仮交際の電話の頻度と話題|電話は「耳のデート」
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こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。
先に答えをお伝えしますね。
仮交際中の電話は、LINEの延長ではありません。顔の見えない「耳のデート」です。
だから頻度は多くなくていいんです。仮交際なら週に1回、15〜30分くらいからで十分。そのかわり、デートと同じように前もって約束をして、話したいことを少しだけ用意しておく。電話が苦手な人ほど、実はこの形のほうが楽に話せて、しかも相手の心に残ります。
「仮交際中って、電話はどれくらいするもの?」
「何を話せばいいのかわからなくて、沈黙が怖い」
「正直、電話が苦手。LINEだけじゃだめですか?」
仮交際が始まった方から、男女ともに本当によくいただくご相談です。
のべ3万人以上の男女と向き合ってきて感じるのは、電話でつまずく方の多くは、話が下手なのではなく、電話を「いつでもかけられる連絡手段」として使ってしまっているということです。
約束のない電話は、かける側も受ける側も身構えます。約束のある電話は、ふたりで会う時間と同じように、楽しみな予定になります。
この記事では、仮交際中に電話をしたほうがいい理由、段階別の頻度と時間の目安、誘い方の例文、話題の引き出し、好かれる話し方と切り方、電話が苦手な人のタイプ別の対処法、相手が電話を求めすぎるときの伝え方まで、例文つきでまとめました。お見合い当日の最初の電話(ファーストコール)ではなく、そのあとの交際中の通話についての記事です。
この記事の結論
・仮交際中の電話は、会えない日の「耳のデート」。目安は週1回、15〜30分くらいから。真剣交際に向けて、相手と相談しながら少しずつ増やしていきます。これは私が現場で見てきた目安で、決まりではありません。
・電話は前もって約束するのが基本です。「今夜9時から20分くらい、話せますか?」と、時間と長さを添えて誘います。
・話題は「デートの続き」「次のデートの相談」「今日の小さな出来事」の3つを行き来すれば困りません。日程決めや気持ちのすれ違いは、LINEより電話のほうがうまくいきます。
・電話が苦手なら、短く・時間を決めて・話すことを3つだけ用意する。どうしても難しいときは、理由と代わりの案を添えて正直に伝えれば、関係は壊れません。
この記事を書いた人:関口美奈子(恋愛心理研究家・作家)
著書『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』。KADOKAWAほかより刊行し、中国・韓国・台湾で翻訳出版。TBS「王様のブランチ」のBOOKランキングにも掲載されました。結婚相談所エースブライダルを主宰し、のべ3万人以上の男女と向き合ってきた経験と心理学から書いています。
仮交際中に、電話はしたほうがいい?
できれば、仮交際の間に一度は電話で話しておくのがおすすめです。
声で話すと、文字だけのやり取りより、相手との距離がぐっと縮まりやすいからです。
アメリカの研究者たちの実験では、電話やビデオ通話など声のあるやり取りのほうが、メールやチャットなど文字だけのやり取りより、相手とのつながりを強く感じ、しかも気まずさは増えていませんでした。ところが参加者は、話す前には「電話のほうが気まずそう」と予想していて、その思い込みが文字を選ばせていたと報告されています(Kumar & Epley, 2021)。
また、文字のやり取りには、思っているほど気持ちが伝わらないという弱点もあります。
メールで冗談や皮肉を伝える実験では、送る側は「ちゃんと伝わっている」と思い込んでいるのに、受け取る側は思ったほど正しく読み取れていませんでした(Kruger et al., 2005)。
自分の頭の中では声の調子まで聞こえているのに、相手の画面には文字しか届いていないからです。
仮交際のLINEで「そっけない」「怒っている?」とすれ違いが起きるのは、このためです。
電話は、この文字のすき間を声で埋めてくれます。デートとデートの間に一度声を聞くだけで、次に会ったときの緊張がずいぶん違ってきますよ。
仮交際中の電話の頻度と時間は、どれくらいが目安?
仮交際の間は、週に1回、15〜30分くらいから始めるのがちょうどいいペースです。
ここでの数字は、私が現場で見てきた「うまくいくふたり」に多いペースで、ルールではありません。相手と相談しながら決めるための物差しとして使ってくださいね。
ファーストコールから初デートまで:電話は「用件」中心で
IBJでは、お見合いで交際が成立し連絡先を交換した当日に、男性から連絡するのがマナーとされています。原則は電話で、お見合いのお礼、今後の連絡の取り方、初回デートの約束などの用件を簡潔に話します(IBJ「お見合いと交際のルール&マナー」より)。
この段階の電話は、長く話すより、気持ちよく短く終えるほうが好印象です。
仮交際のはじめ:週1回、15〜20分くらい
初デートが終わり、2回目、3回目と会う間は、週に1回、15〜20分ほどで十分です。
平日の夜にさっと話して、次のデートの相談をする。それくらいの軽さなら、忙しい相手にも負担になりません。
仮交際の後半:週1〜2回、20〜30分くらい
何度か会って話が弾むようになったら、相手の様子を見ながら、少しずつ回数や時間を増やしていきます。
ただ、仮交際はお相手がほかの方と並行している時期でもあります。電話の頻度が増えないからといって、すぐに脈なしと決めつけないでくださいね。
真剣交際:生活に合わせて、ふたりの形を決める
真剣交際に入ると、電話は結婚後の会話のリハーサルになります。
「平日は寝る前に10分」「週末の夜は少し長めに」など、お互いの生活に合った形を言葉にして決めておくと、無理なく続きます。
ネットには「週2〜3回が理想」「1回1時間」などの数字も見かけますが、どれも調査の出どころがはっきりしない相場です。
大事なのは回数ではなく、ふたりのどちらも「ちょうどいい」と感じているかどうかです。
電話はどう誘えばいい?例文つき
電話は、いきなりかけるのではなく、LINEで前もって約束してからにしましょう。
「耳のデート」の約束です。時間と長さを添えて、相手が選びやすい形で誘います。
はじめて電話に誘うとき
「よかったら、今度少し電話で話しませんか?明日か明後日の夜9時ごろから、20分くらいどうでしょう」
理由を添えて誘うとき
「次のデートの行き先、LINEだと決めきれないので、10分だけ電話で相談できたらうれしいです。今夜か明日の夜、ご都合いかがですか?」
女性から誘うとき
「〇〇さんの声で話を聞きたくなりました。週末のどこかで、少し電話できませんか?」
電話は男性から、と決まっているのはファーストコールだけです。そのあとは、どちらから誘ってもかまいません。
避けたい誘い方
予告なしの着信、夜遅い時間の「今、電話いい?」、終わりの時間を決めない誘い方。
どれも相手に「断りにくい」「いつ終わるかわからない」という負担を渡してしまいます。
電話では、何を話せばいい?7つの話題
電話の話題は、「デートの続き」「次のデートの相談」「今日の小さな出来事」の3つを軸にすれば、まず困りません。
そのうえで、電話だからこそ向いている話題を含めて、7つの引き出しを置いておきますね。
①この前のデートの続き
何が起きているか:前回の話を覚えていることは、「あなたの話をちゃんと聞いていました」という、いちばん伝わりやすい好意の表し方です。
例文:「この前のカフェで話していた、職場の新しいプロジェクト、その後どうなりました?」
②次のデートの行き先や日程
何が起きているか:予定の相談は、電話のいちばん得意な分野です。LINEなら何往復もかかる日程調整が、声なら数分で終わります。
例文:「来週の土曜、美術館と植物園ならどっちの気分ですか?私はどっちも行ってみたくて」
③今日あった小さな出来事
何が起きているか:大きなニュースより、「今日のお昼に食べたもの」「帰り道に見た夕焼け」くらいの小さな話のほうが、暮らしの温度が伝わります。
例文:「今日、駅前のパン屋さんに新しいメニューが出ていて、つい買っちゃいました。〇〇さんは、今日どんな一日でした?」
④相手の得意なこと、好きなこと
何が起きているか:好きなことを話しているとき、人の声は自然と明るくなります。その声を聞けるのは、電話ならではの楽しみです。
例文:「前に料理が得意って言っていましたよね。最近作ってよかったもの、教えてください」
⑤ちょっとした相談
何が起きているか:相談されると、人は「頼りにされている」と感じます。答えのある小さな相談なら、相手も気軽に話せます。
例文:「友だちへの誕生日プレゼントに迷っていて、〇〇さんならどっちを選びます?」
⑥暮らしの入口の話
何が起きているか:電話は、会っているときより少しだけ本音が出やすい時間でもあります。夜の落ち着いた時間に、暮らしの話を軽く聞いてみるのもいい方法です。
例文:「平日の夜って、いつもどんなふうに過ごしてるんですか?私は料理か、本を読むことが多くて」
⑦すれ違いや、ちょっと気になったこと
何が起きているか:意見が食い違っている場面で、相手の考えを文字で読んだ人より、声で聞いた人のほうが、その相手を「よく考えている人」「人間らしい人」と感じたという研究があります(Schroeder et al., 2017)。声には、言葉の中身だけでなく、相手の迷いや誠実さまで運ぶ力があるんです。
例文:「この前のLINE、少し冷たく読めてしまっていたらごめんなさい。気になっていたので、声で話したくて」
電話で好かれる話し方は?
電話で好かれる人は、話がうまい人ではなく、「相手の話に、すぐ反応してくれる人」です。
顔が見えない分、相づちや声の反応が、会っているとき以上に大切になります。
友人同士や初対面の人同士の会話を調べた研究では、相手の話に反応するまでの間が短い会話ほど、ふたりとも「通じ合っている」と感じていました。しかも、その感覚を左右していたのは、自分の反応の速さより、相手がすぐ反応してくれるかどうかでした(Templeton et al., 2022)。
電話では、この「すぐ反応してもらえた」という感覚が、表情の代わりになります。
・相づちは、少し大きめに:「うんうん」「へえ、そうなんですね」「それはうれしいですね」。うなずきが見えない分、声でうなずきます。
・相手の言葉を、ひとつ拾って返す:「会議が長引いて」には「長引いたんですね、おつかれさまでした」。
・追いかけの質問をひとつ:会話の中で、相手の答えを受けた追加の質問が多い人ほど好かれやすいことがわかっています(Huang et al., 2017)。「それって、どんなところが楽しいんですか?」と、ひとつ重ねてみてください。
・静かな場所で話す:駅のホームや騒がしいお店からだと、声が聞き取りにくく、お互いに疲れてしまいます。
・ながら電話はしない:テレビの音、キーボードの音、食器の音。相手には意外とよく聞こえています。
電話の切り方は?名残を残す終わり方
電話は、「まだ話したいな」と思うくらいで切るのがいちばんです。
長く話すほど仲よくなれるわけではありません。約束した時間の少し前に、終わりの予告をしましょう。
終わりの予告の例文
「あっという間に20分たっちゃいましたね。そろそろ終わりにしましょうか」
「明日も早いと思うので、今日はこのへんで。話せてうれしかったです」
次につなぐ例文
「じゃあ土曜日、11時半に駅で。楽しみにしてますね」
「また来週、この時間に話せたらうれしいです」
切ったあとに、LINEで「今日は話せてよかったです。おやすみなさい」とひと言送ると、電話の余韻が相手の手元に残ります。
電話が苦手な人は、どうすればいい?タイプ別の対処法
電話が苦手な人は、長さ・時間・話すことの3つを先に決めてしまうと、ぐっと楽になります。
苦手の理由は人によって違うので、タイプ別に見ていきますね。
沈黙が怖いタイプ
話すことを3つだけメモしておきましょう。「この前のデートのお礼」「今日あったこと」「次の日程」。この3つがあれば、電話は必ず終えられます。
一瞬の間があっても、「緊張しますね」と笑えば大丈夫です。沈黙は失敗ではなく、相手が考えている時間でもあります。
声や話し方に自信がないタイプ
初対面同士の会話を調べた研究では、人は話したあと、相手が自分をどれくらい好きになってくれたかを、実際より低く見積もっていました。この思い込みは、短い会話でも長い会話でも見られ、数か月続くこともあったそうです(Boothby et al., 2018)。
「うまく話せなかった」と落ち込んでいるとき、相手はたいてい、あなたが思うよりずっと楽しんでいます。
時間を取られるのが負担なタイプ
「10分だけ」「9時から9時半まで」と、最初に時間を区切ってしまいましょう。
終わりが見えている電話は、忙しい人にとっても気が楽です。短くても、定期的に声を聞けるほうが、長電話をたまにするより関係は育ちやすいものです。
話す場所がないタイプ
実家暮らしで声が気になる、寮や壁の薄い部屋に住んでいる。こうした理由で電話が難しい方もいます。
その場合は、帰り道の静かな道を歩きながら、車の中、近所の公園など、場所を決めて時間を合わせる方法もあります。理由を相手に伝えておけば、短くても不自然には思われません。
それでも電話が難しいときの伝え方
どうしても電話が難しいときは、「苦手なこと」「代わりの案」「あなたと話したい気持ち」の3つを一緒に伝えましょう。
苦手なことだけを伝えると、相手は「自分と話したくないのかな」と受け取ってしまいます。
例文:「実は電話があまり得意じゃなくて、緊張してうまく話せないんです。〇〇さんと話すのは楽しいので、最初は10分くらいからでもいいですか?慣れたら少しずつ長くできたらうれしいです」
例文:「平日の夜は家族がいて電話しにくいので、LINEでもいいですか?そのぶん、会ったときにたくさん話したいです」
電車で見知らぬ人と話してもらう実験では、多くの人は「ひとりで過ごすほうが快適」と予想していたのに、実際には話したほうが楽しい時間になっていました。予想がはずれるのは、相手が自分と話したいと思っている気持ちを、低く見積もっているからだと報告されています(Epley & Schroeder, 2014)。
電話も同じです。かける前がいちばん怖くて、話し始めると意外と大丈夫。まずは10分から試してみてくださいね。
相手が電話を求めすぎる・長電話がつらいときは?
電話の頻度や長さが合わないときは、我慢せずに、早めにやさしく伝えましょう。
仮交際のうちに「ちょうどいい形」を相談できるふたりは、真剣交際に入ってからも話し合いがうまくいきます。
回数を減らしたいとき
「毎日電話してくれてうれしいです。ただ平日は疲れていて、ちゃんと話せないのがもったいなくて。週末にゆっくり話すのはどうですか?」
長さを短くしたいとき
「〇〇さんと話していると時間を忘れちゃうんですけど、明日に響くので、平日は30分くらいまでにしませんか?」
伝えても変わらない、断ると不機嫌になる、深夜に何度も着信がある。そんなときは、ひとりで抱えずに担当カウンセラーに相談してください。
相手側のカウンセラーを通じて、角を立てずにペースを調整してもらえることがあります。
電話の頻度や様子で、脈あり・脈なしはわかる?
電話の回数だけでは、脈があるかどうかは判断できません。
電話が好きな人も苦手な人もいますし、仕事や住まいの事情で話せる時間は大きく変わるからです。
脈ありのサイン
・約束した電話に、時間どおりに出てくれる、または折り返しがある
・あなたの前の話を覚えていて、続きを聞いてくる
・電話の中で、次のデートの話が具体的に進む
・切るときに「また話したい」「楽しかった」と言葉がある
脈なしと誤読しやすいケース
・電話に誘っても「LINEでいいですか」と言われた:電話が苦手なだけの方は、男女ともにいます。LINEの内容が丁寧で、会う日程が進むなら、心配はいりません。
・電話が短い、早く切られる:翌朝が早い、話す場所がないなど、生活の事情のことが多いです。
・電話ではあまり話さない:会っているときは楽しそうなのに電話では口数が少ない方は、顔が見えないと緊張するタイプかもしれません。
反対に、電話は長くて楽しいのに、会う日程の話になると止まる方は、話し相手としては心地よくても、会うことにはまだ気持ちが向いていないのかもしれません。
電話の長さと、関係の進み方は、必ずしも比例しないんです。
仮交際中の電話で、やってはいけないことは?
いちばん避けたいのは、相手の都合を確かめずに、自分の気持ちの都合でかけることです。
ほかにも、次のような電話は好意があっても逆効果になりやすいので気をつけてくださいね。
・予告なしに何度も着信を残す
出られなかった相手に「なんで出ないの」と感じさせるだけで、プレッシャーになります。
・深夜や、お酒が入ってからの電話
夜中のテンションで話した本音は、翌朝の相手には重く届きがちです。
・自分の話だけで時間を使う
顔が見えない分、一方的な話は会っているとき以上に長く感じられます。
・ほかのお相手の話をする
仮交際で並行しているのはお互いさまですが、それを電話で匂わせるのは信頼を削るだけです。
・電話で真剣交際の返事を迫る
気持ちを伝えるのは素敵なことですが、正式な申し出は担当カウンセラーを通じて行います。電話では「もっと知りたい」まで。
・録音やスピーカーで、ほかの人に聞かせる
相手が知らないところで第三者が聞いているのは、大きな信頼違反です。
電話がうまい人は、何が違う?
電話がうまい人は、話がうまい人ではなく、「声だけでも、相手を安心させようとする人」です。
ここには、テクニックの差ではなく、器の差が出ます。
電話が怖いとき、人は自分の声、自分の話、自分の沈黙ばかりが気になります。
でも受話器の向こうの相手も、同じように緊張しています。持てる人は、そこに先に気づきます。
「急にごめんなさい、今大丈夫ですか?」と相手の都合を気づかい、相手の話にすぐ相づちを打ち、終わりの時間を守る。自分がうまく話すことより、相手が話しやすいことに気持ちを向けているんです。
そして、会えない日にも「耳のデート」を楽しめる人は、会えない時間そのものを不安ではなく、楽しみに変えられます。
結婚したあとも、忙しい日やすれ違う日はたくさんあります。そんな日に、短い電話ひとつで相手の一日をねぎらえるふたりは、きっと長く穏やかに暮らしていけますよ。
「この人とは電話のペースが合うのかな」「電話が苦手で、どう伝えればいいかわからない」とひとりで悩んでいるなら、第三者の目で一緒に整理してみませんか。
エースブライダルでは、仮交際中の連絡や電話のペースについても、カウンセラーが一緒に考えています。まずは無料相談で、今の状況をお話ししてみてくださいね。
仮交際中の電話のチェックリスト
・電話はLINEで前もって約束している
・誘うときに、時間と長さを添えている
・話したいことを3つだけメモしてある
・静かな場所から話している
・ながら電話をしていない
・相づちを、会っているときより少し大きめに打っている
・相手の話に、追いかけの質問をひとつ返している
・約束の時間の少し前に、終わりの予告をしている
・切るときに、次の約束か「話せてうれしかった」を伝えている
・頻度や長さが合わないときは、早めにやさしく相談できる
まとめ:仮交際の電話は、会えない日の耳のデート
仮交際中の電話に、正解の回数はありません。
目安は週1回、15〜30分くらいから。前もって約束をして、デートの続きや次の予定、今日の小さな出来事を話す。日程決めや気持ちのすれ違いは、文字より声のほうがずっとうまくいきます。
電話が苦手なら、短く、時間を決めて、話すことを3つだけ用意する。それでも難しいときは、理由と代わりの案と「あなたと話したい気持ち」を添えて伝えれば大丈夫です。
声を聞く時間を大切にできるふたりは、会えない日にも、ちゃんと距離を縮めていけます。
よくある質問
Q.仮交際中の電話は、どれくらいの頻度がいいですか?
A.週に1回、15〜30分くらいから始めるのがおすすめです。これは私が現場で見てきた、うまくいくふたりに多いペースで、決まりではありません。お互いの生活に合わせて、相談しながら増やしたり減らしたりしてください。
Q.電話は男性からかけるべきですか?
A.IBJでは、連絡先を交換した当日に男性から最初の連絡(原則電話)をするのがマナーとされています。そのあとの電話は、どちらから誘ってもかまいません。女性から「少し電話で話しませんか」と誘うと、喜ぶ男性は多いです。
Q.電話が苦手です。LINEだけで仮交際を続けても大丈夫ですか?
A.続けることはできますが、一度は短い電話を試してみるのがおすすめです。声のやり取りは、文字より気まずさが少なく、つながりを感じやすいという研究もあります。どうしても難しいときは、苦手なことと代わりの案、話したい気持ちを添えて伝えれば、関係は壊れません。
Q.電話で沈黙してしまったら、どうすればいいですか?
A.少しの沈黙は気にしなくて大丈夫です。「緊張しますね」と笑うか、メモしておいた話題に戻りましょう。人は会話のあと、相手からの好意を実際より低く見積もりがちなので、あなたが思うほど相手は気にしていません。
Q.相手が毎日電話をしたがります。断ってもいいですか?
A.断ってかまいません。「毎日はつらい」だけでなく、「週末にゆっくり話したい」など代わりの案を添えると、相手も受け止めやすくなります。伝えても変わらない、深夜の着信が続くなどの場合は、担当カウンセラーに相談してください。
Q.電話が短いのは、脈なしですか?
A.短さだけでは判断できません。翌朝が早い、話す場所がないなど、生活の事情のことが多いからです。約束した電話に出てくれる、次のデートの話が進む、といったサインがあれば、気にしすぎなくて大丈夫です。
Q.ビデオ通話でもいいですか?
A.お互いが望むなら、ビデオ通話もよい方法です。顔が見えるぶん、声だけより安心できる方もいます。ただ、部屋が映るのが気になる、化粧を落としたあとは嫌だという方もいるので、はじめは音声だけにして、相手に聞いてから切り替えるのが安心です。
参考にした研究・資料
・Kumar, A., & Epley, N. (2021). It's surprisingly nice to hear you: Misunderstanding the impact of communication media can lead to suboptimal choices of how to connect with others. Journal of Experimental Psychology: General, 150(3), 595-607.
・Kruger, J., Epley, N., Parker, J., & Ng, Z.-W. (2005). Egocentrism over e-mail: Can we communicate as well as we think? Journal of Personality and Social Psychology, 89(6), 925-936.
・Schroeder, J., Kardas, M., & Epley, N. (2017). The humanizing voice: Speech reveals, and text conceals, a more thoughtful mind in the midst of disagreement. Psychological Science, 28(12), 1745-1762.
・Templeton, E. M., Chang, L. J., Reynolds, E. A., Cone LeBeaumont, M. D., & Wheatley, T. (2022). Fast response times signal social connection in conversation. Proceedings of the National Academy of Sciences, 119(4), e2116915119.
・Huang, K., Yeomans, M., Brooks, A. W., Minson, J., & Gino, F. (2017). It doesn't hurt to ask: Question-asking increases liking. Journal of Personality and Social Psychology, 113(3), 430-452.
・Boothby, E. J., Cooney, G., Sandstrom, G. M., & Clark, M. S. (2018). The liking gap in conversations: Do people like us more than we think? Psychological Science, 29(11), 1742-1756.
・Epley, N., & Schroeder, J. (2014). Mistakenly seeking solitude. Journal of Experimental Psychology: General, 143(5), 1980-1999.
・IBJ「お見合いと交際のルール&マナー」https://www.ibjapan.com/success/manners/
この記事を書いた人
関口美奈子(せきぐち みなこ)
恋愛心理研究家・作家。結婚相談所エースブライダルとメンズ眉毛サロンWinsome(新宿・吉祥寺・高円寺)を運営。のべ3万人以上の男女と向き合ってきた現場経験と心理学をもとに恋愛・結婚・人間関係・コミュニケーションを執筆し、自治体や企業、官公庁でも講演。著書はKADOKAWAほかより刊行、中国韓国台湾で翻訳出版。
公式サイト https://sekiguchiminako.com/
著書:『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』
会えない日の電話やLINEのペースに悩んでいるなら、一度プロと一緒に整えてみませんか。
エースブライダルでは、恋愛経験ゼロから入会した方のうち98%が交際に進んでいます(※結婚相談所エースブライダルの実績。集計期間2025年1月〜2026年9月26日、仮交際を含む)。
無理な勧誘はしませんので、気軽にお話しにいらしてくださいね。