カウンセラーと歩む成婚への道。
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婚活のゴールは、自分を好きになることなのでしょうか
「自分が嫌い」という感覚が婚活へどのような影響を与えるのかを、一緒に考えてみましょう。
好きになれない。
条件を増やしてしまう。
相手の好意を信じられない。
どのテーマにも共通しているのは、自分を変えようとするほど苦しくなり、相手を見る余裕まで失ってしまうということです。
だからお伝えしたいのは、少し意外なことです。
婚活のゴールは、自分を好きになることではないのかもしれません。
「こんな私でいい」と言われても、信じられませんでした
以前、一人の女性が成婚退会の日に、こんなお話をしてくださいました。
交際中、彼女は何度も彼へ謝っていたそうです。
「ごめんね。」
「私、こういうところがあるから。」
すると彼は、そのたびに笑いながら、
「それも含めて、君らしいよ。」
と返してくれたと言います。
最初は、その言葉を素直に受け取れませんでした。
励まそうとしてくれているだけではないか。
本当は我慢しているのではないか。
そんな思いが何度も頭をよぎったそうです。
それでも彼は、言葉だけではなく、日々の態度で同じ気持ちを伝え続けていました。
仲人は、二人の間で育っているものを見ている
交際中の面談で、私は彼女に何度か尋ねました。
「彼は、どんなときにあなたらしいと言ってくれますか。」
最初の頃は、
「気を遣ってくれているだけです。」
と笑っていました。
でも、面談を重ねるうちに、
「もしかしたら、本当にそう思っているのかもしれません。」
と話されるようになったのです。
私たち仲人が見守っているのは、恋愛感情だけではありません。
相手の言葉を少しずつ信じられるようになっていく、その心の変化です。
成婚とは、指輪やプロポーズだけで決まるものではなく、二人の間に信頼が育っていく過程そのものなのだと思います。
人は、一人では見つけられない自分がいる
「婚活では自己肯定感が大事」
そんな言葉を耳にすることがあります。
もちろん、それが自然にできる人もいるでしょう。
でも、自分を好きになれないまま婚活を始める人は少なくありません。
それでも、人は誰かのまなざしを通して、自分を知り直すことがあります。
自分では欠点だと思っていたところを、
「そのままでいい。」
と言ってもらえる。
その経験は、自分を無理に好きになることとは少し違います。
「この人がそう言うのなら、一度だけ信じてみようかな。」
その小さな変化が、新しい人生の始まりになることがあります。
「この人と生きる私」を少し好きになれた
成婚退会の日、彼女は最後にこんな言葉を残してくださいました。
「自分を好きになれたわけじゃないんです。」
少し笑ってから、続けてこう言われました。
「でも、この人と一緒にいる私なら、前より少し好きになれそうです。」
その言葉を聞いたとき、私は婚活とはこういう時間なのだと、あらためて感じました。
自分を変え切ってから結婚するのではありません。
誰かと歩き始める中で、自分との付き合い方も少しずつ変わっていく。
その積み重ねが、結婚という人生を育てていくのだと思います。
ワーク:
もし今、「もっと自分を好きにならなければ」と焦っているなら、その努力を少しだけ休んでみてください。
そして、これまであなたへ向けられた優しい言葉を、一つだけ思い出してみませんか。
照れくさくても構いません。
信じ切れなくても構いません。
その言葉を、今日は否定せずに、そのまま受け取ってみてください。
人は、自分一人の目だけで生きているわけではありません。
誰かのまなざしに支えられながら、自分という存在を少しずつ知っていくことがあります。
婚活とは、そんな人生の始まりに出会う時間なのかもしれませんね。
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