台無しになった結婚式
たまたま見ていたテレビのワイドショー
思わず前のめりになってみてしまったニュースがありました。
それは結婚式を終えた、夫婦が口コミサイトに書き込んだもので、「精神的苦痛で立ち直れない」という口コミ。
内容は、当日一日一組といわれていた結婚式場はダブルブッキングが起こっていたとか、ゲストの引出物の中に原価の書かれた、発注書が混入していたとか、など一般的に信じられないようなミスが重なった結婚式だったということでした。
その後の式場の対応も、「質問は受け付けない」や「弁護士を通して」など、誠意を感じる対応ではなかったという。
酷いですよね?
一生に一度の結婚式、新郎新婦にとっては新しい門出の第一歩となる結婚式にミスされたんじゃ、精神的苦痛を感じますよね?
今、サービス業は人材不足に悩まされています。
お客さんには意味の分からないクレームつけられるし、立ち仕事だと体もしんどいし、お給料もよいほうではない。
それでも、素敵な結婚式を作りたい!お客様に喜んでいただきたい!とアツイ気持ちを持ってウェディングプランナーを志す若者たちもいます。
しかしながら、宿泊、飲食サービス業界でみると、新卒で入社した2人に1人が3年以内に離職するのが現状というのも、業界を知る者としては驚く数字ではありません。
そんな慢性人手不足な状態でも、高額な結婚情報誌やサイトに広告費を払い続けないと、そもそもお客様に来ていただく事ができない、人事、採用、教育に思うように予算を使えないというブライダル業界の背景があることを、結婚式をする前に知ってもらいたい。
だって、結婚式場が素敵でも、そこによいウェディングプランナーがいないかも知れないわけですから!
私はブライダル業界に精通した、婚活カウンセラーです。
素敵なパートナーと出会い、幸せな結婚をしてもらうために、内情も理解して結婚式のアドバイスをすることは大きな意味があると思っています。
素敵な結婚式を挙げるために、よい式場と出会ってほしい。
そしてよいウェディングプランナーに出会ってほしい。
婚活は結婚相手を見つけることをゴールにしがちですが、結婚式というふたりだけではなく、両家の両親、家族と新しい家族をスタートするイベントである結婚式にゴールを置いて、新しい生活を幸せにスタートしてほしいと、願ってやみません。