金銭感覚と生活リズムがぴたりと合った2人の話
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「好き」より先に、「暮らせる」が来た
婚活では、「価値観が大事」とよく言われます。
でも、この言葉は少し便利すぎる気がします。
価値観──
その一言で何でも説明できてしまうからです。
好きな映画が同じことも価値観。
政治的な考え方も価値観。
子育て観も価値観。
もちろんどれも大切です。
ただ、成婚するカップルを見ていると、
もっと地味で、もっと現実的な理由が
最後の決め手になっていることがあります。
それは、
「この人となら、普通に暮らせそう」
という感覚です。
今日は、交際4ヶ月で成婚した共働きカップルの話をお伝えします。
2人とも、一人暮らし歴が長かった
彼は41歳。彼女は38歳。
どちらも長く一人暮らしをしていました。
だから生活が完成している。
起きる時間や、掃除の頻度。
冷蔵庫の使い方に、お金の管理。
それぞれに自分の流儀がある。
婚活では、この状態は意外と難しい。
なぜなら、大人になるほど「自分の当たり前」が増えるからです。
最初の違和感は、「違和感がないこと」だった
初回デートのあと、彼女は不思議そうに言いました。
「特に盛り上がったわけじゃないんです」
でも続けて、
「なんか普通だったんですよね」
と言った。
婚活では、この“普通”が意外と重要です。
なぜなら、多くの人は、
「すごく楽しかった」か、
「なんか違った」
のどちらかを探しているから。
でも結婚生活の大半は、そのどちらでもありません。
普通です。
だから、
「普通に一緒にいられる」
は、実はかなり強い相性だったりする。
話していて驚いたのは、お金の感覚だった
何回か会ううちに、2人はあることに気づきました。
お金の使い方が似ている。
高級志向ではないらしい。
でも極端な節約もしなさそう。
必要なものには、惜しみなく使う。
でも見栄のためには使わない。
例えば旅行。
2人とも、
「せっかく行くなら多少は良いホテルがいい」
と思っている。
でも、
「無理して高級ホテルに泊まりたい」
とまでは思わない。
外食も同じでした。
日常は堅実。
でも記念日は少し贅沢に。
この丁度良いバランス感覚が、驚くほど近かった。
家事の話が、なぜか盛り上がった
婚活では珍しいことですが、この2人は家事の話で盛り上がりました。
掃除はどのくらいするか。
洗濯物はどう畳むか。
休日の過ごし方はどうか。
普通なら欠伸が出そうなくらい、地味な話です。
でも2人とも一人暮らしが長かったからこそ、わかっていた。
”生活の匂い”が近い。
彼女は後からこう言っていました。
「価値観が合うというより、生活のテンポが合う感じでした」
この表現は、とても的確だと思います。
恋愛感情より先に、「共同生活」が見えた
婚活では、
「好きになれるか」を重視する人が多い。
もちろん大事です。
でもアラフォーになると、もう一つの視点が必要になります。
「この人と暮らせるか」です。
朝のご機嫌具合に、お金の使い方。
疲れた時の過ごし方。
休日の空気感。
結婚生活は、こういう小さなことの積み重ねでできています。
だから2人は、
「好き!」より先に、
「一緒に暮らしているイメージができるか」
になった。
成婚するカップルは、未来の解像度が高い
交際が長引くカップルと、成婚するカップル。
その違いの一つは、
未来の具体性です。
成婚する2人は、
結婚後の生活が自然に想像できる。
朝ご飯を食べている姿。
休日を過ごしている姿。
家計を相談している姿。
そういう未来が、無理なく思い浮かぶ。
この2人もそうでした。
交際中から、
「一緒に住んだらこうなりそう」
が自然に見えていた。
だから決断を恐れず、早かった。
ロマンチックではない。でも強い
彼女は成婚退会の時、少し照れながらこう言いました。
「すごくロマンチックな話じゃないんですけど」
そして笑いながら続けました。
「でも、この人となら”生活で揉める”気がしないんですよね」
婚活カウンセラーの仕事を長くしていると、この言葉を何度も聞きます。
実はこれ、とても強いサインなんです。
恋愛感情は波があります。
責任が増して、仕事も忙しくなる。
どっちかが体調を崩すかもしれない。
親の介護が始まることだってある。
これからの人生にはいろいろ起きる。
でも、
生活の土台が近い2人は強い。
なぜなら、日常で消耗しにくいからです。
まとめ
若い頃の恋愛は、
「何が好きか」
で始まることが多い。
でもアラフォーの結婚は、
「どう暮らすか」
が大きくなる。
お金の感覚に、生活リズム。
家事への考え方。
休日の過ごし方。
こうした実務的な相性は、地味に見えて実はとても重要です。
だから結婚の決め手は、
「運命の人だったから」
ではなく、
「この人となら、明日から一緒に暮らしても大丈夫そうだったから」
だったりする。
それはロマンチックではないかもしれません。
でも、長く続く結婚には、とても現実的で頼もしい理由なんです。
ワーク:
今まで会った相手を思い出してみてください。
そして、
・お金の使い方に違和感はなかったか
・休日の過ごし方は近かったか
・生活リズムは想像できたか
・「一緒に暮らしたら疲れそう」と感じる場面はなかったか
を書き出してみてください。
婚活で最後に背中を押してくれるのは、
「この人が好き」
だけではなく、
「この人となら仲良く暮らせそう」
という静かな確信なのかもしれません。
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