結婚相談所 結月

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『また会いたい』が生まれる瞬間の、とある「お話」

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結婚相談所 結月「『また会いたい』が生まれる瞬間の、とある「お話」」-1

昨日のデートスポットブログ、たくさんの方にお読みいただいたようで、ありがとうございます!


昨日たまたま日比谷に立ち寄る用事があり、行ってきました、ミッドタウン日比谷!


ここまで来たら……と思い、TOHOシネマのロビーへ。


夕暮れ時のあの空間に集う、名前も知らない人たちが織りなす独特の雰囲気が、本当に好きなんですよね。


ひとりひとりの人間模様が見えてくるというか……。


もしかしたらこの空間は、「映画を見に来た」というシチュエーションの中、誰もが演者としてその場にいるのでは……なんて思ってしまったが最後、私の妄想が大暴走しまして😅。


今日は、そんなロビーから生まれた「短いお話」を書いてみました。


よろしければ、本当にいるかも知れない2人を、そっと覗いてみてください。


〘Magic hour〙


(今、日比谷駅に着きました。向かいますね)


(承知しました。エスカレーターを上がって左側の、発券機のところにいます)


(お待たせしてる!すみません!)


(私が早く着いてしまっただけですよ。危ないので慌てずに)


俺がそうLINEで送ると、すぐに可愛い絵柄の猫が「はい!」と元気よく返事をしているスタンプが返ってきた。


それを確認すると、俺はスマホを黒いズボンの後ろポケットへ入れ、手にしていたチャコールグレーのライトジャケットを、ネイビーのサマーセーターの上に羽織った。


仮交際が決まってから2回目のデートの日は、5月だというのに真夏のような日差しが降り注ぐ日曜日となった。


数日前の天気予報で暑さを察知した俺は、日没近い待ち合わせ時間とはいえ、西日を避けられる駅直結の「ミッドタウン日比谷」で会うことを提案し、彼女も快諾してくれた。


見合いの日を含めると、今日で3回目の待ち合わせ。


俺は未だ緊張してしまうその瞬間に向け、静かに心を落ち着かせる。


……というか、平静を装う。


昇りのエスカレーターに、彼女の姿が見えた。


品の良いピンクとオレンジの花柄ワンピースに、ライトグレーのカーディガン。

手には同系色のストールと黒いバッグを持っている。


俺を見つけると小さく手を振り、一歩フロアへ足を踏み出すと、小走りで駆け寄ってきた。


「ごめんなさい、お待たせしてしまって」


「いいえ、全然。それにまだ待ち合わせ時間になっていません。お互いフライングです」


「18時22分……。本当ですね、8分のフライングでした」


「フフッ、はい。なので、全然、です」


「はい」


にこりと笑った彼女が、ふと視線を窓へ移す。


「なんて素敵な眺めなのかしら!私、日比谷TOHOには初めて来ました」


「そうですか。映画を見るときは、いつもどのあたりに?」


「池袋が多いですね。グランドシネマによく行きます」


「グラシネですか。あの映画館の設備はすごいですよね」


俺はそう言いながら仕草で彼女を誘導し、大きな窓の前へ立つ。


「皇居と日比谷公園ですね。……空がきれい」


「私はここからの眺めがとても好きなので、待ち合わせ場所にさせてもらいました。特にこの時間の空が格別で。映画を見る約束でもないのに、すみません」


「いいえ! 素敵なところをご指定くださってありがとうございます。夕焼け空、見とれてしまいますね。私、空、大好きなんです」


「なら良かった。……そうだ」


「どうかなさいましたか?」


「今から食事に行く店がこのビルの6階でして。……少し早いですが、行ってみませんか?」


「はい!」


彼女が嬉しそうに返事をしてくれたので、俺たちはその場をあとにした。


エレベーターで6階へ上がり、開いたドアの前に広がる、開放的な空間を抜ける。


「店に行く前に、ちょっと外に出てみませんか?」


「外? ですか?」


「はい。屋上庭園があるので」


「え⁉ そうなんですか⁉」


「はい」


俺は彼女の驚いた声に、これから目の前に広がる景色を見たら、一体どんな反応をするんだろうと考えながら、ガラス戸の向こうに広がる世界へ踏み出した。


「……綺麗!」


彼女は思わずそう呟くと、空に導かれるように、庭の端にぐるりと設えてある透明なフェンスの方へ歩いていく。


太陽が西の空に沈み、その残光で染められゆく空は、ついさっき映画館のロビーで見た時よりも、さらに鮮やかなグラデーションへと変わっていく。


俺たちは立ち止まり、その景色をフェンス越しに並んで見つめる。


その時、心地良い風が二人の髪をそっと揺らした。


「昼間は暑くてジャケットはいらなかったかなと思いましたが、着てきて良かった」


「本当に」


彼女はそう言いながら、手にしていたストールを羽織った。


「あ、寒いですか? ……良ければジャケットを……」


「あ、いえ、全然、大丈夫です! 風、心地良いですね。それにしてもこの空の色……本当に美しくて」


「お天気が良くてよかったです。さっきのガラス越しの夕焼け空も良かったですが、直接目にするのは格別ですよね」


「はい。最高です!」


「ハハハ、気に入っていただけたようで良かった」


「……私、今、感動してます。……あ! 見てください!」


その楽しそうな声に、俺は思わず彼女を見つめた。


するとキラキラと揺らめく瞳の中にも、美しい空が広がっていた。その光景をつい見つめていると、ふと彼女と目が合った。


一瞬、不思議そうな顔をした彼女は、ふっと照れたように微笑むと、右手の人差し指を空に向けた。


「……私ではなく、飛行機を……」


そう言われて、俺は慌てて視線を空へ移した。


今、互いの瞳には、マジックアワーの空が映る。


俺はそれがなんだか嬉しくて、彼女に分からないよう、そっと頬を緩ませた。




✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼


初々しい仮交際の二人。これからもずっと幸せでいてねという願いを込めて書きました😊


さて、ここで注目していただきたいのが、二人のコーディネートです。


私が以前ブログに書いた内容そのままのスタイルを取り入れてみました。


男性は「青」のインナー💎。


女性はピンクとオレンジの花柄。そこに葉の緑も入っています🌸🍊🍃!


そして、これも以前ブログに書いた「ストール」。

今の季節、本当に重宝する便利アイテムです。


このお話の彼女さんのように、手に持っているグレーのストール自体が、優しい色合いのコーディネートの一部になっているのもポイント👀!


デートって、服装や気温対策だけではなく、二人で過ごす穏やかな時間に、ちょっとした“特別感”を添えることも醍醐味のひとつなのかなと思います。今回のお話でいうなら、それが「マジックアワーの空」でした。


けれど、難しく考える必要はありません。


男性も女性も目指すところは同じ。


一番大切なのは、「お相手の笑顔」だと、私は思っています。


これからも、お二人の時間の参考になるようなブログを書いていきますので、お読みいただけると嬉しいです!

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