その不安、本当に事実ですか?
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昨日、3回目のデートをした。
楽しかったと思う。
帰り際も、いつもと変わらなかった。
夜、「今日はありがとう」とLINEを送った。
でも、朝になっても返信がない。
「忙しいのかな。」
最初はそう思っていたはずなのに、お昼になる頃には、
「何か変なこと言ったかな。」
夕方には、
「気持ちが冷めた?」
そして夜には、
「ほかにいい人ができたのかも。」
気づけば、まだ何も起きていないのに、頭の中では交際終了寸前……。
婚活をしていると、こんなふうに不安が一気に膨らむことがあります。
もちろん、不安になることが悪いわけではありません。
好きな人だから気になる。大切にしたい関係だから、ちょっとした変化にも敏感になる。
それは、とても自然なことだと思います。
ただ、ここで一度だけ分けて考えてみてほしいのです。
「返信が遅い」は事実。
でも、
「気持ちが冷めた」は、今のところ想像です。
不安を感じていることと、その不安から想像したことまで事実だと思ってしまうことは、少し違います。
この二つを分けるだけでも、不安の中で何が本当に起きているのかを、少し落ち着いて見られるようになります。
そして、まだ分からない相手の気持ちを思い込みで決めて、大切な関係を終わらせてしまうことも防げるかもしれません。
今回は、婚活中に不安になった時に、ぜひ思い出してほしいことについてお話しします。
不安になると、まだ起きていないことまで「事実」に見えてきます
LINEの返信が遅い。
デート中、いつもより相手の口数が少なかった。
帰り際、次の予定の話が出なかった。
婚活中なら、そんな小さな変化が気になることがあります。
特に、相手への気持ちが大きくなってくると、
「今日はあまり楽しそうじゃなかった気がする。」
「前より質問してくれなくなった。」
「次も会いたいと思ってくれているのかな。」
と、一つ一つの言動に敏感になるものです。
問題は、その先です。
例えば、デート中に相手の口数が少なかった。
「いつもより口数が少なかった」ことは事実です。
でも、
「私といても楽しくなかったんだ。」
「気持ちが冷めてきたんだ。」
というところまで行くと、それはまだ分かりません。
仕事で疲れていたのかもしれない。体調がいまひとつだったのかもしれない。
もちろん、本当に何か気になることがあった可能性もあります。
相手に聞いていない以上、今の時点では分からないのです。
ところが不安が大きくなると、なぜか自分にとって一番つらい答えを「きっとそうだ」と思ってしまうことがあります。
そして、まだ起きていないことまで、頭の中ではもう「事実」のようになってしまいます。
「返信が遅い」は事実。でも「気持ちが冷めた」は事実ではありません
不安になった時、私は会員さんにも、
「実際に起きたことと、そこから自分が想像したことを、一度分けてみましょう。」
とお話しすることがあります。
例えば、
事実
昨日送ったLINEに、まだ返信がない。
自分の解釈
私への気持ちが下がったのかもしれない。
そこから生まれた不安
このまま交際終了になるかもしれない。
こうして並べてみると、少し見え方が変わりませんか?
これはLINEに限りません。
「今日は口数が少なかった」は事実。
「私といて楽しくなかった」は想像。
「次の予定がまだ決まっていない」は事実。
「もう会いたくないと思っている」は想像。
不安になると、この「事実」と「想像」の間が、いつの間にかつながってしまいます。
そして、想像だったはずのことが、
「きっとそうなんだ。」
と、自分の中で事実のように感じられてしまう。
だからといって、
「きっと忙しいだけ。」
「きっと大丈夫。」
と、無理に良い方へ考える必要もありません。
大切なのは、都合よく考えることではなく、
分からないことを、分からないままにしておくこと。
悪い方にも、良い方にも、まだ答えを決めない。
これも、婚活ではとても大切なことだと思っています。
相手の気持ちをいくら考えても、答えは相手の中にしかありません
「彼は、どう思っているのでしょうか。」
婚活のご相談では、よく出てくる言葉です。
私も一緒に、何が実際に起きたことなのか、どこからが想像なのかを整理することはできます。
でも、最終的な答えは私にも分かりません。
相手の気持ちは、相手にしか分からないからです。
まして、一人で何時間考え続けても、相手の頭の中を覗くことはできません。
だったら少しだけ、問いを変えてみてほしいのです。
「相手はどう思っているんだろう。」
だけではなく、
「私は、何がそんなに不安なんだろう。」
と。
相手の気持ちは、自分ではコントロールできません。
でも、自分が何に不安を感じているのかは、整理することができます。
相手の頭の中を想像し続けるより、まず自分の気持ちに戻ってみる。
そこから、次にできることが見えてくる場合があります。
不安になった時こそ、「私は何が怖い?」と自分に聞いてみる
例えば、LINEの返信が遅くて不安になった時。
本当に嫌なのは、「返信が遅いこと」なのでしょうか。
もしかしたら、
「嫌われることが怖い。」
「自分だけが好きだったら悲しい。」
「また交際終了になったらどうしよう。」
そんな気持ちが隠れているかもしれません。
次の予定がなかなか決まらない時も同じです。
日程が決まらないこと自体ではなく、
「私に会いたいと思ってくれていないのでは?」
と感じることがつらいのかもしれません。
そんな時は、頭の中で考え続けるより、スマホのメモでも紙でも構いません。
一度、次の3つを書き出してみてください。
・ 今、実際に起きていることは何?
・ 私は、そこから何を想像している?
・ 本当は、何が一番不安?
例えば、
「返信が来ない」
↓
「嫌われたと想像している」
↓
「また交際終了になるのが怖い」
ここまで見えてくると、少し話が変わってきます。
これは、相手を責めるための作業ではありません。
自分自身を知るための作業です。
婚活では相手を見ることに意識が向きがちですが、自分が何を大切にして、何があると安心できる人なのかを知ることも、結婚相手を選ぶ上ではとても大切です。
思い込みで関係を終わらせる前に、できることがあります
事実と想像を分けてみても、それでも気になることはあります。
そんな時は、必要なら相手に聞いてみてもいいと思います。
ただし、
「どうして返信してくれないの?」
「もう私に気持ちがないんでしょう?」
と、頭の中で作った答えを相手にぶつけるのではなく、
例えば、
「最近、忙しい?」
と聞いてみる。
関係が少し深まっているなら、
「私は連絡が少なくなると、ちょっと不安になっちゃうんだけど、○○さんはどのくらいの連絡が心地いい?」
と、自分のことも伝えてみる。
前々回のブログで、
相手を知ろうとすることは、相手を尊重すること
と書きました。
分からないから想像するのではなく、分からないから聞いてみる。
そして、自分のことも伝える。
そうやってコミュニケーションを重ねると、
「この人は疲れると口数が少なくなるんだな。」
「連絡が少ないからといって、気持ちがないわけではないんだな。」
あるいは逆に、
「私はやっぱり、もう少し言葉で気持ちを伝えてもらえる関係の方が安心できるんだな。」
と、お互いのことだけでなく、自分のことも分かってきます。
大切なのは、無理に相手に合わせることではありません。
想像だけで結論を出す前に、二人の間で確かめてみること。
婚活は、そんな関係を作れる相手なのかを知っていく時間でもあると思っています。
まとめ|不安は大切に。でも、不安から作った物語まで信じなくていい
婚活中に不安になることはあります。
大切な関係だからこそ、不安になることだってあります。
だから、不安になった自分を責める必要はありません。
でも、
「私は今、不安なんだ。」
ということと、
「きっと彼はこう思っている。」
ということは、別です。
不安を感じたこと自体は事実。
でも、その不安から想像した相手の気持ちまで、事実とは限りません。
分からないことを一人で考え続けて苦しくなった時には、
「これは事実?」
「それとも、私が想像していること?」
と、一度立ち止まってみてください。
そして必要なら、相手に聞いてみる。
自分の気持ちも伝えてみる。
最初は「分からないから不安」だったことも、
「私はこう感じたよ。」
「僕はこういうつもりだったよ。」
と話せるようになると、少しずつ相手のことが分かってきます。
そして次に同じようなことが起きた時、
「きっと嫌われたんだ。」
と一人で答えを出すのではなく、
「分からないから、聞いてみよう。」
と思えるようになる。
不安にならない二人になる必要はありません。
不安やすれ違いが起きた時に、一人で答えを作らず、二人で確かめられる関係になること。
私は、そんな関係を少しずつ作っていくことも、婚活の大切な時間だと思っています。
その積み重ねが、その先の結婚生活にもつながっていくのではないでしょうか。
「彼の気持ちが下がっている気がします。」
「もう交際終了になるような気がします。」
そんなご相談をいただいた時、私はまず、
「そう感じたのは、何があったからですか?」
と伺います。
お話を一緒に整理していくと、
実際に起きたこと。
そこから想像していること。
そして、本当は何に不安を感じているのか。
少しずつ分かれてくることがあります。
LINEの返信や言葉の受け取り方に迷った時には、実際のやり取りを一緒に振り返りながら整理することもあります。
その上で、相手に確認した方がいいことなら、
「次に会った時、こんなふうに聞いてみませんか?」
と、伝え方まで一緒に考えます。
もちろん、不安が単なる思い込みではなく、実際に交際を考え直した方がいい場合もあります。
だから私は、何でも「大丈夫ですよ」とは言いません。
大切なのは、誰かに答えを決めてもらうことではなく、自分自身が納得して次の一歩を選べること。
一人で考えていると見えにくくなることを一緒に整理し、そのお手伝いをすることが、仲人としてできるサポートの一つだと思っています。
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