昔のお見合いにあった「身上書」と「聞き合わせ」とは?
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「身上書って何ですか?」
「身上書」という言葉そのものをご存じない方も増えてきました。
知っているのは、私たち世代でしょうか?
今のIBJでの婚活では、プロフィールを見れば、年齢、学歴、職業、年収、家族構成、趣味、結婚観など、結婚相手を探すうえで必要な情報をかなり詳しく確認することができます。
でも、昔のお見合いは今とはずいぶん違いました。
お見合いをする前には「身上書」を交換し、場合によっては「聞き合わせ」も行われていました。
長く仲人をしている私から見ると、婚活の形は本当に大きく変わったと思います。
昔のお見合いでは、まず「身上書」
昔のお見合いでは、今のようなインターネットのプロフィールはもちろんありません。
そこで、お見合いを考える際に使われていたのが「身上書」です。
関西では「釣書(つりしょ・つりがき)」という言い方もよく使われます。
氏名、生年月日、住所、学歴、職歴、趣味など、ご本人についての情報を書き、それとは別にご両親や兄弟姉妹などについて記した家族書を用意することもありました。
仲人がそれらの書類と写真を預かり、
「こういう方がおられますが、一度お会いになりませんか?」
と双方にお話を持っていく。
お互いが身上書や写真を見て、「お会いしてみたい」となって、ようやくお見合いへ進むという流れでした。
身上書だけでなく「聞き合わせ」もありました
そして昔のお見合いでは、身上書に書かれた内容だけで判断するとは限りませんでした。
「聞き合わせ」というものがありました。
今の若い方には、こちらのほうがさらに馴染みのない言葉かもしれません。
聞き合わせとは、結婚を決める前に、お相手本人やそのご家族について、周囲の人などから評判や情報を確認することです。
隣近所に親などが行って、その家の評判を聞いて回ります。
今、やったら逆に怪しいですし、都会ですとよほど昔から住んでいるのでないと最近のマンションなどでは、となり近所とお付き合いがない場合のほうが多いです。
本人のお人柄や仕事ぶり、ご家族のことなど、身上書だけでは分からないことを確認する意味がありました。
今の感覚からすると、「そこまで調べるの?」と思われるかもしれません。
しかし、昔の結婚は今以上に「本人同士の結婚」であると同時に「家と家との結びつき」という考え方が強かったのです。
ですから、ご本人だけでなく、ご家庭についても知ったうえで縁談を進めたいという考え方がありました。
今のIBJプロフィールは、昔の身上書に近い
現在のIBJ婚活では、身上書を交換してからお見合いをするということは、ほとんどありません。
その代わりとなっているのが、IBJのプロフィールだと思います。
年齢、居住地、学歴、職業、年収、婚歴、家族構成などが掲載され、ご本人の自己PRもあります。
今のプロフィールは、公的書類で裏付けを取っていますが、釣り書きはあくまで自己申告です。
さらに、担当カウンセラーから見たその方のお人柄や魅力を伝えるカウンセラーPRもあります。
そして、結婚相談所で活動するにあたっては、独身証明書をはじめ、必要に応じて収入や学歴などを確認するための書類を提出していただきます。
昔は身上書に書かれていた情報をもとに仲人やご家族が確認していたことの一部を、現在では証明書とプロフィールによって確認できるようになったとも言えるでしょう。
婚活の形は大きく変わりましたが、「安心して結婚相手を探したい」という目的は昔も今も変わっていません。
「聞き合わせ」の代わりに仲人がいる
昔の聞き合わせと、現在の結婚相談所の仕組みは同じものではありません。
ただ、結婚相談所には、マッチングアプリなどとは違って担当カウンセラーがいます。
交際が始まれば、
「お相手はどう思っておられますか?」
「真剣交際について、どのように考えておられますか?」
と、本人同士ではまだ聞きにくいことを相談所間で確認することもできます。
もちろん、昔の聞き合わせのように周囲へ評判を聞いて回るわけではありません。
でも、プロフィールだけでは分からない部分を、仲人同士が連携しながら確認し、二人が安心して結婚へ進めるようにサポートできる。
これは、今の結婚相談所ならではの大きなメリットだと思います。
今でも「身上書を交換したい」というご家庭はあります
現在では身上書を使わないご家庭が多くなりましたが、なくなったわけではありません。
真剣交際が進み、結婚のご挨拶という段階になって、
「親から身上書をいただきたいと言われました」
というご相談を受けることもあります。
特に親御様がお見合い結婚だった場合など、ご自身の結婚のときと同じように身上書を交換するのが正式な形だと考えておられることもあります。
私は、それを単純に「古い考え方」と否定する必要はないと思っています。
反対に、
「身上書を出すのが常識でしょう」
と相手側に押し付けるのも違います。
大切なのは、それぞれのご家庭には、それぞれの考え方があると理解することです。
エンサポート尼崎では、求められたら相談にのって書き方を指導し添削もさせていただいてます。
身上書を求めるなら必ず事前に二人で相談を
気をつけていただきたいのは、親御様へのご挨拶当日になって突然、
「身上書は?」
となることです。
お相手は何も聞いていなければ当然困ります。
場合によっては、「自分や家族を調べられるのだろうか」と不安に感じる方もいるでしょう。
親御様が身上書を希望されているなら、まずご本人からお相手に伝えて、二人で相談することが大切です。
一方だけが提出するのか、双方で交換するのか。
どこまで記載するのか。
現在は個人情報に対する考え方も昔とは違いますから、相手の気持ちを尊重しながら決めればいいと思います。
時代は変わっても「安心して結婚したい」は同じ
昔のお見合いには、身上書があり、聞き合わせがあり、仲人がいました。
今はIBJのプロフィールがあり、各種証明書があり、そして私たち結婚相談所のカウンセラーがいます。
方法は大きく変わりました。
そして何より、昔の「家と家」という結婚から、今は「本人同士が選ぶ結婚」へと変わっています。
それでも、
「どんな人なのだろう」
「安心して結婚できる人なのだろうか」
「家族とも良い関係を築けるだろうか」
と考える気持ちは、昔も今もそれほど変わっていないのではないでしょうか。
結婚は、その方のこれからの人生を大きく左右する選択です。
だからこそ、条件だけではなく、お人柄や価値観、ご家族との関係、将来についてもしっかり話し合ってほしいと思っています。
エンサポート尼崎では、お見合いを組んで終わりではありません。
交際中の気持ちの確認から、真剣交際、結婚観のすり合わせ、親御様へのご挨拶、身上書や両家顔合わせのご相談まで、成婚まで一緒に進めていきます。
昔ながらの仲人の良さと、IBJという現代の婚活システム。
その両方を生かしながら、安心して結婚へ進んでいただける婚活をサポートしています。