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子連れ再婚、「養子縁組」しましたか?

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ma cherie ange「子連れ再婚、「養子縁組」しましたか?」-1

苗字・戸籍・入籍手続きを整理してみました

先日、会員さんから


「しなこさんは、子連れ再婚のとき、どういう流れで進めましたか?」


とご相談をいただきました。


子連れ再婚で必ず出てくる、

子どもの苗字・戸籍・養子縁組の話。


大事なのに、これがなかなか分かりにくい。


婚姻届。

入籍届。

養子縁組届。

子の氏の変更許可。


私自身も再婚時に、

役所に出向き、夫と相談しながら手続きを進めました。


ただ、当時の記憶は少しぼんやり。

手続きをした、という記憶は残っていても、

書類の順番まではきれいに保存されていませんでした。笑


そこで今回、

自分の戸籍謄本も見返しながら、

改めて整理してみることにしました。


子連れ再婚で考えられる主な選択肢と、

私の場合はどうしたのか。


同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。


※手続きはご家庭の状況によって変わることがあります。

実際に進める際は、必ず役所・家庭裁判所・専門家にご確認ください。


まず大前提。再婚しても子どもの戸籍は自動では動きません

まず最初に、ここが大事です。


母が再婚して婚姻届を出しても、

子どもが自動的に再婚相手の戸籍に入るわけではありません。


そして、子どもの苗字も、

自動で再婚後の苗字に変わるわけではありません。


母は婚姻によって新しい戸籍に入ったり、

夫婦の氏に変わったりします。


でも、子どもは基本的にはそのままです。


つまり、何もしなければ、


子どもの戸籍はそのまま

子どもの苗字もそのまま

再婚相手と子どもの間に法律上の親子関係はできない

という状態になります。


ここで初めて、


「子どもの苗字を変える?」

「同じ戸籍に入れる?」

「再婚相手と養子縁組をする?」


という選択が出てきます。


子連れ再婚で考える主な方法

大きく分けると、選択肢はこのようになります。

ma cherie ange「子連れ再婚、「養子縁組」しましたか?」- 2

ただし、

一般的な子連れ再婚でよく出てくるのは、①〜③です。


④の特別養子縁組は、名前は似ていますが、かなり別の制度です。


① 何もしない場合

まずは、子どもの戸籍や苗字について特に手続きをしない方法です。


母は再婚する。

でも、子どもの戸籍や苗字はそのまま。


この場合、再婚相手と子どもの間に法律上の親子関係はできません。


この方法が合う場合

・子どもの苗字を変えたくない

・学校や友人関係への影響を避けたい

・子ども本人が今の苗字を希望している

・再婚相手との法的な親子関係は急がない

この方法を選んだからといって、

家族ではない、ということではありません。


法律上の手続きを今すぐしない、というだけです。

ただし、再婚相手と子どもの間に法律上の親子関係はないので、

扶養・相続・親としての権利義務などについては確認が必要です。


② 養子縁組はせず、子どもの苗字と戸籍を変える場合

次は、


再婚相手と子どもは養子縁組しない。

でも、子どもの苗字や戸籍は母とそろえたい。


という方法です。


この場合は、一般的に


・家庭裁判所で 子の氏の変更許可 を受ける

・役所に 入籍届 を出す

という流れになります。


ここで出てくる「入籍届」がまたややこしいです。


世間では「入籍しました」と言うと、

結婚しました、という意味で使われることが多いですよね。


でも戸籍の手続きでは、

子どもを親の戸籍に入れるときにも

入籍届 という言葉が出てきます。


同じ言葉を別の場面で使わないでほしい。

と、素人は思っちゃうワケですが...


この方法が合う場合

・母子の苗字をそろえたい

・子どもを母の新しい戸籍に入れた

・でも再婚相手との養子縁組は慎重に考えたい

・法律上の親子関係までは作らない選択をしたい

・子どもの気持ちを見ながら段階的に進めたい

この方法では、

子どもの苗字や戸籍を母とそろえることができます。


ただし、

再婚相手と子どもの間に法律上の親子関係はできません。


ここはとても大切です。


苗字が同じになることと、

法律上の親子になることは、別の話です。


③ 普通養子縁組をする場合

子連れ再婚で「養子縁組する」と言う場合、

多くはこちらの 普通養子縁組 を指します。


普通養子縁組をすると、

再婚相手と子どもの間に法律上の親子関係ができます。


ただし、実親との親子関係は残ります。


たとえば、母の再婚相手と子どもが普通養子縁組をした場合、

子どもにとっては、


・実母との親子関係

・実父との親子関係

・養父との親子関係

がある形になります。


法律上の親子関係が追加されるイメージです。


家系図が少しにぎやかになりと思いましょう。笑


この方法が合う場合

・再婚相手が法律上も子どもの親になる覚悟がある

・子どももそれを受け入れている

・家族としての一体感を大切にしたい

・扶養や相続も含めて、親子関係をはっきりさせたい

・今後の生活を家族単位で築いていきたい

普通養子縁組は、

家族としての覚悟を法律上も形にする手続きです。


一方で、相続や扶養などにも関わる大きな手続きなので、

「苗字をそろえたいから、ついでに養子縁組」

くらいの軽さで決めるものではありません。


子どもの気持ち。

再婚相手の覚悟。

実親との関係。

将来のこと。


ここはしっかり話し合う必要があります。


④ 特別養子縁組は、一般的な子連れ再婚とは少し違う

養子縁組には、

普通養子縁組 特別養子縁組 があります。


ただ、子連れ再婚で一般的に出てくるのは、

先ほどの 普通養子縁組 です。


一方、特別養子縁組はかなり別の制度です。


特別養子縁組は、

原則として実親との法律上の親子関係を終了させ、

養親と子どもを実の親子に近い形にする制度です。


主に、


・実親が子どもを育てることが難しい

・虐待やネグレクトなどがある

・生みの親のもとで暮らせない事情がある

・子どもの福祉のために、新しい親子関係を作る必要がある

といった場合に選択される制度です。


家庭裁判所の関与もあり、

要件も厳しく、かなり慎重に判断されます。


つまり、子連れ再婚で

「再婚相手と子どもを養子縁組する?」

と話している場合は、基本的には普通養子縁組の話です。


特別養子縁組は、名前は似ていますが、

かなり別ジャンル。


同じ「養子縁組」という名前ですが、

重さがまったく違います。


私の場合、「普通養子縁組」を選択

ここからは、私自身の話です。

ma cherie ange「子連れ再婚、「養子縁組」しましたか?」- 3

私の場合、戸籍謄本を見ると、

子どもの身分事項に 「養子縁組」 と記載されています。


これは、いわゆる 普通養子縁組 です。


普通養子縁組なので、

実親との親子関係は残したまま、

夫と子どもの間にも法律上の親子関係ができた形です。


そして我が家の場合、

再婚の入籍日と養子縁組日は同じ日 でした。


つまり、役所に行ったその日に、

婚姻届と養子縁組届を一緒に提出したということです。


気持ちとしては、

「今日から夫婦になります」

と同時に、

「家族としても、この形で進んでいきます」

という節目の日でした。


私たちがこの方法を選んだ理由は、

いくつかあります。


まず、これから家族として一緒に暮らしていくうえで、

夫が子どもに対して法律上も親として関わる形を選びたいと思ったこと。


そして、苗字や戸籍の面でも、

家族としての一体感を持ちやすいと思ったこと。


学校、病院、習い事、書類関係。

子どもがいる生活には、名前を書く場面が本当に多いです。


毎回大きな問題になるわけではないかもしれません。


でも、母と子どもで苗字が違うことや、

家族関係の説明が必要になる場面が積み重なると、

小さな負担になることもあります。


そういう日常の引っかかりを、

できるだけ少なくしたい気持ちもありました。


ただし、普通養子縁組をしたら完成ではない

ここは、私自身が一番感じているところです。


普通養子縁組をしたからといって、

その日から急に完璧な家族になるわけではありません。


書類上は親子になっても、

心の距離や生活の形は、少しずつ作っていくものです。


呼び方。

関わり方。

叱り方。

休日の過ごし方。

子どもの気持ち。

夫の戸惑い。

私の気遣いすぎ問題。笑


再婚して2年半経った今も、

我が家はまだ完成形ではありません。


現在進行形で、家族を組み立てている途中です。

もしかすると、家族というものは、

サグラダ・ファミリア並みに

永遠に完成しないものなのかもしれません。


完成しない美学、ならぬ、

完成しない家族づくり。笑


でも、完成していないからこそ、

話し合う余地があって、

手を加える余地があって、

少しずつ自分たちらしい形になっていくのだと思います。。


子どもの反応はどうだったか

では、実際に子どもはどうだったのか。


我が家の場合、

息子が年中さんくらいの頃に、苗字が変わりました。


上村から、谷口へ。


保育園のお靴箱。

お道具箱。

持ち物の名前。

出席番号。


こういうものが、一気に新しい苗字に変わっていきました。


大人からすると、

「苗字が変わるって、子どもはどう感じるんだろう」

「戸惑わないかな」

「嫌がらないかな」


と、いろいろ考えます。


でも、息子の反応はというと、

とても嬉しそうでした。


むしろ、ちょっとしたビッグイベントのような感じ。


知り合いのママやパパにも、

嬉しそうに自慢していました。


そうなると、当然ながら周りにも自然に広まります。


「え?再婚されたんですね〜」

「おめでとうございます!」

となるわけです。


こちらが正式にご報告する前に、

息子広報部がかなり優秀に活動してくれていました。笑


息子にとっては、年齢的なこともあったのか、

苗字が変わることが重たい出来事というより、

少し楽しいイベントのように受け止められていたように思います。


もちろん、これは我が家の場合です。


子どもの年齢や性格、

環境やタイミングによって、

感じ方はまったく違うと思います。


小学生、中学生、高校生になれば、

友達関係や学校生活の中で、

苗字が変わることに抵抗を感じることもあるかもしれません。


だからこそ、

「うちは嬉しそうだったから、みんな大丈夫」

という話ではありません。


大切なのは、

その子にとってどうなのか。

そのタイミングが自然なのか。


ここだと思います。


まとめ。どの形が正解ではなく、その家族に合う形を

子連れ再婚の入籍や養子縁組に、

絶対の正解はないと思っています。


普通養子縁組をする家庭が多いのかな、

とは思いますが


養子縁組はせず、

子どもの苗字だけをそろえる家庭もあります。


子どもの苗字も戸籍も変えず、

今の形を大切にする家庭もあります。


どれも、その家族がきちんと考えて選んだ形なら、

大切な選択です。


大事なのは、

「みんなと同じ形にすること」ではなく、

自分たちの家族に合っているかどうか だと思います。


・子どもの気持ち

・再婚相手の覚悟

・実親との関係

・今後の生活

・法律上の影響

・自分自身の納得感


このあたりを、ひとつずつ話し合うこと。


勢いだけで決めない。

でも、不安だからといって何も考えずに先送りにもしない。


このバランスが大切なのだと思います。



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