AI恋愛相談だけでは婚活がうまくいかない理由
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「このLINE、どう返したらいい?」
「この文章を送ったら、相手はどう思う?」
「告白するなら、今のタイミングで成功する確率は?」
最近は、こんな恋愛の悩みをAIに相談する人が増えています。
恋愛相談 AI、マッチングアプリのLINE返信 AI、
さらには「この状況なら、どう行動するのが正解?」といった相談まで。
AIはかなり具体的なアドバイスを返してくれます。
もちろん、私はこれを悪いことだとは思っていません。
むしろ、恋愛や婚活においてAIは、とても便利なツールだと思います。
ただ、結婚相談所で婚活をサポートしていると、少し気になることがあります。
『AIのアドバイス通りに行動しているのに、なぜか交際が深まらない。』
そんなケースがあるからです。
今回は、AIを上手に活用しながらも、
最後は「自分の言葉」で相手と向き合うことの大切さについてお話しします。
なぜ若者は友達ではなくAIに恋愛相談するのか?
そもそも、AIに恋愛相談をすること自体は、
今の若者だけの特殊な行動ではないと思っています。
時代によって、「相談する相手」が変わっただけなのではないでしょうか。
昭和の頃なら、恋愛の悩みは親友に相談する。
雑誌の恋愛特集を読んで、「こういう場合はどうすればいいんだろう」と考える。
平成になると、インターネットで恋愛記事を検索したり、
掲示板やSNSに相談を書き込んだりする。
そして令和になり、それがAIに置き換わってきた。
私は、基本的にはこの延長線上にあるのではないかと思っています。
AIなら、時間を気にせず相談できます。
「またその話?」と友人に思われる心配もありません。
自分の弱いところを知られることもない。
しかも、LINEの文章まで具体的に考えてくれます。
これは、やはり便利です。
特に恋愛経験が少ない方にとって、
「誰にも相談できないけれど、ちょっと聞いてみたい」
という時の壁打ち相手として、AIはとても優秀だと思います。
ただし、昔と今には大きな違いがあります
私が気になるのは、
「情報を得ること」と「答えを決めてもらうこと」の違いです。
昭和や平成の恋愛では、友人からアドバイスをもらったり、
雑誌やインターネットで情報を集めたりしても、
最後は自分で考えるしかありませんでした。
「友達はこう言っているけど、私はどうしたいんだろう?」
「ネットにはこう書いてあるけれど、この人の場合はどうだろう?」
そんな風に、自分なりに情報を取捨選択していたはずです。
ところが今は、AIに情報を集めてもらうだけではありません。
「この場合はどうするのが正解?」
「どの言葉なら成功する?」
「成功確率はどのくらい?」
と、考えるところまでAIに任せることができてしまいます。
ここには、便利さと同時に、少し注意が必要だと感じています。
「AIのアドバイス通り」なのに、なぜ恋愛が進まないのか?
恋愛や婚活は「正しい答え」を選べば、必ずうまくいくものではないと感じます。
1.AIの文章は上手でも、「その人らしさ」が消えてしまう
AIに「このLINEへの返信を考えて」と頼めば、感じの良い文章を作ってくれます。
失礼にならない。
重すぎない。
適度に共感する。
相手が返信しやすい。
そんな条件をきちんと満たした、いわば「70点の正解」を作るのは得意です。
でも、恋愛で大切なのは、必ずしも70点の文章ではありません。
「この人だから、この言葉が出てくる」
という部分です。
少し不器用でも、その人らしい言葉。
ちょっと照れながら伝える言葉。
自分の経験から出てくる言葉。
そういうものに、人は「この人のことをもっと知りたい」と感じることがあります。
AIが作った完璧な文章を毎回送っていると、
LINEでは好印象なのに、実際に会ったときに
「あれ?思っていた感じと違う」となってしまうこともあります。
2.「正解」を探しすぎると、自分の気持ちが分からなくなる
もう一つ、私が心配しているのがこちらです。
「この人は自分に合っているのかな?」
「次は何を聞けばいい?」
「ここで手をつなぐべき?」
「告白するなら何回目のデート?」
もちろん、こうした疑問をAIに聞くこと自体は悪くありません。
ただ、婚活で最後に大切なのは、
「私はこの人と一緒にいたいのか?」という、自分自身の気持ちです。
AIが「このタイミングなら告白がおすすめ」と言ったから告白する。
AIが「この文章なら好印象」と言ったから送る。
それを繰り返しているうちに、いつの間にか
「自分は本当はどうしたいのか」が置き去りになってしまうことがあります。
恋愛は、テストではありません。
正解を当てれば合格するものでもないのです。
3.AIには「その場の空気」までは完全には分からない
そして、婚活でとても大切なのが、実際に会ったときの空気感です。
相手の表情。
声のトーン。
少し長くなった沈黙。
笑ったときの反応。
話題によって変わる雰囲気。
そうしたものを感じながら、「今はもう少し聞いてみよう」
「ここは自分の話をしてみよう」と判断する力が必要になります。
これは、LINEの返信文を考えることとは、まったく別の能力です。
だからこそ、AIで恋愛相談をしているのに
実際のデートになるとうまくいかないということも起こります。
婚活で最後に必要なのは「リアルな対人力」
では、AIの恋愛相談には限界があるのでしょうか。
私は、そうは思いません。
むしろ、使い方次第ではAIは婚活の強い味方になると思っています。
例えば、
・ LINEの文章を送る前にチェックしてもらう
・自分の考えを整理する
・相手への伝え方をいくつか考える
・感情的になっているときに、一度冷静になる
・自分では思いつかなかった視点をもらう
こうした使い方は、とても有効です。
AIには「考える材料」をもらう。
でも、最後に決めるのは自分。
そして、実際に相手と向き合うのも自分です。
私は、この使い分けが大切だと考えています。
「AI×自分の素の魅力」で婚活を進める
私がおすすめしたいのは、AIを「恋愛の答えを出してくれる先生」にするのではなく、
「自分の考えを整理するための壁打ち相手」として使うことです。
例えばAIに、
「このLINEの返信を考えて」と頼むだけではなく、
「私は本当はこう感じている。でも、どう伝えればいいか分からない」
と相談してみる。
すると、AIが文章を作ってくれる以上に、自分の気持ちを整理する手助けになります。
そして最後は、その文章をそのままコピーするのではなく、
「自分ならどう言うだろう?」と一度考えてみる。
ここが大切です。
AIを使って「0から1」を作る。
そこから、自分自身の言葉や経験を加えて「1から100」にしていく。
私は、婚活におけるAIとの付き合い方として、このくらいの距離感がちょうどいいと思っています。
婚活では「上手に話す」より「自分の言葉で話す」
私が結婚相談所で男性の会話をサポートするときも、
目指しているのは「会話の正解を暗記してもらうこと」ではありません。
例えば、
「女性にはこう聞いてください」
「この質問にはこう答えてください」
と、すべての場面に正解を用意してしまったら、確かに一時的には話しやすくなるでしょう。
でも、それだけでは相手との距離は縮まりません。
必要なのは、
「自分はどう感じたのか」
「この人に何を聞いてみたいのか」
「自分のことをどう伝えたいのか」
を考えて、それを自分の言葉で伝えることです。
だから私は、婚活で会話が苦手な方に対しても、
単純に「会話のテクニック」を教えるだけでは十分ではないと考えています。
実際に人と話して、失敗して、少し考えて、また話してみる。
その繰り返しの中で、少しずつ「自分の言葉で人と関係を築く力」を身につけていく。
それが、交際から結婚へ進むための力になるからです。
AIに相談しても婚活がうまくいかない方へ
もし今、
「LINEの返信はAIに相談している」
「恋愛記事もたくさん読んでいる」
「婚活の情報もかなり調べている」
それなのに
「なぜか交際が続かない」
「2回目のデートにつながらない」
「自分の何が悪いのか分からない」
という状態なら、もしかすると、足りないのは「情報」ではないかもしれません。
必要なのは、あなた自身の会話やコミュニケーションを、
一度客観的に見てもらうことかもしれません。
当相談所では、婚活の悩みをただ聞くだけではなく、実際の会話の中から、
「どこで会話が止まっているのか」
「なぜ相手との距離が縮まらないのか」
「どこを変えると、もっと自然に話せるのか」を一緒に考えています。
AIにはAIの得意分野があります。
そして、人にしかできないこともあります。
恋愛や婚活で最後に相手の心を動かすのは、完璧な返信文ではありません。
あなた自身が、あなたの言葉で相手と向き合うこと。
私は、そこにこそ「人と人が結ばれる」婚活の本質があると思っています。
AIを上手に味方につけながら、
最後は自分の言葉で、大切な人との関係を築いていきたいですね。
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