子どもは欲しい。でも行為が不安な二人へ
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「子どもは欲しい」の、その先で立ち止まる人がいる
真剣交際が進み、結婚後の暮らしを話し始める頃になると、子どもの話題が出てきます。
「できれば子どもは欲しいです。」
そう話す方は少なくありません。
一方で、その後に小さな声でこう続ける方もいます。
「でも、正直に言うと性交渉には不安があります。」
恋愛経験が少ない方。
過去の経験から苦手意識を抱えている方。
義務のように感じてしまう方。
理由はさまざまですが、この悩みは決して珍しいものではありません。
だからこそ、一人で抱え込まないことが大切です。
二人とも望んでいるのに進めない
以前、30代後半のカップルがいました。
お二人とも子どもを望んでいました。
結婚への気持ちも変わりません。
それでも、交際はそこで止まってしまいました。
女性は、
「子どもは欲しい。でも、そのことを考えるだけで緊張してしまうんです。」
と打ち明けてくれました。
男性の側も、
「無理をさせたくありません。」
と悩んでいました。
気持ちは同じなのに、お互いを思いやるほど話題を避けてしまっていたのです。
仲人が「話してもいい空気」をつくる
そこで私は先方の先生と連携し、それぞれの面談で気持ちを整理しました。
「子どもについて、どんな未来を考えていますか。」
「今、一番不安に感じていることは何ですか。」
そう尋ねると、二人とも少しずつ本音を話してくれました。
相談所で活動している間は、カウンセラーという第三者がいます。
だからこそ、二人だけでは切り出しにくい話題も、安心して言葉にしやすくなるのです。
私たちの役割は答えを決めることではありません。
本音を安心して話し合える場を整えることなのです。
家族の形には、さまざまな選択肢がある
現代の妊活は、一つの方法だけではありません。
自然な妊娠を目指す方もいます。
必要に応じて医療機関へ相談する方もいます。
人工授精やシリンジ法など、身体や心への負担を減らす選択肢を検討するご夫婦もいます。
大切なのは、「普通はこうする」という思い込みではありません。
二人にとって無理の少ない方法を、一緒に考えることです。
その視点を持つだけでも、「こうしなければ」という重圧が和らぐ方は少なくありません。
成婚前だからこそ話しておきたい
結婚後は、新生活や仕事、引っ越しなど環境が大きく変わります。
その中で初めて悩みを打ち明けようとすると、かえって話しづらくなることがあります。
だから私たちは、成婚前に少しずつ話し始めることをおすすめしています。
子どもを望む気持ち。
身体への不安。
医療の力を借りることへの考え方。
正解を決める必要はありません。
お互いの考えを知っておくだけでも、大きな安心につながります。
それも、真剣交際中にできる大切な準備の一つです。
ワーク:
もし今、「子どもは欲しい。でも不安もある」と感じているなら、まずは自分が何に戸惑っているのかを書き出してみてください。
身体への不安でしょうか。
痛みへの心配でしょうか。
プレッシャーでしょうか。
あるいは、相手をがっかりさせたくないという気持ちでしょうか。
悩みは、言葉になると初めて二人で向き合えるテーマになります。
結婚とは、不安がなくなってから始まるものではありません。
不安も含めて話し合える関係を育てていくことなのだと思います。
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