名誉教授も騙されたロマンス詐欺師の手口①【婚プロ61】
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婚活プロファイリング61
結婚相談所 紅絲線(こうしせん)の
堀越(ほりこし)です。
🔷前回は、
「結婚詐欺師の特徴と手口」
についてお話ししました。
🔶今回から17回に分けて、
香川大学名誉教授で法学者の高倉良一さん
が被害に遭ったロマンス詐欺師の手口に
ついてお話しします。
高倉さんは、長年にわたり国立大学の教壇
に立ち、法律を専門に研究を続け、多くの
論文を執筆してきた法学者です。
それほど知識と経験のある方が、なぜ
ロマンス詐欺師の手口を見抜けなかった
のでしょうか。
◆始まりはFacebookへの投稿
高倉さんは大学を定年退職した際、
書斎にあった本や資料を整理する
様子をFacebookへ投稿しました。
すると、その投稿を見た人物から
メッセージが届きます。
相手は、「愛子」と名乗る人物でした。
自身について、「名古屋生まれの37歳の
独身女性で、現在は中国に住んでいる」
と説明していたといいます。
テレビ朝日の報道によると、
最初に届いたメッセージには、
本の断捨離という行動そのものに興味を
持ったという趣旨の内容が書かれていた
そうです。
突然、恋愛や投資の話を持ちかけた
わけではありません。
高倉さん自身が投稿した内容に関心を示し、
自然な会話から近づいてきたのです。
SNSには、仕事や趣味、生活状況など、
多くの情報が投稿されています。
詐欺師は、その情報を利用しながら、
警戒心を抱かれないよう信頼関係を
築いていきます。
◆LINEで縮まった心の距離
その後、二人のやり取りはFacebookから
LINEへ移りました。
FacebookのようなSNSでは、投稿内容や
友人関係などを第三者が目にすることが
あります。
一方、LINEは一対一の閉じられた空間です。
詐欺師にとっては、第三者の目を避けながら
やり取りを進められることが大きな利点
になります。
SNSのコメント欄とは違い、周囲から助言を
受けたり、不審なやり取りに気付かれたり
する可能性も低くなります。
閉じられた空間だからこそ、詐欺師は相手の
警戒心を少しずつ解き、信頼関係を築いて
いくことができるのです。
一方で、被害者の立場からすると、
「自分だけに連絡先を教えてくれた。」
「親しい関係になれた。」
と感じることが少なくありません。
FacebookからLINEへ移ること自体が、
二人の距離が縮まった証のように思えて
しまうのです。
毎日の挨拶や何気ない会話を重ねるうちに、
一度も会ったことがない相手でも、昔から
知っている人のような感覚になります。
しかし、連絡の回数と、相手の身元の
確かさは別の問題です。
毎日連絡を取り合っていても、
その人が本当に名乗っている人物とは
限りません。
だからこそ、SNSで知り合った相手から
早い段階でLINEへ誘われたときは、一度
立ち止まって考えてみることも大切です。
◆婚約破棄の話から呼び名が「兄さん」へ変わる
やり取りを重ねる中で、愛子を名乗る人物は、
婚約を破棄されたという失恋の話を打ち明け
ました。
高倉さんは、最初のやり取りから約10日間
で、この人物との間に強い信頼関係が
築かれたように感じたといいます。
その後、高倉さんの呼び方は、
「高倉さん」から「兄さん」へ
変わりました。
愛子は、高倉さんとの日々のやり取りに
励まされていることや、
「高倉さんの一日が穏やかであるように」
願う言葉を繰り返し伝えました。
こうした言葉を受け取るうちに、
高倉さんの心の中には、
「この人を守ってあげたい。」
「力になってあげたい。」
という気持ちが芽生えていったそうです。
詐欺師は、最初からお金を要求する
ことはほとんどありません。
まずは相手の心に寄り添い、
「あなたは私にとって特別な存在です。」
と感じさせることから始めます。
恋愛感情だけではありません。
保護したいという気持ちや責任感まで
利用することが、ロマンス詐欺師の
巧妙な手口なのです。
◆「同志」という特別な存在
高倉さんと愛子を名乗る人物は、
平和や人権についても語り合いました。
高倉さんが自分の考えを伝えると、
相手は深く共感を示しました。
そのやり取りを通して、高倉さんは、
この人物は自分と志を同じくする
「同志」のような存在なのだと
感じるようになったといいます。
人は、自分を理解してくれる人を
信頼しやすいものです。
詐欺師は、その心理を巧みに利用します。
恋愛感情だけではありません。
「理解者」
「仲間」
「同志」
という関係を築くことも、
ロマンス詐欺の大きな特徴の一つなのです。
◆最初の違和感!後(のち)に確信に変わる!
婚活プロファイリングでは、
この言葉を大切にしています。
SNSで知り合ったばかりなのに
LINEへ誘われる。
急に家族のような呼び方に変わる。
一度も会っていないのに、
「同志」と思えるほど信頼してしまう。
こうした小さな違和感を、
「考えすぎかな。」
と見過ごさないことが大切です。
詐欺師は、十分な信頼関係を築いて
から、お金の話を持ち出します。
その頃には、相手を疑うことが難しい
心理状態になっていることも少なく
ありません。
最初の違和感は、小さなサインです。
その違和感を大切にすることが、
大切なお金や人生を守ることにつながります。
違和感は、あなたを守ろうとする心からの
メッセージなのかもしれません。
🔷次回は、
教授が最初の5万円を送金するまでの経緯と、
そのとき詐欺師が使った心理的な手口に
ついてお話しします。
IBJブログのタイトルは28文字以下と
決められています。
次回からのタイトルは
ロマンス詐欺を【R詐欺】と
略させていただきます。
合掌
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【参考資料】
■ NEWSポストセブン(2026年7月17日配信)
「ロマンス詐欺に騙されました… 被害者・71歳法学者が告白するその手口
“愛子”と名乗る中国在住女性からメッセージ、『この女性は同志だ』
と思うほどに心を掴まれるまで」
https://www.news-postseven.com/archives/20260717_2120657.html
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■ NEWSポストセブン(2026年7月17日配信)
「ロマンス詐欺被害に遭った71歳法学者が赤裸々告白
『私は自分が賢い人間だと思っていました』
名誉教授が借金を重ね、たった4か月で925万円を入金する一部始終」
https://www.news-postseven.com/archives/20260717_2120658.html
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■ ライブドアニュース(NEWSポストセブン転載)
https://news.livedoor.com/article/detail/31846977/
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■ 高倉良一 著
『70歳の法学者が、なぜロマンス詐欺に騙されたのか』(さくら舎)
https://www.amazon.co.jp/dp/4865815015
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記事一覧はこちら
https://www.kousisen.jp/17869600761918
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結婚詐欺・ロマンス詐欺 記事リンク集【保存版】
https://www.ibjapan.com/area/kyoto/27371/blog/180204/
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編曲:AI
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