年齢がいくつになっても行動の原動力は、ワクワク感だと思います。素敵なお相手に巡り合うことで、ワクワクした気持ちになります。どうしたら交際できるか、どうしたら結婚できるか日々考え行動に移します。妄想もときには必要です。素敵なお相手と真剣な交際に繋がるプロセスやふたりの生活をイメージして、ワクワクしてきたらそのワクワク感が行動の原動力になります。恋多きことも悪いことではありません。誰かを好きになることで、日々の生き方も変わります。これまでは恋多きひとでも、これからはずっといっしょに歩いていく人を見つけることにワクワクしてください。出会いから生まれるワクワク感が、これからの人生を変えていく力になります。

お見合いや交際が上手くいかないと「もう結婚できない」と諦めてしまう人がいますが、上手くいくお付き合いの仕方を理解されていないだけかもしれません。簡単に諦めないでください。人間は成長する生き物です。問題があれば、どうしたら改善できるか考え、行動できるはずです。「失敗は成功のもと」という人がいますが、失敗をそのまま放置していては、ずっと同じ失敗を繰り返します。お見合いがうまくいかないと「相手が悪い」と責任が自分にないことを主張する方がいますが、これでは結婚をしても、常に相手に責任を押し付けて、うまくいくことはないでしょう。もちろんお相手にも原因があるかもしれませんが、原因のもとになるものがあるはずです。交際が上手くいかない原因をそのままにしていては、これからも上手くいかないかもしれません。せっかくの出会いがもったいないです。失敗から得たことをポジティブに捉えて次に生かすからこそ、成功に繋がるのです。上手くいかない原因をそのまま放置せず、どうしたら改善できるか考えてみることが大切です。

オンラインでお見合いをおこなうケースが増えていますが、いくつか事前に確認をしておくといい点があります。ます最初に回線状況が良い静かな場所でお見合いができるようにします。背景なども確認をしておくといいでしょう。デバイスの位置ですが、ノートパソコンやスマートフォンで対応する場合、カメラの位置が低いと、お相手の画面で上から見ているような印象を与えますので、カメラが目線の位置になるように設定してください。更に目線ですが、画面を見て話すのではなくカメラを見て話すことがポイントです。特にPCで画面を見ながら話すと、目線が下になり生き生きとした表情ではなくなることがありますので、注意してください。

私が男子学生の面接をしていたとき、「人事の人が信じられない」と言われたことがあります。彼に話を聞くと、多くの企業へ応募するがどの企業も人事担当者はにこにこしているものの、届くのは不採用通知だけで、人事に不振感を抱いていると返答がありました。彼の回答はマニュアル本を丸暗記し棒読みで読んでいる回答で、正直これではどの企業も採用されないと考えました。一人で悩んでいても何が悪いのかわからず解決できないことがあります。このことがきっかけで、面接はマニュアルではなく、ハートが伝わらなければ採用されないことを伝えたくなり「面接必勝法」という書籍を書きました。この最初に書いた本がきっかけで、婚活関係の書籍も執筆させていただくことができました。

夢や理想が全てかなうわけではありませんが、せっかく結婚して新しい生活がスタートするのですから、どんな家庭を築きたいかイメージしてみてください。短期間で成婚される方の特徴として、結婚に対して理想をお持ちの方が多いように感じます。ガーデニングをやりたい、海外旅行へ毎年行きたい、かわいい小型犬を飼いたいなど、手が届きそうな結婚生活にワクワク感を抱いています。「相手次第だからわからない」と、一見柔軟な姿勢を示しているような方のほうが、実はなかなか成婚に至らないこともあります。

せっかく交際になっても上手くいかない原因のひとつに、お金の支払い方があります。男性が交際中の食事代などを支払うのが必ずしも当たり前ではありませんが、交際初期段階では、男性のお金の支払い方で交際が終了してしまうことがあります。初めてのデートでそれほど高くはない居酒屋に行ったとき、支払時に「割り勘にしましょう」と男性から言われたそうです。ある程度親しくなった時期であれば、割り勘でも問題ありませんが、まだお互いによく知らない段階で「割り切れない端数は、私が出します」と得意そうに語った言葉に引いてしまい、すぐに交際が終了になりました。女性も男性が出すのが当たり前という態度では交際は長続きしませんが、忘年会や歓送迎会ではありませんので、交際初期にきっちり割り勘というお金のやりとりは避けるべきでしょう。男性からご馳走になったとき「ありがとうございます。次回は私にお支払いさせてください」と言って、女性の負担にならないお店でご馳走になるのが理想です。一方、高級レストランで食事をご馳走することを、恩着せがましく食事中に語る男性会員もアウトです。「ご馳走してやっている」という考えでは、誰と交際をしても上手くいきません。

お互いに結婚を意識しはじめると、だれでも「本当にこの人でいいの？」と一度は迷うものです。中には昔の恋人が忘れられず、どうしても結婚に踏み切れない方もいます。特に昔の恋人は、時が経つにつれて美化されていく傾向があり、決断できないこともあります。「本当にこの人でいいの？」と迷ったら、お相手のいいところを3つあげてみてください。その3つがあなたにとって「結婚するお相手の条件」のなかで優先順位が高いものであれば、迷わず結婚に向けて進むべきです。一方、なんだかモヤモヤしたものがあり、いまひとつ踏み出せないことがあります。そんなときは、ひっかかっていることをウヤムヤにせず、自分の気持ちに正直になりモヤモヤ感が何なのか自問自答してみてください。弊害になることを曖昧にして、無理に進める必要はありません。

私は、「ありがとう」という言葉が好きです。この言葉には、相手の思いや気遣いがたくさん詰まっています。お付き合いが長くなると、いまさら言葉で伝えなくてもと考えるかもしれませんが、親しい間柄こそ「ありがとう」と口に出して伝えてください。お金や物では表せない「ありがとう」という言葉が、良い関係を築く礎なのです。

結婚相談をさせていただくと、こんな悩みを持つ人に出会います。「私は、話すのが苦手なので、お見合いでうまく話せるか心配です」お見合いでうまく話せる人が、必ずしも交際や成婚に繋がるわけではありません。話し方は、それほど上手ではなくても、自分の伝えたいことを伝えられる人、そしてお相手の話をきちんと聞ける人であれば、良い関係を構築できます。「うまく話そう」とは思わず、まずお相手に興味を持ち、話を聞くことから始めてください。話を聞いているときは「そうですね、わかります」とあいづちを打ちながら返します。そうするとお相手は、あなたを「自分を理解してくれる人だ」と考えます。

弊社では55歳以上のミドルシニアの方も成婚されますが、婚活中の気持ちや行動にナイスミドルシニアといった余裕を感じます。仕事が落ち着いたときだからこそ、これからの人生を旅行や美味しい食事など二人で共有し楽しみたいという気持ちで、婚活をスタートされる方もいます。交際中の男性会員のミドルシニアの方から、お相手の方に対して「あのお店に連れていってあげたい」「あの素敵な場所を今度案内したい」という言葉をよく聞きます。そこには、自分中心ではなくお相手の喜ぶ顔が見たいと純粋に考えられています。お相手の方から、お子様が学校を卒業する半年後まで入籍は待つてほしいという要望なども、お相手の事情を理解し気持ちに寄り添う対応をおこなうことで、より好感を持たれることもあります。