。
仲人の役割は、活動を止めないことではありません。
成婚に近づくために、今は進むべきか、それとも立ち止まるべきかを一緒に判断することだと考えています。
疲れた心は、正しい判断ができなくなる
婚活では、たくさんの選択を繰り返します。
会うか、断るか。
交際を続けるか、終了するか。
真剣交際へ進むか。
こうした決断を何か月も続けていると、心は少しずつ疲れていきます。
すると、本来は「この人とどんな人生を築きたいか」を考える活動だったはずなのに、「早く終わらせたい」という気持ちが前に出てくることがあります。
その状態で決めた結論は、自分らしい選択ではなく、「疲れた心の選択」になってしまうことも少なくありません。
だからこそ、休むことは後退ではなく、判断する力を取り戻すための時間なのです。
一か月後、彼の言葉は変わっていました
休会が終わり、久しぶりに面談でお会いすると、彼は開口一番こう話してくださいました。
「婚活のことを忘れていたら、また結婚したいと思えるようになったんです。」
その一か月で、何か特別な出来事があったわけではありません。
仕事をして、趣味を楽しみ、友人と食事をした。
ただ、それだけです。
けれど、自分らしい生活を取り戻したことで、「誰かと一緒に生きていきたい」という最初の願いも、静かに戻ってきたのでした。
その後、彼は肩の力を抜いて活動を再開し、数か月後に成婚されました。
私たち仲人が並走しているのは、婚活という活動だけではありません。
その人が、自分らしい人生を見失わずに歩いていけるよう支えることなのです。
ワーク:
最近、婚活について考えていて、こんな言葉が頭に浮かんでいないでしょうか。
「もう誰でもいい。」
「早く終わりたい。」
「会うこと自体が面倒になってきた。」
もしそう感じているなら、自分を責める前に、一度だけ立ち止まってみてください。
疲れているときほど、人は前へ進むことだけを考えてしまいます。
けれど、ときには休むことが、いちばん早く目的地へ近づく道になることもあります。
婚活は、根性だけで続けるものではありません。
伴走してくれる第三者がいるからこそ、安心して立ち止まり、安心して歩き始めることができるのです。
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まずは、今のあなたの状況やお気持ちをお聞かせいただければと思います。