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年収が高くない男性の婚活|勝負は「家計の体温」

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エースブライダル「年収が高くない男性の婚活|勝負は「家計の体温」」-1

こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。

先に答えをお伝えしますね。

年収が高くない男性の婚活で、いちばん大きな差がつくのは、年収の数字そのものではありません。

その年収で、どう暮らし、どう貯め、どう使う人なのか。お金の使い方ににじむ「家計の体温」です。

年収が家計の「大きさ」だとしたら、貯め方や使い方、お金の話し方は家計の「体温」。一緒に暮らす人を安心させるのは、冷たい大金より、ぬくもりのある適量のほうです。女性が年収を見て本当に確かめたいのは、額ではなく、この人と暮らして安心できるかどうかなんです。

「年収で検索から外されている気がする」

「収入証明を出すのが、正直つらい」

「年収が低いと、結婚相談所では相手にされないのでは」

男性会員の方から、表では言いにくいけれど、とても多くいただくご相談です。

ごまかしは言いません。

結婚相談所では、年収は検索条件として使われやすく、数字で見られる場面は確かにあります。けれど、のべ3万人以上の男女と向き合ってきて、年収が高くなくても成婚していく男性をたくさん見てきました。その方たちは、年収を隠したり、無理に背伸びしたりはしていませんでした。数字の外側にある「家計の体温」を、上手に見せていたんです。

この記事では、IBJの成婚データで見る年収の本当の影響、女性が年収で確かめたいこと、プロフィールとデートでの戦い方、お金の話の切り出し方まで、例文つきでまとめました。

この記事の結論

・IBJの成婚データでは、成婚した男性の年収で最も多いのは500万円台(20.4%)、次いで600万円台(18.2%)です。年収が高いほど成婚率が伸び続けるわけではなく、800万円を超えると頭打ちになります。

・女性が年収で確かめたいのは「額」より「暮らしの安心」です。金銭感覚のズレを気にする女性は72.5%にのぼり、使い方や考え方が見られています。

・戦い方は、年収を正直に出したうえで、貯め方・使い方・働き方・家事力といった「家計の体温」をプロフィールとデートで見せることです。

・共働きを前提に考える人が増えています。「ひとりで養う」より「ふたりで暮らしを作る」話ができる男性は、年収の数字以上に信頼されます。

この記事を書いた人:関口美奈子(恋愛心理研究家・作家)

著書『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』。KADOKAWAほかより刊行し、中国・韓国・台湾で翻訳出版。TBS「王様のブランチ」のBOOKランキングにも掲載されました。結婚相談所エースブライダルを主宰し、のべ3万人以上の男女と向き合ってきた経験と心理学から書いています。

年収が高くない男性は、結婚相談所では不利なの?

検索の入り口では不利になる場面があります。ただ、入り口を越えたあとは、年収だけで決まるわけではありません。

まずは、IBJの実際のデータで確かめてみましょう。

IBJの成婚白書(2025年に成婚した19,112人が対象)によると、成婚した男性の年収で最も多いのは500万円台(20.4%)、次いで600万円台(18.2%)でした。

また、年収別の成婚率は、400万円台から500万円台に乗るタイミングで全体の平均値(34.6%)を上回り、700万円台で安定し、800万円を超えても43〜46%のあたりで頭打ちになっていました(IBJ結婚みらい研究所、2026年)。

ここから読み取れることは、2つあります。

ひとつは、年収が成婚率とまったく関係ないわけではない、ということです。400万円台までは、平均より成婚率が低いゾーンに入ります。ここは正直にお伝えしておきます。

もうひとつは、成婚している男性の中心は、いわゆる「高年収」ではない、ということです。

最も多いのは500万円台で、高くなるほど成婚しやすさが伸び続けるわけでもない。年収は「高ければ高いほど勝てる競争」ではなく、「ある程度の安心が見えればいい条件」に近いんです。

女性は、男性の年収の何を見ているの?

女性が年収で確かめているのは、額そのものより、「この人と暮らして、お金の不安を抱えずにいられるか」です。

年収は、その不安をいちばん手軽に数字で確かめられる項目なので、検索で使われやすいんですね。

心理学の研究でも、この「ある程度あれば安心」という見られ方が示されています。

理想の結婚相手を、限られた予算の中で特徴を「買って」組み立ててもらう実験では、予算が少ないとき、女性は相手の地位や経済力をまず一定の水準まで確保し、そのあとでほかの特徴に予算を回していました(Li et al., 2002)。

経済力は、多いほどよい「ぜいたく品」ではなく、まず一定量あればいい「必需品」として扱われていたんです。そして、優しさや知性は、男女どちらにとっても必需品でした。

さらに興味深い研究があります。

お見合いのように実際に会うスピードデーティングの研究では、事前のアンケートでは女性のほうが男性より「稼ぐ力」を重視すると答えていました。ところが、実際に会った相手への好意と、相手の稼ぐ力との結びつきには、男女差が見られませんでした。事前に書いた理想の条件は、実際に会ったときに誰に惹かれるかを予測しなかったんです(Eastwick & Finkel, 2008)。

つまり、年収は「会う前」には強く効きますが、「会ってから」は、ほかのものが効いてきます。

年収が高くない男性の戦い方は、この構造に沿って組み立てればいいんです。

女性が本当に気にしているお金のことは?

女性が本当に気にしているのは、年収の額より、金銭感覚が合うかどうかです。

婚活中の男女379人への調査では、デート代について、お相手と金銭感覚が合わない場合に交際を続けるうえで「とても気になる」と答えた人が全体で58.6%、女性では72.5%にのぼりました(IBJ結婚みらい研究所、2026年)。

同じ調査では、初デートの理想の予算は「2人分で5,000円未満」と答えた人が63.3%でした。

高いお店に連れて行ってくれる人より、無理のない範囲で気持ちよく過ごせる人が求められている、ということですね。

結婚後のお金についての研究もあります。

アメリカの4,574組の夫婦を追った研究では、お金をめぐる意見の対立は、ほかの種類の対立より強く離婚を予測していました。そして、この対立を考えに入れると、家計の豊かさそのものは離婚と関係していませんでした(Dew, Britt & Huston, 2012)。

海外の既婚カップルの研究ですが、結婚生活を左右するのは、お金の量より、お金についてふたりで話し合えるかどうか、という示唆は婚活にもそのまま当てはまります。

今は共働きが当たり前?ふたりで暮らしを作るという考え方

はい。婚活中の男女の多くが、結婚後も共働きを思い描いています。

婚活中の男女1,655人への調査では、結婚後の理想の働き方として「夫婦ともにフルタイム」を選んだ人が最も多く、男性で51.9%、女性で45.9%でした。「妻は専業主婦」を選んだ女性は13.4%にとどまっています(IBJ結婚みらい研究所、2024年)。

実際に成婚したカップルを見ても、夫婦の収入を合わせた世帯年収が1,000万円以上のカップルは81.8%でした(IBJ結婚みらい研究所、2026年)。

ひとりで全部を稼ぐより、ふたりの収入を合わせて暮らしを作るのが、いまの成婚の主流だということがわかります。

これは、年収が高くない男性にとって心強い事実です。

「自分ひとりで養えないから、結婚は無理だ」と考える必要はありません。求められているのは、ひとりで大黒柱になることより、ふたりで暮らしを回していくパートナーであることなんです。

年収が高くない男性の婚活、具体的な戦い方は?

戦い方の軸は、年収を正直に出したうえで、「家計の体温」を見える形にすることです。

次の8つを、プロフィールとお見合い、交際の場面に分けて整理しました。

①年収は、正直に、堂々と出す

何が起きているか:IBJの結婚相談所では、男性は入会時に収入証明書の提出が必須です(IBJ公式コラム「入会の必要書類」より)。年収は盛れませんし、盛る必要もありません。

婚活の場面:年収を気にして、プロフィールの文章まで自信なさそうになってしまう方がいます。数字は数字として出して、文章では自分の暮らし方を堂々と語りましょう。

見せ方:年収の数字に言い訳を添えないこと。「年収は高くありませんが」と書くより、何も書かずに暮らしの話をするほうが、ずっと好印象です。

②プロフィールに「貯め方」を書く

何が起きているか:女性の不安は「将来のお金は大丈夫かな」です。年収という「入ってくるお金」だけでなく、「残しているお金」の習慣が見えると、安心の材料が増えます。

婚活の場面:具体的な金額を書く必要はありません。習慣を一文で書くだけで十分です。

例文:「毎月、給料日に決まった額を積み立てに回しています。休日は料理をまとめて作り置きするのが好きで、外食は月に何度かの楽しみにしています」

③「使い方」で、人柄を見せる

何が起きているか:お金の使い方には、その人が何を大切にしているかが表れます。ここが「家計の体温」のいちばんの中身です。

婚活の場面:自分のためだけに使うより、人や経験のために使っている話は、温かく伝わります。

例文:「年に一度、両親を日帰り温泉に連れて行くのが恒例です」「高いものはあまり買いませんが、道具は長く使えるものを選んで、手入れしながら使っています」

④働き方と、これからの見通しを語る

何が起きているか:年収は「今」の数字ですが、女性が気にしているのは「これから」です。仕事への向き合い方や、将来の見通しが見えると、数字の意味が変わります。

婚活の場面:資格の勉強をしている、仕事の幅を広げている、安定した職場で長く働くつもりがある。どれも、未来の安心材料です。

例文:「今の仕事は、人の役に立っている実感があって長く続けたいと思っています。今年は〇〇の資格を取りました」

⑤家事力を、具体的に書く

何が起きているか:共働きを思い描く女性にとって、家事を一緒に担えるかどうかは、年収と同じくらい暮らしに直結します。

婚活の場面:「家事は得意です」より、何ができるかを具体的に書くほうが伝わります。

例文:「ひとり暮らしが長いので、料理・洗濯・掃除はひととおりできます。得意料理は、週末に作る鶏ハムと具だくさんの味噌汁です」

⑥共働きへの考えを、先に言葉にする

何が起きているか:「共働きを望む男性」というだけで、女性の中には「稼ぎを当てにされるのでは」と身構える人もいます。伝え方のコツは、共働きを「頼る」ではなく「一緒に作る」言葉で伝えることです。

婚活の場面:プロフィールか、交際が進んだ段階で伝えます。

例文:「結婚後の働き方は、ふたりで話し合って決めたいです。お互いが仕事を続けたいなら、家事も一緒に分け合いたいと思っています」

⑦デートは「無理のない心地よさ」で組み立てる

何が起きているか:先ほどの調査のとおり、初デートの理想の予算は、2人分で5,000円未満と答えた人が6割を超えていました(IBJ結婚みらい研究所、2026年)。高いお店より、居心地のよさが求められています。

婚活の場面:見栄を張って高いお店を選ぶと、交際が続くほど苦しくなり、結婚後の暮らしとの落差も大きくなります。落ち着いて話せるカフェや、景色のいい公園の散歩など、ふたりの会話が主役になる場所を選びましょう。

見せ方:お店選びは、値段よりも「相手のことを考えて選んだ」ことが伝わるかどうかです。「前に甘いものが好きと話していたので」の一言が、どんな高級店より効きます。

⑧年収以外の「会ってからの魅力」を磨く

何が起きているか:先ほどの研究のとおり、会ってからの好意は、事前の条件では予測できません(Eastwick & Finkel, 2008)。つまり、お見合いの1時間でどう感じてもらえるかは、年収の数字とは別の勝負です。

婚活の場面:清潔感のある身だしなみ、相手の話を聞く姿勢、店員さんへの丁寧な態度。こうした「会ってからの魅力」は、年収に関係なく、今日から磨けます。

見せ方:お見合いで年収の話が出ても、卑下も言い訳もせず、「今の仕事、けっこう好きなんです」と笑って話せる男性は、それだけで信頼されます。

お金の話は、いつ、どう切り出せばいい?

お金の話は、仮交際の後半から真剣交際にかけて、「暮らしの話」として少しずつ始めるのがおすすめです。

お見合いの場で年収や貯金の話を深くする必要はありません。

年収が高くない男性ほど、お金の話を避けたくなるかもしれません。

でも、先ほどの研究のとおり、結婚生活を揺らすのはお金の量より、お金をめぐる意見のすれ違いです。自分から、落ち着いてお金の話ができる男性は、それだけで「この人となら話し合える」という安心を渡せます。

例文(仮交際の後半、暮らしの話として):「結婚したら、お金の管理ってどうしたいですか?僕は、ふたりの共通の口座を作って、生活費はそこから出す形がいいなと思っているんです」

例文(真剣交際で、自分から開示する):「ちゃんと話しておきたくて。年収はプロフィールに書いたとおりで、貯金はこれくらいあります。贅沢はできないかもしれないけど、ふたりで無理なく暮らせるように、一緒に考えていきたいです」

数字を伝えるときは、額と一緒に「どうしたいか」を話すのがポイントです。額だけだと評価されている気持ちになりますが、「どうしたいか」があると、ふたりの相談になります。

年収が理由で断られた、と誤読しやすいケースは?

お見合いが組めない、交際が続かないとき、「年収のせいだ」と思いがちです。

でも、実際には別の理由だったことも少なくありません。

・お見合いのあとに、交際に進まない

お見合いが組めた時点で、お相手はあなたの年収を見たうえで会うことを決めています。お見合い後にお断りが続くなら、年収より、会話の弾み方や身だしなみを見直すほうが近道です。

・仮交際が2〜3回で終わる

ここでの理由は、年収よりも、デートの組み立てや連絡のペース、気持ちの伝え方であることが多いです。担当カウンセラーに、相手側からのお断り理由を聞ける範囲で聞いてみましょう。

・真剣交際で、お金の話をしたら距離ができた

額に驚かれたのではなく、話し方で不安にさせてしまったケースもあります。卑下しすぎる、将来の見通しが語れない、相手の収入を当てにしているように聞こえた。こうした伝わり方を見直すと、変わることがあります。

年収が高くない男性が、やってはいけないことは?

いちばん避けたいのは、年収のことで自分を小さく見せてしまうことです。

ほかにも、次のような行動は、せっかくの誠実さを隠してしまいます。

・プロフィールで年収の言い訳を書く

「年収は低いですが、その分」と書くと、読む人の目は年収に向いてしまいます。

・見栄を張って、デートにお金をかけすぎる

無理をした初デートは、そのあとの交際で続けられません。背伸びは、結婚後の暮らしとの落差になります。

・お相手の年収や貯金を、先に確かめたがる

共働きを望むことと、相手の収入を当てにすることは違います。お見合いや交際の早い段階で相手の収入を聞くと、「頼られるのでは」と身構えられてしまいます。

・年収の高い男性を悪く言う

「高年収の人は冷たい」といった話は、ひがみに聞こえてしまいます。比べる話より、自分の暮らし方の話をしましょう。

・お金の話を、結婚が決まるまで先延ばしにする

話しにくいからと先延ばしにすると、真剣交際の終盤で急にすれ違いが見つかることがあります。

年収に関係なく選ばれる男性は、何が違う?

年収に関係なく選ばれる男性は、自分の持っているものを、ちゃんと差し出せる人です。

持っていないものを数えるのではなく、持っているもので相手を大切にできる人、と言ってもいいかもしれません。

持てる人というのは、たくさん持っている人のことではありません。

今あるもので、先に与えられる人のことです。仕事帰りに相手の好きなお菓子をひとつ買っていく。忙しい相手のために、作り置きのおかずを持っていく。相手の話を最後まで聞く。どれも、年収とは関係のない豊かさです。

そして、お金の話から逃げない。

自分の年収を恥じずに伝え、「ふたりで暮らしを作っていきたい」と言える男性は、数字以上の安心を相手に渡しています。女性が最終的に選ぶのは、年収の高さではなく、家計の体温のほうなんです。

年収のことで自信を失っているなら、一度プロの目で、プロフィールや活動の進め方を見直してみるのもひとつの方法です。

エースブライダルでは、男性会員のプロフィールづくりや、お見合い・交際の振り返りも、カウンセラーが一緒に考えています。まずは無料相談で、今の状況をお話ししてみてくださいね。

チェックリスト:「家計の体温」、見せられている?

・プロフィールで、年収に言い訳を添えていない

・貯め方の習慣を、一文で書いている

・お金の使い方から、人柄が伝わるエピソードがある

・仕事への向き合い方や、これからの見通しを書いている

・家事でできることを、具体的に書いている

・共働きについて、「一緒に作る」言葉で話せる

・デートは、値段より相手のことを考えて選んでいる

・交際が進んだら、自分からお金の話を切り出せる

・お見合いで年収の話が出ても、卑下せず笑って話せる

まとめ:年収の数字より、「家計の体温」で選ばれる

年収が高くない男性の婚活は、入り口の検索では不利になる場面があります。

けれどIBJの成婚データでは、成婚した男性の年収で最も多いのは500万円台で、年収が高いほど成婚率が伸び続けるわけではありませんでした。

女性が年収で確かめたいのは、額ではなく、暮らしの安心です。

年収は正直に出し、貯め方・使い方・働き方・家事力という「家計の体温」を、プロフィールとデートで見せていく。お金の話からは逃げず、ふたりで暮らしを作る言葉で話す。

その誠実さは、年収の数字では測れない魅力として、ちゃんと相手に届きます。

よくある質問

Q.年収が低いと、結婚相談所に入会できませんか?

A.年収だけで入会できないということはありません。ただし、IBJの結婚相談所では男性は収入証明書の提出が必須で、年収はプロフィールに表示されます。入会の条件は相談所ごとに違うので、無料相談で確かめてみてください。

Q.年収は、プロフィールで少し高めに見せてもいいですか?

A.収入証明書を提出するので、実際と違う年収を載せることはできません。数字を盛るより、貯め方や使い方、仕事への向き合い方を文章で伝えるほうが、ずっと信頼につながります。

Q.年収が高くない男性は、どんな女性に申し込めばいいですか?

A.相手の希望条件をよく読み、年収の条件が合う方に申し込むのが基本です。そのうえで、共働きや仕事を続けたいと書いている方、暮らし方の価値観が近い方は、話が合いやすい傾向があります。申し込み先に迷ったら、担当カウンセラーに一緒に選んでもらいましょう。

Q.デート代は、やっぱり男性が多く払うべきですか?

A.無理のない範囲で、相手に気持ちよく過ごしてもらえれば十分です。高いお店を選ぶ必要はなく、初デートは2人分で5,000円未満が理想と答えた人が6割を超える調査もあります。相手の心に残るのは金額より、自分のことを思って選んでくれた、という気持ちのほうです。

Q.お金の話は、いつ切り出せばいいですか?

A.仮交際の後半から真剣交際にかけて、「結婚したらどう暮らしたいか」という暮らしの話として始めるのがおすすめです。真剣交際に進んだら、年収や貯金、お金の管理の考え方を、自分から開示できると安心してもらえます。

Q.年収を上げてから婚活したほうがいいですか?

A.年収を上げる努力はすばらしいことですが、それを待ってから婚活を始める必要はありません。成婚データでは、成婚した男性の年収で最も多いのは500万円台で、高いほど伸び続けるわけではありませんでした。今の年収のまま、家計の体温を見せる工夫から始めてみてください。

Q.相手の女性の年収のほうが高い場合、うまくいきますか?

A.うまくいくカップルはたくさんいます。IBJのデータでも、女性の年収の高さが成婚の妨げにはなっていないとされています。うまくいくふたりに共通するのは、収入の差を気にしすぎず、お互いの仕事を尊重し、家事や暮らしをどう分け合うかを話し合えていることです。

参考にした研究・資料

・Li, N. P., Bailey, J. M., Kenrick, D. T., & Linsenmeier, J. A. W. (2002). The necessities and luxuries of mate preferences: Testing the tradeoffs. Journal of Personality and Social Psychology, 82(6), 947-955.

・Eastwick, P. W., & Finkel, E. J. (2008). Sex differences in mate preferences revisited: Do people know what they initially desire in a romantic partner? Journal of Personality and Social Psychology, 94(2), 245-264.

・Dew, J., Britt, S., & Huston, S. (2012). Examining the relationship between financial issues and divorce. Family Relations, 61(4), 615-628.

・IBJ結婚みらい研究所 成婚白書「『高年収=即結婚』は幻想か。データが暴く、本当に結婚しやすい男性の"リアルな年収"」(2026年4月30日公開、2025年の成婚者19,112名)https://www.ibjapan.jp/mirai-lab/seikon-hakusho/538/

・IBJ結婚みらい研究所 成婚白書「『稼ぐ女性』は敬遠される?データが証明する共働き時代の"世帯年収"新常識」(2026年5月7日公開)https://www.ibjapan.jp/mirai-lab/seikon-hakusho/573/

・IBJ結婚みらい研究所「物価高でも7割がデート頻度・予算を変えない!」(2026年9月3日公開、婚活中の男女379名)https://www.ibjapan.jp/mirai-lab/survey-report/1138/

・IBJ結婚みらい研究所「独身男性が望む結婚相手の働き方『妻がフルタイム勤務』が5割と最多」(2024年11月15日公開、婚活中の男女1,655名)https://www.ibjapan.jp/mirai-lab/survey-report/230/

・IBJ公式コラム「入会の必要書類」https://www.ibjapan.com/marriage/p_6101/

この記事を書いた人

関口美奈子(せきぐち みなこ)

恋愛心理研究家・作家。結婚相談所エースブライダルとメンズ眉毛サロンWinsome(新宿・吉祥寺・高円寺)を運営。のべ3万人以上の男女と向き合ってきた現場経験と心理学をもとに恋愛・結婚・人間関係・コミュニケーションを執筆し、自治体や企業、官公庁でも講演。著書はKADOKAWAほかより刊行、中国韓国台湾で翻訳出版。

公式サイト https://sekiguchiminako.com/

著書:『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』

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