変わっていくもの、変わらないもの
- 婚活のコツ
日本人の感じる『美しさ』
こんにちは。
結婚相談所スプラウト阪神の岡本です。
クリスマスも終わり、今年もあと少しですね。
今日もよろしくお願いいたします。
今日のテーマは『変わってゆくもの、変わらないもの』
先日、ゴッホの話をした時にいろいろ考えた内容なので、今日はそれについて書いていきたいと思います。
絵画や写真、音楽や建築物。
世の中にはいろいろな『芸術』と呼ばれるものがあります。
世界ではその芸術に対し『変わらないもの』が好まれます。
例えば植物で幾何学的な模様を作ったりした場合、伸びてきた分だけをカットすればその形はいつまでも『保存する』ことができます。
写真や絵画などは言わずもがな。
変わることなく保存できます。
建築物でも設計した図面さえあれば、『全く同じもの』を作成することが可能です。
それに対し日本人は『変わっていく様』に『美しさ』を感じる感性を持っています。
例えば『庭園』
これは『庭』全体の調和を楽しむ芸術です。
庭というものの性質上、時間とともに『変化』します。
その変化と季節の調和をもって一つの『芸術』になります。
春の美しさは夏になれば消えてゆき、また夏の美しさが生まれる。
『保存する』ことはできませんし、できたら意味がなくなります。
なぜ意味がないのかといえば『葉の色が変わり落ちていく様子』や『桜の散り際』に『はかなさ』といった美しさを見出しているからです。
これも日本独特ですね。
NHKの朝ドラ『COME COME EVERYBODY』でも言っていましたが
英語には『木洩れ日』に充当する言葉がありません。
太陽と木々の織り成す『保存できない一瞬の美しさ』を言葉にできるのは、日本独特なのかもしれません。
日本人は『美しいもの』を『保存』せずに自然のままに終わりを迎える。
命あるもの、ないものにかかわらず、それを『人の一生に例え』
その一連の『生きざま』や『散り際』に『美しさ』を見出せる文化を持ってるんではないでしょうか?
『家族』というのも同じように思います。
日々、絶えず変化をしていくものです。
最初は『夫婦』という二人から始まったものが、子供が生まれ人数が増え、子供の年齢とともに関係性も変わっていく。
また住む場所が変わったり、定年を迎え仕事というルーティーンが無くなったり。
そうこうするうちに夫婦の一方が亡くなり、お墓を作り、思い出だけが残っていく。
時とともに形が『変わっていくもの』
最初のスタートを『保存』するような性質のものではありません。
植物の散り際のように、いったんは枯れていくように見えたものが。
その子供たちがまた『新しい家族』を作っていく。
写真に残すような『視覚的な芸術』ではありませんが、
そこには『変わらない家族の絆や歴史』が確実に存在する。
そういったものを僕は『素晴らしい』と感じます。
そんな素敵な成婚のお手伝いをさせていただけたらな。
日々、そんな風に思っています。