結婚相談所での出会いは可哀想？

先入観が幸せを遠ざける

三重県津市の結婚相談所「HAPPY CREATE mie-fu」の麻生です。

 「自分の子供が結婚相談所で知り合った相手と結婚するなんて可哀想」「結婚相談所で知り合うなんて恥ずかしくて人にも言えない」とおっしゃる親御さん世代の方は依然根強くいらっしゃいます。

お子様を大切に思うからこそ、出るお言葉と理解していますが、誤った先入観がお子様を幸せから遠ざけてしまうこともあります。

「なんとなく」の自然な出会いに憧れ

一度、話を婚活から離しますが、受験勉強をする際に勉強法を考えた時、まず思いつくのが学習塾に入ることですよね。

教科書や参考書のみを頼りに学校と自宅の勉強のみで志望校に合格することも可能ですが、なぜ学習塾に入る人が多いのでしょうか？

それは、学校や自宅よりも効率よく勉強するための教材が提供され、周囲にも勉強に集中したい人だけが集まる環境があるからです。

より確実に志望校に入りたいがために皆さん学習塾に入って勉強するのです。

婚活における結婚相談所もそれと全く同じことがいえます。

学校や職場や趣味の集まりなど、いわゆる自然な出会いに恵まれ、そのままゴールインできる人もいます。

しかし、より結婚できる可能性を高めたり、条件の良い相手との出会いを望む方々は結婚相談所を利用します。

周りに本気で結婚したい人しか集まっていない環境に身を置くことで婚活の効率は何倍にもなります。

まして、婚活は努力でカバーできる勉強と違って、運の要素が大きく関ってきます。

仕事で知り合うことを理想とする未婚者を対象にリクルートブライダル総研が行ったアンケート結果によると１位「理由はない・なんとなく」26・５％、２位「一般的・普通だから」22・２％。

と全く明確な理由がないものだけで約50％を占めています。

つまり、自然な出会いにのみこだわる人は、結婚という人生の大きなライフイベントに対する取り組み方を「なんとなく」決めてしまっているのです。

もちろん、「なんとなく」では、そうそう上手くいくわけもなく、厳しい状況になってから、ご相談いただくことも少なくありません。

どんな形で出会うのではなく、誰と出会うか

毎年、入試の時期が決まっている受験と同じで、婚活も結果がより出やすい年齢やタイミングがあります。

受験に関しても志望校をめざすために浪人という選択をされたり、ご年齢を重ねてから大学に入られる方もいらっしゃいますし、それは大変素敵な決断だと思います。

でも、小中高大という流れに乗って受験するのと比べると、相応の時間とエネルギーが必要になります。

婚活もベストタイミングを「なんとなく」に身を任せてしまって逃すことは非常に勿体ないです。

そのタイミングで結婚相談所を上手く使って頂くと婚活が大幅に楽になることがあります。

「塾に通って、志望校に合格するのは嫌」だとか「塾に通って志望校に合格するのは可哀想」だとおっしゃる方を見たことがありません。

婚活の本質は変わることです。

考え方を変えれば、見える世界が変わります。

見える世界が変われば、出会いが変わります。

大切にすべきなのは、どんな形で出会うかよりも、誰と出会うかです。

時代は確実に移り変わっており、価値観が多様化する中で、結婚するかどうかも個人の考え方に大きく左右されるようになりました。

昔のように「誰もが結婚して当たり前」の時代から大きく世の中も変化がしています。

「頑張らなければ結婚できなくて当たり前」なのです。

婚活をされる方ご自身もそうですが、それを支えるご家族の方にも認識を改めて頂かなければ、最愛のお子様の幸せを不意にしてしまう可能性もあります。

このことをより多くの皆様に気づいて頂ければと考えています。