”成婚の決め手”は相性ではなく、“覚悟”だった
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「もっといい人がいるかも」を手放した日
婚活をしていると、誰もが一度は迷います。
この人で本当にいいのだろうか。
もっと合う人がいるんじゃないか。
もう少し活動を続けたら、もっと好きになれる相手が現れるんじゃないか。
その気持ちは、とても自然です。
なぜなら結婚は、人生の大きな決断だから。
慎重になるのは当然です。
でも一方で、婚活現場で長く人を見ていると、あることにも気づきます。
成婚する人たちは、どこかで必ず決断している。
そして、その決断は必ずしも、
「100%確信できたから」
ではない。
今日は、「もっと良い人がいるかもしれない」と迷い続けていた41歳男性が、
最後に何を決めて結婚したのか。
その話を書いてみたいと思います。
彼は、決して結婚に消極的な人ではなかった
むしろ逆でした。
結婚したい。
家庭が欲しい。
子どもも欲しい。
その気持ちははっきりしていた。
だから婚活も真面目にやっていました。
お見合いもする。
交際もする。
でも、なぜか真剣交際の手前で止まる。
理由を聞くと、いつも似たような答えが返ってきました。
「良い方なんです」
「でも決め手がなくて」
婚活経験が長い人ほど、この言葉の怖さを知っています。
なぜなら、“決め手がない”
は、終わりのない言葉だからです。
本当に足りなかったのは「決め手」だったのか
ある面談で、こんな話になりました。
「ちなみに、どんな人が現れたら決められそうですか?」
彼は少し考え込みました。
そして、
「それが、自分でもよくわからないんです」
と答えた。
実はここが重要です。
婚活が長引く人の中には、理想の相手を探しているようで、
実は“決断できる理由”を探している人がいる。
でも、その理由は永遠に現れないことがあります。
なぜなら、結婚は比較で決めるものではなく、
最後は選ぶものだからです。
彼女は、派手な女性ではなかった
その女性と出会った時も、最初は大きな衝撃はなかったそうです。
美人で目を引くタイプではない。
会話が抜群に面白いわけでもない。
でも、一緒にいると落ち着く。
話し合いができる。
無理をしなくていい。
これまでの成婚事例で何度も出てきたような、
いわゆる“結婚向きの相手”でした。
ただ彼は、そこでまた立ち止まった。
「本当にこの人でいいのかな」
と。
期限が近づくと、人は本音と向き合う
結婚相談所には交際期限があります。
これは一見、不自由なルールに見えるかもしれません。
でも実は、とても大事な仕組みです。
なぜなら人は、
期限がないと決められない
からです。
仕事でもそうです。
締切がなければ企画は完成しない。
試験日がなければ勉強もしない。
人生も同じです。
選択肢が無限にある状態では、人は決断を先送りし続けてしまう。
カウンセラーが最後に聞いた質問
真剣交際へ進むかどうか。
期限が迫った面談で、担当カウンセラーは彼にこう聞きました。
「その方と結婚して後悔する可能性と、
その方を手放して後悔する可能性。どちらが大きいと思いますか?」
彼はすぐには答えられなかったそうです。
でも、その日の帰り道で考え続けた。
そして気づいた。
彼が怖かったのは、
“彼女との結婚”
ではなかった。
“決断すること”
そのものだったんです。
結婚は、相手を選ぶ行為であると同時に、自分を選ぶ行為でもある
結婚を決める瞬間。
そこには必ず喪失があります。
他の可能性を手放す。
他の未来を手放す。
他の選択肢を手放す。
だから怖い。
でも逆に言えば、
何も選ばなければ、何も失わない代わりに、何も始まらない。
彼はそこで初めて、
「完璧な確信」
を探すのをやめたそうです。
プロポーズのあとに見えた景色
彼は期限ギリギリで真剣交際へ進みました。
そして数ヶ月後にプロポーズ。
成婚退会の日、彼は笑いながら言いました。
「結局、“この人しかいない”と思ったから決めたんじゃないんです」
少し間を置いて続けた。
「“この人とやっていこう”と決めたんです」
この言葉に、結婚の本質がある気がします。
運命だから結婚するのではない。
選んだから結婚する。
成婚する人が最後に持つもの
婚活では、相性が大事です。
価値観も大事です。
居心地も大事です。
でも最後の最後に必要になるのは、
「覚悟」
だと思っています。
この人と一緒に生きていく。
問題が起きても向き合う。
完全ではない未来を引き受ける。
その覚悟が生まれた時、人は結婚を決める。
まとめ
婚活を長くしていると、
「もっと良い人がいるかもしれない」
という考えが、どこかで顔を出します。
でも、その問いには終わりがありません。
なぜなら未来は誰にもわからないからです。
だから成婚する人たちは、最後に問いを変えます。
「もっと良い人はいるか」ではなく、
「私はこの人と生きていく覚悟があるか」と。
結婚相談所の期限は、その問いから逃げないための仕組みでもあります。
そして時々、その期限が人生を大きく動かす。
彼にとっても、それは単なる締切ではなく、
人生を始めるためのきっかけ
だったのです。
ワーク:
今、交際中の相手がいる方は考えてみてください。
・相手の何に迷っているのか
・その迷いは本当に相手の問題なのか
・それとも「決断する怖さ」なのか
を書き出してみる。
そして最後に、
「もっと良い人がいるか?」
ではなく、
「私は、この人と未来を作っていきたいか?」
と自分に問いかけてみてください。
婚活で最後に人生を動かすのは、
完璧な確信ではなく、
不完全なまま一歩を踏み出す覚悟なのかもしれません。
プロのサポートが必要になったら、
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