50人以上とお見合いしても結婚できない理由
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今日も婚活についてのお問い合わせをいただきました。
40代の男性で、現在すでに複数の結婚相談所・連盟を利用して婚活をされている方でした。
お話を伺うと、毎月かなりの人数へお申し込みをされ、関西だけではなく四国や九州まで範囲を広げて活動されているとのこと。今年に入ってから、すでに50件以上のお見合いをされたそうです。
これだけ積極的に活動できること自体は、決して悪いことではありません。
お見合いができないのではなく、その先に進まない
50人以上とお見合いができているのですから、出会いがないわけではありません。
実際に何人もの女性と交際にも進み、一度は真剣交際まで進んだこともあるそうです。
それでも結婚には至っていません。
男性がお相手に求める条件を聞いてみると、年齢に対する希望があり、さらに容姿やスタイルも「自分の好みでないと難しい」とのことでした。
もちろん、結婚する相手ですから、好みがあるのは当然です。「誰でもいいから結婚しましょう」と言うつもりもありません。
ただ、婚活は自分が希望するだけでは成立しません。
自分が選ぶと同時に、自分も選ばれている。
ここを忘れてしまうと、婚活はどんどん苦しくなります。
「年齢も容姿も」は本当に譲れない条件でしょうか
私はお話を聞いて、「年齢なのか、容姿なのか。少なくとも条件の優先順位を考えた方がいいのではないですか」と思いました。
すると、「好みではない女性と結婚しても、家に帰って楽しくない」ということでした。
その気持ち自体は理解できます。
でも、そこで一度考えてほしいのです。
それは、お相手の女性も同じではないでしょうか。
女性にも「こんな男性と結婚したい」という希望があります。
年齢、容姿、性格、収入、清潔感、会話の相性、価値観、一緒にいて安心できるか。
男性が女性を見ているのと同じように、女性も男性を見ています。
自分の希望だけを並べていても、結婚は成立しません。
LINEの返信が遅いことにも理由がある
以前、希望の年齢の女性と真剣交際まで進んだこともあったそうです。
しかし、LINEの返信が遅いことに腹を立て、結果的に交際は終了したとのことでした。
私はここも、とても大切なポイントだと思います。
もちろん、真剣交際中なのに何日も連絡がないなど、コミュニケーションに問題があるケースもあります。
でも、返信が遅いからといって、相手を責めても気持ちはこちらに向きません。
むしろ、「なぜ返信が遅くなっているのだろう?」と考えてみることが必要です。
仕事が忙しいのかもしれない。LINEが得意ではないのかもしれない。あるいは残念ながら、自分ほど相手の気持ちが高まっていないのかもしれません。
そこを確認せず、「返信が遅い」と怒ってしまえば、お相手の気持ちはさらに離れてしまいます。
婚活では、相手の反応にも必ず目を向ける必要があります。
相談所を変えれば結婚できるのでしょうか
今回のお問い合わせでは、現在の相談所への不信感もあり、「相談所を変えたい」「手組みでお見合いを組んでほしい」というご希望もありました。
昔ながらの仲人同士でお相手をご紹介する「手組み」という方法もあります。
手組でも同じ結果になると思います。
なぜなら、出会い方を変えても、今の考え方のままなら結果は大きく変わらないと思ったからです。
IBJでも、他の連盟でも、手組みでも、最後に結婚を決めるのは男女二人です。
仲人がお見合いを組むことはできても、お相手の気持ちまで作ることはできません。
50人以上と会えているのであれば、さらに人数を増やすことより、これまでのお見合いや交際を振り返る方が大切ではないでしょうか。
「会える女性」と「結婚できる女性」は違います
お見合いが成立した。交際に入った。若い女性と会えた。
これは婚活のゴールではありません。
結婚相談所でのゴールは、お互いが「この人とこれからの人生を一緒に歩いていきたい」と思えることです。
自分が希望する女性がいる。でも、その女性たちが自分を結婚相手として希望しているとは限りません。
これは男性だけではなく、女性にも同じことが言えます。
婚活が長引いているときには、「自分はどんな人と結婚したいか」だけではなく、「自分を選んでくれる人はどんな人なのか」という視点が必要です。
条件を下げるのではなく、優先順位を決める
私は「妥協して結婚してください」とは思いません。
結婚は長い生活です。どうしても譲れないものがあって当然です。
ただし、すべてを譲れない条件にしてしまうと、お相手がいなくなります。
年齢なのか。容姿なのか。性格なのか。一緒にいて安心できることなのか。生活感覚なのか。
何が本当に大切なのかを整理することです。
「条件を下げる」のではありません。
結婚生活に本当に必要な条件を見極めるのです。
婚活は相手を探すだけではなく、自分に気づく活動
以前は、50代男性からこうしたご相談を受けることが比較的多かったのですが、最近は40代男性からも似た内容のご相談を受けることがあります。
若い女性がいい。容姿も好みであってほしい。スタイルも大切。LINEの返信も早くしてほしい。自分を大切にしてほしい。
一つ一つだけを見れば、希望を持つこと自体が悪いわけではありません。
しかし、結婚は「自分の希望を全部かなえてくれる人を探すこと」ではありません。
相手にも希望があり、気持ちがあります。
たくさんの人と会っているのに同じところで交際が終わるのであれば、次のお相手を探す前に、一度振り返ってみてください。
なぜうまくいかなかったのか。
自分の希望と、相手から見た自分との間にズレはなかったのか。
相手の気持ちを置き去りにしていなかったか。
仲人はアドバイスすることはできます。お相手をご紹介することもできます。
でも、最後に気づき、変わることができるのはご本人だけです。
結婚は「選ぶ婚活」だけではなく、「選ばれる婚活」でもあります。
そこに気づいたとき、婚活の景色は大きく変わるのではないでしょうか。