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「この人しかいない」と思っているあなたへ|結婚相手を見極める本当の基準

始めに|「この人を逃したら、もう結婚できない」と思っていませんか?


「こんなに好きになれる人は、もう現れないと思う」


「長く付き合ってきたし、この人と結婚するしかない」


「別れたほうがいいのかもしれない。でも、次の人に出会える保証なんてない」


恋愛中の女性から、こうした言葉を聞くことがあります。


相手を大切に思う気持ちは、とても素敵なものです。


一人の男性を深く好きになれることも、簡単に関係を投げ出さないことも、結婚生活では大きな強みになります。


ただ、一つだけ気をつけてほしいことがあります。


「この人が好き」と「この人しかいない」は、同じではありません。


前者には、自分の意思があります。


後者には、ときとして「失うことへの恐怖」が混ざります。


そして、この恐怖が強くなるほど、本来結婚相手を見るために必要な冷静さが失われていくことがあります。


成人の愛着に関する研究では、愛着不安が強い人ほど、パートナーとの関係が脅かされたと感じたときに不安が強まり、相手との距離を過剰に縮めようとする反応が起きやすいとされています。


たとえば、


「返信が来ないと不安になる」


「結婚の話をしたいのに、嫌われるのが怖くて聞けない」


「本当は我慢しているのに、彼に合わせてしまう」


「問題があると分かっていても離れられない」


という状態です。


本人は、


「それくらい好きだから」


と思っているかもしれません。


しかし結婚を考えるのであれば、一度だけ別の角度から見てください。


私はこの人を選んでいるのか。


それとも、


この人を失うことが怖くて、ほかの可能性を考えられなくなっているのか。


私は男性カウンセラーとして男女間の心理やコミュニケーションを見ながら、元アパレル会社経営者として、人の外見や魅力の伝え方にも関わってきました。


その経験から感じるのは、幸せな結婚に近づくために本当に必要なのは、


「運命の一人を絶対に逃さないこと」ではなく、「自分に合う人を見極められる自分になること」


だということです。


では、結婚相手は何を基準に見ればいいのでしょうか。


今回は5つの視点から考えていきます。


基準1|「ドキドキする人」より「安心して本音を言える人」


恋愛では、ドキドキする相手に強く惹かれることがあります。


会えないと寂しい。


LINEが来るとうれしい。


相手の一言で一日中気分が変わる。


こうした感情は、恋愛の魅力の一つです。


しかし、


感情が大きく揺さぶられることと、相性が良いことは同じではありません。


むしろ結婚を考えるなら、


「この人の前では自分らしく話せるか」


を見てほしいと思います。


嫌なことを嫌と言える。


不安を不安だと伝えられる。


意見が違っても、自分の考えを話せる。


相手の機嫌を必要以上に気にしなくていい。


こうした安心感です。


恋愛関係とウェルビーイングに関する研究では、健全な恋愛能力は、より安定した愛着、より良い意思決定、より高い関係満足度などと関連することが報告されています。


結婚生活では、何十年という時間を一緒に過ごす可能性があります。


毎日ドキドキする必要はありません。


それよりも、


本当の自分でいられること。


こちらのほうがずっと大切です。


基準2|意見が合う人ではなく「違ったときに話し合える人」


結婚相手を探すと、


「価値観が合う人がいい」


と言う人が多くいます。


もちろん、価値観が近いことは大切です。


でも完全に価値観が一致する人はいません。


育った家庭も違う。


仕事も違う。


金銭感覚も違う。


休日の過ごし方も違う。


家事への考え方も違う。


だから結婚で本当に問われるのは、


価値観が違わないことではなく、違いが出たときにどうするか


です。


たとえば、あなたが将来について真剣に話そうとしたとき、


「面倒くさい」


と逃げる男性なのか。


「そんなこと今考えても仕方ない」


と話を終わらせる男性なのか。


それとも、


「僕はこう思っているけど、あなたはどう考えている?」


と対話できる男性なのか。


この差は大きいです。


カップル研究では、コミュニケーションの質と関係満足度の関連が長く検討されてきました。関係が続くほど、楽しい会話だけではなく、問題が起きたときのコミュニケーションが重要になります。


結婚相手を見るときは、


「喧嘩をしない人」


ではなく、


「喧嘩や意見の違いがあっても、関係を壊さず話し合える人」


という基準を持ってください。


基準3|「好きと言ってくれる人」より、行動と言葉が一致する人


「愛してる」


「ずっと一緒にいたい」


「いつか結婚しよう」


こう言われたら、うれしいですよね。


でも結婚相手を見るときは、言葉だけではなく行動を見てください。


あなたとの約束を守るか。


未来について具体的に話すか。


困ったときに向き合うか。


あなたの人生や仕事を尊重するか。


必要な場面で行動を起こすか。


言葉は優しいのに、何年経っても結婚の話は進まない。


将来の話をすると逃げる。


あなたばかりが予定を合わせる。


こうした状態なら、


「好きと言ってくれているから」


だけで判断しないほうがいいでしょう。


信頼と関係満足度には関連があり、親密な関係では、相手を信頼できる感覚が関係の質と重要なつながりを持つことが研究されています。


結婚では、


言っていることより、普段どのように扱われているか


を見ることが重要です。


基準4|条件より「一緒に生活できるか」を見る


婚活になると、


年収


学歴


身長


職業


年齢


見た目


といった条件に目が向きやすくなります。


もちろん、希望条件を持つこと自体は悪いことではありません。


生活していく以上、経済面や仕事、住む場所などは現実的に考える必要があります。


しかし条件だけでは結婚生活は見えません。


年収が高くても、話し合いができない人はいます。


見た目がタイプでも、あなたを尊重しない人もいます。


条件が理想通りでも、一緒にいると緊張して疲れてしまうこともあります。


一方で、最初は「理想のタイプとは少し違う」と感じても、


自然に話せる。


誠実。


約束を守る。


困ったときに向き合う。


価値観について話せる。


そんな男性と出会うこともあります。


結婚で見てほしいのは、


プロフィール上の魅力だけではなく、「この人と普通の毎日を送れるか」です。


結婚生活の大半は、特別なデートではありません。


朝起きて、


仕事へ行き、


食事をして、


疲れて帰ってきて、


家事をして、


何気ない話をする。


その積み重ねです。


だから私は、


「この人と旅行したら楽しそう」


だけではなく、


「この人と疲れた平日の夜を一緒に過ごせそうか」


という視点も持ってほしいと思います。


基準5|その人といるとき「自分を好きでいられるか」


そして、私がとても大切だと思っている基準があります。


それは、


その人といるときの自分を、自分自身が好きでいられるか


です。


恋愛をすると、相手ばかり見てしまいます。


彼は優しいか。


彼は結婚する気があるか。


彼は私を好きか。


でも、もう一つ見てください。


その人と一緒にいるあなたは、どうなっていますか?


笑顔が増えていますか。


自分に自信を持てていますか。


仕事や友人との時間も大切にできていますか。


それとも、


いつも彼の顔色を見ている。


LINEを待っている。


嫌われないように我慢している。


自分の希望を言えない。


そんな自分になっているでしょうか。


「彼が素敵な人か」という評価だけでは足りません。


「彼といることで、私はどんな自分になっているか」


も、結婚相手を見極める重要な材料です。


「この人しかいない」という思考が、判断を曇らせる理由


では、なぜ人は「この人しかいない」と思ってしまうのでしょうか。


一つには、


「ここまで時間を使ったから」


という気持ちがあります。


3年付き合った。


5年付き合った。


結婚を期待して待ってきた。


だから、


「今別れたら全部無駄になる」


と思ってしまう。


しかし、過去に使った時間と未来に使う時間は別です。


過去5年間付き合ったからといって、これから30年間一緒にいるべきだとは限りません。


逆に、その5年間で信頼関係を築き、何度も話し合いをして、二人の未来について具体的に考えてきたのであれば、その時間には大きな意味があります。


見るべきなのは交際年数ではなく、


その時間の中で、どんな関係を築いてきたか


です。


「比較するなんて失礼」と思わなくていい


一途な女性ほど、


「ほかの男性を見るなんて、相手に失礼」


と考えることがあります。


もちろん、交際の約束や相手との関係を無視してよいという意味ではありません。


ただ、婚活の段階では、


さまざまな人と会うことで初めて、自分に合う相手が分かる


という面があります。


最新の「2025年 IBJ成婚白書」では、代表的な成婚者は平均11人とお見合いし、交際日数は約124〜125日という傾向が示されています。また、成婚者は非成婚者に比べて行動量が多かったと分析されています。


これは、


「11人に会えば結婚できる」


という意味ではありません。


また一般の恋愛と結婚相談所では、交際の前提も異なります。


ここで注目したいのは、


何人かと出会いながら、自分に合う相手を見極め、そのうえで一人を選んでいる


という点です。


最初から、


「この人しかいない」


と可能性を閉じることと、


「いろいろな人を知ったうえで、この人を選びたい」


と思うこと。


この二つは似ているようで大きく違います。


外見を磨くこと以上に「選ぶ力」を磨く


私は元アパレル会社経営者として、服装や外見のプロデュースにも長く関わってきました。


婚活で第一印象は大切です。


似合う服を選ぶ。


髪型を整える。


プロフィール写真を整える。


表情や姿勢を意識する。


外見が変われば、出会いの可能性も変わります。


しかし、どれだけ外見を磨いても、


自分に合わない相手に執着してしまえば、幸せな結婚にはつながりません。


だから私たちが大切にしているのは、外面だけではありません。


心理やコミュニケーションから恋愛の癖を理解する。


自分の魅力を適切に伝える。


そして、


「私はどんな人となら幸せになれるのか」


という軸を明確にする。


IBJ加盟相談所として出会いの環境も活用しながら、内面と外面の両方を整え、成婚という次のステージへ進める状態をプロデュースする。


それが、私たちの考える婚活です。


最後に|「この人しかいない」から「私はこの人を選びたい」へ


結婚相手を見極めるとき、


最も強く好きになった人が、必ずしも最も相性のいい人とは限りません。


条件が一番いい人が、幸せにしてくれるとも限りません。


大切なのは、


安心して本音を話せるか。


違いがあっても話し合えるか。


言葉と行動が一致しているか。


一緒に現実の生活をつくれるか。


そして、


その人といる自分を、自分自身が好きでいられるか。


この5つです。


もし今あなたが、


「彼以外は考えられない」


「別れたらもう誰にも出会えない」


「ここまで付き合ったから絶対に結婚したい」


と思っているなら、一度だけ問いかけてみてください。


私は彼を選びたいのか。


それとも、


彼を失うのが怖いのか。


答えがすぐに出なくても構いません。


ただ、その問いから逃げないでください。


結婚とは、


誰かにしがみついて安心を得ることではありません。


自分の人生を大切にしながら、それでも、


「この人と一緒に歩きたい」


と思える相手を選ぶことです。


「この人しかいない」という恋は、苦しくなることがあります。


でも、


「いろいろな人生がある。それでも私はこの人を選びたい」


と思える恋には、自分の意思があります。


その違いを知ることが、結婚相手を見極める本当のスタートです。

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