「いつか話そう」をやめた2人が成婚できた理由
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仲良くなってから話そう、では遅いこともある
真剣交際が始まったばかりの頃は、一緒に過ごす時間そのものが楽しいものです。
お互いのことを知り、将来を想像し始める。
そんな時期に、あえて重い話をしたくないと思う人も少なくありません。
特に、子どもを望むかどうか。
いつ頃までに授かりたいと思っているか。
仕事は続けたいのか。
育休や働き方をどう考えているのか。
こうした話題はデリケートです。
だから多くの人が、「もう少し関係が深まってから」と後回しにします。
しかし30代後半の婚活では、その「いつか」が思った以上に早くやってきます。
2人は最初から避けなかった
今回のカップルは、どちらも38歳でした。
真剣交際に入って間もない頃、女性がこう切り出したそうです。
「少し現実的な話をしてもいいですか?」
そこで話題になったのが、キャリアと妊活でした。
子どもは望んでいるのか。
もし望むなら、どのくらいの時期を考えているのか。
仕事はどこまで続けたいのか。
治療が必要になった場合はどう考えるのか。
簡単な話ではありません。
それでも二人は、気まずさをごまかさずに話し合いました。
本当に怖いのは意見の違いではない
こうしたテーマになると、
「価値観が違ったらどうしよう」
と不安になる人がいます。
もちろん違いが見つかることもあります。
ただ、現場で見ていると、本当に苦しくなるのは意見の違いそのものではありません。
話せないことだし、聞けないことです。
意見がぶつかって相手を傷つけるのが怖くて、ホンネを飲み込んでしまうことです。
二人の場合は違いました。
考え方が完全に一致していたわけではありません。
それでも、
「私はこう考えている」
「正直に言うと少し不安がある」
と、お互いに言葉にすることができました。
カウンセラーが間に入ったから話せた
実は、このテーマは当人同士だけでは難しいこともあります。
相手を好きになればなるほど、嫌われたくなくなるからです。
今回も途中からカウンセラーが面談に入りました。
どちらが正しいかを決めるためではありません。
お互いが安心して本音を話せる場を作るためです。
すると二人とも、それまで言えなかった不安を少しずつ口にし始めました。
話し合いが進むにつれて、問題が消えたわけではありません。
でも、一緒に向き合える感覚が生まれていったのです。
未来の話を避けない人は強い
婚活では、相手の人柄や相性に目が向きます。
もちろん大切なことです。
ただ30代後半の結婚では、それだけでは足りません。
子どものこと。仕事のこと。
親の介護や、兄弟姉妹との仲。
将来の住む場所のこと。
現実的なテーマが次々に出てきます。
だからこそ大切なのは、答えを持っていることではなく、答えのない問題を一緒に話し合えることです。
今回の二人も、未来が確定したから成婚したわけではありません。
未来について誠実に語り合えたから前へ進めたのです。
「この人となら話し続けられる」という安心
成婚が決まった後、女性がこんなことを話していました。
「意見が同じだったことより、話を避けなかったことが嬉しかったんです」
とても印象に残る言葉でした。
結婚生活では、これからもたくさんの課題が出てきます。
そのたびに必要になるのは、完璧な価値観の一致ではありません。
相手の意見を尊重し、話し続けられる力です。
今回の二人が確信したのも、
「考え方が同じ人だ」ではなく、
「この人となら難しい話も続けていける」
という安心感だったのかもしれません。
ワーク:
もしあなたが真剣交際中の方がいたら、少しだけ考えてみてください。
「本当は話したいけれど、まだ話せていない未来のテーマは何だろう?」
そして、
「私は相手に答えを求めているのか、それとも対話を求めているのか」
も振り返ってみてください。
結婚を決めるのは、価値観の完全一致ではありません。
大切な未来について、怖さを抱えながらも話し続けられることなのかもしれません。
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