結婚はしたい。でも絶対ではないあなたへ
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絶対に結婚したいかと聞かれたら、そこまでではない
週末、街で小さな子どもを連れた家族を見たとき。
長期休暇の予定を考えるとき。
クリスマスやお正月、誕生日のような節目の季節。
そんなとき、ふと
「結婚したいな」
「結婚してたらな」
と思うことって、ありますよね。
でもその一方で、
「絶対に結婚したいかと聞かれたら、そこまでではない」
そう感じている方も、実はとても多いのではないかと思います。
焦っていると思われたくない。
婚活していることを周りに言いにくい。
一人は一人で気楽。
寝たいときに寝たいし、お金も自分のために使いたい。
子育ては責任重大そうだし、これからどれだけお金がかかるのかも気になる。
今の生活も、それなりに自由で、それなりに満たされている。
そして何より、
「そもそも自分に合う人って、本当にいるのかな」
という気持ち。
結婚はしたい。
でも、絶対したいわけではない。
この“はざま”にいる方の気持ちは、離婚も再婚も経験した私自身にも、よく分かります。
明確な意思のある方ほど、活動は進みやすい
相談所でお話をしていても、最初から
「何歳までに結婚したいです」
「子どもを望んでいるので逆算して動きたいです」
と、明確な意思を持って来られる方ばかりではありません。
「いい人がいたら結婚したいです」
「でも、まだ自分の気持ちがはっきりしていなくて……」
そういう悩みをお持ちの方もとても多いです。
ただ、仲人として活動を見ていると、ひとつ感じることがあります。
それは、
明確な意思のある方ほど、活動は進みやすい
ということです。
もちろん、婚活は意思さえあればすべてうまくいくほど単純ではありません。
タイミングもありますし、お相手とのご縁ですから、思うように進まない時期もあります。
それでも、
「なぜ結婚したいのか」
「どんな未来を望んでいるのか」
「そのために今、何を優先したいのか」
この軸がある方は、迷っても立ち戻る場所があります。
お見合いが思うようにいかなくても、
交際で悩んでも、
気持ちが折れそうになっても、
「それでも私は結婚したい」という芯があるので、また前を向きやすいのです。
一方で、まだ“よくわからない”という段階の方は、どうしても活動のスピードが少しゆっくりになります。
お申し込みをしても、お見合いが組めない。
ようやく組めたお見合いが、ご縁につながらなかった。
交際に進んだけれど、いまひとつ距離が近づかない。
そんなことが続くと、
「やっぱり私に結婚は難しいのかな」
「結婚はしたいけど、絶対したいわけではないし……」
と、負のルーティンに陥りやすくなってしまいます。
“やらされている感”が出た瞬間に、婚活は苦しくなる
そして、相談所の活動というのは、気持ちが追いつかないまま進めると、途端に苦しくなります。
プロフィールを見ることも、
お見合いの日程を決めることも、
交際に進むか考えることも、
全部が少しずつ重たくなる。
そのうち、
「婚活しなきゃ」
「動かなきゃ」
という気持ちや焦りばかりが強くなってしまう。
婚活って
“やらされている感”が出た瞬間に、うまくいかなくなる
と思っています。
仲人としては、活動がゆっくりになっている方を見ると、やはり気になります。
このままだと、せっかくのご縁を逃してしまうかもしれない。
今少しだけ頑張れたら、流れが変わるかもしれない。
ここが踏ん張りどころかもしれない。
そう思うからこそ、背中を押したくなります。
実際、私も押します。
少しお声がけをしますし、状況を整理しながら、
「ここは動いてみてもいいかもしれませんね」
とお伝えすることもあります。
でも、そのたびに私は迷います。
本当は、もっとお尻を叩かないといけないのかもしれない。
もっとモチベーションを上げさせないといけないのかもしれない。
けれど、婚活って、
誰かに言われたから申し込む。
止まると気まずいから返事をする。
仲人に言われたから会ってみる。
そういう活動になってしまうと、どこかで苦しくなってしまいます。
自分で決めていない婚活は、やっぱり続きません。
たとえ続いたとしても、気持ちが乗らないままでは、ご縁にもつながりにくい。
だから私は、何度かPushはしても、ずっと引っ張り続けることはできません。
感覚としては、3回くらいでしょうか。
お声がけをして、
気持ちを聞いて、
状況を一緒に整理して、
それでも動かないときは、静観するしかないこともあります。
仲人としては、そこが本当に切ないです。
もっと違う言葉があったかな。
もっと違うタイミングで声をかければよかったかな。
あのとき、もう少し押したほうがよかったのかな。
そんなふうに考えることもあります。
それでも、無理に何かをさせることは、私にはできません。
婚活は、ご本人の意思でしか進められません。
結婚したい理由も、動くタイミングも、覚悟を決める瞬間も、
ご本人の中からしか生まれてこないのです。
“絶対したいわけではない”から抜け出すヒント
「結婚についてまだよくわからない」
という気持ち自体を、否定しなくていいと思っています。
ただ、その気持ちを曖昧なまま放っておくと、時間だけが過ぎていきやすい。
そこはやっぱり、もったいないとも感じます。
だからこそ、
いきなり「結婚するか・しないか」を決めようとしなくてもいいので、
✓ 5年後、10年後、どんな毎日を送っていたいんだろう
✓ 一人の自由を大切にしたいのか
✓ それとも、誰かと過ごす安心がほしいのか
✓ 子どもを望むのか
✓ 望むなら、そのためにどんな選択が必要なのか
そんなふうに、少しずつ自分の気持ちを言葉にしてみてほしいのです。
私自身、離婚が成立したとき、すぐに再婚しようと動いたわけではありませんでした。
子どもと二人で平穏な生活を送る中で、
この子が小学校に上がるころ、
中学、高校に進学するころ、
私たちはどんな生活をしているのかな。
ずっと二人の生活なのかな。
もっと多くの家族がいるのかな。
そのほうが楽しそうだな。
こんなにかわいい子ども、もう一人産めたらいいな。
そんなことを、たくさんたくさん想像しました。
そうやって未来を思い描く中で、私は私の決断をしました。
一度きりの人生
たった一回の結婚の失敗で、自分の選択肢を狭めたくない。
その思いが少しずつ、
「結婚できたらいいな」
から
「私は結婚したい」
という、少し明確な意思に変わっていったのだと思います。
最後に
結婚はしたい。
でも、絶対したいわけではない。
そう思っている方は、きっと少なくありません。
けれど、その“なんとなくしたい”という気持ちを後回しにし続けているうちに、時間は思っている以上に早く過ぎていきます。
婚活は、気持ちが定まった人から進みやすい。
これは、たくさんの方を見てきて感じる現実です。
だからこそ、今すぐ走り出さなくてもいい。
でも、「まだそこまでじゃないから」と何もしないままでいるのではなく、
自分が本当はどうしたいのかを、一度だけでも丁寧に考えてみてほしいのです。
結婚できたらいいな、で終わるのか。
私は結婚したい、に変わっていくのか。
その違いは、誰かに決めてもらうものではなく、
自分で自分の未来を考えた人から、少しずつ見えてくるものだと思います。
迷っていてもいい。
でも、迷ったまま諦めなくていい。
もし少しでも結婚したい気持ちがあるのなら、
その気持ちを、どうか軽く扱わないでください。
人生の選択肢を広げられるのは、
いつだって「まだ間に合ううちに、自分の気持ちに向き合った人」なのだと思います。
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