第4話 僧侶になる決意をした日
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なぜ私が「逆境は好運の始まり」を書いたのか
第4話 僧侶になる決意をした日
娘の入院中、私はさまざまな命と向き合いま
した。
病院で出会った多くの子どもたち。
そして交通事故で運ばれてきた少女。
その一つひとつの出来事が、私の心を大きく
揺さぶりました。
実は娘の病気が発覚する少し前、私は国政選
挙への出馬を複数の政党から打診されていま
した。
当時は無所属議員として活動していました。
なぜ私にこれほどまでお声をかけていただけ
るのか、自分でも不思議でした。
新聞にも私の名前が掲載されました。
今振り返ると、まさにその頃の私は順境の中
にいました。
けれど人生を振り返ると、
順境は人を試し、
逆境は人を磨くものなのだと思います。
当時の私は、それをまだ知りませんでした。
しかし、その後に訪れた娘の病気が、私の
人生を大きく変えることになったのです。
入院中、私は今まで見たことのない光景を
目にしました。
病棟には、重い病気と闘う多くの子どもたち
が入院していました。
中には、目を背けたくなるような重い障がい
を抱えた子どもたちもいました。
ご両親が車椅子やストレッチャーを押しなが
ら、病院の廊下をゆっくり散歩されている姿
を何度も見かけました。
その時、私は深く考えさせられました。
私は娘を五体満足で産むことができた。
そして、ここまで育てることができた。
それは決して当たり前のことではなかったの
です。
世の中には、生まれた時から大きな試練と
向き合っている子どもたちがいる。
その子どもたちを支え続けるご家族がいる。
私は病院で、その現実を初めて知りました。
そんなある日、院内学級の本棚で一冊の本に
出会いました。
それは一休禅師の絵本でした。
その瞬間、幼い頃から抱いていた夢を
思い出したのです。
「そうだ。私は僧侶になりたかったんだ。」
そして私は心の中で決意しました。
もし娘の命が尽きることがあったなら、
私は供養のために僧侶になろう。
そう誓いました。
その後、骨髄検査の結果が出て、奇跡が起きま
した。
3件の病院で白血病の疑いがあると言われてい
たのに、娘は白血病ではなかったのです。
そして退院を許されました。
けれど、私の決意は変わりませんでした。
病院で出会った子どもたち。
先に旅立った子どもたち。
悲しみの中にいるご家族。
その方々のためにも、私は僧侶になろうと
思ったのです。
そして地方議員の任期満了をもって、
私は僧侶の道へ進むことを決めました。
振り返ると、あの病院での日々が私の人生を
大きく変えました。
娘の病気がなければ、
今の私はいなかったかもしれません。
次回は、恋人との死別、破談、結婚、
離婚、再婚、そして再び訪れた死別に
ついてお話しいたします。
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「逆境は好運の始まり」369Hz
https://youtu.be/S-oWP4GZ8wA?si=EsblxVvgQs9yVfri
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