仮交際でマニュアル依存すると真剣交際に進めない理由
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結婚相談所で活動していると、お見合いでは交際希望をもらえるのに、仮交際へ進んでからなかなか真剣交際までたどり着けない人がいます。
決して失礼な人ではありません。
むしろ真面目で、相談所から言われたこともしっかり守ろうとします。
それでも、仮交際になると相手との距離が縮まらない。
仮交際に進んでも関係が深まらず、最終的に交際終了になってしまう。
こうした人の中には、婚活のマニュアルや「こうするべき」という考えに頼りすぎている人がいます。
お見合いまでは通用していたやり方が、仮交際になると通用しなくなることがあります。
1. お見合い(1時間)で通用したマニュアルの限界
お見合いは約1時間です。
初対面なので、まず大切になるのは相手に失礼な印象を与えないことです。
きちんと挨拶をする。
プロフィールを読んでおく。
相手の話を聞きながら、自分からも質問をする。
一方的に話し続けない。
失礼なことを聞かない。
こうした基本的なマナーを押さえていれば、お見合いでは大きな減点を避けることができます。
もちろん、お見合いでも相性や会話の楽しさは見られます。
ただ、まだ1時間しか話していない相手です。
「特に嫌なところはなかった」
「感じの良い人だった」
「もう一度会ってみてもいいかな」
という理由から仮交際へ進むこともあります。
そのため、お見合いではある程度までマニュアル通りの対応が通用します。
ところが仮交際になると、相手を見る基準が変わってきます。
礼儀正しいかだけではありません。
どんな性格なのか。
どんな考え方をする人なのか。
自分と一緒にいて居心地が良いのか。
人柄や相性まで見ながら、真剣交際へ進みたい相手なのかを判断していきます。
ここからは、お見合いで通用していた「型」だけでは足りなくなります。
2. 仮交際で撃沈する「2つのマニュアル依存タイプ」
① 指示待ちロボット型|自分の感情がない
仮交際でよくあるのが、相談所から言われたと、そのまま交際相手に伝えてしまう人です。
例えば、
「相談所から週に1回くらい会った方がいいと言われたので、また会いましょう」
「毎日LINEした方がいいと相談所から言われたので、毎日連絡しています」
このように話します。
本人としては、相談所のアドバイスをきちんと実行しているだけかもしれません。
真面目に婚活をしているつもりでしょう。
しかし、それを言われた相手の気持ちはどうでしょうか。
「私に会いたいから誘ってくれているわけではないんだ」
「私と連絡を取りたいからLINEしてくれているわけではないんだ」
そう感じてしまいます。
これでは一気に気持ちが冷めても不思議ではありません。
そもそも興味のない人と毎週会うことは苦痛です。
興味のない人と毎日LINEを続けることも苦痛です。
仮交際では、最初から相手を好きである必要はありません。
ただ、会っていく中で、
「もう少しこの人を知りたい」
「また話してみたい」
「次も会ってみたい」
という気持ちが少しずつ出てくるから交際が続いていきます。
交際には気持ちの温度感があります。
ところが指示待ちロボット型の人は、自分の気持ちではなく相談所の指示を基準に動きます。
相手からすれば、自分に興味があるのかどうかが全く見えてきません。
相談所から言われたから会う。
相談所から言われたから連絡する。
相談所から言われたから次の話をする。
これでは、目の前の相手と交際しているというより、相談所から与えられた課題をこなしているだけになってしまいます。
仮交際で相手が知りたいのは、「担当者から何を言われているのか」ではありません。
あなた自身が自分のことをどう思っているのかです。
そこに本人の感情が見えなければ、相手も自分の気持ちを前に進めることができません。
② 融通の利かない堅物型|正義を振りかざして相手を疲れさせる
もう一つが、融通の利かない堅物型です。
こちらは指示待ちロボット型とは違います。
自分で考えられないのではなく、自分が正しいと思っているルールや常識を強く持ちすぎています。
「普通はこうするものですよね」
「それはマナーとしてどうなんですか」
「結婚相談所ではこういうルールです」
「婚活しているなら普通はこうするべきです」
本人の中では、間違ったことを言っているつもりはありません。
むしろ、
「自分は常識的なことを言っている」
「ルールを守るのは当然」
「間違っていることを指摘して何が悪いのか」
と思っていることもあります。
ただ、交際相手が求めているのは、毎回正しいか間違っているかを判定してもらうことではありません。
何か自分の考えを話した時に、
「それは違うと思います」
何気なくした行動に、
「普通はそうしないですよね」
少し考え方が違っただけでも、
「それは常識的にどうなんでしょう」
と返ってくる。
こうしたことが続けば、相手はその人と話す前に言葉を選ぶようになります。
「これを言ったら、また何か言われるかな」
「この人の考えと違ったら否定されるかな」
「余計なことは話さない方がいいかな」
そうやって少しずつ本音を隠すようになります。
最初は「真面目な人」「しっかりした人」と思われていても、交際が進むほど、一緒にいると気を遣う人、面倒くさい人、苦手な人へと印象が変わっていきます。
本人は正しいことを言っているつもりなので、相手がなぜ距離を取るようになったのかにも気づきにくいです。
しかし相手からすれば、もう自然体ではいられません。
何を言っても注意されそう。
少しでも相手の基準から外れたら指摘されそう。
そのため、腫れ物に触るように接しなければならない相手になってしまいます。
結婚を考える相手に対して、ずっと言葉を選び、機嫌ではなく「正義」に触れないよう気を遣わなければならない。
それでは一緒にいて安心できません。
指示待ちロボット型は、本人の感情が見えない。
融通の利かない堅物型は、正しさが強すぎることで相手が本音を出せなくなる。
同じマニュアル依存でも、仮交際でつまずく理由はまったく違います。
3. 結婚相談所のルールは「最低限のガイドライン」
結婚相談所には、成婚の定義や交際中に守るべきルールがあります。
それを守ることは当然です。
ただ、ここで勘違いしてはいけないのは、**ルールは「好かれるための方法」ではない**ということです。
ルールを全部守ったから相手が好きになってくれる。
マナー違反をしなかったから真剣交際に進める。
そんな仕組みではありません。
結婚相談所のルールは、会員同士が安心して活動できるように、トラブルを防ぐために設けられているものです。
つまり、二人の関係を深めるための答えではなく、交際を進めるうえで越えてはいけない線を示している最低限のガイドラインです。
相談所から交際の進め方についてアドバイスを受けることもあります。
しかし、そのアドバイスも「この通りにやれば相手の気持ちが動く」という保証ではありません。
相談所がサポーとできるのは交際を進めるためのアドバイスです。
相手を好きになることも、相手から好かれることも、相談所が代わりにやることはできません。
ルールは守る。
アドバイスも参考にする。
そのうえで、目の前の相手とどう関係を作るかは本人同士で考えていく。
ここを間違えてしまうと、「全部言われた通りやっているのに、なぜうまくいかないのか」という状態になります。
4. 仮交際は期間だけ続いても意味がない
仮交際が続いていると、
「もう1ヶ月以上交際しているから、そろそろ真剣交際を考える時期ですよね」
「ここまで交際が続いているなら、関係も進んでいるはず」
と考えてしまう人がいます。
しかし、仮交際は期間が長くなれば、その分だけ関係が深まるものではありません。
特にマニュアル通りにしか対応できない人は、相手の気持ちが上がらないまま、交際期間だけが長くなってしまうことがあります。
次の予定を聞いても、なかなか日程が決まらない。
連絡も途切れがちになる。
しかし実際には、関係が進んでいるのではなく、仮交際という状態だけが残っていることがあります。
1ヶ月、2ヶ月と期間だけを見ると、それなりに交際しているように感じます。
ただ、その間に二人の関係がほとんど動いていなければ、期間が長いこと自体には意味がありません。
むしろ、なかなか次に会えず、連絡も増えず、交際終了にもならないまま時間だけが過ぎているのであれば、交際期間が間延びしているだけです。
真剣交際は、仮交際を長く続けた先に自動的にあるものではありません。
期間だけが伸びている状態と、関係が進んでいる状態はまったく別です。
5. 交際にマニュアル通りの「正解」はない
婚活では、
「こういう時は何と言えば正解ですか?」
「何回目でこの話をすればいいですか?」
「LINEはどのくらい送ればいいですか?」
と、正解を知りたくなることがあります。
もちろん、困った時に相談所へ相談することは大切です。
しかし、人間関係には、誰にでも当てはまる一つの正解はありません。
なぜなら、相手が変われば心地よいと感じることも変わるからです。
連絡をたくさん取りたい人もいます。
必要な時に連絡が取れれば十分という人もいます。
話をどんどん聞いてほしい人もいれば、自分のペースで少しずつ話したい人もいます。
早い段階から気持ちを言葉にしてもらった方が安心する人もいれば、まだ関係が浅いうちは少し重たく感じる人もいます。
つまり、ある相手には良かった対応が、別の相手にもそのまま通用するとは限りません。
だからこそ、
「婚活では普通こうする」
「一般的にはこの方がいい」
という答えをそのまま当てはめるのではなく、目の前の相手がどういう人なのかを見る必要があります。
どんな距離感なら自然なのか。
何を嬉しいと感じるのか。
何を負担に感じるのか。
どのくらいのペースなら、お互いに無理なく関係を深められるのか。
それは、実際に相手と話し、反応を見ていかなければ分かりません。
「こうすれば100%真剣交際に進める」という魔法のマニュアルは存在しません。
人が違えば答えも違います。
二人にとっての答えは、相談所のマニュアルの中に最初から書かれているのではなく、目の前の相手とのやり取りの中で見つけていくものです。
6. 真剣交際へ進むための3つの実践ポイント
① 相手の感情に目を向ける
相手の気持ちは、実際の反応に表れます。
以前より笑顔が増えている。
自分から質問を返してくれる。
前に話したことを覚えている。
自分のことも少しずつ話してくれる。
次に行きたい場所や会いたい日について、相手からも話が出る。
こうした反応が増えているなら、自分との関係に少しずつ気持ちが向いてきていることが分かります。
反対に、こちらから聞かなければ会話が続かない。
相手から質問がほとんどない。
次に会う話にも反応が薄い。
こうした状態なら、ただ交際が続いているだけで「順調」とは言えません。
大切なのは、相手の言葉だけではなく、表情・会話・質問・次に会おうとする姿勢まで見ることです。
相手の気持ちは、こうした小さな反応に出ます。
② 自分の言葉で話す
相談所からアドバイスを受けたとしても、相手に伝える時には自分の意思として話すことが大切です。
「相談所からまた会った方がいいと言われたので」
ではなく、
「自分はまた会いたいと思っています」
と伝える。
「担当者から聞いた方がいいと言われたので」
ではなく、
「自分がもう少し知りたいと思ったので聞きたいです」
と伝える。
相談所からアドバイスを受けること自体が悪いわけではありません。
問題なのは、自分の気持ちまで相談所の言葉にしてしまうことです。
相手が聞きたいのは、
「担当カウンセラーがどう考えているのか」
ではありません。
「あなたは私をどう思っているのか」
です。
相談所を主語にするのではなく、自分を主語にする。
そうすることで初めて、相手にもあなた自身の気持ちが伝わります。
③ 柔軟性を持つ
婚活にはさまざまな目安があります。
ただし、目安はあくまで目安です。
「普通はこうだから」
「一般的にはこうだから」
と、すべての相手に同じ進め方を当てはめないことです。
相手によって、心地よい距離感は違います。
関係が深まるスピードも違います。
何を大切にしているかも違います。
だからこそ、最初に覚えた答えを守り続けるのではなく、目の前の相手を見ながら考え方や対応を調整していく柔軟性が必要になります。
相談所のアドバイスは参考にする。
ルールはきちんと守る。
しかし、その中で二人の関係をどう作るかまでマニュアル任せにはしない。
相手の気持ちを見て、自分の気持ちを自分の言葉で伝えながら、その二人に合った関係を作っていく。
真剣交際は、マニュアルを全部クリアした人が進めるものではありません。
「この人だから、もっと関係を深めたい」
お互いにそう思える関係になった時に、初めて真剣交際が見えてきます。
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