「もっといい人がいるかも」で、目の前の人を失わないために
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「もっといい人がいるかも」で、目の前の人を失わないために
婚活をしていると、こんな気持ちになることがあります。
「この人、悪くないんだけど……」
「もう少し話してみたら、もっと合う人がいるかもしれない」
「まだ他にもたくさんいるんだから、焦らなくてもいいよね」
もちろん、慎重になることは悪いことではありません。
結婚は人生の大きな選択です。
一度会っただけで「この人!」と決める必要もありません。
でも、婚活をサポートしていると、ときどき感じることがあります。
それは、
「もっといい人がいるかも」という気持ちが、目の前のご縁を見えなくしてしまうことがある
ということです。
「もっといい人」は、どこまで探せばいい?
婚活では、条件を設定できます。
年齢。
年収。
住んでいる場所。
身長。
学歴。
職業。
休日。
趣味。
検索すれば、たくさんの人が出てきます。
「この人もいいかも」
「こっちの人のほうが条件がいい」
「もう少し待てば、もっと理想に近い人が出てくるかもしれない」
そうやって比較しているうちに、いつの間にか、
「目の前の人を見る」より「まだ見ぬ誰かを探す」ことが目的になってしまう
ことがあります。
でも、婚活で出会えるのは「プロフィール」ではありません。
実際に会って、話して、笑って、少しずつ相手を知っていく。
そこで初めて分かることがたくさんあります。
条件が良い人=自分に合う人、ではない
プロフィール上では、とても魅力的に見える人がいます。
条件も申し分ない。
仕事も安定している。
趣味も合いそう。
写真も素敵。
「こんな人と結婚できたらいいな」と思うかもしれません。
でも、実際に会ってみると、
「なぜか会話が続かない」
「一緒にいると気を遣う」
「自分らしくいられない」
ということもあります。
逆に、最初はそれほど強く惹かれなかった人と話しているうちに、
「なんだか落ち着く」
「一緒にいると安心する」
「また会ってみたいかも」
と感じることもあります。
結婚生活で大切なのは、プロフィールに書かれている条件だけではありません。
一緒にいるときの自分が、どんな自分でいられるか。
ここも、とても大切なポイントです。
「ドキドキしないから違う」と決める前に
婚活では、
「会ってみたけど、ドキドキしませんでした」
というお話を聞くことがあります。
もちろん、恋愛感情は大切です。
ただ、初対面から強烈に惹かれる相手ばかりが、結婚生活に向いているとは限りません。
むしろ、
「話しやすい」
「ちゃんと話を聞いてくれる」
「否定されない」
「無理をしなくていい」
「沈黙が苦痛ではない」
そんな小さな安心感が、何度か会ううちに大きな魅力になることもあります。
だからこそ、最初の一回だけで「なし」と決めるのではなく、
「もう一度会ったら、何か違う部分が見えるかもしれない」
という視点を持つことも大切です。
もちろん、妥協する必要はありません
ここは、誤解してほしくありません。
「目の前の人を大切にしましょう」ということは、
「誰でもいいから結婚しましょう」
という意味ではありません。
絶対に譲れない価値観があるなら、そこは大切にしていい。
一緒に生活するうえで重要な部分について、無理に妥協する必要もありません。
大切なのは、
「譲れない条件」と「なんとなく欲しい条件」を分けること。
そして、
「本当に自分が幸せになるために必要なものは何なのか?」
を考えることです。
たとえば、
「年収○○万円以上」という条件の裏側に、
「将来のお金が心配だから安心したい」
という本当の希望があるのかもしれません。
「高身長がいい」という条件の裏側に、
「自分が女性として大切にされていると感じたい」
という気持ちがあるのかもしれません。
条件そのものではなく、その条件を求めている理由を考えてみると、自分でも気づかなかった本音が見えてくることがあります。
「もっといい人」は、永遠に現れるかもしれない
婚活の怖いところは、比較対象がいくらでもいることです。
一人と会えば、次の人。
次の人と会えば、さらに次の人。
そして、どこまで行っても、
「もっといい人がいるかもしれない」
は消えないかもしれません。
でも、結婚は「市場の中で一番条件のいい人を探すゲーム」ではありません。
自分と相手、お互いが「この人と一緒に生きていきたい」と思える関係をつくっていくもの。
だからこそ、
「もっといい人がいるか?」
だけではなく、
「この人となら、どんな人生をつくっていけそうか?」
という視点も持ってみてください。
目の前のご縁を、一度ちゃんと見てみる
婚活では、出会いの数を増やすことも大切です。
でも、出会った人数だけが婚活の成果ではありません。
一人ひとりと向き合って、
「この人はどんな人なんだろう」
「一緒にいると私はどう感じるんだろう」
「この人となら、どんな日常になりそうかな」
と考えてみる。
もしかすると、
最初は「普通かな」と思っていた人が、
何度か会ううちに「この人、いいかも」に変わるかもしれません。
そして、
「もっといい人がいるかも」と探し続けていたら気づけなかった魅力
が、目の前の人にあるかもしれません。
婚活で大切なのは、後悔しないように「最高の条件の人」を探し続けることではありません。
自分にとって大切なものを知り、
出会った人をきちんと見て、
そのご縁を育てていくこと。
もし今、
「この人でいいのかな?」
と迷っているなら、
「もっといい人がいるかもしれない」
だけではなく、
「この人の良さを、私はまだちゃんと見つけられているかな?」
と、一度問いかけてみてください。
もしかしたら、答えは「次の人」の中ではなく、
今、目の前にいる人の中にあるのかもしれません。