見つけた瞬間の笑顔で、緊張がほどける
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見つけた瞬間の笑顔で、緊張がほどける
婚活のデートって、不思議です。
昨日の夜まで、LINEでは普通に話していた。
「明日よろしくお願いします」
「こちらこそ、楽しみにしています」
そんなやり取りもしていたのに。
当日、待ち合わせ場所に着いた途端、急に緊張する。
スマートフォンで時間を確認する。
まだ5分前。
一度、髪を整える。
服装を確認する。
そして、意味もなくもう一度スマートフォンを見る。
「何を話そう」
「今日、楽しんでもらえるかな」
「この服で大丈夫だったかな」
「LINEでは話せたのに、会ったら沈黙したらどうしよう」
頭の中だけが忙しくなっていきます。
そして――
人混みの向こうに、見覚えのある人を見つける。
プロフィール写真より少しだけ髪型が違う。
でも、間違いない。
目が合う。
相手もこちらに気づく。
そして、笑ってくれる。
少し手を振ってくれる。
その瞬間。
さっきまで頭の中を占領していたいろいろな心配が、少しだけ消えていく。
「あ、よかった」
理由は分からないけれど、そう思う。
婚活では、そんな何気ない数秒が、その日のデートを大きく変えることがあります。
デートは、最初の会話より前に始まっている
婚活のご相談で、とても多いのが、
「デートでは何を話せばいいですか?」
という質問です。
仕事の話。
休日の過ごし方。
趣味。
好きな食べ物。
旅行。
将来について。
もちろん、会話は大切です。
でも実際のデートを振り返ってみると、意外と心に残っているのは「何を話したか」ではなかったりします。
「会った瞬間、嬉しそうにしてくれた」
「遠くから笑顔で手を振ってくれた」
「寒くないですか?と気遣ってくれた」
「お店のドアを自然に押さえてくれた」
「店員さんに、ありがとうございますと言っていた」
そんな小さな場面です。
人は、言葉だけで相手を見ているわけではありません。
表情。
声のトーン。
歩く速さ。
食事の仕方。
店員さんへの態度。
自分が話しているときの相手の顔。
そして何より、
自分を見つけたとき、どんな顔をしてくれたか。
そんなものを無意識に感じ取っています。
プロフィールには書かれていない部分です。
だからこそ、実際に会う意味があります。
「好かれなければ」と思った瞬間、デートが面接になる
婚活をしていると、どうしても考えてしまいます。
「失敗したくない」
「断られたくない」
「いい人だと思われたい」
だから、事前に質問を考える。
話題を準備する。
沈黙が怖くて、次から次へと話す。
相手が話している間にも、
「次は何を聞こう」
と考えてしまう。
気づけばデートなのに、まるで面接です。
でも、結婚相手を決めるための時間は、本来そんなものではないはずです。
完璧な受け答えをした人が選ばれるわけではありません。
面白い話をたくさんできた人が必ず好かれるわけでもありません。
むしろ、
「この人の前では、少し黙っていても大丈夫」
「なんとなく落ち着く」
「また会って話してみたい」
そんな感覚のほうが、ずっと大切なことがあります。
婚活では「盛り上がったかどうか」を気にする方が多いのですが、
一緒にいて疲れなかったか。
これも、とても大切な相性です。
好きになる前だからこそ、小さな好意を見せていい
「まだ好きかどうか分からないのに、好意を見せてもいいんですか?」
そう思う方もいるでしょう。
もちろん、無理に距離を縮める必要はありません。
でも、
「今日会えて嬉しいです」
という気持ちは、もう少し表に出してもいいと思います。
相手を見つけたら笑う。
少し手を振る。
「こんにちは」と明るく声をかける。
「今日はありがとうございます」と伝える。
帰り際には、
「今日は楽しかったです」
と伝える。
それだけです。
恋愛では、ときどき不思議なことが起こります。
好意を隠しすぎて、
お互いが、
「自分には興味がないんだろうな」
と思ってしまうことがあります。
本当は二人とも、もう一度会ってもいいと思っていたのに。
どちらも相手の様子を見てしまい、そのまま終わってしまう。
それは少し、もったいない。
だから、好きになる前でも、
「あなたと会えてよかった」
くらいの気持ちは伝えていいのです。
条件では分からないものが、会った瞬間に見える
結婚相談所では、最初にプロフィールを見ます。
年齢。
仕事。
年収。
住んでいる場所。
趣味。
家族構成。
結婚後の希望。
どれも大切な情報です。
でも、プロフィールをどれだけ読んでも分からないものがあります。
その人と並んで歩いたとき、自分がどんな気持ちになるのか。
食事をしているとき、自然に笑えるのか。
沈黙したとき、焦らずにいられるのか。
別れたあと、
「疲れた」
と思うのか。
それとも、
「もう少し話したかったな」
と思うのか。
これは、会ってみなければ分かりません。
条件では70点だった人が、会ってみたらとても居心地がいいこともあります。
逆に、プロフィールでは理想的だったのに、なぜか一緒にいると疲れてしまうこともあります。
だから婚活では、
条件で会う人を決めても、条件だけで結婚相手を決めない。
そんな視点も大切だと思っています。
結婚生活にあるのは、特別な日より普通の日
結婚相手を考えるとき、私たちはつい大きな出来事を想像します。
プロポーズ。
結婚式。
新婚旅行。
記念日。
もちろん、どれも素敵です。
でも結婚生活のほとんどは、もっと普通の日です。
朝、
「おはよう」
と言う。
仕事に出かける。
疲れて帰ってきたら、
「おかえり」
と言う。
スーパーで、
「牛乳まだあったっけ?」
と話す。
休日に何を食べるか相談する。
テレビを見ながらくだらないことで笑う。
ときには意見が合わない。
少し喧嘩する。
それでも翌朝、
「おはよう」
と言う。
そんな日々が何年も続いていきます。
だから結婚相手を探すとき、
「ドキドキする人」
だけではなく、
「普通の日を一緒に過ごせそうな人」
という視点も持ってみてほしいと思います。
「自然に笑える」は、意外と大きなこと
婚活では、つい答えを急ぎたくなります。
この人でいいのか。
もっといい人がいるのではないか。
好きになれるのか。
結婚できるのか。
でも、最初から全部分かる人はいません。
最初のお見合いで運命を感じなくてもいい。
初デートで恋に落ちなくてもいい。
ただ、
「もう一度会ってみたい」
と思えたなら。
それだけで、次に進む理由として十分なこともあります。
恋愛は、大きな出来事から始まるとは限りません。
ドラマのような告白もない。
映画のような偶然もない。
ただ駅前で待っていて、
人混みの中から相手を見つける。
相手もこちらを見つける。
そして、
嬉しそうに笑ってくれる。
その顔を見た瞬間、自分も自然に笑っている。
もしかすると、結婚につながる恋の始まりは、
そんな何でもない数秒なのかもしれません。
運命的な言葉よりも。
豪華なレストランよりも。
完璧なプロフィールよりも。
「会えて嬉しい」
その気持ちが伝わる一つの笑顔が、人の心を動かすことがあります。
次のデートで相手を見つけたら、
少しだけ意識してみてください。
上手なことを言わなくても大丈夫です。
まず、笑ってみる。
その笑顔を見て、相手も笑ってくれたなら。
二人のデートは、もう少しだけいい時間になっているはずです。
結婚につながる恋は、案外そんな小さな瞬間から始まります。
結婚相談所 Aira Marie(アイラマリエ)