友人の結婚はうれしい。それでも、焦ってしまうあなたへ
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1.「おめでとう」の帰り道に、焦ってしまったら
「結婚することになったんだ」
例えば、久しぶりに会った友人からそう聞いて、「どんな人?」と尋ねたとします。
少し考えてから返ってきたのは、こんな答えでした。
「私がくだらない話をしても、一緒に笑ってくれる人かな」
そう言って笑う顔を見ていると、こちらもうれしくなる。
きっと、その人といるときも、こんなふうに笑っているのだろうなと思う。
それなのに、帰り道では「私は、いつになったら」と考えてしまう。
さっきまで楽しかったはずなのに、急に自分のこれからが気になってくる。
仕事の合間にメッセージを返し、休日には人と会っている。
何もしていないわけではない。
それでも、まだ先の見えない自分と、結婚が決まった友人との間に、急に大きな距離ができたように感じる。
そして、焦っていること以上に、そんな自分に少しがっかりしてしまう。
あんなにうれしそうに話してくれたのに、結局、自分のことを考えている。
「おめでとう」と言った気持ちは、本当だったはずなのに。
でも、友人に幸せになってほしいことと、自分も誰かと暮らしていきたいことは、もともと別の願いなのですよね。
友人の願いが叶ったからといって、自分の願いまで満たされるわけではありません。
焦ってしまったからといって、さっきの「おめでとう」まで疑わなくてよいと思います。
むしろ、大切な友人だからこそ、羨ましいと思った自分が気になるのかもしれません。
知らない誰かの話なら、そこまで複雑な気持ちにはならなかったかもしれない。
仲がよいからこそ、うれしさも、自分との違いも、近くに感じられるのでしょう。
2.「一緒に笑ってくれる人」が、心に残った理由
そんな帰り道に、ふと、友人のあの言葉を思い出したとしたら。
「私がくだらない話をしても、一緒に笑ってくれる人かな」
私は、この「くだらない話」というところが、なんだかいいなと思います。
立派な話でも、気の利いた話でもない。人に話すほどでもないけれど、その人には聞いてほしい。
例えば、買い物に行ったのに、肝心の買いたかったものだけ忘れて帰ってきたこと。
一人なら「ああ、またやってしまった」で終わる話も、誰かに話して「何しに行ったの」と一緒に笑うと、ちょっと違う時間になる。
何かを解決してもらったわけではないのに、話してよかったと思える。自分も、相手のそんな話を聞いていたい。
友人の笑顔から、そんな二人の様子が少し見えたのかもしれません。
そう考えると、羨ましかったのは、「結婚が決まった」ということだけだったのでしょうか。
もちろん、それもあると思います。
先の見通しが立ったことや、一緒に歩んでいく相手がいること自体が、羨ましい。
そこを無理に、きれいな話に置き換える必要はありません。
ただ、それとは別に、「あんなふうに、気を張らずに誰かのことを話せるのがいいな」と感じた部分も、あったかもしれない。
婚活で初めての人に会うときには、相手にどう思われるかが気になります。
失礼がないように、会話が途切れないようにと考えているうちに、自分がどんな時間を過ごしたいのかは、後回しになってしまうこともあります。
だからこそ、友人の何でもない一言が、心に残ったのではないでしょうか。
「自分も、上手に話そうと頑張らなくても、今日あったことを話したくなる相手がほしい」
そこまで言葉になれば、「結婚したい」の中身が、少し見えてきます。
それは、「よく笑う人」という条件を一つ加えることとは、少し違います。
いつも相手に楽しませてもらいたいのでも、自分の話を何でも受け入れてもらいたいのでもない。
何でもない話を持ち寄って、一緒に面白がれる。そんな二人でいたい、という願いです。
そして、そういう関係は、出会った瞬間から完成しているとは限らないのでしょう。
初めは、お互いに気を遣っていたかもしれない。少し自分の話をしてみたら、思いがけず笑ってもらえた。
相手の話を聞くうちに、「この人は、こういうことを面白いと思うんだ」と分かってきた。
友人たちがどうだったかは、この一言だけでは分かりません。
ただ、少しずつ二人にしか分からない話が増えて、今の笑顔につながっていることもあるのだと思います。
そうであれば、次に出会う人と、初めから友人たちと同じように笑えなくても、その一度だけで結論を急がなくてよいのかもしれません。
自分の話を少ししてみたいと思えるか。
相手の話を、もう少し聞いてみたいと思えるか。
そこから育っていく親しさもあるはずです。
3.「早く結婚したい」のほかに、大切にしたいこと
もちろん、こう考えたからといって、先の見えない不安がなくなるわけではありません。
希望する時期もあるでしょうし、仕事やこれからの生活について、考えなければならないこともある。
「いつか出会えるから大丈夫」と言われるだけでは、落ち着かない日もありますよね。
だから、「早く結婚したい」という気持ちは、そのまま持っていてよいと思います。
そのうえで、「どんな関係を築きたいのか」も、置いていかずにいたいのです。
最近、誰かを「いいな」と思った場面があったら、結婚が決まったことのほかに、どんな言葉や表情が心に残ったのか、少し思い返してみてください。
友人と同じ相手や、同じ暮らしを望む必要はありません。
「自分は、あの話のここに惹かれたんだな」と分かれば、それは自分の結婚を考える手がかりになります。
まだうまく説明できなくても、「こういう話を聞いて、いいなと思ったんです」と誰かに話してみるところからで十分です。
話しているうちに、「安心できる人がいい」という言葉だけでは表せなかった、自分なりの願いが見えてくるかもしれません。
また友人に会ったら、あの人の話をもう少し聞いてみたくなる。
羨ましさは残っていても、それだけではなく、「二人は、どんなふうに仲良くなったのだろう」と知りたくなる。
そのとき、自分のことを少し話してみてもよいでしょう。
「私も、そんなふうに一緒に笑える人に会いたいな」
友人に伝えた「おめでとう」と、その言葉は、きっと同じ気持ちの中に置いておけると思います。
4.まだ言葉になっていない気持ちから、お話しください
PATEO to PATECOでは、どんな相手といると自然体でいられるのか、どんな暮らしを大切にしたいのかを、対話を通じて一緒に考えています。
60分無料相談では、今の状況や迷いを伺いながら、望む関係と、これからできる一歩を整理します。ご相談後の入会は任意です。
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