お見合いが一問一答になる人へ |会話が続かない本当の理由
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「お見合いでは、いろいろ質問したほうがいいですよね?」
婚活中の方から、こんな相談を受けることがあります。
もちろん、お相手のことを知るために質問するのは大切です。
ただ、質問を一つして、答えてもらったら次の質問へ……
と続けていると、いつの間にか会話が「一問一答」になってしまいます。
「休日は何をされていますか?」
「映画鑑賞です」
「そうなんですね。好きな映画は何ですか?」
「○○です」
「そうなんですね。旅行はしますか?」
こんなふうに続くと、お見合いなのに、
まるで面接のような空気になってしまうこともあります。
お互いに悪気はないのに、「なんだか話しにくかったな」
「あまり会話が弾まなかったな」という印象だけが残ってしまう。
では、どうすれば自然に会話を深掘りできるのでしょうか。
実はこれ、私がアナウンサー時代にしていたインタビューの仕事と少し似ているところがあります。
今回は、アナウンサーとしての経験も交えながら、
「お見合いの一問一答」を抜け出すための考え方をお伝えします。
なぜお見合いが「一問一答の面接」になってしまうのでしょうか?
原因①「質問すること」が目的になっている
お見合いの前に、
-仕事について聞く
-趣味について聞く
-休日の過ごし方を聞く
-家族について聞く
-結婚後の生活について聞く
というように、質問をいくつか準備している方は多いと思います。
これは、とても良いことです。
むしろ、何も準備せずにお見合いへ行くより、
事前にプロフィールを読んで「これを聞いてみたい」と考えておく方が
ずっと会話はしやすくなります。
ただ、「せっかく準備した質問だから、全部聞かなきゃ」
と思ってしまうと、少し問題が出てきます。
相手の答えを十分に受け止める前に、
「では、次の質問……」
となってしまうからです。
そうなると、お相手からすると、
「質問には答えているけれど、会話をしている感じがしない」
という状態になってしまいます。
原因②「事実」を聞いて終わっている
例えば、
「休日は何をされていますか?」
「よくカフェに行きます」
「そうなんですね。どんなカフェが好きですか?」
「落ち着いた雰囲気のお店が好きです」
「そうなんですね。旅行は好きですか?」
この会話、決して間違ってはいません。
でも、せっかく「カフェ」という話題が出てきたのに、
そこで話を広げることなく、別の話題へ移ってしまっています。
ここで少し立ち止まって、
「どうしてカフェが好きなんですか?」
「カフェではどんなふうに過ごすのが好きですか?」
と聞いてみる。
「何をしているか」という事実だけでなく、
「なぜ好きなのか」「どう感じているのか」まで聞いてみると、
その人らしさが少しずつ見えてきます。
「一人で本を読むのが好き」
「友達と話すのが好き」
「おいしいものを食べながらゆっくり過ごすのが好き」
同じ「カフェが好き」でも、理由は人それぞれ。
そこに、その人の価値観や人柄が隠れているのです。
原因③「沈黙が怖くて、話題を変えてしまう」
もう一つ、お見合いでよくあるのが「沈黙への焦り」です。
少し会話が途切れると、
「次は何を聞こう?」
と考えてしまい、急いで別の質問をしてしまう。
でも、会話って、
ずっと新しい話題を投げ続けなくてもいいんですよね。
一つの話題について少しずつ掘り下げていく方が、むしろ自然なこともあります。
そして、その方がお相手の人柄や価値観も見えやすくなります。
お見合いの会話は「インタビュー」と少し似ています
ここで、私自身の経験を少しお話ししたいと思います。
私は以前、アナウンサーとしてインタビューの仕事もしていました。
インタビューというと、「質問をする仕事」というイメージがあるかもしれません。
でも、質問を用意して、それを順番に聞くだけなら、誰にでもできます。
私がインタビューをするときに大切にしていたのは、
①事前に相手の情報をしっかり頭に入れる
②それをもとに、聞きたいことをある程度まとめておく
(場合によっては、想定回答もシミュレーションしておく)
③実際に質問したときの相手の回答や反応を見ながら、その人に合わせて話を広げていく
ということでした。
これを皆さんに当てはめた場合、
特に難しいのは、③でしょう。
同じ質問をしても、返ってくる答えは人によって違います。
こちらがまったく想定していなかった答えが返ってくることもありますし、
なかなか心を開いてくれない方もいます。
そんな時には、
相手が話しやすくなるように自己開示のエピソードを挟んだり、
機転を利かせてワンクッション必要になることもあります。
実は、これがお見合いの会話にも通じるところがあります。
もちろん、お見合いはインタビューではありません。
ただ、「質問をすること」ではなく、
「相手の答えを受け取って、そこから会話を広げることが大切」という点は同じなのです。
そして、ここで一つお伝えしたいことがあります。
①と②については、誰でも準備できます。
相手のプロフィールをしっかり読む。
聞きたいことを整理しておく。
これは、お見合い前にできることです。
難しいのは③。
相手の答えを聞いて、その場でどう返すか。
ここには、どうしても経験や慣れが必要になってきます。
でも、だからといって「自分には無理」と思わなくて大丈夫です。
③が苦手なら、②の段階でできることがあります。
例えば、
質問に対してお相手からどんな答えが返ってくるか、いくつかパターンを想像しておく。
それに対するリアクションや相槌のバリエーションを身に付けておく。
などです。
「休日は何をしていますか?」
と聞いたら、
「友達と出かけます」
「家でゆっくりしています」
「スポーツをしています」
「仕事をしています」
など、いろいろな答えが考えられます。
それぞれの答えが返ってきたら、
「次に何を聞こう?」と2~3パターン考えておく。
リアクションも、「そうですか」だけではなく、
「そうなんですね!!」「え?本当ですか?意外ですー!」など、
様々なバリエーションを用意しておくのです。
これだけでも、実際のお見合いでの戸惑いはかなり減ります。
会話が上手な人は、何も準備していない人ではありません。
しっかり準備をしたうえで、
目の前のお相手に合わせて柔軟に変えられる人なのです。
「質問をたくさんする」より大切なこと
お見合いでは、
「何を聞こう?」
と考えることに一生懸命になりがちです。
でも、本当に大切なのは、質問の数ではありません。
「あなたのことをもっと知りたい」
という気持ちが、会話を通して伝わることです。
お相手が話しているときに、
「それ、楽しそうですね」
「どうして好きになったんですか?」
「それって、どんなところが魅力なんですか?」
と、一つの答えからもう一歩踏み込んでみる。
それだけでも、会話の雰囲気は変わってきます。
次回の後半では、さらに具体的に、
「どうやって一つの話題を深掘りするのか」
「共感や自己開示をどう入れればいいのか」
そして、実際のお見合いを想定した会話例を使いながら、
『一問一答にならない会話の広げ方』をご紹介します。
「お見合いになると、どうしても質問ばかりになってしまう」
という方は、ぜひ後半も読んでみてください。
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