「自然な出会いがいい」と言い続けて5年たった人へ
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「自然な出会いがいい」と言い続けて5年たった人へ
「結婚したくないわけではないんです。でも、結婚相談所まで使うのは少し違う気がして」
婚活のご相談で、よく聞く言葉です。
職場や友人の紹介、趣味の集まり、行きつけのお店。そんな場所で偶然知り合い、少しずつ距離が縮まり、気づけば恋人になっていた。
できれば自分も、そんな“自然な出会い”から結婚したい。
その気持ちはよく分かります。
しかし、「自然な出会いがいい」と言い続けて、気づけば5年たっていませんか?
5年前にも結婚したいと思っていた。
3年前にも「いい人がいれば」と話していた。
去年も「今年こそは」と考えていた。
ところが、職場と自宅を往復する生活は変わらず、新しい出会いはほとんどない。たまに誰かと知り合っても、既婚者だったり、結婚願望がなかったり、恋人を探していなかったりする。
少し毒のある言い方をすれば、「自然な出会いを待っている」のではなく、何も決めずに時間が過ぎることを受け入れてしまっている状態かもしれません。
「自然な出会い」は、何もしない人には起きにくい
自然な出会いというと、偶然のように感じます。
しかし、実際に自然な出会いから結婚した人の多くも、完全に何もしていなかったわけではありません。
友人からの誘いに参加した。
習い事を始めた。
交流会に顔を出した。
職場以外の人間関係を広げた。
誰かに「結婚したい」と伝えていた。
出会いのきっかけは偶然でも、その偶然が起きる場所には自分から足を運んでいます。
毎日同じ会社へ行き、同じ人と話し、休日は家で過ごす。その生活を変えないまま、「いつか自然に出会えるはず」と考えても、新しい人と知り合う確率はほとんど上がりません。
自然な出会いは、待っていれば玄関のチャイムを鳴らしてくれるものではないのです。
本当に求めているのは「自然」ではなく「傷つかない出会い」かもしれない
なぜ、結婚相談所や婚活サービスに抵抗を感じるのでしょうか。
「そこまでしないと結婚できないと思われたくない」
「必死に見られるのが恥ずかしい」
「条件で選ばれるのが怖い」
「断られたら自信を失いそう」
「婚活を始めると、結婚できていない現実を認めることになる」
このような気持ちが隠れていることがあります。
つまり、「自然な出会いがいい」という言葉が、傷つかないための理由になっているのです。
自然な出会いなら、恋愛が始まらなくても「タイミングが悪かった」と考えられます。
しかし婚活では、自分から申し込み、相手から判断され、お断りを受けることもあります。自分の希望と現実が見えてしまうため、怖く感じるのは当然です。
けれど、何も始めなければ傷つかない代わりに、何も変わりません。
婚活を始める勇気より、5年後も同じ場所で「いい人がいれば」と言っている未来のほうが、怖くはないでしょうか。
「結婚したい人」と出会えることは、実は自然では難しい
日常生活で素敵な人に出会ったとしても、その人が結婚相手を探しているとは限りません。
独身だと思っていたら既婚者だった。
恋人がいないと思っていたら、実は交際相手がいた。
付き合えたけれど、相手に結婚願望がなかった。
子どもや住む場所について考え方が違った。
恋愛としては成立しても、結婚へ進めないことがあります。
30代・40代の婚活で大切なのは、「好きになれる人」と出会うことだけではありません。
独身であること。
結婚する意思があること。
将来について話し合えること。
生活や価値観をすり合わせられること。
これらを確認しなければ、交際が長く続いたあとで「結婚するつもりはなかった」と言われる可能性もあります。
自然に出会った人の気持ちが自然に結婚へ向くとは限りません。
むしろ、最初から結婚を希望している人同士が出会うほうが、目的をごまかさず、誠実に関係を築ける場合もあります。
出会い方にこだわりすぎると、結婚の目的を見失う
「結婚相談所で出会ったと言うのが恥ずかしい」
そう感じる方もいます。
しかし、結婚後に毎日の生活を支えてくれるのは、二人が出会った場所ではありません。
相手の優しさや誠実さ。
話し合える関係。
苦しいときに支え合えること。
一緒にいて安心できること。
結婚生活で大切なのは、出会い方の美しさではなく、出会った相手とどのような関係を築けるかです。
友人の紹介なら幸せになれる。
アプリなら軽い関係になる。
結婚相談所なら恋愛できない。
そんな単純なものではありません。
どこで出会っても、恋愛感情が育つ人はいます。どこで出会っても、うまくいかない関係もあります。
出会い方は、結婚生活の質を保証してくれません。
「自然に出会いたい」という希望を守るために、肝心の「信頼できる人と結婚したい」という目的を後回しにしていないでしょうか。
5年前と同じ条件で婚活できるわけではない
少し厳しい話ですが、婚活では時間が影響します。
5年たてば、自分の年齢も、出会える相手の年齢も変わります。仕事や家族の状況、健康、子どもを希望するかどうかなど、考える条件も変化します。
もちろん、何歳からでも出会いや結婚の可能性はあります。
ただし、「いつ始めても同じ条件で活動できる」という意味ではありません。
婚活では、年齢を重ねたことそのものより、「まだ大丈夫」と考えながら何も変えなかった時間を後悔する方が少なくありません。
お金は、あとから増やせる可能性があります。
仕事は、やり直せることもあります。
しかし、過ぎた5年だけは戻せません。
30代・40代の婚活で一番もったいないのは、結婚相談所の入会金ではなく、決められないまま過ぎていく時間です。
結婚相談所も「自然に関係を育てる場所」
結婚相談所では、最初から結婚を決めなければならないと思っている方もいます。
しかし、プロフィールを見てお見合いをしただけで、その人と結婚するわけではありません。
実際には、会話をし、食事をし、何度も会いながら、お互いの人柄や価値観を知っていきます。
最初は緊張していた二人が、少しずつ冗談を言えるようになる。次のデートが楽しみになる。悩みを話せるようになる。そして、いつの間にか大切な存在になっている。
出会う仕組みが結婚相談所だっただけで、気持ちが育つ過程まで人工的になるわけではありません。
恋愛感情を無理につくることも、好きではない人との結婚を勧めることもありません。
出会いの入口は仕組みを使い、そのあとの関係は二人で自然に育てていく。
それも十分、自然な恋愛ではないでしょうか。
「自然な出会い」を諦める必要はない
結婚相談所に入ったからといって、日常生活での出会いを諦める必要はありません。
友人からの紹介を受けてもよい。
趣味の集まりに参加してもよい。
アプリが合うなら併用を検討してもよい。
大切なのは、出会い方を一つに限定しないことです。
自然な出会いを希望しながら、結婚を望む人と確実に出会える環境も持つ。そのほうが、可能性は広がります。
結婚相談所を利用することは、自然な出会いに負けたという意味ではありません。
自分の人生を偶然だけに任せないと決めた、前向きな選択です。
5年後も、同じ言葉を言いたいですか?
今すぐ結婚相談所に入らなければならないわけではありません。
ただ、一度だけ自分に問いかけてみてください。
「自然な出会いがいい」と言っていた、この5年間で何人の新しい異性と知り合ったでしょうか。
その中に、独身で、結婚願望があり、自分も将来を考えたいと思える人は何人いたでしょうか。
十分な出会いがあったなら、今の方法を続けてもよいと思います。
しかし、ほとんど出会いがなかったのなら、これまでと同じ生活を続けても、5年後の結果は大きく変わらないかもしれません。
待つことを否定する必要はありません。
ただし、待つなら期限を決める。
出会いを増やすなら行動を決める。
結婚したいなら、その気持ちをごまかさない。
必要なのは、必死になることではなく、自分の人生に責任を持つことです。
自然な出会いを待ち続けた5年間を責めなくても大丈夫です。その時間があったからこそ、「このままでは変わらない」と気づけたのなら、決して無駄ではありません。
でも、次の5年まで同じ理由で止まる必要はありません。
出会い方ではなく、誰とどんな人生を送りたいのか。
そこから考え直したとき、婚活は「恥ずかしい活動」ではなく、自分の未来を自分で選ぶための行動に変わります。