周りが結婚して焦る時の婚活|他人の時刻表を降りる
- 婚活のコツ
- 婚活のお悩み
- 自分磨き
こんにちは。恋愛心理研究家の関口美奈子です。
周りの結婚に焦るのは、あなたが遅れているからではありません。
自分の人生を、友人や同僚の「他人の時刻表」で走らせようとしているからです。時刻表が他人のものである限り、何本電車に乗っても「遅れている」気持ちは消えません。
この記事では、友人の結婚報告や結婚式のたびに焦ってしまう方に向けて、焦りの正体と種類、焦りのまま動くと起きること、焦りを婚活の推進力に変える「自分の時刻表」のつくり方を、例文つきでまとめました。
グループLINEに届く「ご報告があります」の一文。
SNSに並ぶ指輪の写真。
結婚式の帰り道、引き出物の紙袋を持ちながら、ひとりの電車でふっと涙が出そうになる。
「おめでとう」と心から思っているのに、同時に胸の奥がざわつく。そんな自分をいやだと感じてしまう方は、本当に多いんです。
先にお伝えしたいのは、その焦りは、あなたの心が狭いから生まれるのではないということです。
焦りは、「自分も大切な人と生きていきたい」という願いの裏返しです。
のべ3万人以上の男女と向き合ってきた中で、焦りを上手に使えた人ほど、婚活のスタートが早く、判断もぶれにくいと感じてきました。問題は焦りそのものではなく、焦りの時計の針を、誰の時刻表に合わせているかなんです。
この記事の結論
・周りの結婚で焦るのは、人が自分を周りと比べて位置を確かめる生き物だからです。焦る自分を責める必要はありません。
・危ないのは、焦りのまま相手選びの基準を下げたり、交際を急いだりすることです。焦りは「誰と」ではなく「いつ動くか」に使いましょう。
・焦りを力に変えるコツは、他人の時刻表を降りて、3か月単位の「自分の時刻表」をつくり、結果ではなく行動の予定を書き込むことです。
・友人の結婚報告には、祝福と自分の話を分けて返せば大丈夫。祝福は祝福として、焦りは焦りとして、それぞれの場所で扱いましょう。
この記事を書いた人:関口美奈子(恋愛心理研究家・作家)
著書『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』。KADOKAWAほかより刊行し、中国・韓国・台湾で翻訳出版。TBS「王様のブランチ」のBOOKランキングにも掲載されました。結婚相談所エースブライダルを主宰し、のべ3万人以上の男女と向き合ってきた経験と心理学から書いています。
周りが結婚すると、なぜこんなに焦るの?
答えは、人は自分の位置を、身近な人と比べることで確かめようとするからです。
心理学者のフェスティンガーは、人には自分の意見や能力を評価したいという欲求があり、はっきりした物差しがないときは、ほかの人と比べることで自分を評価しようとすると論じました(Festinger, 1954)。
そして比べる相手には、自分と似た人を選びやすいとも述べています。
結婚には、テストの点数のような客観的な物差しがありません。
だから人は、同級生、同期、同じサークルの仲間といった「自分と似た人」を物差しにします。
似た人が次々と結婚していくと、物差しの目盛りが一気に進み、自分だけが同じ場所に立っているように感じる。これが、周りの結婚で焦る基本の仕組みです。
もうひとつ、社会には「この時期には、これくらいのことを済ませているもの」という、目に見えない時計があります。
社会学者のニューガーテンらは、人々が結婚や就職などの人生の出来事について「ふさわしい時期」の感覚を共有していて、それが人の行動や自己評価に影響していることを論じました(Neugarten et al., 1965)。
この社会の時計は誰かに決められたものではないのに、多くの人の心の中で動いています。
周りの結婚報告は、その時計の音を急に大きく響かせるきっかけなんです。
けれど、社会の時計も、友人の結婚も、あなたの人生のために書かれた時刻表ではありません。
他人の時刻表を見ながら自分の駅に立っていると、どれだけ正しく動いていても「遅れている」気がしてしまいます。
周りの結婚で感じる焦りには、どんな種類がある?
焦りは、ひとつに見えて、実は4つくらいに分かれています。どれが強いかで、効く手当てが変わります。
①取り残され焦り:友人関係が変わっていくさびしさ
何が起きているか:結婚した友人とは、会う頻度や話題が少しずつ変わります。焦りの中身が、結婚そのものより「居場所が減っていくさびしさ」であることがあります。
よくある場面:週末に誘える友人が減った。集まると、住まい探しや家事分担の話題が中心になり、自分だけ話に入れない。
手当て:このタイプの焦りは、結婚を急いでも消えにくい焦りです。まずは、趣味の場や、同じように婚活している仲間など、今の自分がいて心地よい居場所を増やすことから始めてください。
②比較焦り:SNSで他人の幸せを見続ける
何が起きているか:Facebookの利用を調べた研究では、よく使う人ほど自己評価が低く、それは自分より恵まれて見える人と比べる機会の多さで説明されていました。さらに、そうした相手のプロフィールを見せられただけで、その場の自己評価が下がったことも報告されています(Vogel et al., 2014)。SNSに並ぶのは、人生のいちばん輝いた瞬間の切り抜きです。
よくある場面:夜、ベッドの中で、友人の新居や結婚式の写真を次々と見てしまう。見終わったあと、自分の毎日が色あせて感じる。
手当て:このタイプは、見る量を減らすだけで楽になることが多いです。寝る前の30分はSNSを開かない、結婚報告が続く時期は一時的にミュートにする。距離をとることは、友人を大切にしないことではありません。
③期限焦り:「間に合わないかも」という時間の不安
何が起きているか:周りの結婚が、自分の人生設計の期限を思い出させるきっかけになっています。
よくある場面:「このまま1年たったら」と逆算して眠れなくなる。何から始めればいいかわからないまま、不安だけが大きくなる。
手当て:このタイプの焦りは、実はいちばん婚活の力に変えやすい焦りです。この記事の後半でお伝えする「自分の時刻表」をつくると、漠然とした不安が、具体的な予定に置き換わっていきます。
④周りの声焦り:家族や職場からの「まだなの?」
何が起きているか:自分自身より、周りの期待に応えなければという気持ちが焦りを生んでいます。
よくある場面:実家に帰るたびに「いい人いないの?」と聞かれる。職場で結婚の話題になると、自分に視線が集まる気がする。
手当て:「自分は結婚したいのか、それとも周りを安心させたいのか」を一度だけ自分に聞いてみてください。周りのための結婚は、周りが満足したあとに、あなただけが取り残されてしまいます。
焦りのまま婚活すると、何が起きる?
いちばん起きやすいのは、相手選びの基準がゆるみ、「この人でいいのかな」という迷いを見ないふりしてしまうことです。
カナダの研究チームは、「ひとりでいること」への不安が強い人ほど、自分への反応が薄い相手にも恋愛感情を示しやすく、満足していない関係でも自分から終わらせにくいことを、複数の研究で示しました。
スピードデーティングの場でも、この不安が強い人は、関心を示す相手の選び方がゆるくなる傾向が見られました(Spielmann et al., 2013)。
婚活の現場に置きかえると、こんなことが起きます。
・違和感をなかったことにする:デートで気になった言動があっても、「贅沢を言っている場合じゃない」と飲み込んでしまう。
・真剣交際を急ぎすぎる:まだ2回しか会っていないのに、「早く決めなければ」と真剣交際に進もうとする。
・逆に、条件を急に上げる:「遅れた分、いい人と結婚しなければ」と、友人の結婚相手を物差しにして条件を積み上げてしまう。
・お見合いで結論を急がせる:初対面から結婚後の生活を細かく聞き、相手に「値踏みされている」と感じさせてしまう。
どれも、焦りが「誰と結婚するか」の判断に入りこんでいる状態です。
焦りは、アクセルとしては優秀ですが、ハンドルを握らせてはいけない感情です。
いつ動くかは焦りに決めてもらってかまいません。でも、誰を選ぶかは、落ち着いたあなたが決めてください。
焦りを、婚活の力に変えるには?
焦りを「うらやましさ」として正直に認め、それを自分を引き上げる方向に使うことです。
オランダの研究者たちは、ねたみには2種類あることを示しました。
ひとつは、相手を引きずり下ろしたくなる「悪性のねたみ」。
もうひとつは、相手のようになりたいと、自分を引き上げる方向に向かう「良性のねたみ」です(van de Ven et al., 2009)。
友人の結婚報告で胸がざわつくのは、恥ずかしいことではありません。
そのざわつきを「あの子が幸せになったのが悔しい」ではなく、「私もあんなふうに、大切な人と生きたい」と言い直せたとき、焦りは良性のねたみに変わり、行動のエネルギーになります。
言い直しの例を挙げますね。
・「みんな結婚していく。私だけ取り残された」
→「みんなの報告を聞いて、私も本気で結婚したいとわかった」
・「あの子より私のほうが先に彼氏がいたのに」
→「あの子が見つけられたなら、私にも見つけ方があるはず」
・「友人の旦那さん、条件がいいな。負けたくない」
→「友人が彼を選んだ決め手は何だったんだろう。今度聞いてみよう」
最後の言い直しは、とくにおすすめです。
結婚した友人は、あなたにとって比べる相手ではなく、話を聞ける先輩でもあります。「どうやって出会ったの?」「決め手は何だった?」と聞いてみると、焦りが情報に変わります。
他人の時刻表を降りて、「自分の時刻表」をつくるには?
自分の時刻表は、「いつまでに結婚する」という結果ではなく、「この3か月で何をする」という行動の予定で組み立てます。
「〇年以内に結婚」という目標は、相手があることなので、自分の努力だけでは決められません。
決められない結果を目標にすると、毎月「まだ結婚できていない」という採点だけが続き、焦りが強くなります。
そこで、自分で決められる行動を、3か月単位で並べていきます。
3か月にするのには理由があります。
IBJの婚活では、お見合いの日から3か月以内に成婚の意思表示をするのがルールとされています。
つまり、婚活はもともと3か月をひとつの区切りとして動く仕組みです。自分の時刻表も、この区切りに合わせると、動きと振り返りのリズムがつくりやすくなります。
ステップ1:「なぜ結婚したいか」を、自分の言葉で1行書く
「周りが結婚したから」ではなく、「休日に一緒に料理をする人がほしい」「困ったときに相談し合える人と生きたい」など、自分の暮らしの言葉で書きます。
この1行が、焦りに流されそうなときの錨になります。
ステップ2:最初の3か月の「行動」を3つ決める
例:
・結婚相談所の無料相談に行って、自分に合う活動の仕方を聞く
・プロフィール写真を撮り直す
・月に4件、お見合いを申し込む
ポイントは、すべて「自分だけで実行できること」にすることです。
ステップ3:3か月後の振り返りの日を、カレンダーに入れる
振り返るのは「結婚できたか」ではなく、「決めた行動をどれだけできたか」と「やってみて何がわかったか」です。
わかったことをもとに、次の3か月の行動を決め直します。
この時刻表には、友人の結婚式の日付は書き込みません。
書き込むのは、あなたの駅と、あなたの電車の発車時刻だけです。
他人の時刻表を見ていたときには「遅れ」だったものが、自分の時刻表の上では「予定どおり」に変わっていきます。
友人の結婚報告には、どう返せばいい?
祝福は祝福として返し、自分の気持ちの話は混ぜないことです。短くても、まっすぐな「おめでとう」がいちばん伝わります。
焦っているときほど、返信に自分の状況を入れたくなります。
「おめでとう!私も早く結婚したい〜」と冗談めかしたつもりが、送ったあとで自分が苦しくなることもあります。
祝福と自分の話を分けておくと、返信する自分も、あとで読み返す自分も楽になります。
グループLINEでの返信例:
「〇〇、本当におめでとう!写真見て、こっちまでうれしくなったよ。落ち着いたら、ふたりの話ゆっくり聞かせてね」
個別に報告をもらったときの返信例:
「わざわざ連絡くれてありがとう。本当におめでとう。〇〇が幸せそうで、私もうれしい。式のこと、何か手伝えることがあったら言ってね」
結婚式で「次はあなたの番だね」と言われたときの返し:
「ありがとう、いい報告ができるようにがんばるね」
それ以上、説明する必要はありません。笑顔でひとこと返して、話題を新郎新婦に戻せば大丈夫です。
男性の場合は、職場の同僚から報告を受けることも多いと思います。
「おめでとうございます。お相手はどんな方なんですか」と相手の話を聞く側に回ると、自分のことを聞かれる流れを自然に避けられます。
もし、どうしても今は心から祝えないと感じたら、返信を少し遅らせてもかまいません。
気持ちが落ち着いてから送る「おめでとう」のほうが、無理をして送る「おめでとう」より、ずっとあなたらしい言葉になります。
焦っているとき、やってはいけないことは?
いちばん避けたいのは、焦りを消そうとして、自分の大切な判断まで急いでしまうことです。
・結婚した友人と距離を置きすぎる:会うとつらいからと、すべての誘いを断ってしまうと、居場所がさらに減っていきます。会うのは少し減らしても、関係そのものは手放さないでください。
・焦りを隠して、急に何でも前向きに振る舞う:「私は全然気にしていない」と自分に言い聞かせると、焦りは見えないところで大きくなります。気持ちを認めたほうが、早く落ち着きます。
・勢いで入会や契約を決める:結婚式の帰り道の気持ちのまま、よく調べずに活動の場を決めると、あとで合わないと感じることがあります。相談は勢いで、決めるのは落ち着いてから。
・お見合いやデートで、結婚を急かす:「いつまでに結婚したいですか」を初対面で何度も聞くと、相手は焦りを感じ取ります。時期の希望は、交際が進んでから、自分の希望として穏やかに伝えましょう。
・友人の結婚相手を物差しにする:友人のパートナーの年収や職業を基準に条件を決めると、あなた自身の暮らしに合う人を見落とします。
焦りの正体を一緒に整理してくれる人がいると、動き出すのがぐっと楽になります。
「焦っているけれど、何から始めればいいかわからない」「焦りのまま決めてしまいそうで怖い」。そんなときこそ、第三者の視点が役に立ちます。
エースブライダルでは、婚活の始め方や、3か月ごとの活動の組み立ても、カウンセラーが一緒に考えています。まずは無料相談で、今の気持ちをそのままお話ししてみてくださいね。
焦りと誤解しやすい気持ちは?
周りの結婚でざわつく気持ちの中には、焦りに見えて、実は別の気持ちが隠れていることがあります。
本当は結婚より「ひとりが寂しい」
結婚したいのではなく、今の生活に寂しさを感じているだけ、ということもあります。
その場合は、婚活と並行して、趣味や友人との時間を充実させると、焦りが落ち着くことがあります。寂しさを埋めるための結婚は、相手に寂しさを埋める役目を背負わせてしまうので、一度自分の気持ちを確かめてみてください。
本当は「準備ができた」というサイン
周りの結婚をきっかけに、「自分もそろそろ本気で向き合いたい」と思えたなら、それは焦りではなく、準備が整ってきたサインかもしれません。
そのときは、迷わず一歩を踏み出していい時期です。
本当は「今の仕事や生活も大事にしたい」
結婚したい気持ちと同じくらい、今の仕事や暮らしも大切にしたい。そう感じるのは自然なことです。
結婚は今の生活を手放すことではなく、今の生活に誰かを迎え入れることでもあります。仕事や暮らしを大切にしながら進められる婚活の形を、一緒に考えてくれる人を探しましょう。
持てる人は、周りの結婚をどう受け止めている?
持てる人は、周りの結婚を「自分が負けた知らせ」ではなく、「幸せの実例がひとつ増えた知らせ」として受け取っています。
友人が結婚するということは、身近なところに、結婚して幸せに暮らしている人がひとり増えるということです。
その人は、あなたが困ったときに相談できる相手になり、ときには、すてきな人を紹介してくれる人にもなります。
持てる人は、周りの幸せを自分の幸せの材料にできる人です。
持てる人がしているのは、次の3つです。
①祝福を、先に、惜しまず渡す
自分がまだ結婚していなくても、友人の幸せを心から祝う。
先に与える人のところには、不思議と人とご縁が集まってきます。結婚式で出会ったご縁から、交際が始まる方も珍しくありません。
②自分の時刻表を、誇りを持って走る
他人の時刻表と比べて「遅れている」と感じるのではなく、自分の時刻表の上で「今日もひとつ進めた」と数える。
お見合いをひとつ申し込んだ、プロフィールを見直した、苦手だった会話で一歩踏み込めた。その積み重ねを、自分でちゃんと認めてあげてください。
③結婚をゴールではなく、生き方の続きとして考える
結婚はゴールテープではなく、その先も続く暮らしの始まりです。
「早く結婚すること」より「一緒に生きていける人と出会うこと」に目を向けている人は、焦りの中でも、相手をちゃんと見ることができます。
そして、そういう人のまわりには、同じように人生を大切にしている人が集まってきます。
チェックリスト:あなたは、他人の時刻表で走っていない?
次の8つのうち、3つ以上当てはまるなら、他人の時刻表を見ている時間が長くなっているかもしれません。
□ 友人の結婚報告のたびに、数日気持ちが沈む
□ 寝る前に、他人の結婚や新居の投稿を見てしまう
□ 「〇年以内に結婚」という結果だけを目標にしている
□ 何から始めればいいかわからないまま、不安だけが大きい
□ デートで気になったことを「贅沢は言えない」と飲み込んだことがある
□ 友人の結婚相手と、自分のお相手を比べてしまう
□ 家族や職場の「まだなの?」が、頭から離れない
□ 結婚したい理由を、自分の暮らしの言葉で言えない
当てはまったものがあっても、自分を責めなくて大丈夫です。
気づいた今が、自分の時刻表をつくり始めるタイミングです。
まとめ:焦りはアクセル、ハンドルは自分の時刻表
周りの結婚で焦るのは、人が身近な人と自分を比べて位置を確かめる生き物だからです。
焦る自分を責める必要はありません。ただ、焦りに相手選びまで任せてしまうと、違和感を飲み込んだり、交際を急いだりしてしまいます。
焦りは「いつ動くか」に使い、「誰と結婚するか」は落ち着いた自分で決める。
他人の時刻表を降りて、3か月単位の自分の時刻表に、結果ではなく行動の予定を書き込む。
友人の報告には、祝福は祝福として、まっすぐに返す。
あなたの電車は、遅れているのではありません。まだ、あなたの時刻表に書かれた発車時刻が来ていないだけです。
よくある質問
Q.友人の結婚を素直に喜べない自分が嫌です。性格が悪いのでしょうか?
A.性格が悪いわけではありません。人は身近な人と自分を比べて位置を確かめようとするので、近い人の幸せほど心がざわつくのは自然なことです。そのざわつきを「私もあんなふうに生きたい」と言い直せれば、自分を前に進める力に変わります。
Q.焦って婚活を始めるのは、よくないことですか?
A.焦りをきっかけに始めること自体は、まったく問題ありません。むしろ、始めるきっかけとしては十分です。気をつけたいのは、焦りのまま相手選びの基準をゆるめたり、交際を急いだりすることです。始めるのは焦りの力で、選ぶのは落ち着いた自分で、と分けて考えてください。
Q.結婚式に招待されるのがつらいです。断ってもいいですか?
A.どうしてもつらいときは、無理に出席しなくてもかまいません。ただ、大切な友人なら、お祝いのメッセージや贈り物で気持ちを伝えると、関係はきちんと続きます。出席するときは、帰りに自分の好きな場所に寄るなど、小さな楽しみを用意しておくと気持ちが楽になります。
Q.親から「早く結婚しなさい」と言われるのがプレッシャーです。
A.親の言葉の多くは、あなたを心配する気持ちから出ています。「今こういう活動をしているよ」と、具体的な行動を一度伝えてみてください。見えない不安は大きくなりますが、動いていることがわかると、親の声かけが落ち着くことはよくあります。
Q.周りが結婚していく中で、婚活を始めるのが遅すぎないか不安です。
A.婚活を始める時期に、遅すぎるということはありません。比べる相手は周りの友人ではなく、昨日の自分です。今日動き始めれば、それがあなたの時刻表の始発になります。どう始めればいいか迷ったら、結婚相談所の無料相談で、今の状況に合った進め方を聞いてみてください。
Q.結婚した友人と話が合わなくなってきました。
A.生活が変わると、話題が変わるのは自然なことです。無理に合わせなくても、共通の趣味や昔の思い出など、変わらない話題もきっとあります。同時に、今のあなたと同じ関心を持つ新しい仲間をつくっていくと、居場所が増えて、焦りも落ち着いていきます。
参考にした研究・資料
・Festinger, L. (1954). A theory of social comparison processes. Human Relations, 7(2), 117-140.
・Neugarten, B. L., Moore, J. W., & Lowe, J. C. (1965). Age norms, age constraints, and adult socialization. American Journal of Sociology, 70(6), 710-717.
・Vogel, E. A., Rose, J. P., Roberts, L. R., & Eckles, K. (2014). Social comparison, social media, and self-esteem. Psychology of Popular Media Culture, 3(4), 206-222.
・Spielmann, S. S., MacDonald, G., Maxwell, J. A., Joel, S., Peragine, D., Muise, A., & Impett, E. A. (2013). Settling for less out of fear of being single. Journal of Personality and Social Psychology, 105(6), 1049-1073.
・van de Ven, N., Zeelenberg, M., & Pieters, R. (2009). Leveling up and down: The experiences of benign and malicious envy. Emotion, 9(3), 419-429.
・IBJ「お見合いと交際のルール&マナー」https://www.ibjapan.com/success/manners/
この記事を書いた人
関口美奈子(せきぐち みなこ)
恋愛心理研究家・作家。結婚相談所エースブライダルとメンズ眉毛サロンWinsome(新宿・吉祥寺・高円寺)を運営。のべ3万人以上の男女と向き合ってきた現場経験と心理学をもとに恋愛・結婚・人間関係・コミュニケーションを執筆し、自治体や企業、官公庁でも講演。著書はKADOKAWAほかより刊行、中国韓国台湾で翻訳出版。
公式サイト https://sekiguchiminako.com/
著書:『最初の男になりたがる男 最後の女になりたがる女』『気遣いを恋と勘違いする男 優しさを愛と勘違いする女』『働く人の悩みを89%解決する コミュニケーションの極意』
「焦っているのに、何から始めればいいかわからない」。そう感じているなら、一度プロと一緒に、あなたの時刻表をつくってみませんか。
エースブライダルでは、恋愛経験ゼロから入会した方のうち98%が交際に進んでいます(※結婚相談所エースブライダルの実績。集計期間2025年1月〜2026年9月26日、仮交際を含む)。
無理な勧誘はしませんので、気軽にお話しにいらしてくださいね。