「子供が欲しい」と軽々しく言う男性
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目次
- 子供を授かるって大変
- 私が不妊治療をやってみて思うこと
- 男性原因の不妊も多い
- なんのために結婚をするのか
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子供を授かるって大変
三重県津市の結婚相談所HAPPY CREATE mie-fuの麻生です。
婚活をする上で、「自分の子供が欲しい」と思われる方は多いと思います。
しかし、子供を授かるのは、簡単なことではありません。
女性にとって、大きな肉体的、精神的な負担になるだけでなく、カップルによっては男性に同様の大きな負担が伴うこともあります。
にも関わらず、婚活中の男性で交際が深まる前から軽々しく、女性に「子供が欲しい」と言ってしまう方が少なくありません。
私も身を持って、子供を授かる大変さを痛感しているので、それをお話いたしと思います。
私が不妊治療をやってみて思うこと
私たち夫婦は、私が35歳、妻が32歳の時に結婚しました。
妻は婚約直前で婦人科系疾患になり、子供ができないかもしれないと分かっていました。
私は、それでも全く構わないと結婚に踏み切りました。
愛する人が無事であれば、それ以上、望むことはなかったからです。
この話を聞いた周囲の人たちには「よく結婚したね」と言われたこともあります。
なぜ、そう思ってしまう人がいるのかは不思議でたまりませんでした。
結婚してからも、こういうことって普通に起こるからです。
私の場合は、たまたま結婚前にそれが分かったというだけに過ぎません。
逆に私が大きな疾患にかかってしまうことも考えられます。
それを理由に相手を見捨ててしまうような人をパートナーにしたいでしょうか。
私は、そんな人は絶対にゴメンです。
子供のことなんて、愛する者同士が家庭を築いた先の話にすぎません。
それを忘れて、交際が深まる前から、軽々しく口にして良いお話ではないのです
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幸い私たち夫婦は、不妊治療ができる状況になったので、前向きに取り組んでいます。
しかし、体外受精で無事に着床したものの、流産も経験するなど、一筋縄ではいきません。
私以上に妻は精神的にも肉体的にも過酷な日々を送っていますが、いつも一生懸命です。
現実的なお話をすると、保険診療ではないので、補助金があるとはいえ、お金もかなりかかります。
時間がかかれば、トータル何百万円になることも珍しくありません。
でも、私はこれで良かったなと思っています。
病院の待合室には私たち夫婦と同じか、それ以上に苦しい思いをされているであろう方がいっぱいいます。
そういう現実を目の当たりにすると、子供を授かるということが、どれだけ大変なことかを理解できたし、結婚相談所の仕事を通じて、多くの人に、それをお伝えできることもできるのですから。
私たちは神様が与えてくれた試練を乗り越えたいと思っています。
男性原因の不妊も多い
結婚相談所でご成婚された女性も、高齢出産をされる方は普通なので、こういった話題って、非常に身近に感じて頂けると思います。
もちろん、「自分の子供が欲しい」と真剣に思われる女性もたくさんいらっしゃいます。
特に高齢出産をする覚悟を決めている女性は、婦人科でご自身が子供を授かれるかどうかを検査するブライダルチェックを受けられている方も珍しくありません。
忘れてはならないのが、不妊の原因は女性に限ったものではないことです。
WHO(世界保健機構)の不妊症原因調査では、男性のみ24%、女性のみ41%。
男女ともに24% 原因不明11%と報告されています。
つまり、不妊症の中で男性が原因のものも48%ある訳です。
しかしながら、「きっちりブライダルチェックを受けています」と申告される婚活男性は女性と比べると圧倒的に少ないです。
自分の責任すら放棄している男性が真剣に準備をしている女性に軽々しく「自分の子供が欲しい」と言ってしまったり、アラフォー女性に「子供が産めるのか心配」と言ってしまうことが、どれだけ失礼なことか理解できるはずです。
もしあなたのブライダルチェックの結果が芳しくないときに、女性から「子供がつくれないかもしれない男性なんて価値がない」と言われたら、どう思うでしょうか。
つまりは、そういうことです。
なんのために結婚をするのか
そもそも、結婚という行為の大前提が「愛する人と一緒にいるためにする」ということを忘れないでください。
「愛する人と一緒に暮らす」というゴールの向こう側で子供を授かるのです。
それを無視して自分のことばかりを考える男性は、自分の子供を授かるどころか、結婚する資格すらありません。
婚活男性は改めて、「なぜ結婚をするのか」という原点を確かめましょう。
ゴールの先にある子供を授かるというライフイベントを迎えることがどれほど、大変で自分にも大きな責任があることを感じて頂けたら幸いです。
そうすれば、自然に女性への思いやりが生まれるはずです。
それこそが結婚するために必要不可欠なものですから。
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