お見合いで褒められたら?気負わない返し方
お見合いで「その服、似合いますね」と言われたのに、とっさに「そんなことないです」と返してしまう。
嬉しかったはずなのに、あとから「もう少し感じよく答えたかった」と気になることはありませんか。
素直に喜ぶと自信満々に見えそうですし、社交辞令だったらと思うと受け取り方にも迷います。
褒められ慣れていなくても、会話を止めずに返すには、どんな言葉が自分に合うのでしょうか。
お見合いで褒められた時、否定したくなる理由
褒め言葉を受けると、急に自分へ注目が集まります。
服を選んだ工夫や仕事で頑張ったことを見てもらえた嬉しさと、「そこまで言われるほどではない」という照れが同時に出ることもあるでしょう。
否定したくなるのは、必ずしも相手への関心がないからではありません。
ただ、「いえいえ」「全然そんなことないです」を重ねると、相手は「でも、本当にそう思いました」と説明する側へ回りやすくなります。
褒めた感想が、なぜか説得のテーマになる。
お互いに悪気はないのに、話題が先へ進まないのは少しもったいないですね。
ここで、相手の評価に全面的に同意する必要はありません。
「似合うと言ってもらえた」という事実と、「自分はおしゃれだ」と思うことは別です。
感想を伝えてくれたことへのお礼なら、自分を大きく見せずに返せます。
否定が先に出ても、その場で失敗扱いにしなくて大丈夫です。
「つい照れてしまいました。そう言っていただけて嬉しいです」と続ければ、気持ちは伝え直せます。
返答を巻き戻して完璧にやり直す必要はありません。
短いお礼に、自分の言葉を1つ添える
気の利いた返しを考えるほど、言葉が出なくなることがあります。
「ありがとうございます」だけでも、返答として成立します。
慣れないうちは、長い説明を足さないほうが落ち着いて話せるでしょう。
もう少し会話を続けたい時は、褒められた内容に関係する小さな話を1つ添えます。
・服を褒められたら「ありがとうございます。この色が好きで選びました」
・話しやすいと言われたら「そう言っていただけて嬉しいです。最初は少し緊張していました」
・仕事への取り組みを褒められたら「ありがとうございます。その仕事は時間をかけたので、嬉しいです」
服の話なら、ブランドや値段を細かく説明せず、好きな色や選んだ理由くらいにとどめます。
ホテルのラウンジで向かい合っているなら、ひと言返したあとに相手へ視線を戻し、口元が緩むままに話せば十分です。
笑顔を大きく作ろうと頑張るより、嬉しかった部分を短く伝えるほうが、自分らしい反応になります。
話しやすさへの言葉なら、緊張していたことを添えると、落ち着いて見えた姿との違いが会話になります。
仕事なら、その時の工夫へ話題を広げられます。
ただし、褒められたことをきっかけに実績紹介を長く続けると、相手が入る余地は減ります。
小さな補足で止めて、相手の反応を待ちましょう。
褒め返しを、その場の宿題にしない
「こちらも何か褒めないと」と焦ることはありませんか。
お礼を言うたびに相手の長所を探し始めると、会話が褒め言葉の交換会になってしまいます。
返す言葉の数をそろえなくても、失礼にはなりません。
プレ交際の昼食で、自分が選んだ店を「落ち着けていいですね」と褒められた場面を考えてみます。
「よかったです。ゆっくり話せるかなと思って選びました」と答え、相手が料理を味わう様子を見てから会話へ戻る。
そこで「そちらも店選びがお上手です」と急いで返す必要はありません。
実際に選んでもらった経験がなければ、言葉だけが浮いてしまいます。
相手の良さに気づいた時は、その出来事に結びつけて伝えます。
「さっき私の話を最後まで聞いてくださって、話しやすかったです」なら、何が嬉しかったのかが明確です。
後日、相手が提案した店へ行った時に感想を伝えても構いません。
褒められた瞬間に、好意の強さを判定する必要もありません。
服への感想は本心でも、そのまま交際希望を意味するとは限らないからです。
嬉しい言葉は嬉しいまま受け取り、今後の気持ちは会話や会う約束も含めて確かめていきます。
嬉しくない言葉には、無理に喜ばない
褒め言葉なら何でも受け入れるべきなのでしょうか。
容姿を繰り返し評価されたり、「その年齢には見えませんね」と言われたりすると、褒められていても落ち着かない人はいます。
その違和感まで打ち消す必要はありません。
たとえば、カフェで仕事の話をしているのに、相手が見た目の話へ何度も戻す。
そんな時は、少し背筋を伸ばして相手へ視線を向け、「見た目の話は少し照れるので、休日の過ごし方も聞いてみたいです」と話題を変えられます。
穏やかな声で伝えることと、嬉しいふりをすることは別です。
もっとはっきり伝えたいなら、「その言い方は少し気になるので、別の話にしたいです」でも構いません。
理由を長く説明して、相手を納得させなければならないわけではありません。
見るのは、希望を伝えたあとの相手の対応です。
「わかりました」と切り替えてくれるなら、話し方の好みを確認できたことになります。
一方、嫌だと伝えた話題を続ける、冗談として片づける、といったことがあれば、気になった言葉と対応を担当カウンセラーへ具体的に共有しましょう。
受け取り方を工夫することと、我慢を続けることは分けて考えられます。
まとめ
お見合いで褒められた時の返し方は、上手な褒め返しを用意するところから始めなくて構いません。
嬉しいと感じたなら、まず「ありがとうございます」。
余裕があれば、好きな色や工夫したことなど、褒められた内容に合うひと言を添えます。
否定が先に出ても、「照れてしまいました」と気持ちを伝え直せます。
社交辞令か本気かをその場で決めず、不快な言葉まで喜ぶ必要もありません。
次のお見合いで服を褒められたら、自分を低く言い直す代わりに、選んだ色の話を少しだけしてみてください。
嬉しかった気持ちを伝える言葉は、短くても会話の続きを作れます。