奨学金返済中の婚活、いつ伝える?
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婚活を始めたいのに、奨学金の返済が残っていることが気になり、一歩目をためらう人がいます。
プロフィールに書くべきか、お見合いで話すべきか、親しくなってからでよいのか。
早すぎれば重く見えそうで、遅すぎれば隠していたと思われそうです。
相手に誠実で、自分も必要以上に小さくならない伝え方は、どこに線を引けばよいのでしょう。
相手が知りたいのは返済の有無だけではない
奨学金返済中と聞いて、相手が気にする点は人によって違います。
借りたこと自体を問題にする人もいるでしょう。
ただ、多くの場合、結婚後の家計へどの程度影響するのか、返済について本人が把握しているのかが分からないために不安が膨らみます。
「奨学金が300万円残っています」という数字だけでは、毎月いくら返しているのか、いつ終わるのか、生活費を圧迫しているのかまでは分かりません。
逆に「たいした額ではありません」とだけ伝えても、相手は判断材料を持てないままです。
奨学金があることと、家計管理に無関心であることは同じではありません。
返済の見通しを説明できれば、少なくとも「何も考えていない人」という誤解は避けやすくなります。
伝える前に整理したい4つのこと
話す時期を決める前に、自分の返済状況を確認しておきましょう。
JASSOの奨学金であれば、スカラネット・パーソナルや返還シミュレーションを使って、返還残額や毎月の返還額、完了時期を確認できます。
整理したいのは次の4点です。
・現在の返還残額
・毎月の返還額
・返還が終わる予定時期
・延滞の有無と、今後の返還見通し
たとえば残額が大きく見えても、毎月の返還が生活を圧迫せず、完了時期も見えているなら、そのまま具体的に伝えられます。
一方、返還が苦しく延滞しそうな状態なら、婚活相手への説明より先に、公式窓口で利用できる制度や手続きを確認する必要があります。
返還状況と一緒に、毎月どのくらい貯蓄できているか、結婚後も今の返還を続けられそうかも考えておくと、話が現実の暮らしにつながります。
繰り上げて急いで完済することだけが正解ではありません。
貯蓄をほとんど残さず返すより、生活の予備費と両立させたい人もいるからです。
ここで立派な返済計画を作る必要はありません。
分からない数字を分からないままにしない。
それだけで、会話の土台はかなり変わります。
奨学金はいつ伝える?
プロフィールや最初のお見合いで、いきなり返還残額まで話す必要はありません。
初対面では、仕事や休日、結婚後に大切にしたい暮らしなど、お互いの人柄と方向性を知る話が中心になります。
そこで家計の詳細だけを切り出すと、相手も受け止める準備ができていないことがあります。
目安にしたいのは、プレ交際で結婚後の住まい、働き方、貯蓄、生活費の分担などが話題になり始めた時期です。
少なくとも真剣交際を決める前には伝え、相手が考えたり質問したりする時間を残します。
ただし、返還額が家賃や転職、出産後の働き方など、近い将来の選択へ大きく影響する場合は少し早めがよいでしょう。
話す時期は「何回目のデートか」だけで決めず、2人が将来のお金を話せる段階に入ったかで見ます。
隠したくなる気持ちは自然です。
それでも、真剣交際の直前に慌てて告げるより、関係が育ち始めた段階で落ち着いて話すほうが、相手にも判断する余地を渡せます。
重くしすぎない伝え方
奨学金の話を「告白」や「謝罪」にすると、自分まで悪いことをしたような気持ちになります。
伝えるのは過去の反省ではなく、現在の家計情報です。
たとえば、次のように話せます。
「結婚後のお金のことも少しずつ話したいと思っています。私は奨学金を毎月1万5000円返していて、あと4年ほどで終わる予定です。今の生活では無理なく返せています」
相手の表情が止まったとしても、すぐに「やっぱり不利ですよね」と結論を代弁しないでください。
初めて聞いた情報を整理しているだけかもしれません。
「気になることがあれば聞いてください」と置き、相手の質問を待ちます。
反対に、相手から「なぜ借りたのですか」と聞かれたら、進学時の事情を短く伝えれば十分です。
家族への不満や過去の苦労まで一度に説明すると、返済状況より感情の重さが前へ出ます。
必要な背景は、関係が深まる中で少しずつ共有できます。
同時に、相手にも借入や家族への仕送り、今後予定している大きな支出があるかもしれません。
奨学金だけを審査してもらう場にせず、2人のお金を少しずつ共有する会話へ変えていきましょう。
返済中であることを伝えた結果、価値観が合わないと分かる場合もあります。
それは自分の欠点が暴かれたのではなく、結婚後の家計を一緒に考えられる相手か確かめられたということです。
まとめ
婚活で奨学金返済中なら、最初に残額、毎月の返還額、完了時期、延滞の有無を確認します。
伝える時期は初対面に固定せず、プレ交際で住まいや働き方など、結婚後の暮らしを話し始めた頃が目安です。
真剣交際を決める前には、相手が考える時間を残して共有しましょう。
奨学金の有無だけで、結婚生活の安心は決まりません。
数字を把握し、無理のない返還見通しを自分の言葉で話せることが、相手に渡せる安心になります。